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男子高校生とデートしました
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水曜日に涼君と会って土曜日に映画に行く約束をしたがこんなに土曜日を待ち遠しいと思ったのはいつ振りだろう。
涼君の自転車が直ったこともあり木曜と金曜は涼君に会うことはなかった。そのため木曜は久々に1人でいつもの出勤前のルーティンをこなしたのだがなんか少し寂しさを感じた。
そして今日は金曜日、仕事ももう少しで終わる。明日は涼君とデ…じゃなかった、映画を見に行く日だ。遅刻するなんて事態は絶対に避けたいので今日は全て早めに済ませて速やかに寝る予定だ。
「…よしっ」
仕事が終わり帰る前に涼君からメッセージが来てないか確認を済ませ、俺は会社を出ようとした。すると同期の中野が声をかけてきた。
「おーい松野、今日この後同期メンで飲みいくけどお前も来るだろー?」
「俺はパス。明日早いから」
「えーなに、なんか予定でもあんの!」
こいつはなにかと勘が鋭いからあまり話を長引かせたくはない。
「まさか女関係!デートか!」
「いや別にデートとかじゃ…」
「どうりで昼休みとかなんか嬉しそうな顔してケータイ見てんなって思ってたんだよな~そういうことなら明日、気合いいれてけよ☆」
まさか自分がそんな嬉しそうな顔をしてるなんて思わなかったしそれをこいつに見られてるとも思わなかった。
「なーに、どんな子なの」
「うるせぇよ、デートじゃねぇから。勝手に話大きくして広めんなよ」
「ちぇー、俺にくらい話してくれたっていいじゃーん!」
やかましかったので中野をアイアンクローして俺は会社を出た。
すると会社を出たタイミングで俺のスマホが鳴った。涼君からだった。
「え、あ、もしもし涼君?」
「もしもし健人さん…?まだお仕事中だった?」
「いや丁度会社出たとこだよ。どうしたの?」
「…あ、いや、えっと明日の待ち合わせ場所と時間の確認をしようと思って」
そんなことなら別にメッセージで確認すれば良いのにと思ったがそのまま電話で話した。
「ん、じゃあ時間と場所はそれで明日よろしく。明日は電車使うんだから早めに寝て体調整えてこいよ」
「うん、健人さんに迷惑かからないようにするよ。おやすみなさい」
別に迷惑と思ってないんだがイマイチ向こうには俺の気持ちは伝わってないらしい。俺に妹弟がいるからか、性格的に人の面倒を見るのは嫌いじゃないしもはやお節介したくなるというか、世話の焼ける人の方が可愛げがあって俺は好きだ。
だから涼君のことも可愛いと思ってしまうのかもしれない。弟を見てるみたいで。
次の日、待ち合わせの場所に着くとまだ涼君はいなかった。
「(しゃーねーな、ベンチに座って待つか)」
近くのベンチに腰をかけているとしばらくして突然視界が真っ暗になった。びっくりしていると耳元でそっと囁かれた。
「だーれだ」
「りょ、涼君、だよね…?」
「ピンポーン!正解!」
視界が暗くなったのは涼君の手だったらしく 、手が外れると一気に明るくなって目がチカチカした。視界がハッキリしてきて前を向くと黒のハイネックに黒のスキニー、白の大きめのカーディガンというシンプルだけど涼君のスタイルの良さが際立つとても爽やかな服装の涼君が目の前にいた。
色んな意味で眩しかった。
「おはよう健人さん。お互い制服とスーツの時しか見たことなかったからなんか新鮮だね」
「だな、てか涼君めちゃめちゃスタイル良いよな」
「そうかな?健人さんの方がスタイル良いと思うけど」
俺の男としてのスペックの欠けてる部分は全て身長で誤魔化してきたといっても過言ではない。
涼君のスタイルの良さもそうだけど大きめのカーディガンで萌え袖になってるのも可愛い。
「ここに来るまで体調大丈夫だった?」
「時間的にも全然混んでなかったら大丈夫。心配してくれてありがとう、じゃあ行こ!」
「お、おう。わかったから引っ張るなって」
俺と涼君の初めてのお出かけが始まった。
涼君の自転車が直ったこともあり木曜と金曜は涼君に会うことはなかった。そのため木曜は久々に1人でいつもの出勤前のルーティンをこなしたのだがなんか少し寂しさを感じた。
そして今日は金曜日、仕事ももう少しで終わる。明日は涼君とデ…じゃなかった、映画を見に行く日だ。遅刻するなんて事態は絶対に避けたいので今日は全て早めに済ませて速やかに寝る予定だ。
「…よしっ」
仕事が終わり帰る前に涼君からメッセージが来てないか確認を済ませ、俺は会社を出ようとした。すると同期の中野が声をかけてきた。
「おーい松野、今日この後同期メンで飲みいくけどお前も来るだろー?」
「俺はパス。明日早いから」
「えーなに、なんか予定でもあんの!」
こいつはなにかと勘が鋭いからあまり話を長引かせたくはない。
「まさか女関係!デートか!」
「いや別にデートとかじゃ…」
「どうりで昼休みとかなんか嬉しそうな顔してケータイ見てんなって思ってたんだよな~そういうことなら明日、気合いいれてけよ☆」
まさか自分がそんな嬉しそうな顔をしてるなんて思わなかったしそれをこいつに見られてるとも思わなかった。
「なーに、どんな子なの」
「うるせぇよ、デートじゃねぇから。勝手に話大きくして広めんなよ」
「ちぇー、俺にくらい話してくれたっていいじゃーん!」
やかましかったので中野をアイアンクローして俺は会社を出た。
すると会社を出たタイミングで俺のスマホが鳴った。涼君からだった。
「え、あ、もしもし涼君?」
「もしもし健人さん…?まだお仕事中だった?」
「いや丁度会社出たとこだよ。どうしたの?」
「…あ、いや、えっと明日の待ち合わせ場所と時間の確認をしようと思って」
そんなことなら別にメッセージで確認すれば良いのにと思ったがそのまま電話で話した。
「ん、じゃあ時間と場所はそれで明日よろしく。明日は電車使うんだから早めに寝て体調整えてこいよ」
「うん、健人さんに迷惑かからないようにするよ。おやすみなさい」
別に迷惑と思ってないんだがイマイチ向こうには俺の気持ちは伝わってないらしい。俺に妹弟がいるからか、性格的に人の面倒を見るのは嫌いじゃないしもはやお節介したくなるというか、世話の焼ける人の方が可愛げがあって俺は好きだ。
だから涼君のことも可愛いと思ってしまうのかもしれない。弟を見てるみたいで。
次の日、待ち合わせの場所に着くとまだ涼君はいなかった。
「(しゃーねーな、ベンチに座って待つか)」
近くのベンチに腰をかけているとしばらくして突然視界が真っ暗になった。びっくりしていると耳元でそっと囁かれた。
「だーれだ」
「りょ、涼君、だよね…?」
「ピンポーン!正解!」
視界が暗くなったのは涼君の手だったらしく 、手が外れると一気に明るくなって目がチカチカした。視界がハッキリしてきて前を向くと黒のハイネックに黒のスキニー、白の大きめのカーディガンというシンプルだけど涼君のスタイルの良さが際立つとても爽やかな服装の涼君が目の前にいた。
色んな意味で眩しかった。
「おはよう健人さん。お互い制服とスーツの時しか見たことなかったからなんか新鮮だね」
「だな、てか涼君めちゃめちゃスタイル良いよな」
「そうかな?健人さんの方がスタイル良いと思うけど」
俺の男としてのスペックの欠けてる部分は全て身長で誤魔化してきたといっても過言ではない。
涼君のスタイルの良さもそうだけど大きめのカーディガンで萌え袖になってるのも可愛い。
「ここに来るまで体調大丈夫だった?」
「時間的にも全然混んでなかったら大丈夫。心配してくれてありがとう、じゃあ行こ!」
「お、おう。わかったから引っ張るなって」
俺と涼君の初めてのお出かけが始まった。
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