王子様を放送します

竹 美津

文字の大きさ
577 / 717
本編

良く無事で

しおりを挟む

さて、王宮へ帰ろう。
帰るにあたり、少し揉めた。
カスケード子爵家のムラングは、勿論同行するが。
甥っ子のクラフティが。
ニリヤ殿下が帰っちゃう、エンリちゃんと行っちゃう、クロクの皆もいなくなっちゃう。と知って、うるうるのふるふるに涙を瞳に溜めて。

「私も、私も、ムラングおじ様と怒られにいきます!•••せっかくお友達ができたのに、もう、はなれなきゃならないの?まだ遊んでもないのに、今日、お祭りなのに、なのに、私、一人ぼっち•••。」
グスン。ポロリ、と流れ落ちる涙を、大人達はムググと胸に痛く、う、う、う。

お目々ゆらゆら、ぽろ、ポロリ。
お手てギュッと握って、お鼻がズビ。

うぅぅっ!!
「タ、タエラレナイ!」
「弱いなぁムラング様•••でも分かるぅ。」
胸に拳を当てて、グッと抱き込み甥っ子の前で腰を折る、ムラング叔父様である。竜樹は苦笑して、クラフティをポフポフ抱きしめると。

「クラフティ?そうだよな、せっかくお友達ができたばかりなのに。また一人ぼっちは、辛いよね。もし、もしムラング叔父様が良いって言えば、一緒に王宮へおいで。クラフティもクロクに頼んだ責任があるのだものな。一緒に怒られようか。」

竜樹のマントは、しょっぱい涙で濡れる。ウン、と声も出ず、頷く胸の子。
「そうして、怒られた後は、新聞寮にお泊まりしてね。明日のお祭りの最終日は、うちの皆と遊びに街へ行ったら良いよ。お友達いっぱいいるぞ?良いでしょう、ムラング様、ムスティ執事。」

パッ!と輝く笑顔を見せて、ぐずぐずに濡れて見上げるクラフティに笑ってやりながら、保護者に許可を求める。ムスティ執事は、うむうむ、とニッコリ笑顔だったけれども。

「だ、だがしかし、クラフティはまだ子供なのに、私と上なるお方達に怒られるだなんて•••嫌な記憶が焼き付きはしないだろうか。それに、まだ礼儀作法もきちんとしているか。お泊まりに行くには準備も•••。」
ぶちぶちぶち。

あー。結局、ちょい弱の心配性なんだよなぁ、ムラング様はさ、竜樹はタハッとしながら。まぁ、人の本来の性格は、そうそうすぐに変わるものではないので。キューと悲しげな顔になったクラフティのお背なをポンポン。
「ムラング様。心配なのは分かるよ。大事にしたいんだよね、クラフティを。だけどさ、大事にする、っていうなら、この子の、お友達と一緒にいたいな、っていう気持ちや、怒られるのも一緒に乗り越えて、ってなかなか偉いと思うんだよ、そんな気持ちを、大事にしてあげてよ。•••俺が一緒にいて、何かあれば礼儀作法はまだなんですよーって、フォローしてあげるからさ。準備は、沢山子供達がいる寮だから、自分の良い服が、とか気にしなければ、汚しても寒くても何でも予備があるよ。気にするなら、下着と寝巻きと明日の着替え、少しお祭りのお小遣い、そんなとこかな。」

もし、お泊まりで、夜中に急に起きて家に帰りたいってクラフティが泣いたら、朝まで付き合って宥めてもあげるから。

子供あるある、竜樹は慣れっこなのであるからして。
任せて、の自信、地味で冴えない風貌が、この場合、信頼感、頼ってみようかな•••とムラングに思わせた。
ムラングの婚約者になったばかりのキュイエ嬢も、うんうん、とニコニコ頷いて。
「私がカスケード子爵のお家に、今日お泊まりできれば、クラフティを1人ぼっちにしておかないし、明日もお祭りに一緒をして、って嬉しくしても良いのですけど。」
え!?とムラングが真っ赤になる。
ムシシシ、とマルサ王弟が笑う。

「流石に結婚しましょうとお約束したばかりで、ウチの父や母にも報告しておりませんし、はしたないと怒られましょうねえ。怒られたってクラフティのためなら良いのですけど。まあ、でも、クラフティはきっと、立派に怒られて自分のやった事を受け止められますわ。そうして、同じ年頃のお友達と、楽しく過ごせば、今年のお祭りの楽しい思い出になるわ。もし夜中に泣いたって、それも経験ですわ。」

「私、夜中に泣きません•••。」
グシュン。お目々を擦る。
キュイエ嬢は、腰を曲げて指先で、ふふふ、とぽちゃほっぺを拭ってやった。
「そうね、クラフティはきっと、泣かないわ。とっても楽しいお泊まりになるわ!」

という訳で、王宮へ帰るのは。
竜樹にニリヤ、エンリちゃん。マルサ王弟に、ニリヤの護衛のルディ。ムラングとクラフティ。クラフティのお世話に、やっぱり心配とお支度持って、お付きのカスケード家の侍女さん。クロクの皆と第二騎士団。竜樹の首元には、離れられないプリッカ宵闇蛇少年。
その全員を連れて転移魔法を使う、エルフのロテュス王子。

「ムラング様は、カスケード子爵家に帰る時の馬車はどうするんですか?」
貴族って徒歩では帰らないと思うので。竜樹が気にする。転移あるあるなのである。エルフに頼んで移動しといて、帰りの足がなかったりして。
「我が子爵家の馬車を回しておきましょうか。王宮で借りても良いのですけど、怒られに行くのに、馬車貸して下さいは、ちょっと•••。」

まあ、確かにそうだ。



泣き止んだクラフティもニリヤ達とギュム、とくっついて、うふうふ嬉しそう。はーい手を繋いで下さい、と促されて、なるべくググッと集合し。ロテュス王子は、エイっと竜樹の腕を取ると、うふっ!と恋人繋ぎをして。竜樹様は、やっぱりクラフティにクロクにと、お優しかったなぁ、とふわふわ転移した。
ムスティ老執事が、嬉しそうにふりふり手を振っているのが、瞬時に視界から消えた。




王宮へ。ロテュス王子も分かっているので、エルフ達は王宮のどこへでも転移できるけれども、マナーとして最初の門の所へ出た。
そこでは、王宮に入ったり出たりする者を記録、管理している。
必ず顔を見て王宮へ入れるという事をするので、貴族も使う第一の門には、門番と同時に、ある程度貴族位を持つ第一騎士団が配置されている。
竜樹達は顔パスであるが、ムラング、クラフティ、侍女さん、クロク達や第二騎士団は許可を得て、魔法で記録をされる。
顔パスとはいえ、首元に綺麗な蛇を巻きつけた竜樹は、えーと、と一度戸惑われたのだが、ニコッ!ショボショボ目で笑ったら、ニコッ、と笑い返された。
「その蛇、置いていけ•••ませんよね、竜樹様。」
「この子は人なんだよ。白蛇族の宵闇蛇先祖返りなんだって。個人の魔法痕跡を、この子の分記録してもらえたら良いかな?」
通してくれるかな?名前はプリッカ君です。
『プリッカです。』

蛇が喋ったら、ビビるよね。

門を抜け、庭を通り、王宮内へ。迎えのお助け侍従さんが待っていた。ニコリと促されて、まずはクロク達が落ち着く為の部屋へ•••となるのかと思えば。
「皆様揃っておいでください。ハルサ王様がお待ちです。」
有無を言わさない笑顔というものがあるのだ。クロク達は、震え上がった。

謁見室ではない。
この大人数が入るほどの、テーブルを入れた一室である。床には高級そうな絨毯が敷かれて、足を下ろせばふかりと沈む。ハルサ王様は、そこで、マルグリット王妃様と、ぼんやりお茶をしていた。

ムラングが、頭など上げられぬ、というように肩身狭く胸に手、深く下げてただただ、お言葉をかけられるのを待つ。クロク達は慌てて、不恰好に頭を下げて、第二騎士団員達が膝をつかせようと背中を押した時。
「ああ、良いんだよ。あまり畏まらず。どうか皆、挨拶もあろうが、先に我が子とそのお嫁さんを抱きしめさせておくれ。ニリヤ、エンリ嬢、こちらへ。」

「はい、とうさま!」
「あい、おーたま!」

お手て繋いでニリヤとエンリ、とことこハルサ王様に近寄った。
椅子から立って迎えて、マルグリット王妃様も、はわはわ、とハンカチを揉みながら隣、ちみっ子の2人に手を伸ばす。
ぎゅむ!と王と王妃、父と義母に抱きしめられて、ニリヤは、ムニュ、と嬉しい顔をした。エンリちゃんも、ひこひこ、お尻尾を揺らしてお耳をひくつかせて受けている。

「良く無事で。ニリヤ、箱に閉じ込められたと聞いたぞ。暗くて怖かったろう。エンリ嬢も、さぞ心細かったであろうなあ。よしよし、無事で良かった、良かった。」
「•••••••••っ、•••!!」
マルグリット王妃様は、抱きしめて頬ずりをしながら、鼻を赤くして何も言えないでいる。
「とうさま、マルグリットかあさま、ししょうとね、おでんわしたの。おでんわがピッカリだし、エンリちゃんも、プリッカもいっしょで、こわくなかったよ。ルディも、いたし。」
「こわない、だったでつ!ニリヤでんかといっちょだちた!」

「まぁ、まぁ、まぁ。そうなの、そうなのねぇ。良かったわ。心配したのよ、本当に、心配•••。」
グスッ、と泣いて笑って、あー、と目を押さえて、しゃがんだままのマルグリットかあさまを、ニリヤとエンリちゃんは、綺麗に結った髪を乱さないように、そーっと。なでこ、なでこ、した。

「ふふ、ニリヤ、冒険であったなぁ?カスケード子爵家当主代理、ムラングよ。」
立ってニリヤの肩に手を置いた王様が、笑顔でムラングを呼ぶ。
「はいっ!」
頭を下げたまま、戦々恐々として返事を。

「箱に閉じ込められた、ニリヤとエンリ嬢、それからプリッカ少年を、カスケード子爵家で保護してくれたとか。助かったぞ、ムラング。」
「はいっ!大変申し訳なく•••は?」

ハルサ王様は、ニコニコしている。

「あぁなぁ。私はこう聞いておる。子供達をカスケード子爵家の嫡男、クラフティの友達にしようと、クロク団が、虐める気持ちなどなく、浅慮に攫ってしまったと。子供達はサーカスで箱の中見つかり、それにたまたま入り込んでしまったニリヤとエンリ嬢、プリッカ少年を。箱が開かないなら、開けられる者がいるから、と、芯から悪ではなかったクロク団が、カスケード子爵家へ誘導したという事だな。無論、第二騎士団も引き連れてだ。そして、無事に、傷一つ負わずに、ニリヤ達は助け出された。」
「カスケード子爵家で、ニリヤとエンリ嬢、プリッカは大事にされたのね。そうでしょう。ムラング。」

はっ、は、は?はっ「はっ!」
それ以上何も言えないムラングである。

「クラフティ。」
「いらっしゃい、クラフティ。」
ハルサ王様と、マルグリット王妃様に呼ばれて。礼儀作法をまだ学び中であるけれども、おずおずと礼を解いたクラフティが、ぽちゃほっぺを、うくん、と口結び揺らして、一歩、確かめていいのかな、一歩と近づく。
手が触れるところまで。

「ふふ、ふにふにの何と可愛いほっぺか。クラフティ、ニリヤとエンリ嬢と、お友達になってくれたかな?」
つんつん、撫でこ、と高貴なるお方がほっぺを触る。
緊張しながらも、クラフティは、んっく、と唾を飲んで。
「はい、王様。お友達になってくださいました。私、今日は、寮にお泊まりするんです。」
勇気を出して喋った。

「まぁ、まぁ、クラフティ。お友達になってくれたの。良かった、嬉しいわ、是非、仲良くしてね。」
うふふ、と泣き笑ったマルグリット王妃様は、何だか死んだお母様を思い出すな。クラフティは思いながら、くしゃくしゃと美しい指先に髪を撫でられた。
お目々をギュッと瞑って。パチンと開けると、もう嬉しくなった。

「はい!王妃様!」

クラフティは良い子ね、と万感の思いで撫でるマルグリット王妃様は、両親が亡くなって寂しい思いをしていた彼のことを、ちゃんと、詳しく聞いているはずだ。クラフティにも言い出した責任があるって知っている。
そうして、ニリヤには、箱の蓋を閉じて隠れた責任が。エンリちゃんには、恥ずかしくって逃げて、罠に使うはずだった箱に入り込んだ責任が。

いや、子供は思いもよらない事をするものなのだから、この場合、周りの大人達に責任が。

だけど、それを踏まえて。

「良いお友達ができて良かった、ニリヤ。お嫁ちゃんもできたであるなぁ!」
「ええ、本当!可愛らしいお嫁さんで、嬉しいことよ?一緒に冒険もしてくれちゃうのですから、心強いわ。ワイルドウルフの、エンリちゃんのお父様お母様に、よろしく仲良く致しましょうね、ってご連絡しなければねぇ。」

という話にするのだな。
竜樹は、ニハーと笑った。

「クロク団の皆よ。竜樹殿の養子となるとか。•••心入れ替え、真摯に詫び、そうして養われて育って、いつか本当に悪い事をしたなあと思えるように。励むのだぞ。」
「私達でも、大事な民とはいえ、悪から変わらない者を庇ってはやれないのですから。竜樹様はお優しく、深く関わって下さるわ。またとない機会、幸運なのですよ。」

謝罪公演も楽しみにしておるよ、とハルサ王。クロク団達は直答もできず、頭を下げるのみである。

「謝罪といえば•••第二騎士団長が、この度の騒動で、本物の悪党を見つけたそうな。ここから出動すると今準備中だから。まだ暫く時間があるだろうし。」

「皆。第二騎士団長レェアに。」
ニコーとした良い笑顔って、こういうのかな、でも何だか、ぶるると背中震えて怖い。何故。

「怒られてらっしゃい。」
「ああ、怒られておいで。」

「おこられるですか?」
「でつ?」

ニリヤ、エンリちゃん。そりゃ怒られるよ。というか、一番嫌な役目をレェア第二騎士団長が。
タハーとした竜樹に、ハルサ王様が、うんうんとしたり顔である。
「私達は、散々心配して、そうして良かったと安心して。やっと抱きしめられて、撫でてやったのに、その後に感情に任せて、なんて事をしたんだ!と怒る訳にはいくまい?そうしても、どう悪かったのか、具体的に伝わらないであろう?まあ、私達が怒る時は、相当人に処分が出る時である。物理的に首が、チョン、とかであるな。•••王と王妃というものは、そうそう軽々しく怒れないものだぞ。」
「ですわね!それに、お国の大事なお仕事を苦労してやっていて、子供達とやっと会えた時に、そりゃあ悪い事をしたら勿論!叱る時もありますけれど、出来るだけ機嫌良く一緒にいたいものだわ。今回は、現場で最も首を賭けて、責任を直に重く感じたであろう、レェア第二騎士団長に、どこがいけなかったのか!怒ってもらうのが、皆の為でありましょう。」

はい。
何が失われるかもしれなかったか、ちゃんと知ろう、という事ですね。
そして、一番親切で、一番はっきり雷が落ちる所に、怒ってもらうという事ですね。

「はーい!おこって、もらいます!」
「おこられるでつ!」
「私も、怒られます•••。」
呑気にお手てを上げてるけども、ニリヤにエンリちゃん。クラフティは、ちゅん、と恥じ入っている。
「俺も、怒られます•••。」

手を上げてる竜樹に、良い所をもらって後はぶん投げた、仕事の出来るハルサ王様とマルグリット王妃は。
ムフ、ムフン、と笑ったのだった。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅

散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー 2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。 人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。 主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m

「俺が勇者一行に?嫌です」

東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。 物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。 は?無理

精霊に愛された錬金術師、チートすぎてもはや無敵!?

あーもんど
ファンタジー
精霊の愛し子で、帝国唯一の錬金術師である公爵令嬢プリシラ。 彼女は今日もマイペースに、精霊達と楽しくモノ作りに励む。 ときどき、悪人を断罪したり人々を救ったりしながら。 ◆小説家になろう様にて、先行公開中◆ ◆三人称視点で本格的に書くのは初めてなので、温かい目で見守っていただけますと幸いです◆

おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ

双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。 彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。 そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。 洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。 さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。 持ち前のサバイバル能力で見敵必殺! 赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。 そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。 人々との出会い。 そして貴族や平民との格差社会。 ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。 牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。 うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい! そんな人のための物語。 5/6_18:00完結!

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

虐げられた令嬢、ペネロペの場合

キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。 幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。 父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。 まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。 可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。 1話完結のショートショートです。 虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい…… という願望から生まれたお話です。 ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。 R15は念のため。

処理中です...