アプリで知り合ったイケおじと××する話

市井安希

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無題

61.独り占め片思い⑨(オナニー、小スカ)

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 予定通り朝イチで眼科。床屋にも行った。コンビニで無駄遣いしないで、スーパーで弁当とお茶とボディーソープを買う。ついでに靴下とシャツも。
 ブラックコーヒーとかお茶は制限しない、弁当はなんでもいいけど三食に分けて食えと言われた。
 だからといってデカ盛りのカツカレーを食うのはナシで、サバときんぴらごぼうのやつを選んでみた。
 帰ったらすぐ洗濯をして、弁当を半分食べて、淡々と予定を済ませていく。
 あとは風呂に入って夜飯食うだけって感じ。

 時計を見たら、まだ一時半だった。つまり暇ってこと。
 龍崎さんに会えない休みの日は、時間を持て余してる。免許取りに行ったり映画観たりしようかと思うけど、それはめんどくさいし金がかかる。布団に寝転んで、ぼーっとテレビを見るしかなかった。

「最近では高校生が……」
「学校や家庭の指導だけで解決する問題ではなく……」

 ニュースのコメンテーターたちが、若者の性の乱れについて語ってる。
 俺もその「最近の若者」に当てはまるんだろうか。
 外で女装したり、公衆便所でオナニーしたり……そっちの意味では乱れまくってるけど、龍崎さん一筋だから、違うよな?

 思い出したら下腹部がモゾモゾ熱くなってきて、迷わずパンツの中に手を突っ込む。
 まずは玉をさすって……反対の手で胸を撫で回す。ただ触るんじゃなくて、いやらしくて乱暴な龍崎さんの手つきを再現する。

 親指と中指で乳首を強くつまみ上げ、人差し指の爪先でカリカリと先っぽを刺激する。

「う、ふぅっ……」

 自然と声が漏れ、足にピンッと力が入る。
 チンコもすぐに硬くなって、トロトロ我慢汁が溢れてきた。

 気持ちいい。気持ちいい……。
 あぁ、ヤりたい。抱かれたい。ケツマンコをチンポで掘られたい……チンコがほしい。

 乳首とチンコをいじると、当然のように腹の奥もうずいてくる。
 貰ったオモチャを久しぶりに使うのもいいかもな……クセになりそうだからしまってたけど。

「あっ、ぐうぅっ……ふぅー……っ」

 はっきり穴がピクピク収縮するのを感じる。もう我慢できない。内側からめちゃくちゃにされたい。とりあえず一回イッてから。
 ケツをいじりたいけど、すぐそこにある射精欲も収まらない。
 ゆっくり楽しむつもりだったのに、激しくチンコを扱いていく。

「う゛っ……んん……?」

 そんな中、下腹部に違和感を感じた。なんかモゾモゾして苦しい。
 それが尿意だと気づいた時、龍崎さんの言葉を思い出した。

「イクたびに漏らす他のヤツとは、セックスできない情けない体にしてやるよ」

 便器の前に立つと、自然と尿意がこみ上げてくる感覚。

 あぁ……本当にそうなっちまうんだな。

 自分の体が変わっていく悲しみはなかった。
 ただ、布団が心配だ。じゃあ便所行くか?それとも風呂か?俺はそこで小便漏らしながらチンコシコって、ケツ穴ほじってアンアン喘ぐのか。
 客観的に考えたらキモすぎて笑えるけど、興奮で胸がいっぱいだった。

 上は着たままで、下半身裸で風呂場の鏡の前に立つ。
 痩せたせいで腹筋がくっきりして、体に対してチンコが大きく見える。
 まじまじ見るほど、自分の体とは思えなくて妙に興奮を煽る。
 夢中になって、ひたすらチンコをシゴいた。

「んあぁぁ……っ、うっ……!」

 ピュッ……と薄い精液が出て、しばらくすると栓が抜けたようにジョロジョロ小便が出た。

 ヤバい……マジで気持ちいい……。
 足元に黄色い染みが広がっていく。

「あー……いっぱい出てる……あぁ……ん」

 うっとりする中、窓の外から犬の鳴き声が聞こえて、現実に戻っていく。
 体も風呂場も洗わないといけない。
 シャワーを念入りに浴び、風呂の床を擦っていると、玄関のチャイムが鳴った。
 どうせ新聞の勧誘だろうと無視していると声がした。

「お届け物でーす」

 通販で買い物してないし……誤配達に違いない。居留守使ったら後から面倒になるな。急いで洗剤の泡を流し、玄関に向かった。

「間違ってると思うんですけどって……びっくりした!何してんだよ」

 立っていたのは亮佑だった。

「普通に来たら、お前居留守使うだろー」
「……使わねぇよ」

 口ではそう言ったけど、図星だった。
 亮佑は俺の反応なんて気にもせず、上がり込んでドカッとあぐらをかいた。

 とりあえず、さっき買ってきたお茶を出す。
 自分の分も注いで、一口飲む。
 亮佑はキョロキョロしたり、足を組み替えたりと相変わらず落ち着きない。

「で、なんだよ」
「アヤの面会、行かね?」
「え、今から?」

 急な誘いに、思わず壁の時計を横目で見る。

「もう遅くね?」
「午後の面会、ギリギリ間に合うからさ。ダメ?」
「えー……」

 急に来て、こんな……俺の予定とか体調とか、まるで頭にない感じ。
 オナニーした直後のダルさもあって、行く気はゼロだ。

「俺さぁ、風邪ひいてるから行かない方いいかも。お前もあんま近づくなよ」
「別に大丈夫だってぇ」
「大丈夫じゃねぇから」

 つい声のトーンが低くなる。ちょっと今のは良くないなって、自分で思う。
 亮佑はハッとして、モゴモゴした口調で謝った。

「ごめん……」
「ほら、アヤになんかあったら……可哀想だろ」

「責任取れない」って言いそうになって、慌てて言い換える。

「お前も、ジジババども相手にしてるわけだし? もうちょい気ぃ使えよ」
「うん。そうだよな……」
「また今度、時間ある時にしよう」
「わかった。ありがとう」

 これで帰ると思ったのに、亮佑はポケットを探って、紙を一枚出した。

「あ、忘れてた。レイナが店出してさ。秋雄くんにも宣伝ヨロシク♡って、チラシもらったんだー」
「店?すげぇじゃん!」

 受け取ったチラシには、整った文字が並んでいる。

『ネイルサロン~アンジュ~
 ヘアサロンスウィート県庁通り店内に併設』

「え、めっちゃいい場所だけど、遠くね?」

 県庁通りって……力也とレイナの家から一時間以上はかかるはずだ。冬はもっとかかるから通勤には大変だろう。

「やるからには一等地でやるって決めたらしいぜ。
間借りだから家賃もそこまで高くないし、ガキの世話は両親がやってくれるしさ」
「へー……」
「まずは週二からだって」
「週二? バイトみてぇだな」

 ギョッとする俺に、亮佑も若干苦笑いする。

「ほら、金のためにやってるわけじゃねぇからなー」
「ふーん、なるほどね」

 レイナは、エステティシャンかネイリストになるのが夢だと言っていた。キラキラした仕事してる自分に酔ってるだけ。
 旦那は必死こいて稼いでるのに。
 自分は育児もしないで、おままごとして……いいご身分だな。

 胸の奥は冷えていくけど、とりあえず笑う。

「レイナって、あぁ見えて行動力あるよな。すげーわ」
「だよなぁ。んでさ、聖樹と開店祝いの花出そうって話になってて……」
「いいじゃん」

 相槌を打ちながら考える。
 亮佑は……本当に心から祝ってるのか?
 俺には無理だ。他人の夢なんか、どうでもいい……。

 亮佑が帰って、テーブルには空になったコップとチラシが残った。

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