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「そう。ジークに前世の事を話したのね。」
定期のお茶会の日、私は前世の事、乙女ゲームの内容などをジークに伝えた事を王妃殿下に伝えた。
「王妃殿下がジークに隠しておられたのに、勝手に王妃殿下が前世の記憶がある事まで伝えてしまい申し訳ございません。」
私が謝ると王妃殿下は首を横に振った。
「いいのよ。私も息子にはいつか話そうと思っていたし、ちょうどいいタイミングだったわ。ジャパネ料理を私が作っても不審に思われなくなるだろうし?王妃ってなかなか調理場に入れないのよ~。だから今度新しく自費で私とミュリエルちゃん用の調理場作ろうと思ってね?一緒に和食作りましょう?まぁ、流石に刺身や寿司は出来ないけどね?」
王妃様の言葉に私は笑顔で頷いた。
確かにこの国で魚を生で食べる勇気はない…。
日本って安全だったんだな…。
「あ、そうでした!王妃殿下にお聞きしたいことがあったんです。以前男爵令嬢が王妃になった国があるって話されてましたけど、それってどこの国なんですか?」
私が尋ねると王妃殿下は苦々しい顔をし、「男爵令嬢が王妃になったのは、ワズール王国よ。」と答えてくれた。
ん?
ワズール王国?
それって先日問題起こして強制送還された国じゃないの?
「ワズール王国って先日来られた王女様の母国ですよね?男爵令嬢が王妃になって大丈夫だったんですか?」
「大丈夫なはずがないじゃない!だって後ろ盾ない娘を王妃にした上に、その男爵令嬢が礼儀も何もないんだもの。まぁ、何もできない男爵令嬢を嫁にした国王が一番悪いんだけどね?でもその男爵令嬢との間になかなか子供が出来なくてね…側妃が二人召し上げられたのよ。この側妃二人が今何とかあの国を支えているんだけどね…。男爵令嬢はお飾りの王妃ってことね。それで側妃の方が先に身ごもって、側妃たちの間に二人の王子と二人の王女に恵まれたのよ。これで王位を継ぐ者ができたと安心したのに…その後に王妃が身籠ってあの第三王女が産まれたの。王は第三王女をそれはもう大切に大切に育てて…結果があのできよ…。国交断絶を伝えたでしょ?きっとあの国は今後大変よ?今の国王はもう王位を息子に譲って隠居するしかないわね。唯一の救いは息子たちがしっかりしていることじゃないかしら?その息子たちが国を建て直したらその時はジークと相談して国交を再度結ぶかどうかを考えなおしたらいいわ。まぁ、まだ先の話になるけどね?」
そういうと王妃殿下はゆっくりと紅茶を口にした。
そんな王妃殿下に私は一つの質問をした。
「王妃殿下…今気づいたんですが…今の外務大臣はナサイト公爵じゃなかったですか?」
「そうよ~?自分の妻をボロボロにして捨てた国に優しい対応なんてしないでしょうね?まぁ、因果応報よ!因果応報!仕方がないよね~?」
「ソウデスネ…。」
これはもうどうしようもない。
自ら首を絞めたってことだもんね?
やっぱり乙女ゲームのように結婚したら終わりって話じゃないもんね。
【幸せに暮らしましためでたしめでたし】とはいかないって話だね。
ジークと幸せになりたい…いや、ジークを幸せにしたい!
そしてこの国をいい国にするために陰から支えていく!
この日私は王妃教育に一層気合を入れることを決めたのだった。
定期のお茶会の日、私は前世の事、乙女ゲームの内容などをジークに伝えた事を王妃殿下に伝えた。
「王妃殿下がジークに隠しておられたのに、勝手に王妃殿下が前世の記憶がある事まで伝えてしまい申し訳ございません。」
私が謝ると王妃殿下は首を横に振った。
「いいのよ。私も息子にはいつか話そうと思っていたし、ちょうどいいタイミングだったわ。ジャパネ料理を私が作っても不審に思われなくなるだろうし?王妃ってなかなか調理場に入れないのよ~。だから今度新しく自費で私とミュリエルちゃん用の調理場作ろうと思ってね?一緒に和食作りましょう?まぁ、流石に刺身や寿司は出来ないけどね?」
王妃様の言葉に私は笑顔で頷いた。
確かにこの国で魚を生で食べる勇気はない…。
日本って安全だったんだな…。
「あ、そうでした!王妃殿下にお聞きしたいことがあったんです。以前男爵令嬢が王妃になった国があるって話されてましたけど、それってどこの国なんですか?」
私が尋ねると王妃殿下は苦々しい顔をし、「男爵令嬢が王妃になったのは、ワズール王国よ。」と答えてくれた。
ん?
ワズール王国?
それって先日問題起こして強制送還された国じゃないの?
「ワズール王国って先日来られた王女様の母国ですよね?男爵令嬢が王妃になって大丈夫だったんですか?」
「大丈夫なはずがないじゃない!だって後ろ盾ない娘を王妃にした上に、その男爵令嬢が礼儀も何もないんだもの。まぁ、何もできない男爵令嬢を嫁にした国王が一番悪いんだけどね?でもその男爵令嬢との間になかなか子供が出来なくてね…側妃が二人召し上げられたのよ。この側妃二人が今何とかあの国を支えているんだけどね…。男爵令嬢はお飾りの王妃ってことね。それで側妃の方が先に身ごもって、側妃たちの間に二人の王子と二人の王女に恵まれたのよ。これで王位を継ぐ者ができたと安心したのに…その後に王妃が身籠ってあの第三王女が産まれたの。王は第三王女をそれはもう大切に大切に育てて…結果があのできよ…。国交断絶を伝えたでしょ?きっとあの国は今後大変よ?今の国王はもう王位を息子に譲って隠居するしかないわね。唯一の救いは息子たちがしっかりしていることじゃないかしら?その息子たちが国を建て直したらその時はジークと相談して国交を再度結ぶかどうかを考えなおしたらいいわ。まぁ、まだ先の話になるけどね?」
そういうと王妃殿下はゆっくりと紅茶を口にした。
そんな王妃殿下に私は一つの質問をした。
「王妃殿下…今気づいたんですが…今の外務大臣はナサイト公爵じゃなかったですか?」
「そうよ~?自分の妻をボロボロにして捨てた国に優しい対応なんてしないでしょうね?まぁ、因果応報よ!因果応報!仕方がないよね~?」
「ソウデスネ…。」
これはもうどうしようもない。
自ら首を絞めたってことだもんね?
やっぱり乙女ゲームのように結婚したら終わりって話じゃないもんね。
【幸せに暮らしましためでたしめでたし】とはいかないって話だね。
ジークと幸せになりたい…いや、ジークを幸せにしたい!
そしてこの国をいい国にするために陰から支えていく!
この日私は王妃教育に一層気合を入れることを決めたのだった。
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