85 / 292
王の命
蜂の殺意
しおりを挟む
ふと、思ったのだが……この異世界武器に魔法の効果をのせる事が普通で、なんか凄いな……。まぁふと思っただけなんですけどね。
そんなわけで、城の兵士練習場ドーム側で、今日も槍の稽古をしているのだが……。
ウンディーネは、今日も師匠の隣に座って居るな……持って来た漫画のヒロインのマネージャーも確かそんな感じだったような?……。
ぐぇ――、柔軟の背中を不意に押されて変な声が出る。
「あっ、すみません」ミッシェルが、そう言いながら僕の背中を押す。交替でミッシェルの背中を押すが、普通に柔軟だ出来ていてる。
「凄いですね、柔軟が出来ていて」僕は、感心して彼に伝える。
「いえ、これぐらい普通何で……」
(なんか、いつもの言動に対して、自己肯定感、低いよな……ミッシェルって……)
僕は、ミッシェルの背中を押す。ギューギューやはり彼の体は柔らかい。ミッシェルのくるくるふわふわの巻き毛と同じ位柔らかい。
「ミッシェル、僕には普通じゃないので……うーん、自分を褒めてあげてくださいよ」
「はぁ……」
ミッシェルは、戸惑った様にそう言うだけだった。また、余計な事を言ってしまった……。穴があったら入りたい……。仕方ない槍のかたをたくさん稽古して、すべてを忘れよう。ここでは、槍のかたが5種類あるが、すべてうまく行えるようになっても結局、その人に身体能力らしく僕のギルドカードの示された槍の能力よ開花してくれと願うばかりだ。
お昼のランチの後にギルドまで行く、僕は、来月の一日にある、中級、上級の階級テストを一緒に申し込む事にした。槍は、まだ使い物にならないが、月に一度しか受けられない為、魔法でごり押しするしかないが挑戦しても損はないだろう……どこぞのテストみたい生死をわけたテストじゃないよな? ないよなあ???
そして、今日のギルドクエストは、蜂!これは普通。だが、毒もあるし気を付けねばならない。
条件、民家なので現状維持、家の主に報告。蜂の巣の除去までか……まぁ、普通か……。
ギルドクエストオファー主の家に行くと、すぐ蜂を見つける。あ……今回も、バケツ大か……。ルイスに、援護射撃をして貰い、家の主に挨拶する為に扉を叩く、そんな僕の横を矢がかすめてバケツが死んでいく。あっと……蜂か……。やはり開けてくれなさそうなので本腰を入れて狩る事に決定。
「ハヤト、挨拶してたら、その間に全部倒しそうだったかも?――」
オリエラは、サクサク倒していく。今日は、ウンディーネは、「蜂の顔が、無理」だそうで基本様子見らしい。ギルドのプリントが、無駄に顔がリアルだったからな……。
「みんな行くよ」
今日の作戦は、火が使えないので、僕がメインで蜂を閉じ込める、水攻めの檻を作り出す。後の2人が、逃げた蜂をカバー、ミッシェルに僕の魔法補助をお願いするやり方だ。
槍で、近くまで蜂を落としつつ進む、音によって相手がわかるので師匠よりやりやすいが、蜂の巣がでかい分どれだけ入っているのか未知数な点が不安だが。二人とも僕より上級なだけあってさくさく倒していく。うん? 家を、見ると中でふたりが僕達に向かって、凄く祈っている。僕は、うなずくだけすると魔法を使っていく。水を慎重に巣の周りにまとわせ。徐々に水圧をかけ逃がさない様にする。耳元ではいろんな音だなっている様だが、そこに意識を向けぬ様にやり過ごすが……。
先ほどから気になるものが、2つある。水死する蜂の死体が折り重なる水……やばい。もっとやばいのが巣からの音だ。
「音が、均一性を持って来てる……」
僕が、そうつぶやくと共に辺りの空気が、変わり音が外にまで響く。この音は歓喜の音……。
「ハヤトに逃げて――!!」ウンディーネの声が、遠くから聞こえるが、この水圧を今解除すれば家の中の人まで無事ですまない。
そう考えている時には、もう巣を食い破った女王蜂が中から出て来て僕の顔をその濁った眼で見つめ笑う。
笑ったのか?
僕からは確かにそう見えた。
しかしその瞬間。女王蜂が出す僕を肩を食い破る不気味なギシピチィシと僕の耳の届いた。僕の肩を深く喰らいついソレを払いのける余裕も、恐怖も水の魔法の維持と解放に持って行かれてる今は僕はただの蹂躙されるでくの坊とかす。しかしそれは瞬時に動いた、何本の矢とオリエラの炎の刃が、女王蜂を切り刻むまでのわずかな時間であった。しかしその中で僕は絶望を知った。
気絶しそうなギリギリで保ち、水を少しずつ崩壊させるそれさえも正直、危うくなってきている。
ミシェルは、僕の肩に凄い量の回復魔法をかけて、肩が燃え上がるように、熱い。
みんな何か叫んでいた様に思う。だけど……魔法に集中しないとだからよく聞こえない。
その時、僕の肩を誰かが叩く。その手があまりに優しくて僕は、思わず振り返ってしまった。
「ウンディーネ?」彼女の髪が、水中の中にいる様に空いっぱいに広がる。やはり、水の中の彼女の方が奇麗かもしれない。そう僕が思った瞬間には、僕は作った水の檻は、彼女の腕の一振りですべては霧となり霧散していた。
僕は、ウンディーネとミッシェルの支えられ深い闇に落ちた。
◆◆◆◆◇◇
僕は暗い闇の海から這い出すと、僅かな炎は、そこにはあってそこには誰かが居てくれるはずと、僕は勝手に考えていた。海岸の砂をかき分け進んだ先の炎、とても小さくでも、暖かい。ゆっくり手で包み込む。
「あたたかい……」
しかし僕の手の隙間から光があふれて辺りを照らす。
ーーここで、ふたたび暗転する。ーー
………………光はあった。でも、それは燭台の上のろうそくの明かり。
僕は、ベットから起き上がろうとすると――。
「起きないでください、回復魔法を使ったと言って、今回流れた血の量が多すぎたので、少し揺り戻しが来る可能性があります」
それは、ルイスの声で……。
横を見ると白いガウンの似合う男ルイスがいた。ルイスは、コーヒーを飲んでいる様で、白いコーヒーカップを持っている。でも、冷めているの湯気はの白さがみることは出来なかった。
「何で、ここに?」
「貴方のウンディーネが、貴方の足から離れなかったので、対抗出来る僕だけが残されました」
「そっか」ウンディーネの頭を撫でる。さらさら、すべすべで絹の様だ。
「じゃ、私がこれで――」
「ありがとう……」
「あっと……ハヤト様、学生もいるので不純行為は、お控えください」
「そうですね……」僕は、笑った。ルイスのガウンをしっかり持って。
「自分の身は自分で守る。でも、今日は体調不良なのでお願いします」と、必死でルイスに頼み。彼は、ソファで寝る事になった。
次の日、朝からウンディーネとルイスがもめる声で目を覚ましたが……僕は、いろいろな事に感謝しながら起きたのだった。
つつく
そんなわけで、城の兵士練習場ドーム側で、今日も槍の稽古をしているのだが……。
ウンディーネは、今日も師匠の隣に座って居るな……持って来た漫画のヒロインのマネージャーも確かそんな感じだったような?……。
ぐぇ――、柔軟の背中を不意に押されて変な声が出る。
「あっ、すみません」ミッシェルが、そう言いながら僕の背中を押す。交替でミッシェルの背中を押すが、普通に柔軟だ出来ていてる。
「凄いですね、柔軟が出来ていて」僕は、感心して彼に伝える。
「いえ、これぐらい普通何で……」
(なんか、いつもの言動に対して、自己肯定感、低いよな……ミッシェルって……)
僕は、ミッシェルの背中を押す。ギューギューやはり彼の体は柔らかい。ミッシェルのくるくるふわふわの巻き毛と同じ位柔らかい。
「ミッシェル、僕には普通じゃないので……うーん、自分を褒めてあげてくださいよ」
「はぁ……」
ミッシェルは、戸惑った様にそう言うだけだった。また、余計な事を言ってしまった……。穴があったら入りたい……。仕方ない槍のかたをたくさん稽古して、すべてを忘れよう。ここでは、槍のかたが5種類あるが、すべてうまく行えるようになっても結局、その人に身体能力らしく僕のギルドカードの示された槍の能力よ開花してくれと願うばかりだ。
お昼のランチの後にギルドまで行く、僕は、来月の一日にある、中級、上級の階級テストを一緒に申し込む事にした。槍は、まだ使い物にならないが、月に一度しか受けられない為、魔法でごり押しするしかないが挑戦しても損はないだろう……どこぞのテストみたい生死をわけたテストじゃないよな? ないよなあ???
そして、今日のギルドクエストは、蜂!これは普通。だが、毒もあるし気を付けねばならない。
条件、民家なので現状維持、家の主に報告。蜂の巣の除去までか……まぁ、普通か……。
ギルドクエストオファー主の家に行くと、すぐ蜂を見つける。あ……今回も、バケツ大か……。ルイスに、援護射撃をして貰い、家の主に挨拶する為に扉を叩く、そんな僕の横を矢がかすめてバケツが死んでいく。あっと……蜂か……。やはり開けてくれなさそうなので本腰を入れて狩る事に決定。
「ハヤト、挨拶してたら、その間に全部倒しそうだったかも?――」
オリエラは、サクサク倒していく。今日は、ウンディーネは、「蜂の顔が、無理」だそうで基本様子見らしい。ギルドのプリントが、無駄に顔がリアルだったからな……。
「みんな行くよ」
今日の作戦は、火が使えないので、僕がメインで蜂を閉じ込める、水攻めの檻を作り出す。後の2人が、逃げた蜂をカバー、ミッシェルに僕の魔法補助をお願いするやり方だ。
槍で、近くまで蜂を落としつつ進む、音によって相手がわかるので師匠よりやりやすいが、蜂の巣がでかい分どれだけ入っているのか未知数な点が不安だが。二人とも僕より上級なだけあってさくさく倒していく。うん? 家を、見ると中でふたりが僕達に向かって、凄く祈っている。僕は、うなずくだけすると魔法を使っていく。水を慎重に巣の周りにまとわせ。徐々に水圧をかけ逃がさない様にする。耳元ではいろんな音だなっている様だが、そこに意識を向けぬ様にやり過ごすが……。
先ほどから気になるものが、2つある。水死する蜂の死体が折り重なる水……やばい。もっとやばいのが巣からの音だ。
「音が、均一性を持って来てる……」
僕が、そうつぶやくと共に辺りの空気が、変わり音が外にまで響く。この音は歓喜の音……。
「ハヤトに逃げて――!!」ウンディーネの声が、遠くから聞こえるが、この水圧を今解除すれば家の中の人まで無事ですまない。
そう考えている時には、もう巣を食い破った女王蜂が中から出て来て僕の顔をその濁った眼で見つめ笑う。
笑ったのか?
僕からは確かにそう見えた。
しかしその瞬間。女王蜂が出す僕を肩を食い破る不気味なギシピチィシと僕の耳の届いた。僕の肩を深く喰らいついソレを払いのける余裕も、恐怖も水の魔法の維持と解放に持って行かれてる今は僕はただの蹂躙されるでくの坊とかす。しかしそれは瞬時に動いた、何本の矢とオリエラの炎の刃が、女王蜂を切り刻むまでのわずかな時間であった。しかしその中で僕は絶望を知った。
気絶しそうなギリギリで保ち、水を少しずつ崩壊させるそれさえも正直、危うくなってきている。
ミシェルは、僕の肩に凄い量の回復魔法をかけて、肩が燃え上がるように、熱い。
みんな何か叫んでいた様に思う。だけど……魔法に集中しないとだからよく聞こえない。
その時、僕の肩を誰かが叩く。その手があまりに優しくて僕は、思わず振り返ってしまった。
「ウンディーネ?」彼女の髪が、水中の中にいる様に空いっぱいに広がる。やはり、水の中の彼女の方が奇麗かもしれない。そう僕が思った瞬間には、僕は作った水の檻は、彼女の腕の一振りですべては霧となり霧散していた。
僕は、ウンディーネとミッシェルの支えられ深い闇に落ちた。
◆◆◆◆◇◇
僕は暗い闇の海から這い出すと、僅かな炎は、そこにはあってそこには誰かが居てくれるはずと、僕は勝手に考えていた。海岸の砂をかき分け進んだ先の炎、とても小さくでも、暖かい。ゆっくり手で包み込む。
「あたたかい……」
しかし僕の手の隙間から光があふれて辺りを照らす。
ーーここで、ふたたび暗転する。ーー
………………光はあった。でも、それは燭台の上のろうそくの明かり。
僕は、ベットから起き上がろうとすると――。
「起きないでください、回復魔法を使ったと言って、今回流れた血の量が多すぎたので、少し揺り戻しが来る可能性があります」
それは、ルイスの声で……。
横を見ると白いガウンの似合う男ルイスがいた。ルイスは、コーヒーを飲んでいる様で、白いコーヒーカップを持っている。でも、冷めているの湯気はの白さがみることは出来なかった。
「何で、ここに?」
「貴方のウンディーネが、貴方の足から離れなかったので、対抗出来る僕だけが残されました」
「そっか」ウンディーネの頭を撫でる。さらさら、すべすべで絹の様だ。
「じゃ、私がこれで――」
「ありがとう……」
「あっと……ハヤト様、学生もいるので不純行為は、お控えください」
「そうですね……」僕は、笑った。ルイスのガウンをしっかり持って。
「自分の身は自分で守る。でも、今日は体調不良なのでお願いします」と、必死でルイスに頼み。彼は、ソファで寝る事になった。
次の日、朝からウンディーネとルイスがもめる声で目を覚ましたが……僕は、いろいろな事に感謝しながら起きたのだった。
つつく
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
婚約破棄&濡れ衣で追放された聖女ですが、辺境で育成スキルの真価を発揮!無骨で不器用な最強騎士様からの溺愛が止まりません!
黒崎隼人
ファンタジー
「君は偽りの聖女だ」――。
地味な「育成」の力しか持たない伯爵令嬢エルナは、婚約者である王太子にそう断じられ、すべてを奪われた。聖女の地位、婚約者、そして濡れ衣を着せられ追放された先は、魔物が巣食う極寒の辺境の地。
しかし、絶望の淵で彼女は自身の力の本当の価値を知る。凍てついた大地を緑豊かな楽園へと変える「育成」の力。それは、飢えた人々の心と体を癒す、真の聖女の奇跡だった。
これは、役立たずと蔑まれた少女が、無骨で不器用な「氷壁の騎士」ガイオンの揺るぎない愛に支えられ、辺境の地でかけがえのない居場所と幸せを見つける、心温まる逆転スローライフ・ファンタジー。
王都が彼女の真価に気づいた時、もう遅い。最高のざまぁと、とろけるほど甘い溺愛が、ここにある。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる