134 / 292
それでも少しずつ歩む日々
祝賀パーティー
しおりを挟む
まだ人の居ない、城のダンスホールに僕達は集められた。
演出家と名のる人物を紹介され、挨拶を交わし、しばらく話していたのち彼は言った。
「勇者様、今日は言葉少な目で少しぶっきらぼうな感じで、威厳をだしてみましょうか?」
そうしたらルイスが、ブホォってなってクックックッ笑いをこらえきれない、って感じで笑っている。そんな彼は白いタキシードが、眩しい。新郎か!? 「どうしたんですそれ?」って聞くと。
「あぁ、アルト家から送らて来たんですよ、ミッシェルもそうですが、まぁ最後かもしれない舞台に、花を添えたかったのでしょう。いつもアルトで居るなら執事の服を常にって言われてきましたが、今回だけはお前の好きな服を着なさいって3着も送られて来たので、これにしました」
いつも繊細な造りの彼が、今日はより繊細に見える。それは僕が彼の印象そう感じそれを投影しているからなのか……。
とりあえずあれだな。ほぼ普段着は、僕とぬいぬいだけになってしまった。
ぬいぬいは、今回貰った準備金+扶養金をあるるさんとあるとくんの生活として残した以外は、殴打用のごっつい感じの杖に全額入れたらしい。
MMOのゲームでも居たが何故、白魔導士は、杖のスキル(殴打)を最大限に上げてしまい、何故運営は、最高のスペシャル技(物理)を白魔に与えてしまうのか……。
えっと……何の話だっけ? 白魔は、心のメイン職だけど、黒魔あいまいだが……。
そんなわけで僕は、緋色のマント跡がYシャツに魔法学校のズボンのいでたちで、ベルトとなんか安全・防犯の為と言われいろいろ固定された槍を背に立っていた。
演出家にお辞儀による(槍での、相手の頭上への)物理攻撃が、指摘されやりなれない敬礼を強制されたのち、祝賀パーティー開催された。
「勇者として奮闘します」、敬礼
「安全な世界を作るべく頑張ってまいります」、敬礼
「お言葉感謝いたします」、敬礼
そのルーティンワークを切々とこなした。
アニス王と王妃、俳優、女優の様だった。
ミッシェルの両親、なんだろう威厳があり過ぎてこわい。ご兄弟も俳優、女優様だった。
アルト家のご家族は、なんか作画が違っていた。ほぼ、今はもう懐かしい違う世界の思い出のVtuberな感じでほぼ2次元だった。
挨拶が終わり。
一息つくと、クロゼットルームへ行きそこの兵士さんの槍を外して貰い戻って来ると、みんなが人だかりの中心にいる。
僕は、彼女を見つけて人をかき分け近づくと、彼女が僕に気付いて僕の名を呼ぶ。
「ハヤト、こんなに一度に、人を見たの初めて」
彼女の高揚した頬が赤い。僕は思わ彼女の頬に触れてしまい、彼女の目が丸くなる。今日は髪飾りで、隠れているので狐の耳が見れなくて残念。
「人酔いをするといけないから、バルコニーに行こう」
僕は彼女の返事を聞かずに、歩き出す。「勇者様!」と、呼び止められはするけれど、敬礼を返すとそれ以上何も言われなかった。
空いてるドアの隙間から飛び出すと、秋を迎え始めたこの夜の星空のした僕達が居るのに丁度いい居場所になっていた。
下をうつむく彼女は少し緊張している様で、少し強引すぎただろうか?
「フィーナ?」
そうするとか彼女の右手がゆっくりと、僕の左手の指、1本、1本に絡まる。
うつむく彼女が、いきなり顔を上げて背伸びしているのか、僕の顔の近くの彼女の顔が近づいて彼女の長いまつ毛や吐息……、すべてが僕の胸を熱くする。
「ハヤトは、ここまで来てくれた……でも、私は時々わがままになってしまいます。私はハヤトのすべての一番でいたい……それどうしても手に入れ」
彼女は、言い終わる前に……初めてのキスを彼女に、したのは無礼だっただろうか? 彼女の唇は、僕が触れている頬より柔らかい。
名残惜しく、彼女の唇と離れるが……。
「ちが……」彼女の顔が赤い、素敵な耳たぶまで赤い……。
彼女の手は、今だあったかくやわらかい。
「うん」
「ハヤト、でも、みんなと関係を壊すべきではないと、わかってはいるんでする」
「ごめんね……」
僕はそう言ってふたたび、フィーナにキスをした。
長い、長いキス、止まらないキス。
違う角度から彼女の顔を見たくなった時、その唇を離した。
さすがに僕らの吐息は、目に見えるようで、内心すこし恥ずかしくなったが、それでも余裕のあるふりをした。
「僕もわかっているけど、止められなかった……」
彼女は、僕に抱きつく。きゃしゃな首もとにどうしても目がいってしまう。
「怖かったり、ドキドキしたり不思議な気持ちです。でも、少し傲慢だった気持ちが落ち着いて来たかもです」
僕は彼女の優しく抱きしめ。
「落ちついたら駄目だから、もう一度キスしょうか?……」
「もう、ハヤトはすぐ調子に乗るんだから」
そう言うと彼女は僕の腕の中から離れる。名残惜しいけれど、そろそろ歯止めはきかなくなそうで――。
次の瞬間、僕が感じたのは、彼女からの短いキスの感触だった。
そして彼女はいたずらぽく笑う。
「あっ顔が赤いですね」
唇に手をやる、僕を体をくの字にして横から覗き込むフィーナ。
なんて小悪魔、なんて天使なんだまったく!
ベランダにもたれかかり、ふってきそうな星空を二人で見上げる。
「主様、フィーナ、何で二人で、ここにいるの? ウンディーネも呼ぶべき」
「ハヤトさん、聞いてください!」
と、社会不適合者の僕のパーティーメンバーが、次から次へとバルコニーに集まって来る。
それを見て僕は笑い転げる、そしてやっぱ――仲間っていいな。
僕の彼女には負けるかもしれないけれどと、思ったのだった。
つづく
演出家と名のる人物を紹介され、挨拶を交わし、しばらく話していたのち彼は言った。
「勇者様、今日は言葉少な目で少しぶっきらぼうな感じで、威厳をだしてみましょうか?」
そうしたらルイスが、ブホォってなってクックックッ笑いをこらえきれない、って感じで笑っている。そんな彼は白いタキシードが、眩しい。新郎か!? 「どうしたんですそれ?」って聞くと。
「あぁ、アルト家から送らて来たんですよ、ミッシェルもそうですが、まぁ最後かもしれない舞台に、花を添えたかったのでしょう。いつもアルトで居るなら執事の服を常にって言われてきましたが、今回だけはお前の好きな服を着なさいって3着も送られて来たので、これにしました」
いつも繊細な造りの彼が、今日はより繊細に見える。それは僕が彼の印象そう感じそれを投影しているからなのか……。
とりあえずあれだな。ほぼ普段着は、僕とぬいぬいだけになってしまった。
ぬいぬいは、今回貰った準備金+扶養金をあるるさんとあるとくんの生活として残した以外は、殴打用のごっつい感じの杖に全額入れたらしい。
MMOのゲームでも居たが何故、白魔導士は、杖のスキル(殴打)を最大限に上げてしまい、何故運営は、最高のスペシャル技(物理)を白魔に与えてしまうのか……。
えっと……何の話だっけ? 白魔は、心のメイン職だけど、黒魔あいまいだが……。
そんなわけで僕は、緋色のマント跡がYシャツに魔法学校のズボンのいでたちで、ベルトとなんか安全・防犯の為と言われいろいろ固定された槍を背に立っていた。
演出家にお辞儀による(槍での、相手の頭上への)物理攻撃が、指摘されやりなれない敬礼を強制されたのち、祝賀パーティー開催された。
「勇者として奮闘します」、敬礼
「安全な世界を作るべく頑張ってまいります」、敬礼
「お言葉感謝いたします」、敬礼
そのルーティンワークを切々とこなした。
アニス王と王妃、俳優、女優の様だった。
ミッシェルの両親、なんだろう威厳があり過ぎてこわい。ご兄弟も俳優、女優様だった。
アルト家のご家族は、なんか作画が違っていた。ほぼ、今はもう懐かしい違う世界の思い出のVtuberな感じでほぼ2次元だった。
挨拶が終わり。
一息つくと、クロゼットルームへ行きそこの兵士さんの槍を外して貰い戻って来ると、みんなが人だかりの中心にいる。
僕は、彼女を見つけて人をかき分け近づくと、彼女が僕に気付いて僕の名を呼ぶ。
「ハヤト、こんなに一度に、人を見たの初めて」
彼女の高揚した頬が赤い。僕は思わ彼女の頬に触れてしまい、彼女の目が丸くなる。今日は髪飾りで、隠れているので狐の耳が見れなくて残念。
「人酔いをするといけないから、バルコニーに行こう」
僕は彼女の返事を聞かずに、歩き出す。「勇者様!」と、呼び止められはするけれど、敬礼を返すとそれ以上何も言われなかった。
空いてるドアの隙間から飛び出すと、秋を迎え始めたこの夜の星空のした僕達が居るのに丁度いい居場所になっていた。
下をうつむく彼女は少し緊張している様で、少し強引すぎただろうか?
「フィーナ?」
そうするとか彼女の右手がゆっくりと、僕の左手の指、1本、1本に絡まる。
うつむく彼女が、いきなり顔を上げて背伸びしているのか、僕の顔の近くの彼女の顔が近づいて彼女の長いまつ毛や吐息……、すべてが僕の胸を熱くする。
「ハヤトは、ここまで来てくれた……でも、私は時々わがままになってしまいます。私はハヤトのすべての一番でいたい……それどうしても手に入れ」
彼女は、言い終わる前に……初めてのキスを彼女に、したのは無礼だっただろうか? 彼女の唇は、僕が触れている頬より柔らかい。
名残惜しく、彼女の唇と離れるが……。
「ちが……」彼女の顔が赤い、素敵な耳たぶまで赤い……。
彼女の手は、今だあったかくやわらかい。
「うん」
「ハヤト、でも、みんなと関係を壊すべきではないと、わかってはいるんでする」
「ごめんね……」
僕はそう言ってふたたび、フィーナにキスをした。
長い、長いキス、止まらないキス。
違う角度から彼女の顔を見たくなった時、その唇を離した。
さすがに僕らの吐息は、目に見えるようで、内心すこし恥ずかしくなったが、それでも余裕のあるふりをした。
「僕もわかっているけど、止められなかった……」
彼女は、僕に抱きつく。きゃしゃな首もとにどうしても目がいってしまう。
「怖かったり、ドキドキしたり不思議な気持ちです。でも、少し傲慢だった気持ちが落ち着いて来たかもです」
僕は彼女の優しく抱きしめ。
「落ちついたら駄目だから、もう一度キスしょうか?……」
「もう、ハヤトはすぐ調子に乗るんだから」
そう言うと彼女は僕の腕の中から離れる。名残惜しいけれど、そろそろ歯止めはきかなくなそうで――。
次の瞬間、僕が感じたのは、彼女からの短いキスの感触だった。
そして彼女はいたずらぽく笑う。
「あっ顔が赤いですね」
唇に手をやる、僕を体をくの字にして横から覗き込むフィーナ。
なんて小悪魔、なんて天使なんだまったく!
ベランダにもたれかかり、ふってきそうな星空を二人で見上げる。
「主様、フィーナ、何で二人で、ここにいるの? ウンディーネも呼ぶべき」
「ハヤトさん、聞いてください!」
と、社会不適合者の僕のパーティーメンバーが、次から次へとバルコニーに集まって来る。
それを見て僕は笑い転げる、そしてやっぱ――仲間っていいな。
僕の彼女には負けるかもしれないけれどと、思ったのだった。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる