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第2話 ヤンキー少女、早くもぽんこつ振りを発揮する。
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県立桜高校。
この学校には伝説というか七不思議というか、どう考えても何かのパクリじゃないかというおとぎ話というか、そういったものがある。
体育館裏、図書室、学食、自分の教室、生徒指導室、裏門、そして校庭に聳え立つ1本の大きな桜の木・通称伝説の樹。
噂では昔は視聴覚室とか屋上とかもあったらしいが、何が真実なのやら。
とにかく想い人と最初の6か所でイベントを起こし、最後7番目の桜の木の下で告白すると永遠に結ばれるとかなんとか。
それってヤられて埋められるってなんかのゲームじゃね?とツッコミがきそうな話であるが。
桜の木の下にはタイムカプセルが埋まっているという話もあるし。
なんて馬鹿にした在校生達が伝説を試した事があるそうな。
今の所勝率100%らしい。
もっともこんな話を知ってる生徒の方が少ないのだが、なぜ100%なのか。
それは単純に2組しか試した事がないためだ。
その2組は現在結婚して高校生の子供がいる。
それ以来誰にも検証されずに忘れ去られた伝説。
伝説のk……
「それ以上はアウトだろ。」
真白が桜の木を見ながらかつてあった伝説(笑)の話をしていると、正面に立つ男子生徒がダメだしをしてくる。
「でもまぁそんな与太話が昔はあったっていうだけなんだけどな。」
誰が考えたか知らないけど、そういった話の一つや二つ、学校というところにはあるものだ。
アウトとダメだしをしてきた男子生徒は桃田太郎。こんな名前だから小学生の時のあだ名はモモタロウだったそうな。
「だけどな、桃。そんな伝説にあやかりたい程俺達って干上がってるだろう。」
「干上がってる言うなよ。出会いがないだけだ。女の子はたくさんいるけど、出会いがないだけだ。」
モモタロウが言い訳をしているが、正直見た目は悪くない。
もしカッコ良いかカッコ悪いかの2択で言えば、カッコ良い方には入る。
入るのだが……
「それにな……65点、80点、77点……」
このように女子を点数化するのだ。そりゃモテませんよ。
でもそれは見た目の話ではない、正確には顔の話ではない。
モモタロウは……
絶対領域フェチなのだ。
スカートが短くても長くても、オーバーニーソが長くても短くてもダメ。
そこで85点以上が出ないと顔とか胸とかには目がいかないそうだ。
もはや病気だと思う、少なくともそう思っている人は少なくない。
そういえば……
あいつ、ヤンキーの癖にスカート短いんだよな。
ヤンキーならロングスカートにしろよと思うけれど。
今朝も校門の前で会った一人の少女の姿が浮かんだ。
正確には東京を中心に物事を考えた場合、栃木や福島くらいの女子高生イメージ。
ちょっと都会ぶってみました~でも都会ではそんな子おらんよ~という感じというか。
イモいけどギャルじゃないよ~という感じ。
そのためか推定膝上100mmらしい、モモタロウ曰く。
中途半端故にモモスカウターでは40点という低評価だった。
それを本人に言ったらパンチを喰らうだろうけどな。
「それにしても……ウチの学校の伝説を作った人って……多分ギャルゲーマーだよな。」
伝説のk……の下でなんてさ。
それにあのアバウトなイベントってなんだよって話だ。
そんな事を考えていると教室の扉が開く。
ガララララララ
現れたのは先程校門で会った少女が入ってきた。
そして俺達の方へやってくる。
隣の席に荷物を置いた。
まぁ隣の席の奴ではあるから間違えてはいない。
一瞬目が合い……
「ぉぉはょ。」
聞き取れねー
ヤンキーなんだからもっと声を大きく。
「あぁ、おはよう。元気か?」
だから俺はこう返す。普段大きな声なのになぜ乙女みたいになるのか。
「お、おう。お前こそげげ、元気か?」
「いつも通りだ。」
そこで会話が終わってしまう。
彼女、種田恵はそれだけ会話をすると突っ伏してしまうからだ。
ここだけだと、周囲からは居眠りしているようにしか見えない。
「お前は良いよな。種田がいるから。」
何の話だ。
絶対領域点数が低くても、モモタロウが認識しているのは目立つヤンキー女だからだ。
他校の生徒としょっちゅう喧嘩しているという噂はある。
確かに指先の怪我はしょっちゅうしているが。
俺はそんな噂は鵜呑みにしない。
噂なんてのは伝言ゲーム式に捻じ曲げられていくのだから、真実は殆ど含まれていないと思っているからだ。
「あ、始まっちまう。じゃな、真白。」
モモタロウは自分の席へ戻っていく。
「おー今日も全員揃ってるなー。良い事だ。」
担任の教師が教室に入ってくるなりそう言った。
種田恵、彼女は昨年殆ど授業に出ていない。
正確には前半は殆ど出ていない。
補習につぐ補習でどうにか繋いでいた。
それが朝のホームルームから出席しているのは奇跡なのだ。
それも2年が始まってから2週間毎日。
彼女が変わった理由はあるのだが……
本当の理由はわからない。
「だめ、尊い……」
種田恵の席からそんな声が聞こえた。
この学校には伝説というか七不思議というか、どう考えても何かのパクリじゃないかというおとぎ話というか、そういったものがある。
体育館裏、図書室、学食、自分の教室、生徒指導室、裏門、そして校庭に聳え立つ1本の大きな桜の木・通称伝説の樹。
噂では昔は視聴覚室とか屋上とかもあったらしいが、何が真実なのやら。
とにかく想い人と最初の6か所でイベントを起こし、最後7番目の桜の木の下で告白すると永遠に結ばれるとかなんとか。
それってヤられて埋められるってなんかのゲームじゃね?とツッコミがきそうな話であるが。
桜の木の下にはタイムカプセルが埋まっているという話もあるし。
なんて馬鹿にした在校生達が伝説を試した事があるそうな。
今の所勝率100%らしい。
もっともこんな話を知ってる生徒の方が少ないのだが、なぜ100%なのか。
それは単純に2組しか試した事がないためだ。
その2組は現在結婚して高校生の子供がいる。
それ以来誰にも検証されずに忘れ去られた伝説。
伝説のk……
「それ以上はアウトだろ。」
真白が桜の木を見ながらかつてあった伝説(笑)の話をしていると、正面に立つ男子生徒がダメだしをしてくる。
「でもまぁそんな与太話が昔はあったっていうだけなんだけどな。」
誰が考えたか知らないけど、そういった話の一つや二つ、学校というところにはあるものだ。
アウトとダメだしをしてきた男子生徒は桃田太郎。こんな名前だから小学生の時のあだ名はモモタロウだったそうな。
「だけどな、桃。そんな伝説にあやかりたい程俺達って干上がってるだろう。」
「干上がってる言うなよ。出会いがないだけだ。女の子はたくさんいるけど、出会いがないだけだ。」
モモタロウが言い訳をしているが、正直見た目は悪くない。
もしカッコ良いかカッコ悪いかの2択で言えば、カッコ良い方には入る。
入るのだが……
「それにな……65点、80点、77点……」
このように女子を点数化するのだ。そりゃモテませんよ。
でもそれは見た目の話ではない、正確には顔の話ではない。
モモタロウは……
絶対領域フェチなのだ。
スカートが短くても長くても、オーバーニーソが長くても短くてもダメ。
そこで85点以上が出ないと顔とか胸とかには目がいかないそうだ。
もはや病気だと思う、少なくともそう思っている人は少なくない。
そういえば……
あいつ、ヤンキーの癖にスカート短いんだよな。
ヤンキーならロングスカートにしろよと思うけれど。
今朝も校門の前で会った一人の少女の姿が浮かんだ。
正確には東京を中心に物事を考えた場合、栃木や福島くらいの女子高生イメージ。
ちょっと都会ぶってみました~でも都会ではそんな子おらんよ~という感じというか。
イモいけどギャルじゃないよ~という感じ。
そのためか推定膝上100mmらしい、モモタロウ曰く。
中途半端故にモモスカウターでは40点という低評価だった。
それを本人に言ったらパンチを喰らうだろうけどな。
「それにしても……ウチの学校の伝説を作った人って……多分ギャルゲーマーだよな。」
伝説のk……の下でなんてさ。
それにあのアバウトなイベントってなんだよって話だ。
そんな事を考えていると教室の扉が開く。
ガララララララ
現れたのは先程校門で会った少女が入ってきた。
そして俺達の方へやってくる。
隣の席に荷物を置いた。
まぁ隣の席の奴ではあるから間違えてはいない。
一瞬目が合い……
「ぉぉはょ。」
聞き取れねー
ヤンキーなんだからもっと声を大きく。
「あぁ、おはよう。元気か?」
だから俺はこう返す。普段大きな声なのになぜ乙女みたいになるのか。
「お、おう。お前こそげげ、元気か?」
「いつも通りだ。」
そこで会話が終わってしまう。
彼女、種田恵はそれだけ会話をすると突っ伏してしまうからだ。
ここだけだと、周囲からは居眠りしているようにしか見えない。
「お前は良いよな。種田がいるから。」
何の話だ。
絶対領域点数が低くても、モモタロウが認識しているのは目立つヤンキー女だからだ。
他校の生徒としょっちゅう喧嘩しているという噂はある。
確かに指先の怪我はしょっちゅうしているが。
俺はそんな噂は鵜呑みにしない。
噂なんてのは伝言ゲーム式に捻じ曲げられていくのだから、真実は殆ど含まれていないと思っているからだ。
「あ、始まっちまう。じゃな、真白。」
モモタロウは自分の席へ戻っていく。
「おー今日も全員揃ってるなー。良い事だ。」
担任の教師が教室に入ってくるなりそう言った。
種田恵、彼女は昨年殆ど授業に出ていない。
正確には前半は殆ど出ていない。
補習につぐ補習でどうにか繋いでいた。
それが朝のホームルームから出席しているのは奇跡なのだ。
それも2年が始まってから2週間毎日。
彼女が変わった理由はあるのだが……
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「だめ、尊い……」
種田恵の席からそんな声が聞こえた。
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