【完結】何でも欲しがる妹?お姉様が飽き性なだけですよね?

水江 蓮

文字の大きさ
62 / 81

62

しおりを挟む
「さて、まずはダリアーナ公爵。其方達は自身の家格を傘に今まで色々な貴族を脅したり金品を奪ってきたようだな。そしてその性格は子供にも遺伝した。ダリアーナ公爵令嬢は何人もの令嬢を痛めつけて傷付けてきた。其方達の領地と爵位両方を今この時を持って剥奪する。家にある金目の物も金品も持ち出しは許さぬ。」


その言葉を聞いたダリアーナ元公爵は怒鳴った。

「そんな根も葉もない噂に惑わされないでください。私は常にこの国の為、国王陛下の為生きてきました・信じてください!」

「そうです!お父様はいつも国の為にお仕事を頑張っておられました!私についても事実無根です!」

ダリアーナ親子が叫ぶも国王陛下は無言で左手を挙げた。
その指示を受け近衛兵が数名の男女を連れてきた。
その顔ぶれをみてダリアーナ親子は顔を青くした。

「ほら?見覚えがある者たちだろう?お前たちが今まで踏みつけてきた者たちだ。確か家格が上の者には絶対服従だったかな?ならば今は彼らの方が家格が上だ。言うことを聞くんだろう?」

国王陛下からそう尋ねられるも、親子は何も答えられなかった。
そんなダリアーナ親子を見て、国王陛下は連れてこられた者達に尋ねることにした。

「さて、こ奴らはもう平民になるのだが、何か言いたいことはあるか?また求めるものがあれば今ここでいうといい。」

その言葉を受けて一人の女性が手を挙げた。
彼女に発言の許可を国王陛下が出すと彼女はどこか少し不安定なカーテシーをし、国王陛下へ証言した。

「この様な粗末なカーテシーをお見せしてしまい申し訳ございません。私は昨年そこにいる元ダリアーナ令嬢に階段から落とされ左足に治らない怪我を負いました。私はまだ外に見えない傷ですが、目立つような場所に傷をつけられた者もいます。そんな私たちはやはり元ダリアーナ令嬢を見ると怖いのです。陛下どうか二度と私たちが何処に行っても彼女に会わないようにしていただけませんか?」

その発言を聞いた女性陣からは軽い悲鳴の様なものが起こった。
男性陣はというと、今まで見てきたダリアーナ元侯爵令嬢の精錬で儚げなイメージが崩れ去り何を信じたらいいのか分からないというような表情をしていた。
そんな何とも言えない空気の中国王陛下は深く頷き、
おる
「分かった。この女は二度と日の目を見せぬようこちらで管理しよう。その上で家族に奪われた物があればこちらへ報告してほしい。必ず全てとは言えないが可能な限り買い取ろう。その金額をこの家族の借金とし彼らに返済してもらう。怪我をしているのに長時間立たせて申しわかなかった。其方の怪我が少しでも良くなることを祈っておる。」

陛下の言葉を聞いた女性は泣きながら礼を言い後ろへと下がった。
まだダリアーナ親子は何か言いたそうにしていたが、何かを口にする前に猿轡をされ兵により牢へと連れていかれた。

その後、不正に王宮に役立たずを雇って富を得ていたナイレス公爵が裁かれ、その頃には貴族の皆の顔色が変わっていた。
まさかここまで調べられているだなんて思っていなかったからだ。
こうして国で大きな影響を与えていた二つの家門がこの国から消え去った。

「次は侯爵家三家門について!」



こうして遂に彼らの出番がやって来たのだった。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

宣伝

その契約結婚お断りします!

という小説を書き始めました。

お時間があれば暇つぶしにでもどうぞm(_ _)m

しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」

イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。 ある日、夢をみた。 この国の未来を。 それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。 彼は言う。 愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?

転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。

桜城恋詠
ファンタジー
 聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。  異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。  彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。  迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。 「絶対、誰にも渡さない」 「君を深く愛している」 「あなたは私の、最愛の娘よ」  公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。  そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?  命乞いをしたって、もう遅い。  あなたたちは絶対に、許さないんだから! ☆ ☆ ☆ ★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。 こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。 ※9/28 誤字修正

留学してたら、愚昧がやらかした件。

庭にハニワ
ファンタジー
バカだアホだ、と思っちゃいたが、本当に愚かしい妹。老害と化した祖父母に甘やかし放題されて、聖女気取りで日々暮らしてるらしい。どうしてくれよう……。 R−15は基本です。

罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です

結城芙由奈@コミカライズ連載中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】 私には婚約中の王子がいた。 ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。 そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。 次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。 目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。 名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。 ※他サイトでも投稿中

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!

秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。 民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。 「おまえたちは許さない」 二度目の人生。 エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。 彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。 1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。 「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」 憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。 二人の偽りの婚約の行く末は……

母を亡くした公爵令嬢は、虐げられないが、今日も願いが叶わない

春風由実
恋愛
「何故お前が生きた?」 それは怪我をして長く眠っていたエルリカが、目覚めた直後に父親である公爵から掛けられた言葉だった。 「お前こそが、女神の元に行くべきだった!」 父親から強い口調で詰られたエルリカ。 普通の令嬢は、ここで泣くか、その後立ち直れなくなるという。 けれどエルリカは違った。 「あなたこそ、何をのうのうと元気にしているのですか?」 そうしてこの日父娘は、それぞれに絶縁を宣言した。 以来、母方の祖父母に引き取られ、侯爵領で過ごしてきたエルリカ。 ところが公爵は、いつまでもエルリカを除籍する手続きを実行しなかった。 おかげで名ばかりの公爵令嬢のまま、エルリカが王都へと戻る日がやって来てしまう──。

龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。 生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。 母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。 そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。 それから〜18年後 約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。 アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。 いざ〜龍国へ出発した。 あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね?? 確か双子だったよね? もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜! 物語に登場する人物達の視点です。

処理中です...