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「さて、カルサイト元侯爵。お主は何の罪で裁かれると思う?」
国王陛下から問われたカルサイト元侯爵はまっすぐ前を見て答えた。
「私があのアンリという出来損ないの親だからでしょうか?」
おいこら!
何が出来損ないだ!
お前の方が出来損ないのポンコツじゃないか!
養子の書類に気付かずに証印を押すようなバカに出来損ないと言われなくないわ!
私は今にも文句を言いたくなったが、必死で自分をとめた。
ほら、だって私淑女だし?
カルサイト元侯爵の発言に対し、国王陛下は深いため息をつかれた。
分かる!
分かりますよ!
話通じないって思いますよね?
だから私は諦めたんだよね…時間の無駄だから。
「馬鹿者!アンリ嬢は素晴らしい令嬢だ!それに今はトパゾライト家の令嬢だ!平民のお前が呼び捨てしていいような人物ではない!」
「しかし陛下!あれは私の娘です!」
「その娘を切り捨てたのはお前だろうたが!アンリ嬢が7歳の時からお前は彼女の衣装を1着も作らず、宝飾類も与えていなかったではないか!!」
その言葉に周りの貴族達がざわめきます。
そうだよね…普通おかしいって思うよね?
私こう見えて頑張ってきたんだもの…。
「そ、そんなはずはありません!アンリのお金もちゃんと出していました!」
「それが本当にアンリ嬢に使われたかの確認はしたか?していないだろう?アンリ嬢の費用も全てそこにいるキャロットが使い込んでいたんだからな!」
この言葉にカルサイト元侯爵は固まった。
しかし直ぐに息を吹き返し国王陛下に食ってかかった。
「そんなはずはありません!アンリはいつもちゃんとしたドレスを着ていました!それにいつもいつもキャロットのドレスや宝飾類を欲しがって…キャロットは何も持っていなかったのですよ!?私は実際にキャロットのクローゼットを確認しました!それが何よりの証拠です!」
そりゃあ元お姉様は私の部屋に飽きたドレスを運んできてましたからね~。
ないでしょうよ…。
私クローゼットにあったんだから…まぁ、その当時の物はもうリサイクルしたか売り払ったかのどちらかなのでもう手元にはありませんけどね?
カルサイト元侯爵の発言に続き元お姉様が追撃を仕掛けます。
やめといた方がいいのにね?
「そうです!そうなんです国王陛下!私は毎日のようにアンリに欲しいと言われて渡していたんです。アンリが欲しがるから…だから私は新しいドレスを作るしかなかったんです!宝飾類もそうです!全てアンリが強欲だったからなのです!婚約者だってアンリが欲しいって言ったから譲ろうとした程です!でも私はそんな強欲なアンリでも唯一の妹として大切にしてきました…。私がお父様に愛されているのが…お母様に大切にされているのが…私が美しいのが悪かったんです!」
おいこら!
勝手に強欲キャラ押し付けんな!
それに元お父様に愛されているとかその辺はどうでもいいけど、何故最後に自分の美を強調した!?
なんだ!?
美人系ではない私に喧嘩売ってんのか!?
確かに元お姉様のような素晴らしい胸はないけどな!!
私が心の中で毒づいていると国王陛下から声を掛けられた。
「アンリ嬢、君は一度でも欲しがったことはあるかい?」
国王陛下はニヤリと笑みを浮かべられました。
これはやっちまいなってことですね!
ならコテンパンにやっちゃいますよ~!!
私は国王陛下に礼をし告げた。
「私は一度もキャロットから欲しがった事などありません。私のこの名において誓います。」
さぁ、元お姉様反撃させてもらいますよ!?
覚悟はできてますよね?
自称美人な元お姉様?
国王陛下から問われたカルサイト元侯爵はまっすぐ前を見て答えた。
「私があのアンリという出来損ないの親だからでしょうか?」
おいこら!
何が出来損ないだ!
お前の方が出来損ないのポンコツじゃないか!
養子の書類に気付かずに証印を押すようなバカに出来損ないと言われなくないわ!
私は今にも文句を言いたくなったが、必死で自分をとめた。
ほら、だって私淑女だし?
カルサイト元侯爵の発言に対し、国王陛下は深いため息をつかれた。
分かる!
分かりますよ!
話通じないって思いますよね?
だから私は諦めたんだよね…時間の無駄だから。
「馬鹿者!アンリ嬢は素晴らしい令嬢だ!それに今はトパゾライト家の令嬢だ!平民のお前が呼び捨てしていいような人物ではない!」
「しかし陛下!あれは私の娘です!」
「その娘を切り捨てたのはお前だろうたが!アンリ嬢が7歳の時からお前は彼女の衣装を1着も作らず、宝飾類も与えていなかったではないか!!」
その言葉に周りの貴族達がざわめきます。
そうだよね…普通おかしいって思うよね?
私こう見えて頑張ってきたんだもの…。
「そ、そんなはずはありません!アンリのお金もちゃんと出していました!」
「それが本当にアンリ嬢に使われたかの確認はしたか?していないだろう?アンリ嬢の費用も全てそこにいるキャロットが使い込んでいたんだからな!」
この言葉にカルサイト元侯爵は固まった。
しかし直ぐに息を吹き返し国王陛下に食ってかかった。
「そんなはずはありません!アンリはいつもちゃんとしたドレスを着ていました!それにいつもいつもキャロットのドレスや宝飾類を欲しがって…キャロットは何も持っていなかったのですよ!?私は実際にキャロットのクローゼットを確認しました!それが何よりの証拠です!」
そりゃあ元お姉様は私の部屋に飽きたドレスを運んできてましたからね~。
ないでしょうよ…。
私クローゼットにあったんだから…まぁ、その当時の物はもうリサイクルしたか売り払ったかのどちらかなのでもう手元にはありませんけどね?
カルサイト元侯爵の発言に続き元お姉様が追撃を仕掛けます。
やめといた方がいいのにね?
「そうです!そうなんです国王陛下!私は毎日のようにアンリに欲しいと言われて渡していたんです。アンリが欲しがるから…だから私は新しいドレスを作るしかなかったんです!宝飾類もそうです!全てアンリが強欲だったからなのです!婚約者だってアンリが欲しいって言ったから譲ろうとした程です!でも私はそんな強欲なアンリでも唯一の妹として大切にしてきました…。私がお父様に愛されているのが…お母様に大切にされているのが…私が美しいのが悪かったんです!」
おいこら!
勝手に強欲キャラ押し付けんな!
それに元お父様に愛されているとかその辺はどうでもいいけど、何故最後に自分の美を強調した!?
なんだ!?
美人系ではない私に喧嘩売ってんのか!?
確かに元お姉様のような素晴らしい胸はないけどな!!
私が心の中で毒づいていると国王陛下から声を掛けられた。
「アンリ嬢、君は一度でも欲しがったことはあるかい?」
国王陛下はニヤリと笑みを浮かべられました。
これはやっちまいなってことですね!
ならコテンパンにやっちゃいますよ~!!
私は国王陛下に礼をし告げた。
「私は一度もキャロットから欲しがった事などありません。私のこの名において誓います。」
さぁ、元お姉様反撃させてもらいますよ!?
覚悟はできてますよね?
自称美人な元お姉様?
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