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ウィンノルが思わず振り向くと開け放たれたままの扉の向こう側にプリムが立っていた。
「変な人!刺客!不審者!いやー!誰かすぐに来てくださいー!」
「プリム・ミラー……!どうしてここに!」
「いーやー!ご主人様のお部屋に入り込んでる変態がいますー!」
「お前か……!アレンシカをどこに隠した!」
ウィンノルが詰め寄るもプリムは後ずさりながら叫び声を上げ続けている。傍から見れば恐怖で怯えている様子にしか見えないが、近寄ってみれば顔色も表情も平然としていてわざと大声を上げていることは一目瞭然だった。
「ミラー!教えろ!アレンシカをどこにやった!」
「おやめください王子殿下!」
叫び声を聞いたのかバタバタと慌ただしく筆頭執事がやって来る。プリムは執事の後ろに隠れた。
「ディオール、これは一体どういうことだ。」
「どういうことも何も、アレンシカ様のお部屋に勝手に入らないでいただけますか。」
「俺は婚約者だ!それを言うなら勝手にこの家にいるそいつはどうなんだ!」
「プリム様はアレンシカ様の従者となるべく、教育の為に週二回放課後にこちらへ来ることが決められており、学園寮にも子爵家にも正式に届け出ております。非難される云われはございません。」
ウィンノルに詰め寄られても執事として当たり前の平然さで受け答えた。その後ろではわざとらしく泣き真似をしながらウィンノルを見上げるプリムがいる。
「えーん。怖いです、こんな人追い出してください。」
「フィルニース国第二王子でクラスメイトを知らない訳がないだろう!」
「暗くてよく見えないですー!勝手に人のお部屋に入る人なんて知らない人に決まってますー!うわー!」
「いい加減静かにしてくれ!」
誰もいないアレンシカの部屋の前でワアワア騒ぐも泣き真似を続けるプリムに怒るウィンノルに冷静に話が出来る状態ではない。執事がプリムの前に立ち塞がっているがプリムを止めなければ聞けるものも聞けないと手を出して止めようとするがその時。
「何事ですかウィンノル殿下。」
騒ぎを聞きつけて下の階からリリーベル当主とユースが現れた。いかにも目の前にで可笑しな状況が起こっているというのにリリーベル当主はゆっくりとした足取りで余裕そうに歩いている。反面ユースは顔色が悪く青ざめていた。
「言え!リリーベル公爵!アレンシカをどこにやった!」
「穏やかではありませんね。王子たるものそう取り乱してはなりませんよ。」
「これはお前の仕業か!」
「……これは落ち着いて話が聞ける状態ではありませんね。ディオール、プリム、説明を。」
「私が駆けつけた時には泣いているプリム様に対してウィンノル殿下が酷く怒っていた状況でした。」
「お勉強が終わって帰ろうとしてたらアレンシカ様のお部屋に入ってる怖い人を見つけたんですー!怖かったですー!」
「いい加減にしろ!プリム・ミラー!」
「ふむ……ウィンノル殿下がアレンシカの部屋に入っていたということかな。大丈夫だよプリム、この方はこの国の第二王子殿下だ。」
「え?よーく見れば似てるようなー。でも王子様が人のお部屋に勝手に入るなんて変態行為はしないですからー、やっぱり偽物かもー。」
「おや。」
当主に説明をされてもプリムはわざとらしくウィンノルを本物だとは認めない。ユースは青ざめていたがその様子を見て意識を取り戻す。
「不敬な!王子のウィンノルになんてことを……!」
「ユース殿下、落ち着いてください。人の部屋に事情なく勝手に入るなど王族としてあるまじき行動。まさかそんなはずはないと知らない人のふりをしているのですよ。プリムは侍従教育で学んだことを活かし、内々で済ませようとしているのです。」
にこりと笑っていかにも正しくあくまで親切だと懇懇と語るが冷静を欠いていたウィンノルには効かなかった。
「兄上!騙されないでください!アレンシカは部屋にいなかった!隠されたんです!」
「なんだって⁉」
腕を引かれてユースもアレンシカの部屋を見るも、やはりそこにはアレンシカは居らず、いた形跡もない。
「……どういうことだ、リリーベル。アレンシカをどこにやった。」
「……アレンシカは不調だと申したはずです。だから休んでおります。」
「それならここにいるはずだろう!何故アレンシカはここにいない!」
「もちろん、療養しているからですよ。」
「療養なら尚更ここにいるはずだ!」
「きちんと落ち着ける場所にいるのです。でないと療養になりません。」
「ならアレンシカをここに呼び戻せ!」
「無理です。」
「それなら俺達が行って連れ戻すから場所を教えろ。」
「無理です。」
怒り狂ったユースを前にしてもリリーベル当主は声色すら落ち着いて平然としている。王子達の命令を聞こうとはしない。
「なら、ディオール、プリム。お前らも知っていたんだろう。俺達に隠したその罪は重いが今すぐ教えれば罪を問うことはしない。教えなさい。」
「申し訳ありませんが、いち執事である私めがこの邸宅以外で公爵家の方の居場所を知る権利は持っておりませんのでご期待に沿えかねます。」
「何を馬鹿な……お前はここに何年も務めた筆頭執事だろう!」
「私もまだ従者見習いなので知りませんー。そんな大切なことまだ教えてもらえる訳ないですー。」
「お前はアレンシカの友人だろう……!嘘をつくな!」
「えーん本当なのに怒られたー!」
また執事の後ろでビイビイと泣き真似をしながらチラチラとウィンノルとユースを見た。それがどうにもおちょくっているように見えて非常に癪に障ったが何とか堪えて再びリリーベル当主を見た。
「ではやはりお前に聞くしかないリリーベル。王族に虚偽の報告、今度こそ言い逃れは出来ない。」
「何を言っておられる。アレンシカは本当に不調で療養に行っています。場所は……私にも分かりません。」
「何をまた嘘を……!」
「本当です。療養に行ったきり……どこに行ったのか分からなくなってしまったのです。」
「何?!」
「療養に行くと言ってから……しばらくして音信不通になってしまいました。アレンシカは行方知れずなのです。」
悲しそうな表情をしながら語るが、ユースにはそれが嘘だと見抜いた。大事な一人息子がいなくなったにしては落ち着きすぎている。そもそも今初めて知った情報だろうに執事もプリムも戸惑うふりをしながらも非常に落ち着いていた。それが嘘だという何よりの証拠だった。
「罪を重ねるかリリーベル!今話せば温情もあるというものを!」
「本当です。……ユース殿下、ウィンノル殿下。アレンシカはどうしていなくなってしまったのでしょうか。何かつらいことがあったのでしょうか。」
「リリーベル!」
「ユース殿下、私よりアレンシカのことを知っていると先程申しておりましたよね。……教えてくださいユース殿下、この何も知らない父親に。」
「く……。」
「ウィンノル殿下。貴方様は婚約者なんですよね。私は学園でアレンシカがどう過ごしているか知りませんし、……何か嫌なことでもあったのでしょうか、ウィンノル殿下。」
涙を堪え悔しそうにしながら二人を見るが、二人ともどうしていいか分からなかった。分かっているのはアレンシカがいないこと、明らかにどこにいるのか知っているのにわざと知らないふりをしてこちらを責め立てていることだけだ。執事とプリムはどうにかして居場所を吐き出させることも出来ないこともないが、いくらこちらが王族でも相手が公爵では対処は難しく、アレンシカを取り戻す為に行動することも難しい。どちらにせよお得意の言葉を躱す戦略をされてはいくら聞いてもまた話を逸しされるに決まっている。こういう者たちには仕切り直して正式に手続きをとり言い逃れ出来ない方法を取るしかないと踏んだ。
「……一度持ち帰る。いくぞウィンノル。」
「ええ兄上。」
「……だが覚えておけリリーベル。お前達は許されないことをした。追って沙汰は申し渡す。」
「変な人!刺客!不審者!いやー!誰かすぐに来てくださいー!」
「プリム・ミラー……!どうしてここに!」
「いーやー!ご主人様のお部屋に入り込んでる変態がいますー!」
「お前か……!アレンシカをどこに隠した!」
ウィンノルが詰め寄るもプリムは後ずさりながら叫び声を上げ続けている。傍から見れば恐怖で怯えている様子にしか見えないが、近寄ってみれば顔色も表情も平然としていてわざと大声を上げていることは一目瞭然だった。
「ミラー!教えろ!アレンシカをどこにやった!」
「おやめください王子殿下!」
叫び声を聞いたのかバタバタと慌ただしく筆頭執事がやって来る。プリムは執事の後ろに隠れた。
「ディオール、これは一体どういうことだ。」
「どういうことも何も、アレンシカ様のお部屋に勝手に入らないでいただけますか。」
「俺は婚約者だ!それを言うなら勝手にこの家にいるそいつはどうなんだ!」
「プリム様はアレンシカ様の従者となるべく、教育の為に週二回放課後にこちらへ来ることが決められており、学園寮にも子爵家にも正式に届け出ております。非難される云われはございません。」
ウィンノルに詰め寄られても執事として当たり前の平然さで受け答えた。その後ろではわざとらしく泣き真似をしながらウィンノルを見上げるプリムがいる。
「えーん。怖いです、こんな人追い出してください。」
「フィルニース国第二王子でクラスメイトを知らない訳がないだろう!」
「暗くてよく見えないですー!勝手に人のお部屋に入る人なんて知らない人に決まってますー!うわー!」
「いい加減静かにしてくれ!」
誰もいないアレンシカの部屋の前でワアワア騒ぐも泣き真似を続けるプリムに怒るウィンノルに冷静に話が出来る状態ではない。執事がプリムの前に立ち塞がっているがプリムを止めなければ聞けるものも聞けないと手を出して止めようとするがその時。
「何事ですかウィンノル殿下。」
騒ぎを聞きつけて下の階からリリーベル当主とユースが現れた。いかにも目の前にで可笑しな状況が起こっているというのにリリーベル当主はゆっくりとした足取りで余裕そうに歩いている。反面ユースは顔色が悪く青ざめていた。
「言え!リリーベル公爵!アレンシカをどこにやった!」
「穏やかではありませんね。王子たるものそう取り乱してはなりませんよ。」
「これはお前の仕業か!」
「……これは落ち着いて話が聞ける状態ではありませんね。ディオール、プリム、説明を。」
「私が駆けつけた時には泣いているプリム様に対してウィンノル殿下が酷く怒っていた状況でした。」
「お勉強が終わって帰ろうとしてたらアレンシカ様のお部屋に入ってる怖い人を見つけたんですー!怖かったですー!」
「いい加減にしろ!プリム・ミラー!」
「ふむ……ウィンノル殿下がアレンシカの部屋に入っていたということかな。大丈夫だよプリム、この方はこの国の第二王子殿下だ。」
「え?よーく見れば似てるようなー。でも王子様が人のお部屋に勝手に入るなんて変態行為はしないですからー、やっぱり偽物かもー。」
「おや。」
当主に説明をされてもプリムはわざとらしくウィンノルを本物だとは認めない。ユースは青ざめていたがその様子を見て意識を取り戻す。
「不敬な!王子のウィンノルになんてことを……!」
「ユース殿下、落ち着いてください。人の部屋に事情なく勝手に入るなど王族としてあるまじき行動。まさかそんなはずはないと知らない人のふりをしているのですよ。プリムは侍従教育で学んだことを活かし、内々で済ませようとしているのです。」
にこりと笑っていかにも正しくあくまで親切だと懇懇と語るが冷静を欠いていたウィンノルには効かなかった。
「兄上!騙されないでください!アレンシカは部屋にいなかった!隠されたんです!」
「なんだって⁉」
腕を引かれてユースもアレンシカの部屋を見るも、やはりそこにはアレンシカは居らず、いた形跡もない。
「……どういうことだ、リリーベル。アレンシカをどこにやった。」
「……アレンシカは不調だと申したはずです。だから休んでおります。」
「それならここにいるはずだろう!何故アレンシカはここにいない!」
「もちろん、療養しているからですよ。」
「療養なら尚更ここにいるはずだ!」
「きちんと落ち着ける場所にいるのです。でないと療養になりません。」
「ならアレンシカをここに呼び戻せ!」
「無理です。」
「それなら俺達が行って連れ戻すから場所を教えろ。」
「無理です。」
怒り狂ったユースを前にしてもリリーベル当主は声色すら落ち着いて平然としている。王子達の命令を聞こうとはしない。
「なら、ディオール、プリム。お前らも知っていたんだろう。俺達に隠したその罪は重いが今すぐ教えれば罪を問うことはしない。教えなさい。」
「申し訳ありませんが、いち執事である私めがこの邸宅以外で公爵家の方の居場所を知る権利は持っておりませんのでご期待に沿えかねます。」
「何を馬鹿な……お前はここに何年も務めた筆頭執事だろう!」
「私もまだ従者見習いなので知りませんー。そんな大切なことまだ教えてもらえる訳ないですー。」
「お前はアレンシカの友人だろう……!嘘をつくな!」
「えーん本当なのに怒られたー!」
また執事の後ろでビイビイと泣き真似をしながらチラチラとウィンノルとユースを見た。それがどうにもおちょくっているように見えて非常に癪に障ったが何とか堪えて再びリリーベル当主を見た。
「ではやはりお前に聞くしかないリリーベル。王族に虚偽の報告、今度こそ言い逃れは出来ない。」
「何を言っておられる。アレンシカは本当に不調で療養に行っています。場所は……私にも分かりません。」
「何をまた嘘を……!」
「本当です。療養に行ったきり……どこに行ったのか分からなくなってしまったのです。」
「何?!」
「療養に行くと言ってから……しばらくして音信不通になってしまいました。アレンシカは行方知れずなのです。」
悲しそうな表情をしながら語るが、ユースにはそれが嘘だと見抜いた。大事な一人息子がいなくなったにしては落ち着きすぎている。そもそも今初めて知った情報だろうに執事もプリムも戸惑うふりをしながらも非常に落ち着いていた。それが嘘だという何よりの証拠だった。
「罪を重ねるかリリーベル!今話せば温情もあるというものを!」
「本当です。……ユース殿下、ウィンノル殿下。アレンシカはどうしていなくなってしまったのでしょうか。何かつらいことがあったのでしょうか。」
「リリーベル!」
「ユース殿下、私よりアレンシカのことを知っていると先程申しておりましたよね。……教えてくださいユース殿下、この何も知らない父親に。」
「く……。」
「ウィンノル殿下。貴方様は婚約者なんですよね。私は学園でアレンシカがどう過ごしているか知りませんし、……何か嫌なことでもあったのでしょうか、ウィンノル殿下。」
涙を堪え悔しそうにしながら二人を見るが、二人ともどうしていいか分からなかった。分かっているのはアレンシカがいないこと、明らかにどこにいるのか知っているのにわざと知らないふりをしてこちらを責め立てていることだけだ。執事とプリムはどうにかして居場所を吐き出させることも出来ないこともないが、いくらこちらが王族でも相手が公爵では対処は難しく、アレンシカを取り戻す為に行動することも難しい。どちらにせよお得意の言葉を躱す戦略をされてはいくら聞いてもまた話を逸しされるに決まっている。こういう者たちには仕切り直して正式に手続きをとり言い逃れ出来ない方法を取るしかないと踏んだ。
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