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女王のおさめる国にて
前言撤回
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ルイスとオリエラの関係。そこについてルイスは悩み、本調子を失っていた。彼の悩む理由は、家柄や彼のこれまでの一生、そうして勇者とのかかわり。
それらのものが織り交ざりかれは足止めをくっている状態。
そして僕から、彼に向けての問いの答えもそれが躊躇に現れている。時には、いいさそんな時があっても、僕は異世界の星を、荒野で見上げそう思った。
なんて事は無く。部屋で頭を抱えどうしてールイス!? って感じになっていた。
彼の選択理由は2つ。
①ここで一度、僕らのパーティーを離れた立ち位置で見てみたい。
②王子は現在は、気丈に振る舞っているが今までの監禁暮らしもあり、彼の様子を注意深く見守りたい。
そんな理由で、ルイスは今回の作戦に絡まないを選んでしまった。しかし彼の選択はもっともらしく、そんな正論言われたら…….ねぇ。
ここは型破りに、オリエラをルイス、君の元へと相談相手として派遣するぞ! とか、リクルートスーツに身を包んだフィーナ先生による、恋のいろはの授業を受けてもらうぞ! とか考えていた。
それでは僕がちょっとダメな人みたいなっちゃうが、ここは仕方ないところだろう。
ちなみに次点で、オリエラの腹違いの兄のナリミアス王子と何となく結婚が予定されている、聖女のルナでもいいなって考えは、今もある。
だから、僕は彼にこう言うしかなかった……。
「ルイスがそこまで考えているのはわかった。受け入れるよ。でも……、いざとなったら僕は土下座でもなんでもしてルイス、君に絡んで貰う心構えはあるって事を覚えておいて! でも、今は君の選択を尊重する!」
しかしそんな僕に、ルイスは「私の心優しい勇者様に感謝します」って言うから、僕は完全なる敗北だ。
後、オリエラの気持ちを女性陣に……聞いても教えてくれなさそうだし、聞いて蛇をだすわけにもいかない。
とりあえず、ぬいぬいに相談するか……。
ぬいぬいに割り当てられた部屋へ行くと、彼は乾燥した植物をたくさん身のまわり置き、何やら触媒を作っていた。
「これ何に使うんですか?」
「詳しく話すと長いが、お前はその話しをしに来たんじゃないだろう?」
「そうでした」
僕は自分の部屋から持って来た丸椅子に、腰掛けようとしたら目の前の小皿が、凄く臭い。硫黄とかそっち系の匂い。
僕が見つめているとぬいぬいが、小皿の中身をアルミぽい瓶の中に入れ蓋をしたら、綺麗むらさき色の炎が蓋の端からブァッと出た。
「火傷!? 火傷するでしょうが!?」
「大丈夫だ。この手袋はサラマンダーの脱皮の皮で作ってある。で、ルイスの様子はどうだ?」
彼はアルミ缶ぽいものを机の上に置き、僕に向き直る。
「僕が少し追い詰めしまった様で、今回の作戦に絡まないそうです。まぁ、王子の面倒は見てくれるらしいですが……」
「ルイスは、オリエラの事が好きなのか?」
「えっあ?! なんで、そう思うですか?」
「なんでそう思わないと思うんだ? あんなにバレバレで……あっちの連中はその話しで、もちきりだったぞ」
そう言って彼は女性陣のいる2階を指差した。
「もしかして……その事を、オリエラも?」
「オリエラはまだ部屋に篭っていて、まだ耳に入ってないはずだが……」
「ぬいぬい!? ルイスとオリエラの事についてどんな話しが出回っているかわかりませんが、噂や、ぱっと見の様子だけで彼を判断しないでください。なんかもっとややこしくなりそうですから……。僕の口から言えませんけど。そして僕だけの考えですが、ルイスに今、決めて欲しくない話しなんです。だから僕らが無事に帰って来てから、する話しはあると思うんです! たぶんこの話がそれです!」
「俺はそうとは思わない。まず、王子の言った様に、オリエラの結婚は王子の強いカードになる。そしてオリエラにしても、結婚相手を選べる数少ないチャンスだ。そのカード生きれば王子の祖父は天秤に乗るかもしれない」
「でも、騎士は我々の味方でしょう?、彼らが王子が逃げた今なら女王を鎮圧できるのでは? その事を知れば彼の祖父は天秤に乗る筈では?」
「では、何故王子救出のさい出てこない? 教会は馬鹿じゃない声をかけていたはずだ。そして未だ、祖父からの何の連絡もない」
「じゃ……オリエラが婚約したら彼ら動くのですか? でも、今の状態でどうやって?」
「教会だ。教会を使えばいい。教会は悪の女王を倒す手助けをし、そしてふたりはそんな教会ではなばなしく式を挙げる。素晴らしいプロパガンダだ。そして世界に王子の二人の子供が長に着く城が出来る。教会にも、祖父に利がある」
「それは却下で、まず王子が逃げた事がバレる事態になれば王宮で一波乱起きる。勇者パーティーと騎士が共謀したせいにし、今なら女王の兵士達により数の暴力で騎士や一部の人々が粛正され事態にもなりかねない。女王にはもう後がないですから」
「それは王子の祖父が出て来た場合でも、起こりうる事だ。しかも女王も馬鹿ではない、戦力の弱体化は王子の祖父を呼び込む事になる。その事をよくしている。そしてその場合は、残念ながら塀の中の民衆は人質にならない。種族が違うからだ。女王はまだ王子が居ない事を隠したいはずだ。だから騎士を助ける為にも、オリエラ……いや、均衡破るのにオリエラは必要ないかもしれない? 祖父の方も王子がその地位に返り咲けば引く。たぶんな」
「それではルイスと女騎士と王子を連れて来てもらおうか。先延ばしにて恋が芽生えるのどうか確認して程暇はなく、オリエラ取る道は決まっている。まぁ平和になるまでだが」
「でも、ルイスは!?」
「俺はお前から何の話しも聞いてない、だから作戦に絡まない事実は知らん!」
ぬいぬいの無慈悲な命令で、まず王子の部屋へ行ったらルイスが王子の部屋に居て、話しをしていた。
ルイスは王子が落ち着く様に、話をしていたようだ。ノックの時、笑い声が聞こえていた。
ルイスが自分の使命に忠実過ぎて、少し悲しくなった。
「ルイス、王子、来てぬいぬいが話しがあるって」
「はい」「わかりました」
二人は何も言わずに、ぬいぬいのところへ行ってくれたマジ助かった!
そしてウッリマリアのところへ行く。
彼女の部屋をノックすると、寝ぼけまなこの彼女が出てくる。ウッリマリアも気を抜く時はあるんだーと、感心したが、僕の顔を見たとたん鬼の形相になった。 そして「あっ」と、言って緊張を解く。
ちょっと傷ついたが、「下で僕の仲間が呼んでいるから来て」そう告げと、一枚羽織って出てきた。
そこにフィーナが部屋から出てきた。パジャマではないが、コンビニに行くの丁度いい感じの格好だ。かわいい。髪もほどいている。
「あっ……うるさくしてごめんね」のところで、ウッリマリアに手を引っ張られ連れ去られる僕。
――姫、助けてー。
「待ってください。私も行きます」
と、言ってフィーナは付いて来た。さすが僕の麗しの姫。
ドォン!
「お散歩行くの!?」
スフィンクス! 参戦である。
「どうしたんですか? スフィンクス?」
「ぱぱが、散歩行くって!」
ー言も言ってないよ。スフィンクス。
そうして次々勇者パーティーは集まるのだった。
続く
それらのものが織り交ざりかれは足止めをくっている状態。
そして僕から、彼に向けての問いの答えもそれが躊躇に現れている。時には、いいさそんな時があっても、僕は異世界の星を、荒野で見上げそう思った。
なんて事は無く。部屋で頭を抱えどうしてールイス!? って感じになっていた。
彼の選択理由は2つ。
①ここで一度、僕らのパーティーを離れた立ち位置で見てみたい。
②王子は現在は、気丈に振る舞っているが今までの監禁暮らしもあり、彼の様子を注意深く見守りたい。
そんな理由で、ルイスは今回の作戦に絡まないを選んでしまった。しかし彼の選択はもっともらしく、そんな正論言われたら…….ねぇ。
ここは型破りに、オリエラをルイス、君の元へと相談相手として派遣するぞ! とか、リクルートスーツに身を包んだフィーナ先生による、恋のいろはの授業を受けてもらうぞ! とか考えていた。
それでは僕がちょっとダメな人みたいなっちゃうが、ここは仕方ないところだろう。
ちなみに次点で、オリエラの腹違いの兄のナリミアス王子と何となく結婚が予定されている、聖女のルナでもいいなって考えは、今もある。
だから、僕は彼にこう言うしかなかった……。
「ルイスがそこまで考えているのはわかった。受け入れるよ。でも……、いざとなったら僕は土下座でもなんでもしてルイス、君に絡んで貰う心構えはあるって事を覚えておいて! でも、今は君の選択を尊重する!」
しかしそんな僕に、ルイスは「私の心優しい勇者様に感謝します」って言うから、僕は完全なる敗北だ。
後、オリエラの気持ちを女性陣に……聞いても教えてくれなさそうだし、聞いて蛇をだすわけにもいかない。
とりあえず、ぬいぬいに相談するか……。
ぬいぬいに割り当てられた部屋へ行くと、彼は乾燥した植物をたくさん身のまわり置き、何やら触媒を作っていた。
「これ何に使うんですか?」
「詳しく話すと長いが、お前はその話しをしに来たんじゃないだろう?」
「そうでした」
僕は自分の部屋から持って来た丸椅子に、腰掛けようとしたら目の前の小皿が、凄く臭い。硫黄とかそっち系の匂い。
僕が見つめているとぬいぬいが、小皿の中身をアルミぽい瓶の中に入れ蓋をしたら、綺麗むらさき色の炎が蓋の端からブァッと出た。
「火傷!? 火傷するでしょうが!?」
「大丈夫だ。この手袋はサラマンダーの脱皮の皮で作ってある。で、ルイスの様子はどうだ?」
彼はアルミ缶ぽいものを机の上に置き、僕に向き直る。
「僕が少し追い詰めしまった様で、今回の作戦に絡まないそうです。まぁ、王子の面倒は見てくれるらしいですが……」
「ルイスは、オリエラの事が好きなのか?」
「えっあ?! なんで、そう思うですか?」
「なんでそう思わないと思うんだ? あんなにバレバレで……あっちの連中はその話しで、もちきりだったぞ」
そう言って彼は女性陣のいる2階を指差した。
「もしかして……その事を、オリエラも?」
「オリエラはまだ部屋に篭っていて、まだ耳に入ってないはずだが……」
「ぬいぬい!? ルイスとオリエラの事についてどんな話しが出回っているかわかりませんが、噂や、ぱっと見の様子だけで彼を判断しないでください。なんかもっとややこしくなりそうですから……。僕の口から言えませんけど。そして僕だけの考えですが、ルイスに今、決めて欲しくない話しなんです。だから僕らが無事に帰って来てから、する話しはあると思うんです! たぶんこの話がそれです!」
「俺はそうとは思わない。まず、王子の言った様に、オリエラの結婚は王子の強いカードになる。そしてオリエラにしても、結婚相手を選べる数少ないチャンスだ。そのカード生きれば王子の祖父は天秤に乗るかもしれない」
「でも、騎士は我々の味方でしょう?、彼らが王子が逃げた今なら女王を鎮圧できるのでは? その事を知れば彼の祖父は天秤に乗る筈では?」
「では、何故王子救出のさい出てこない? 教会は馬鹿じゃない声をかけていたはずだ。そして未だ、祖父からの何の連絡もない」
「じゃ……オリエラが婚約したら彼ら動くのですか? でも、今の状態でどうやって?」
「教会だ。教会を使えばいい。教会は悪の女王を倒す手助けをし、そしてふたりはそんな教会ではなばなしく式を挙げる。素晴らしいプロパガンダだ。そして世界に王子の二人の子供が長に着く城が出来る。教会にも、祖父に利がある」
「それは却下で、まず王子が逃げた事がバレる事態になれば王宮で一波乱起きる。勇者パーティーと騎士が共謀したせいにし、今なら女王の兵士達により数の暴力で騎士や一部の人々が粛正され事態にもなりかねない。女王にはもう後がないですから」
「それは王子の祖父が出て来た場合でも、起こりうる事だ。しかも女王も馬鹿ではない、戦力の弱体化は王子の祖父を呼び込む事になる。その事をよくしている。そしてその場合は、残念ながら塀の中の民衆は人質にならない。種族が違うからだ。女王はまだ王子が居ない事を隠したいはずだ。だから騎士を助ける為にも、オリエラ……いや、均衡破るのにオリエラは必要ないかもしれない? 祖父の方も王子がその地位に返り咲けば引く。たぶんな」
「それではルイスと女騎士と王子を連れて来てもらおうか。先延ばしにて恋が芽生えるのどうか確認して程暇はなく、オリエラ取る道は決まっている。まぁ平和になるまでだが」
「でも、ルイスは!?」
「俺はお前から何の話しも聞いてない、だから作戦に絡まない事実は知らん!」
ぬいぬいの無慈悲な命令で、まず王子の部屋へ行ったらルイスが王子の部屋に居て、話しをしていた。
ルイスは王子が落ち着く様に、話をしていたようだ。ノックの時、笑い声が聞こえていた。
ルイスが自分の使命に忠実過ぎて、少し悲しくなった。
「ルイス、王子、来てぬいぬいが話しがあるって」
「はい」「わかりました」
二人は何も言わずに、ぬいぬいのところへ行ってくれたマジ助かった!
そしてウッリマリアのところへ行く。
彼女の部屋をノックすると、寝ぼけまなこの彼女が出てくる。ウッリマリアも気を抜く時はあるんだーと、感心したが、僕の顔を見たとたん鬼の形相になった。 そして「あっ」と、言って緊張を解く。
ちょっと傷ついたが、「下で僕の仲間が呼んでいるから来て」そう告げと、一枚羽織って出てきた。
そこにフィーナが部屋から出てきた。パジャマではないが、コンビニに行くの丁度いい感じの格好だ。かわいい。髪もほどいている。
「あっ……うるさくしてごめんね」のところで、ウッリマリアに手を引っ張られ連れ去られる僕。
――姫、助けてー。
「待ってください。私も行きます」
と、言ってフィーナは付いて来た。さすが僕の麗しの姫。
ドォン!
「お散歩行くの!?」
スフィンクス! 参戦である。
「どうしたんですか? スフィンクス?」
「ぱぱが、散歩行くって!」
ー言も言ってないよ。スフィンクス。
そうして次々勇者パーティーは集まるのだった。
続く
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