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{ 騎士編 }
43. ただひとりの騎士として…… ※
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揺蕩った暗い意識の中で……徐々に小さな光りを感じたが……まだ目は開けない。
いつものように、瞼を固く閉じて、目覚めを拒否する……。それは毎朝の習慣だった。
自分にとって、眠りは逃避であり、目覚めて目を開ける事は、苦痛に満ちた1日の開始の合図だったから。
この無力な身体で生きるには、この世界は余りに過酷だ。
だがこの日は、その名が頭に浮かんだ瞬間、その日常に逆らうように、瞼を開いた……。
(カイラス様……)
そこは……小さな部屋だった。
明るい陽射しに包まれた空間で……身体は怠く、頭は霧がかかったように不明瞭だ……。
ここは、まだ夢の中?
寝台で眠っていたはずなのに……
この振動は……馬車だ、馬車の中だ。
それよりも、なぜ……なぜ、この人がここにいるのか……。
落ち着き払った様子で、座面に腰掛け……頬杖をつき、こちらを見つめる。
端正な顔立ちに、人懐っこい笑みを浮かべた……皇国の教師。
私の事を蔑む人しかいなかった、皇国で、ただ一人、私に丁寧に接して下さった人だ。
でも……懐かしさより、理解の出来ない現状に戸惑う。
考えようとするも、気持ちの悪い目眩に襲われ、また座面に倒れ込みそうになったが……その人の手に支えられ、必死に身体を起こした。
「先生……?」
ただ黙って、私を見つめるだけの彼に、焦りだけが募る。
「安心してください……。助けに来ました。もう心配入りません……」
場違いに感じる、その微笑み……。
まるで、こちらを思いやるような優しい眼差し……。
全てに、得体の知れない違和感を感じる。
「……どういうことですか?」
「驚きましたよね……。
でもこれからはもう辛いことは起こりません。
僕が貴方様のことをお守りします。
どうか、ご安心ください」
恐ろしい予感が浮かぶ。
「……今、皇国に向かっているのですか!??」
どうして? なぜ? カイラス様は側に置いてくれると約束してくれたのに!
……やはり嫌になって?
……寝ている間に送り返されたの?
不安と恐怖に襲われ、両手を強く握りしめた……。
だが、目の前の男は、混乱する私とは正反対に、落ち着き、この現状を楽しむように笑っている……。
「いいえ。もう大丈夫です。
これからは何も悪い事は起きません」
そう言い、また明るく笑んだ。
その態度に、困惑する。
私を見つめる、深い紺碧の瞳は……どこまでも澄みきっていた。
この人は、初めて会った時からずっと、変わらぬ笑顔を向けてくる。
波打つ金色の髪は、柔らかな輝きを放ち、まるで夜空に輝く星のようだ。
いつも、その髪を、触って撫でてみたいと思っていた……。
教師陣の中で、侮るでも、不遜な態度をとるでもなく、ただ親切に接してくれた唯一の人。
彼の授業の間だけは、穏やかな時間を過ごすことが出来た。
だが、今は、なぜかその笑顔に、言い知れない恐怖を感じる。
何かが違う……。
「では……どこに向かっているのですか?」
「詳しくはお話できませんが、安全地帯です。僕たちがこれから住む屋敷もありますよ。
小さいですが、僕と姫様、そして子供達数人くらいなら、余裕で暮らせます」
「??」
「姫様……救出が遅くなり、申し訳ありませんでした。
あぁ、ようやく救い出しました……。
お辛かったでしょう……。
でももう大丈夫です。
何も心配入りません。
これからは、僕が姫様をお守りいたします。
姫様のことを誰よりも一番に理解しております。
いつも、いつも、姫様の幸せだけを考えています。
心から、貴方様の事を大切に思っています。
ですから、これから先ずっと……僕と共に生きて行きましょう……」
「??」
「ああ! 本当に! 救い出せて良かった!
本当に、本当に、良かった!
死ぬまで姫様を愛し幸せにいたします。
姫様、僕の女神様。
これから力を尽くして、貴方様の幸せの為に生きます。
貴方様と……夫婦となり、貴方様を心から慈しみ、大切にし、共に生きていくと誓います」
正気じゃ無い……。
息着く暇もなく、捲し立てられた内容の、半分も頭に入らなかった。
教師らしい落ち着きと、知的な雰囲気を纏いながらも……偉ぶることなく、いつも無邪気に微笑みかけてくれたその人は……
紺色のローブの教師服ではなく……今は、皇国の白い騎士服に身を包み、灰色のクロークを身に纏う。
騎士の称号を持つとは聞いていたけれど……。
その身体に沿った、騎士服姿からは、鍛え上げられた体躯が見てとれる。
眼鏡を外し、前髪を後ろに流した今は……額が露わとなり、意志の強そうな濃紺の眼が、正面から自分を見据えていた。
閉じられた、2人きりの空間に……恐怖を感じる。
「お、王国に……城に帰してください」
「ああ、哀れな姫様。竜の国で脅されて、よほど怖い思いをされたんですね。
でもここまでは誰も追ってこれません。
誰も貴方様に危害を加えたり、脅したりすることは出来ません。
もう姫様は自由の身です!
だからご安心ください。ご自身のお気持ちに正直になってください」
言葉が通じない……。
何を言っても、まるで伝わらない。
「わ、私はもう皇国の『姫様』ではありません……。
彼が……カイラス様がつけてくれた名前があります。ルミリーナです。
私はカイラス様の妻になります。だから、王国に戻して下さい」
「あぁ……産まれてすぐに、名前さえ奪われた不憫な姫様……。
貴方様が、その名をお気に召されたなら、僕は構いません。
美しい響きですね……ルミリーナ様」
まるで、確認するようにその名を口にし頷くと、また嬉しそうに目尻を下げて、こちらを見た。
皇国にいた頃と、全く同じ笑顔と声だが、今は……その時とはまるで別人だ。
その目を真っ直ぐに見返した。
「もう一度言います……。
私はあなたと共にいる事は出来ません。
夫婦になんてなりません!
早く、引き返して下さい!」
「分かりました。夫婦となる必要などありません。
ただ、ルミリーナ様のことは僕が幸せにいたします。
ルミリーナ様一人に仕える騎士として……ただ貴方様、ひとりの為だけに生きて行きます」
その狂気じみた瞳が……怖くて怖くて、たまらない。
突然、その男の手が伸びてきた。
「やめてっ!!」
身をかわしその手を避けると、窓の景色に目をやった。
考えるより早く身体が動き、勢いに身を任せ、扉に体当たりする。
大きな音と共に空中に投げ出され、激しい衝撃が身を貫く。
地面に打ち付けられ、転がり、体が切り裂かれるような痛みに襲われた。
必死に顔を持ち上げあたりを見回すと、そこは、はるか先まで延々と続く荒地だった。
無我夢中で身体をおこし、駆け出した。
だが、数秒も立たないうちに、強く髪を引かれ、後ろに引き倒された。
地面に身体を打つ衝撃に身構えたが……何かにもたれ掛かる。
恐る恐る後ろを見上げると……そこには予想した通りの顔があった。
「はなしてっ!!」
貼り付けたような笑顔に手を伸ばし、引っ掻き抵抗するがびくともしない。
「うっ、くぅ」
力の限り、暴れる。
「僕も手荒なことはしたく無いのです。
どうか分かってください」
その言葉と共に、両手首を掴まれ、地面にうつ伏せに押し倒された。
「逃げないで。落ち着いてください。助けるためなんです」
吐息が耳元にかかる。
「おかわいそうに。洗脳されているんですね。
安心してください。全て時間が解決するでしょう……」
その言葉を最後に、首に衝撃を受け、視界が暗く沈んでいった……。
いつものように、瞼を固く閉じて、目覚めを拒否する……。それは毎朝の習慣だった。
自分にとって、眠りは逃避であり、目覚めて目を開ける事は、苦痛に満ちた1日の開始の合図だったから。
この無力な身体で生きるには、この世界は余りに過酷だ。
だがこの日は、その名が頭に浮かんだ瞬間、その日常に逆らうように、瞼を開いた……。
(カイラス様……)
そこは……小さな部屋だった。
明るい陽射しに包まれた空間で……身体は怠く、頭は霧がかかったように不明瞭だ……。
ここは、まだ夢の中?
寝台で眠っていたはずなのに……
この振動は……馬車だ、馬車の中だ。
それよりも、なぜ……なぜ、この人がここにいるのか……。
落ち着き払った様子で、座面に腰掛け……頬杖をつき、こちらを見つめる。
端正な顔立ちに、人懐っこい笑みを浮かべた……皇国の教師。
私の事を蔑む人しかいなかった、皇国で、ただ一人、私に丁寧に接して下さった人だ。
でも……懐かしさより、理解の出来ない現状に戸惑う。
考えようとするも、気持ちの悪い目眩に襲われ、また座面に倒れ込みそうになったが……その人の手に支えられ、必死に身体を起こした。
「先生……?」
ただ黙って、私を見つめるだけの彼に、焦りだけが募る。
「安心してください……。助けに来ました。もう心配入りません……」
場違いに感じる、その微笑み……。
まるで、こちらを思いやるような優しい眼差し……。
全てに、得体の知れない違和感を感じる。
「……どういうことですか?」
「驚きましたよね……。
でもこれからはもう辛いことは起こりません。
僕が貴方様のことをお守りします。
どうか、ご安心ください」
恐ろしい予感が浮かぶ。
「……今、皇国に向かっているのですか!??」
どうして? なぜ? カイラス様は側に置いてくれると約束してくれたのに!
……やはり嫌になって?
……寝ている間に送り返されたの?
不安と恐怖に襲われ、両手を強く握りしめた……。
だが、目の前の男は、混乱する私とは正反対に、落ち着き、この現状を楽しむように笑っている……。
「いいえ。もう大丈夫です。
これからは何も悪い事は起きません」
そう言い、また明るく笑んだ。
その態度に、困惑する。
私を見つめる、深い紺碧の瞳は……どこまでも澄みきっていた。
この人は、初めて会った時からずっと、変わらぬ笑顔を向けてくる。
波打つ金色の髪は、柔らかな輝きを放ち、まるで夜空に輝く星のようだ。
いつも、その髪を、触って撫でてみたいと思っていた……。
教師陣の中で、侮るでも、不遜な態度をとるでもなく、ただ親切に接してくれた唯一の人。
彼の授業の間だけは、穏やかな時間を過ごすことが出来た。
だが、今は、なぜかその笑顔に、言い知れない恐怖を感じる。
何かが違う……。
「では……どこに向かっているのですか?」
「詳しくはお話できませんが、安全地帯です。僕たちがこれから住む屋敷もありますよ。
小さいですが、僕と姫様、そして子供達数人くらいなら、余裕で暮らせます」
「??」
「姫様……救出が遅くなり、申し訳ありませんでした。
あぁ、ようやく救い出しました……。
お辛かったでしょう……。
でももう大丈夫です。
何も心配入りません。
これからは、僕が姫様をお守りいたします。
姫様のことを誰よりも一番に理解しております。
いつも、いつも、姫様の幸せだけを考えています。
心から、貴方様の事を大切に思っています。
ですから、これから先ずっと……僕と共に生きて行きましょう……」
「??」
「ああ! 本当に! 救い出せて良かった!
本当に、本当に、良かった!
死ぬまで姫様を愛し幸せにいたします。
姫様、僕の女神様。
これから力を尽くして、貴方様の幸せの為に生きます。
貴方様と……夫婦となり、貴方様を心から慈しみ、大切にし、共に生きていくと誓います」
正気じゃ無い……。
息着く暇もなく、捲し立てられた内容の、半分も頭に入らなかった。
教師らしい落ち着きと、知的な雰囲気を纏いながらも……偉ぶることなく、いつも無邪気に微笑みかけてくれたその人は……
紺色のローブの教師服ではなく……今は、皇国の白い騎士服に身を包み、灰色のクロークを身に纏う。
騎士の称号を持つとは聞いていたけれど……。
その身体に沿った、騎士服姿からは、鍛え上げられた体躯が見てとれる。
眼鏡を外し、前髪を後ろに流した今は……額が露わとなり、意志の強そうな濃紺の眼が、正面から自分を見据えていた。
閉じられた、2人きりの空間に……恐怖を感じる。
「お、王国に……城に帰してください」
「ああ、哀れな姫様。竜の国で脅されて、よほど怖い思いをされたんですね。
でもここまでは誰も追ってこれません。
誰も貴方様に危害を加えたり、脅したりすることは出来ません。
もう姫様は自由の身です!
だからご安心ください。ご自身のお気持ちに正直になってください」
言葉が通じない……。
何を言っても、まるで伝わらない。
「わ、私はもう皇国の『姫様』ではありません……。
彼が……カイラス様がつけてくれた名前があります。ルミリーナです。
私はカイラス様の妻になります。だから、王国に戻して下さい」
「あぁ……産まれてすぐに、名前さえ奪われた不憫な姫様……。
貴方様が、その名をお気に召されたなら、僕は構いません。
美しい響きですね……ルミリーナ様」
まるで、確認するようにその名を口にし頷くと、また嬉しそうに目尻を下げて、こちらを見た。
皇国にいた頃と、全く同じ笑顔と声だが、今は……その時とはまるで別人だ。
その目を真っ直ぐに見返した。
「もう一度言います……。
私はあなたと共にいる事は出来ません。
夫婦になんてなりません!
早く、引き返して下さい!」
「分かりました。夫婦となる必要などありません。
ただ、ルミリーナ様のことは僕が幸せにいたします。
ルミリーナ様一人に仕える騎士として……ただ貴方様、ひとりの為だけに生きて行きます」
その狂気じみた瞳が……怖くて怖くて、たまらない。
突然、その男の手が伸びてきた。
「やめてっ!!」
身をかわしその手を避けると、窓の景色に目をやった。
考えるより早く身体が動き、勢いに身を任せ、扉に体当たりする。
大きな音と共に空中に投げ出され、激しい衝撃が身を貫く。
地面に打ち付けられ、転がり、体が切り裂かれるような痛みに襲われた。
必死に顔を持ち上げあたりを見回すと、そこは、はるか先まで延々と続く荒地だった。
無我夢中で身体をおこし、駆け出した。
だが、数秒も立たないうちに、強く髪を引かれ、後ろに引き倒された。
地面に身体を打つ衝撃に身構えたが……何かにもたれ掛かる。
恐る恐る後ろを見上げると……そこには予想した通りの顔があった。
「はなしてっ!!」
貼り付けたような笑顔に手を伸ばし、引っ掻き抵抗するがびくともしない。
「うっ、くぅ」
力の限り、暴れる。
「僕も手荒なことはしたく無いのです。
どうか分かってください」
その言葉と共に、両手首を掴まれ、地面にうつ伏せに押し倒された。
「逃げないで。落ち着いてください。助けるためなんです」
吐息が耳元にかかる。
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