青春系乙女ゲームに転生した可愛い少女は元激強ヤンキーでした

蛍。

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第7話

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先生が持ってきたブラトップというものを拝借し、ベッドの方で着替えてみた。先程まで揺れて痛いくらいだったおっぱいがほとんど動かなくなり、位置が安定して俺はとても感動した。

着替え終わり俺がベッドの方から出てくると陽華が保健室から出ていこうとしてるところだった。まだ居たのかと思い少し顔が合わせずらい。

「…、結局何部なんだよ」

「そういえばまだ答えを言ってなかったね。でも答えを言うのはまた俺と次に会った時ね」

陽華はそれじゃあまた後でねと言い残し保健室を去って行った。

「ほら!小田さんも早く教室に行かないとみんな体育館に移動しちゃうわよ!これ配られたクラス表の紙あげるから」

クラス表を受け取り先生に急かされて俺は急いで教室に向かった。



俺のクラスは1年B組らしい。教室につくと体育館に移動するためにみんな廊下に整列していた。自分の座席に荷物を置き急いで列に並ぼうとするが、まだ顔も名前もわからない人達だらけでどこに並べば良いかわからずにあたふたしていると肩を叩かれた。

「小田さん?もしそうなら自分俺の前やからここやで」

急いでクラス表で彼の名前を調べた。俺の出席番号の後ろは金本楓(かねもと かえで)と書いてあった。

「あ、ありがとな」

「おん」

気だるそうな顔をしているが彼もまた関西弁の顔立ちが整ったイケメンだと思った。今日はよくイケメンに会う日だ、イケメンデーだ。

さっき保健室で会った陽華はまた後でって言ってたけどどういう意味だろうと考えていると知らない間に列が動きだしており、後ろから前進んどるでと言われて急いで追いかけた。

陽華の顔もなんかどこかで見たことある気がするけど、まあそんな訳ないか。

そして体育館に到着し退屈な退屈な入学式が始まった。全員の名前が呼ばれた後に校長先生の話が始まり、それが終わると在校生代表の言葉が始まろうとしていた。朝から色々あったこともあり、眠過ぎて頭がカクンカクンして意識が何度も飛びかけようとしていた。

「校長先生ありがとうございました。次に在校生代表の言葉、南城高校生徒会長紅陽華くんお願いします」

その言葉で目がパチッと開いた。

「新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます」

陽華が最初の一言を喋ると新入生がワッとざわついた。至るところからかっこいいという女子の声が聞こえる。また後でとはそういう意味だったのかと理解した。

まあ確かにあの容姿の良さなら女子が騒ぐのも理解できる。

「女子ってほんまああいうの好きやな。小田さんもああいうの好きなん」

表情は先程と変わらず気だるそうなままだが、小さい声で隣の席に座っていた金本に声をかけられた。

「別に。なんで」

「さっきまで頭カックンカックンしとったやろ。けどあの人が出てきた瞬間目ギンギンやん」

「誰が目ギンギンやねん殴るぞ」

なんか彼につられて俺まで関西弁になってしまった。隣を見ると気だるそうな表情しか見せなかった彼が俺につられてるやん、てか怖っと言って笑っていた。まだ同学年で知らない人だらけだが確実にこいつが一番モテるだろうなと確信した。

前を向き直すとなぜかわからないが陽華とばちっと目があった気がした。こんな距離が離れているんだからそんなわけないかと思いつつもなんか目を逸らしづらい。

「最後になりますが、入学したての頃はなにかとわからないことばかりで困ってしまう事が多くあると思いますが遠慮することなくぜひ僕達上級生を頼って下さい。自分1人では解決できないような困難なことも、先生や友達達が助けてくれます。みなさんがこの南城高校で素敵な学園生活が送れますように」

普通に聞けば素敵な言葉だが、心なしか今日の自分にむけて言われてる気がした。今日みたいな失態は絶対にしないと心に誓った。

「そしてあと一つだけ、個人的な宣伝になりますがこの入学式の後僕が所属する男子バスケットボール部の活動がここで行われますのでお時間ありましたらぜひ見学に来て下さい。沢山の新入部員をお待ちしています」


そう言ってにこっと笑うと陽華は舞台袖から降りて行った。
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