好きになってよ

uSagi

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先輩

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新城 side

「新城さん、」

大好きな人は大好きな声で
私の名前を優しく呼びかけた

「はい、!」

私は元気いっぱいに振り向き、
元気いっぱいに返事する

「これ、B倉庫に持ってってくれるかな?」

頼まれたものを手渡しされる時、
手が重なり合った

ドクン



「…き」

「…みゆき」

「みゆきったら!」

「は、はい!!」

友達の花香が私を回想の世界から引き戻すように名前を呼んだ

「(私ったら、また気にしてる、、
手当たっただけなのにっ!!)」

「またあの噂の片思い先輩のこと考えてたの?」

「うっ、なんでわかるの、、」

自信満々に指を私の鼻にちゃんと触れて言う花香に恐る恐る聞く

「ニヤニヤしてたのヨダレ垂らしながら先輩ーって言ってた」

「や、やっぱり!??」

数日前、あの事があってから授業中も家でもずっと頭からあの事が離れない、



どうしようと悩んでいると夜になってしまった

「時間経つの早いなぁ。」

ボソッとベットに横たわりながら横に置いていたスマホを手に取り、写メって置いたバイトの予定表を見た

私は目を見開き、がっつポーズをした

「やったぁ!明日先輩と同じ担当だぁ!」

担当が同じだし、上がる時間も一緒なのである。
いつもは私が早いか、先輩が早いかのどちらかで時間が被ることはあまりない

明日は土曜日でバイトなのは憂鬱だったけど先輩がいるなら、と楽しみな時間になってしまった。


次の日

「こんにちは~」

仕事に入る少し前の時間に準備を早めに済ませておこうとバイトの休憩室に顔を出す

やっぱり先輩がいた。
心の中でガッツポーズを決めた。
先輩はいつも早くから準備を済ませて休憩室でコーヒーを飲んでいる。

かっこよすぎるっっ、、、

「あ、こんにちは、
    今日は早いね?」

「あ、はい!今日は早めに準備しようと
    思って、、、」

先輩に早く会いたかったからと気持ちを抑えきれず、口走りそうで慎重に言葉を並べていく

「そっか、準備終わったらまたここに
    来なよ、コーヒー奢るよ」

「え、いいんですか!」

「ふふっ、もちろん」

テンションが上がってつい子供みたいにはしゃいで言ってしまった、
先輩はそれを小笑いして微笑んでくれた

嬉しくて休憩室を出たあとスキップしながら更衣室に行った



「先輩、ほんとかっこいいなぁ、
    余裕ある感じほんとヤバいっ!」

1人なのをいいことに独り言を言いながら着替えた

更衣室を出て深呼吸をし、
余裕を持って休憩室に入るとちょうど先輩が出てくるところだったらしく、
先輩とぶつかった、

混乱する頭を整理しようとするが混乱はおさまらない


「(だって先輩の胸に頭を疼くめてしまったのだから!!!!)」



その日混乱したまんまでバイトで失敗ばっかしてしまった。

「はー、ツいてないなぁ。
    帰ろ…」

「新城さん、今日のこと気にしないで」

帰ろうと店を出た時、後ろから肩に手を置いて先輩が声をかけてくれた

「え、あ、はい、、」

「明日、よかったらご飯行こう?」

「え、?」

突然の事でビックリして硬直した後はい、と即答した

明日の11時時計台の前集合ね、と微笑みを浮かべながら言うと先輩は私を背を向けて帰った
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