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第99話 イベント解説Ⅱ

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 ・PhaseⅢ:『Type:soldier ant』投入

 Type:soldier ant
 蟻型エネミー。 直立しており武器を扱えるマニュピレーターを備えている。
 背の羽根で飛行。 今回、出現したタイプはブレード、散弾銃、突撃銃などで武装。
 スペック的にはソルジャーⅡ型とほぼ同等の為、正面から戦うとⅠ型ではまず相手にならない。

 ・Ⅲ-Ⅰ累計撃破数が一定、または時間経過で出現頻度増加
 リポップ頻度上昇(10%)
 
 ・Ⅲ-Ⅱ累計撃破数が一定、または時間経過で出現頻度増加
 リポップ頻度上昇(20%)(Ⅲ-Ⅰからの累計)

 ・Ⅲ-Ⅲ累計撃破数が一定、または時間経過で『Type:soldier antⅡ』投入
 Type:soldier antⅡ
 『Type:soldier ant』の上位エネミー。 
 全体的なスペックアップ。 今回は固定武装であるエネルギーランスとガトリング砲を装備。
 背の羽根が四枚になり機動性の大幅な向上。 スペック的にキマイラタイプと同等。 
 中級者以下の安定した撃破は厳しい。

 ・Ⅲ-Ⅳ累計撃破数が一定で戦闘能力を上方修正Ⅴ(本編未実行)
 各エネミーの戦闘能力とスペックを上方修正。 
 全ステータス25%(Ⅰ-Ⅰから累計)上昇+AIの戦闘アルゴリズムに上方修正。 動きを若干効率化。
 
 ・Ⅲ-Ⅴ累計撃破数が一定で戦闘能力を上方修正Ⅵ(本編未実行)
 各エネミーの戦闘能力とスペックを上方修正。 
 全ステータス30%(Ⅰ-Ⅰから累計)上昇+AIの戦闘アルゴリズムに上方修正。 動きを若干効率化。
 
 ・PhaseⅣ:『Type:fortress snails』投入
 Type:fortress snails
 巨大カタツムリ型エネミー。 基地を包囲する形で出現。 
 第一、第二回で基地を壊滅させたエネミー。
 重装甲、エネルギー兵器無効化フィールドと防御面では非常に堅牢。
 武装は超長距離エネルギー砲。 チャージ中はカタツムリ特有の渦巻き状のパターンが光るのでそこで発射までの残り時間が分かる。 発射のエネルギーチャージに約三十分かかるが、ここまでの過程で上方修正が入っている場合は強化と本体の損傷状況に応じて時間が短縮。

 要は半端にダメージを与えるとエネルギーの充填率が低い状態で連射し始める。
 弱点は移動が不可能な事とエネルギー兵器の無効化フィールドがEMP兵器などで停止する事が可能な点。 撃破を狙う場合はフィールドを剥がしてからエネルギー兵器での飽和攻撃が望ましい。
  
 ・Ⅳ-Ⅰ:『Type:fortress mantis shrimp』投入
 Type:fortress mantis shrimp
 巨大蝦蛄型エネミー。 『Type:fortress snails』を全滅させる事が出現条件。
 重装甲のミサイル戦艦。 腹部に大量に存在するVLSによって真下に大量のミサイルをばら撒いての絨毯爆撃と装甲の隙間に存在するミサイル発射管から誘導弾を発射し、接近する敵機を撃墜する。
 初期出現位置は基地から離れた位置だが、出現すると真っすぐに基地へと移動するので速やかに撃墜する必要がある。 表面は対エネルギー兵装用のコーティングが施されているが、一定以上のダメージか熱で剥がれるので火炎放射器やエネルギー兵器をしつこく撃ち込めば通用する。 

 ダメージが閾値を超えると基地に特攻するので基地の上空に入られた場合はある程度の被害は確定する非常に厄介なエネミー。

 ・Ⅳ-Ⅱ累計撃破数が一定で戦闘能力を上方修正Ⅵ(本編未実行)
 各エネミーの戦闘能力とスペックを上方修正。 
 全ステータス35%(Ⅰ-Ⅰから累計)上昇+AIの戦闘アルゴリズムに上方修正。 動きを若干効率化。
 
 ・Ⅳ-Ⅲ『Type:diversity jellyfish』投入
 Type:diversity jellyfish
 巨大クラゲ型エネミー。 
 特殊なナノマシンの集合体でゲル状のボディはエネルギー兵器を吸収する為、効果がない。
 実体弾で削り落とす事は可能だが、千切れた部分は周囲に存在するトルーパーの残骸に取り付く事で戦闘を継続する。 寄生されたトルーパーは損壊状況にもよるが元と同等のスペックでプレイヤーに攻撃。
 戦闘アルゴリズムは他のエネミーと同様にイベントの進捗で強化が入るので場合によっては元の持ち主よりも優れた挙動を行う。 加えてレーダー表示が友軍のままなのでロックオンできずに誘導兵器が一切効果がない。

 撃破した場合、他に寄生は行わないが一定数の寄生トルーパーが撃破された場合、フィールド上に存在するトルーパー、エネミーの残骸を全て取り込んで最終形態となる。
 一応ではあるがこのイベントの最終ボスとなるエネミーだった。

 ・Ⅳ-Ⅳ累計撃破数が一定で戦闘能力を上方修正Ⅵ(本編未実行)
 各エネミーの戦闘能力とスペックを上方修正。 
 全ステータス40%(Ⅰ-Ⅰから累計)上昇+AIの戦闘アルゴリズムに上方修正。 動きを若干効率化。

 PhaseEX『Guardian:Sea anemone"Behemoth"「bobby」』投入

 EXはボス撃破後に時間が残っていた場合、発生する特殊イベント。
 その為、仮にプレイヤーが全滅しても基地には手を出さずに撤退する予定だった。
 
 Guardian:Sea anemone"Behemoth"
 超巨大イソギンチャク型エネミーだが、有人操作の機体なのでシステム上のカテゴリーはトルーパー。
 拠点防衛用の超大型兵器。 本来の用途は侵攻ではなく防衛。
 筒状のボディの中央には巨大な砲口が存在し、内部には数千のレーザー発射機構が隙間なく埋まっている。 その全てを収束させた砲は一撃で基地を破壊する事が可能。

 欠点としては動きが鈍重なので細かい狙いを付けるのが難しい事だが、内蔵兵器である無数の反射兵器を用いる事で死角を消している。 無数に展開したドローンは大量に発射された光線を乱反射させてテリトリーに踏み込んだ敵を正確に射抜く。 その関係で接近しなければエネルギー兵器は跳ね返され、接近しても特殊な装甲で弾かれるので一定以下の出力の武装では効果がない。

 加えてドローンでカバーできない範囲からの攻撃に関してはチャフをばら撒く事によって対応。
 攻守共に隙がなく、近づく事は非常に困難。 さらに電子兵装として触手は特殊な電磁パルスの放射を行い、トルーパーの機能を停止に追い込む。 同時にエネルギーを強制排出させる事でも機能を停止させるという二段構えの攻撃を繰り出す。 今回のイベント時では破壊される前までロックがかかっていたのでほとんど使用しなかった。

 第二形態
 Guardian:Sea anemone"Behemoth"の中身。
 正確には外装をパージし、拠点防衛から侵攻目的の戦闘行動を行う形態。 ウツボに似ている。
 浮遊する巨大戦艦とも呼べる威容。 武装はそのままだが移動が可能になったので反射兵器の攻撃範囲が常に変動する事により凶悪性が大きく増した。

 ?
 Guardian:Sea anemone"Behemoth"を制御していたコアユニット。
 その為、"Behemoth"自体とは関係がない機体で、運営が用意したオペレーター「bobby」の愛機。
 フロート型の下半身に各種高感度センサーを内蔵したバイザー型の頭部を持つ電子戦特化機体・・・・・・・今回は大半の妨害機能を使用しない縛りを設けての参戦。

 武装は遠隔操作する腕。 レーザーなどのエネルギー兵器を内蔵したものやシールド、立体映像発生装置など様々な機能を備えた腕を巧みに操るのは機体のスペックだけでなくオペレーターの高い技量も大きく影響している。 腕が補充されているのは転送ではなくその場で精製して使用している。
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