普通にやってたらイベントNPCに勘違いされてるんだけど

Alice(旧名 蒼韻)

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プロローグ

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作者は アリス 有栖 Alice という名前が大好きである だから必然的に主人公の名前が被ったりするのは許してくれ(何様)

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私の名は 紫紅(しぐれ) 有栖(アリス)

現在 とあるソフトが入った箱を持って家に帰っている

その名も YUggdracil online 世の中に沢山のVRMMOが出回ってる中で新しく出たVRMMOだ このゲーム 他のVRMMOとは違い テストプレイヤー達によると ほぼ現実と変わらないだとか それで他のVRMMOより色々クオリティが高いことで一時期話題になった

まず五感が現実と同じレベルでリアル

そして200をも超える種族の数

レベル ステータスとMMOにお馴染みのものや

RPも自由にやれる 普通の町人や 兵士や騎士 上手く行けば国を建てることも可能らしい だいぶ先だが

勿論 悪役も出来る 魔物等の種族を選んだりしてね 勿論人間とかでも出来る

だが今作において PKはやった側が殺されたらペナルティ(2日間牢獄など)があるが NPCK 元からその世界に住んでいる人間種族等を殺したらとんでもないペナルティを受けるらしい 中には指名手配されテストプレイ中ずっと牢獄にいた者もいるとか だがこれは軽い方らしい

「ふぅ..とりあえず家に着いたね 彼奴らも大丈夫かな?」

私の他に 旧友3名もこれを買っている 全員この後の人生自由に遊んで暮らせる程金を手に入れているので廃人し放題だ

そしてこのVRMMO 数少ないとあるシステムがある それは現実とゲーム内の時間をずらす  つまり現実での一日がゲーム内だと 2日や4日 凄いものでは1週間もあるそうだ

尚 1ヶ月のものも過去にあったが対象への負担があまりにも大きすぎた為 1週間以上のやつは法律で禁止されたらしい


家の2階に行き VRMMO系統専用の機器にセットする

ベッド型で身体に負担を掛けにくい  他にもヘッドギア単体やカプセル型もあるらしいが一番はこれだ

「それじゃあサービス開始まで残り1時間だしキャラメイクを済ましちゃお」

このゲームはキャラメイクの自由度の高さでも有名だ とても楽しみだ


「YUggdracilにようこそ! まずは貴方の名前を教えてください」

機械音声が聞こえる

「Aliceさ」

どのゲームでもAlice という名前を使っていた 

「Alice様ですね...名前の被りはありません この名前でよろしいですか?」

「大丈夫だよ」

「分かりました 次に種族についての説明です。種族は主に人類と魔物に別れており人類側はお馴染みの人間 エルフ ドワーフ等 魔物側は スライムやゴーレム スケルトン等に なれます。またここで選べる種族以外になりたい方は種族ガチャという選択肢もあります」

「ふーん 種族ガチャをした後に納得いかなかったら選べる方から選べるの?」

「はい、また種族ガチャは4つの選択肢が出ます それらに納得いかなければ基本種族を選ぶ事が可能です またレア種族等の出る確率はかなり低めに設定されていますので あまり期待はしない事をオススメします」

「了解 それじゃあ引いちゃうね」

「それじゃあこちらを」

現実世界でいうガチャポンが目の前に出てきたので回す 合計4回まで回せるので回すと

「 エルフ 鬼人 オーク 堕天使 が出ました 」

「解説お願い」

「エルフとオークは選べる種族で エルフは魔法関連のステータスやスキルが上がりやすく オークは物理系統のステータスやスキルが上がりやすく 尚且つ進化 というシステムがあります 鬼人はガチャ限定で 刀の扱いが上手くなり 物理系統のステータスやスキルが上がる他に 特別なスキルを所持してます」

「へー それじゃあ堕天使は?」

「堕天使は 物理 魔法系統のステータスやスキル全てが上がりやすくなりますが 代わりにNPCからの好感度がかなり低くなります また初期リスポーン地点が通常とは別の場所になり 所謂 ハードモードとなっております」

「面白そうだね 堕天使で行くよ」

「了解致しました また堕天使になった際 黒い片翼が生えますがよろしいですか?」

「問題無いよ 天使の輪っかとかって生えるの?」

「種族 天使 なら生えますが堕天使では生えません」

「おっけー」

「次にキャラメイクです キャラメイクについての説明入りますか?」

「んー要らないかな 」

「分かりました」

「それじゃあやっちゃうね」

目はオッドアイにする 少し憧れていたから 金と銀のオッドアイだ 髪色は白銀 髪型はショートウルフと言われるものだ 身体の大きさも調整出来るそうだがそのまま 性別は当たり前だが変更不可..と思いきや まさかの変更可能だった だが契約書とか色々必要らしい そして片翼が生えた姿を見ると

「んー..若干厨二病感があるね」

「これでよろしいですか?」

「面白そうだし良いよ」

「それじゃあ次にステータスとスキルについてです 」

「おー」

「ステータスは STR VIT INT AGI MND DEXに別れており STRが物理攻撃力 VITが防御力 INTが魔法攻撃力 MNDが魔法防御力 AGIが素早さ DEXが器用さを表しています」

「器用さ って具体的には?」

「生産での高品質な物を作れる確率 またクリティカルの確率ですね」

「おー ありがと」

「次にスキルについてです Alice様は種族スキルとして 飛行 光魔法 闇魔法があります そちらを試してみましょう」

「おっけー 」

「それじゃあまずは飛行です 」

「飛べるんだね?」

「はい ですが飛ぶ為の行動に慣れるのに少し時間が「おー本当に飛べたー」 ...」

空を飛ぶのはこんなにも楽しいものなのか 初めて知った 鳥達は常にこんなことを体験してるなんてずるいなぁ

「とりあえず飛行を満足するまで続けてください」

「やったー!」





「あれ?さっきより上手く飛行が進む?」

「この世界ではスキルには明確なレベルが表示されておりません なので上達していくのは感覚でしか分かりません 隠しメーターの熟練度 というものが貯まっていけばスキルの進化が可能です」

「おー ってことはその熟練度は強い敵や同格の敵と戦うと貯まりやすい感じ?」

「ご明察 その通りです 自分より弱い敵と戦うと熟練度はほぼ入りません ですが同格や格上と戦うと熟練度はとても入りやすくなります」

「おー 良いね」

「それじゃあ次に飛行をやめて 魔法をやってみましょう」

「来たー!」

やっぱりファンタジー系 RPG系 MMO系の醍醐味は魔法だと思う 特にほぼリアルで体験出来るから尚更だ

「まずは魔法に使う魔力についての御説明を」

「うん」

「まず魔力は普通のRPGやMMOではMPと表されますが この世界ではスキル同様明確に表記はされません HPも同様です」

「おーこれも感覚?」

「そうです また魔力は本人のイメージ力と制御能力が無いと扱えません」

「定番だねー」

「それじゃあまずは魔力のイメージをしてみましょう」

やっぱり魔力と言ったら血管のように身体を駆け巡ってそうだなぁ..イメージしてみよ


『魔力感知を習得しました』


「お、出来た」

「流石です そしたら次に体内の魔力の移動をしてみましょう」


体内の魔力 を先程同様イメージし それを右腕に集中させるイメージをする

すると心做しか右腕が暖かくなった気がする

『魔力制御 身体強化 を習得しました』

「おー 2つ習得出来たー」

「お見事です 本来なら身体強化はこの後教えるはずでしたが  そしたら次は本命の魔法です」

「いぇーい!」

「光魔法 と闇魔法 両方使いましょうか」

「おー どんな感じにやるの?」

「その前に焦らすようで悪いですが魔法の用途の説明です これを理解出来なければ先程話したような事が出来ても魔法は発動出来ません」

「おっけー お願い」

「まず魔法は基本は 火 水 風 土 光 闇があり 特殊として 無と雷 更に基本からは派生があります 火は攻撃 水は回復 風は発動の速さ 土は防御 光は支援と回復と防御 闇は攻撃と弱体化 無は身体強化 雷は風より速い 速さと攻撃 という用途で使われています また 光 闇 雷は総じて難易度がかなり高めの魔法となっております」

まぁ他の魔法の上位互換だしね 特に光魔法なんか 火 水 土と三属性の上位互換だし

「それじゃあ まず魔法を..と行きたいとこですが 難易度が高いので何か別の魔法を習得しましょう 今回は無料で習得が出来るので何か魔法を選んでください」

ん?好きなってことは雷選んでも良いよね?

『雷魔法を習得しました』


「...本当に良いんですね?」

「うん、面白そうだし」

「...分かりました それじゃあまず光魔法から  光の球もしくは光の矢をイメージしてみましょう」

言われた通りイメージをする

「それじゃあ先程の要領で魔力を身体の何処からでも良いので放出しましょう そしてイメージ通り形作るのです」

魔力を放出 そのまま纏めて 矢の形にする

「成功です!まさか初回で成功させるとは 見事です この要領で他の魔法もやっちゃいましょう」

なんか機械音声が心做しか乗り気になってる気がする これ上手くやれば他の魔法も習得できるんじゃ..?

「あ、これ以上他の魔法は習得させませんからね?」

「ですよねー」

ダメだった

この後 闇魔法と雷魔法もやったが問題無し 

その後 自分に回復と支援バフをしてみたり

機械音声が用意した敵(スライム)に弱体化デバフを掛けたりした

「魔法の扱いはこれで良いですね 次にこれ以外のスキルを習得しましょう」

「おー」

「スキルはレベル10上がる事に1つ習得出来ます」

「それじゃあ今習得出来るのは?」

「初回なので5つ 習得出来るようにしました」

「やったー!」

「それじゃあこちらのスキル欄からお選びください」

大量にあるスキルから無難な物を選んだ

剣術 見切り 鑑定 看破 水魔法

剣術は近接 見切りは近接戦闘時の読み合いを有利にする為 鑑定は単純に入手したものを調べる為 看破は罠や偽装を突破する為 水魔法は単純に派生が目的だ

「水魔法の派生は氷魔法です こちらはどの魔法の中でも一番の拘束力があります  また稀に氷系統の状態異常を与える事もあります」

との事なので取得 他の派生は 火なら攻撃の強化と炎系の状態異常  風は発動速度の強化と出血という状態異常 土は防御力の強化と骨折という状態異常 らしい 雷と無には派生が無く 光と闇はどちらも目に関する状態異常と強化らしい

「それじゃあスキルも習得出来ましたし 今度は魔法でなく剣を使ってみましょう」

と言われる目の前に鉄で出来た剣が現れる

それを手に持つと草原に転移されられ 現れたのはスライム

「それじゃあまずは剣を振ってそのスライムを切りつけ倒しましょう」

スライムに剣を振り切りつける 切り返しでもう一撃 そしてポリゴン化

その後 後ろから何か来る予感が来たのですぐ後ろに向く 案の定スライムが来ていた しかも体当たりしてきたので避ける のでは無く弾く

カキン!

とまるで野球の時にバットで打ったような良い音がしてスライムは飛ばされ少し硬直する

「...お見事です 今のはパリィ というシステムです。敵の攻撃に合わせて上手く自分の攻撃を合わせる事で相手を大きく弾き少し硬直させる事が可能です 」

「おー 良いね 」

「これ かなり高難易度技なんですよね」

「おー でも人によっては感覚でやれちゃうでしょ? 現に私も感覚でやれたし」

「...まぁそういう人もいますか」

いや納得したらダメでしょ

「とりあえずチュートリアルは終わりです あ、忘れてましたが この世界ではレベルも明確に表記はされません また筋トレや 魔法を使いまくることでステータスが上がったりします スキルはレベル10ずつに習得出来ると言いましたが その時はアナウンスが鳴りますのでそれで自分がどの位置にいるか把握出来るかと」

いや忘れちゃダメでしょ

「ふーん それじゃあ剣を振ったりして筋トレや魔力を消費したらSTRとかINTが上がるってこと?」

「はい 筋トレなど身体を動かす事でSTR VIT AGIが 魔力関連でINT MNDが 生産でDEXが上がります」

「へー それじゃあこまめにやらないとね」

「はい その通りです チュートリアルは終わりです 最後に少しアドバイスをしておくと 戦う前に筋トレや魔力消費等をしておくと後に良いことがありますよ」

「ありがとね それじゃあ行ってくる~!」

「行ってらっしゃいませ それじゃあ楽しんでください」


そして私は光に包まれる


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