アプリで知り合ったイケおじと××する話

市井安希

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アプリで知り合ったイケおじが×××する話

41 こんなはずじゃなかった

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自分の家のベッドじゃないからか、電気がつけっぱなしだったからか、眠りが浅くて目が覚めてしまった。
ぼやぼやしてる意識と視界の中、つけっぱなしのテレビでやってる番組から11時台だと認識したのと同時に、秋雄さんがいないのに気づく。
窮屈だったベッドが広い寂しさと同時になぜか胸騒ぎがした。

「秋雄さん!?どこ!?」

勢いよくと起き上がって大声で秋雄さんを呼ぶと扉の向こうからシャワーの音とともに「どうしましたー?」と聞こえてきた。

なんだ……お風呂か。

「なんでもなーい」と返事をして胸を撫で下ろす。

ドキドキしたからすっかり眠気が覚めてしまった。スマホを弄りながら秋雄さんのお風呂が終わるのを待っていると、程なくしてシャワーの水音が止まる。
俺はいつも風呂上がりにリップ塗ってるから「使ってみてよー」って言おうかなってニヤニヤしてたら全裸の秋雄さんが肩にタオルをかけて部屋に入ってきた。わぁ、絶景。
冷蔵庫にあったペットボトルのお茶を一気飲みして、俺の隣に座る。
ほんのり赤い頬に触れるとぬるっとした。風呂上がりにちゃんとクリームとか塗っているのだろう。

「ねぇ、プレゼント使ってみてよ」とお願いすると、秋雄さんは見るからに慎重な手つきで包装をほどき、ちょっと恥ずかしそうにリップを塗った。
カサついた唇がふっくらして滑らかなツヤが出ている。

「どう?」
「すごい良いです。ありがとうございます」

お礼とともに唇を重ねるだけのキスをされた。

「お裾分けです」
「ふふふ、ありがと」

秋雄さんってそんなことするタイプだったんだ、どこで覚えたの!?って驚きそうになるのを堪えて俺史上最高に余裕のあるかっこいい微笑みを浮かべる。

気がつけばテレビからゆったりしたクラシックが流れ、異国の街が映し出されている。うるさいバラエティ番組が終わり、旅行番組が放送されていて、ゆったりと落ち着いた雰囲気に包まれる。
心地よい疲労感の中、お互い黙って綺麗な街並みをぼーっと見つめていた。

「……今日は本当にありがとうございました。楽しかったです」

先に口を開いたのは秋雄さんだった。 

「えへへ、そっか。よかったぁ」
「……お礼したいんですけど、どうしていいか」
「お礼なんていらないよ!見返りが欲しいわけじゃないし……秋雄さんに喜んでもらえたならそれだけで十分だよ」
「その気持ちも蔑ろにしたし……」
「楽しかったならそれでいいじゃん!お詫びとかお返しの品は受け取らないからね!」
「えー、そんなぁ」

お返しを考えてるのは秋雄さんらしい。すごく切なくなって、まだ熱い裸の肩を抱き寄せる。

「でも……強いて言うなら……秋雄さんに幸せになってほしい……」

それが、俺の願いだった。どんな形でもいいから……本当は嫌だけど、認めたくないけど、そこに俺はいなくてもいいから。
秋雄さんは「え?」と目を丸くした。

「過去のことを忘れろって言ってるわけじゃないよ。
そんなの無理だから……。だからさ、今の自分を大切にしてほしいっていうか… …もう自分を傷つけるのはやめた方がいいと思う。ううん、もうやめて……」
「なんのことですか……?」

まったくわけがわからないという顔。
わかってないのか、わからないフリをしているのか……。
流されそうになって、一呼吸置いてから口を開く。

「いきなりこんなこと言ってごめんなさい。
初めは秋雄さんが喜んでくれるからいいかなって思ってたけど、途中から、その、なんか違うなって……。
秋雄さんはSMプレイがしたいんじゃなくて、ただ死にたいのかなって……。そしたら……怖くなって……これじゃダメって……!」
「そう……ですね……。そうだと思います。でも……そんなこと言わないでくださいよ、どうしたんですか、今になって……」
「ごめんね、自分勝手で。本当に今さらだよね……。
秋雄さんを傷つけてきたのは俺なのに……酷いことしてごめんなさい……」
「……」

同意の上の行為を後から否定され、秋雄さんは段々とうろたえた表情になる。
全部、俺のせいだ。
それでも俺はたったひとつの願いを秋雄さんに伝える。

「秋雄さんには……これから幸せな人生を送ってほしい……。もう自分を傷つけるのはやめて……幸せになって……」

不安と緊張が入り混じり、所々詰まりながらも言葉にしていく。汗と指の震えが止まらなかった。本心を伝えるのは、やっぱり怖い。
今まで真剣に打ち込んだり、自分や誰かと向き合ったことがなかったから。

……でも、秋雄さんはきっとわかってくれる。
体だけの関係じゃない、大切な人だから。俺が秋雄さんを思うように、秋雄さんだって俺を……。

秋雄さんはしばらく黙ってから突如早口でまくし立てた。

「……幸せになってほしいとか、なっちゃいけないとか、どういう基準なんですか?理由ってあるんですか?誰がその権利を与えるんですか?」
「え……?基準?理由?……そ、そんな……そんなこと言ってるんじゃないよ……」

思いもよらない問いを突きつけられ、言葉が出ず、ただただ呆然とする。
秋雄さんは悲痛そうに顔を歪めてから少し笑った。

「……ひどい。無責任だ」

秋雄さんには似合わない、年寄じみた諦め混じりの笑顔。

秋雄ささんの心の闇は俺が想像していた何倍も深く、大切なところに手を伸ばしたつもりでも触れられない。

「……冗談ですよ。そんな顔しないでください」
「うそ、うそだっ!」

秋雄さんは本気だった。絶対。
悲しくて悔しくて言葉が出ない代わりに大粒の涙が溢れてくる。顔を両手で覆い、肩を震わせ泣き続けていると、横からそっと抱きしめられ、耳元で熱く囁かれた。

「ごめんなさい。俺のこと嫌いになりましたよね」
「き、嫌い、じゃないっ……けどっ……」

ただ、怖い。底が見えない暗い沼の淵に立たされているような恐怖。

「こんなヤツに優しくする必要ないですよ。ゆうくんの思うような人にはなれないから、もう期待しないでください。ずっと期待させてしまってすみませんでした。
早く嫌いになってください。早く俺をゆうくんのものにしてください。ずっと一緒にいたいんです。家族とか、恋人とか……その程度の関係で終わりたくない……。
セックスももう飽きたでしょ、ちょうどいいじゃないですか。
俺のことめちゃくちゃにしてください」

いやだ。聞きたくない!

反射的に身を捩って振り払おうとすると、手がバチッと勢いよく秋雄さんの顔に当たった。

「あ、ご、ごめん……なさい……」

謝ったのと同時にたらりと赤い鼻血が流れ、ひどい貧血のように眩暈がする。
殴ってしまった。ただ、振り払おうとしただけなのに。

呆然とする俺に対し、秋雄さんは鼻血を拭いもせず満足げに笑った。
もう、ほんとうに、ダメかもしれない。血の気が引く感覚がした。

思わず後ずさりするとがっしりと骨が軋むほど強く肩をつかまれた。

「待って。行かないでください」
「痛いっ!痛いよ、秋雄さん!やめて!!」
「離したら言っちゃうじゃないですか」
「どこにも行かないから!やめてっ……!」

必死にもがくが圧倒的な力の差があって逃れられない。抵抗すればするほど力強く抑えつけられてしまう。
秋雄さんは泣きそうな顔をしているが目は血走っていて、明らかに興奮していた。……普通じゃない。

どうしよう、どうしよう、どうしたらいいんだ?!
誰か助けてっ……!!

パニックになってもがいてる時だった。

「……さん、どこにも行かないでくださいっ」

秋雄さんが聞き覚えのない男の名前を口にした。絶対ゆうくんの聞き間違いではない。

「……さんって、誰?」

俺もその名前を口にすると、あれほど興奮していた秋雄さんが途端に大人しくなり、ハッとして口を覆った。

……こんなの、聞かなくても誰かわかる。

「ゆ、ゆうくん、すみません。あの……」
「誰なの」
「……」
「元カレでしょ。秋雄さんを捨てた人…」

震える声で尋ねると、1つ頷く。

なんだ、そういうことかよ。
この状況で昔の男の名前が出てくるなんて。
さんざん酷い目に遭ったのに、秋雄さんは結局そいつを忘れられなくて……俺とそいつを重ねてたってこと?
俺は……そんなヤツの代わりだったの……?

なんだ……なーんだ……。
俺、ずっと秋雄さんのために頑張ってたのに……なんか、ぜんぶ、どうでも良くなっちゃった。

どうでもいいけど、どうでもよくなくて、俺にはどうしようもなかった。手に負えない無力さと脱力感と裏腹に猛烈な怒りと破壊的な衝動に襲われる。
もうどうにでもなればいいって。

「そんなヤツが……そんなヤツがいいんだね……」

すっかり弱々しくなった秋雄さんに馬乗りになるのは簡単で、その無防備な顔に拳を振り下ろすのはもっと簡単だった。

自分がもう抑えられない。
人を本気で殴ったり酷いことできないって思ってたけど、やってみればなんてことはなかった。涙が止まらない。
なのに秋雄さんはうっすらと笑っていた。本当にめちゃくちゃにされたかったんだなってわかる。

「なに笑ってんだよ」ってまた拳を振り上げた時だった。

ダンダンダンッ!と何度も玄関のドアを叩く音がした。

「上西さん!?なにしてるんですか!?」

若い男の声だ。騒ぎを聞きつけアパートの住人がやって来たのだろう。2人とも同時にビクリと肩を跳ねらせ、玄関の方を見る。

再び「上西さん!?」と聞こえてきて、立ち去る気配はない。
思いがけない来訪者により水をかけられたように我に帰る。

俺は……なんてことをしてしまったんだ……!

握り拳と秋雄さんの赤い頬を見て、一気に汗が吹き出てくる。
この現場を見られたら通報されるかもしれない。それなら通報されて、逮捕されて死刑になりたい。色んな人に迷惑かけちゃうけど、死んじゃった方がマシだ。

行き場のない拳を握ったまま震えていると秋雄さんが「うるさいな」と呟いてムクリと起き上がり、鼻血も拭わず全裸のままドアを開ける。
見たことのない怖い顔をして……。

「なんですか」

ドアの向こうにいたのはあの川瀬という大学生だった。
すごい勢いでドアを叩いて秋雄さんを呼んでいたが、全裸の秋雄さんを前にギョッとして口をパクパクさせた。

「なんですか」と低い声で半ば脅しのように尋ねる。……きっとさっきの怖い顔してるんだろう。

「男の子の叫び声と物音がして……その……」
「……」
「何かあったのかと……思って……」
「……」
「……」

川瀬さんはすっかり俯いて小さな声でボソボソと話しだす。俺の悲鳴と物音を聞いて、秋雄さんが俺に乱暴してると思ったのだろう。
それで出てきたのが酷い状態の秋雄さんで助けを求める様子もなく平然と、いや、憮然としているから混乱して当然だ。
秋雄さんも早く帰れと言わんばかりに無言を貫き通している。そんな中、川瀬さんは俺に気付き小さく声を上げた。

「あ、あの子……」

顔を見られて咄嗟に俯くがもう遅い。ドキッとしたのと同時に秋雄さんが冷たい口調で話し出す。

「こんな時間に騒いですみません。別に何もないので帰ってもらっていいですか」
「な、何もないってそんな……」
「帰ってください。君のせいでこっちは迷惑したんだから……帰ってください。ほっといてください」

声のトーンは低いが、この場を立ち去りたくなる迫力があった。川瀬さんはこれ以上異常な空間にいたくないと言わんばかりに足早に去って行き、少し離れた所からドアが閉まる音が聞こえてきた。

秋雄さんは浅くため息をついて振り返った。

「すみません。邪魔が入ってきちゃいましたね……。あの子やっぱりちょっと変っていうか、馴れ馴れしいですよね。なんか」

首をかしげ困った表情を浮かべる秋雄さんにかける言葉がなかった。

「……帰る」
「え?」
「ごめん、帰る」
「な、なんでですか。行かないでください!」

一度腕をつかまれたが、一瞥もせず振り払うと苦しげに「ゆうくん」と呼ばれただけで、バッグを掴んでパジャマ代わりのスウェットのまま部屋を出た。
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