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序章 才能の目覚め
第1口 僕も神喰隊に入れますか。
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子供が母親に話しかける。
「ねぇママ」
母親が優しい笑顔で答える。
「ふふ、なぁに?」
「ぼくね、将来かんばみたい? になりたいの!」
母親が少し嬉しそうに答える
「あら、どーして?」
「テレビでね!かんばみたいは悪い人からみんなを守るってやってたの!」
母親が少し意地悪な笑顔で答える。
「じゃあ私は神喰隊に退治されちゃうのかしら?」
子供が悲しそうな声で問う
「どうして......?」
母親が少し悲しそうな声で言う
「んー、そうねぇ……私はね、絶対に許されないことをしたの」
母親を心配したのか子供が母親に抱きつき言う
「ママはママだよ......?」
「ふふ、ありがとう、でも」
ごめんね。
その言葉が掠れるように視界が暗転していく。
風景は変わり青年が息を切らしながらベットから飛び起きる。
「ハァ......ハァ......ハァ......ッ...ッ...あ"ー...またあの夢か」
青年が疲れ果てたように言葉を漏らす。
青年が時計を見ると7:50分を回っていた。
「やばい! 学校遅刻する!!」
慌てて用意をし、玄関へと向かう。
その時、ふと隣の畳部屋にある仏壇へと目が向く。
「お母さん、行ってきます」
そう言って優しく笑う青年は家を後にするのだった。
◇◇◇
「ハァ......ハァ......間に合ったぁ...」
息を切らしながら教室に入り、机にへたり込む青年。
そんな青年にニタニタ笑いながら近寄って来る人がいた。
「あれぇ~朝から随分とお疲れですねぇブランくん」
そんな性格の悪そうな顔をしているこいつがスーロス。
「うるせー」
酸欠で頭が回らないのか適当な返事をする。
「そういえば、今朝のニュース見ましたか!?」
わくわくしながらそう問うて来るスーロス、彼はそのまま続けて。
「神喰隊が西区に出た才花人を即時拘束したっていう話です! しかも、5mはあるかのような巨大化の才能を持った敵を一撃で伸してしまったみたいです!」
その後も永遠と神喰隊について話すスーロス。
そう、こいつは何を隠そう神喰隊オタクなのである。ちょっとキモイね。
「スーロスって本当に神喰隊が好きだよね...!」
そう言うとスーロスくんは嬉しそうに答える。
「当たり前です!!ぼくは昔、神喰隊の人に命を救われてますから...! いつか神喰隊に入ってみたいです……!」
「そう言うブランくんも神喰隊、好きでしょう?」
そう言って笑うスーロスに少し悲しそうな声でブランは答える。
「うん……好きだよ、でも入るのは流石に怖くて無理かな……」
スーロスはブランの言葉を聞いて少ししょんぼりした様子を見せている。
そんなスーロスを見てブランは口を開く。
「スーロス君は神喰隊に入るのって怖くないの? 」
ブランが疑問をぶつけるようにスーロスに問う。
するとスーロスは自信満々な笑顔で答える。
「怖いですよ~……でも、昔助けられた事が忘れられなくて……!」
「スーロス君は凄いなぁ……」
そんな話をしていると突如として教室前の扉が勢いよく開く。
扉を開けたのは先生だった。
「ハァ...ハァ...学校にっ 才花人が──」
ぐしゃっ
耳に残りそうな嫌な音をたて2mはあるかのような巨大化で太い腕が先生を叩き潰した。
「ぐふふふふ、やはり人を潰すのは楽しいですねぇ...質感や音ッ!全てが素晴らしい......」
そう呟きながら教室に入ってきたソレは人の体をしているのに左腕だけが大きく肥大化した化け物だった。
一同がパニックに陥る中、化け物は続けてこう言った。
「おやおや、これはこれはとても潰しがいがありそうな人達ですねぇえ」
その化け物がこちらを見て言う。
それを聞いて周りの学生たちはより一層パニックに陥ったようで皆、後方の出口から逃げようとしている。
そんな様子を見て僕もスーロスくんに言葉をかける。
「スーロス!逃げるよ!!」
僕の言葉を聞いて床に座り青ざめているスーロスくんは震えた声で言う。
「で、でもここ、腰が抜けちゃって、」
「はあぁ?」
スーロスくんの言葉を聞いた僕は驚きのあまり間の抜けた声が出た。
それと同時に色々な考えが脳裏を駆け巡る。死にたくない、怖い、逃げたい、置いていく、置いていけない、どうする、生きたい、怖い
思考の整理が出来ないまま、ある1つの考えにたどり着く。
僕とスーロスくんが助かるためにはこの化け物を倒すしかない。
でもどうする!?
やりようはあるのか?
そんな思いが頭の中を駆け巡る。
でも、やるしかない!!。
「ぐふふふ、おや逃げないのですか?」
化け物がこちらを煽るように問いかける。
「逃げたら、見逃してくれるのですか?」
引きつった笑顔でそう答える。
「ぐふふふふ、面白いことを言う人ですねぇ...それで、何を企んでるんですか」
実に愉快と言う様子で化け物が問う。
実際の所、企みも何もあったものでは無い。でも、不思議な事に僕は今、この状況が楽しいとすら思えてしまう。
どうにもならないかもしれない。
死ぬかもしれない。
それでも逃げるよりはましと思ってしまう。僕はどうなってしまったんだろうか、そんなことを考えるのは後でいい、まずは化け物を倒さなければ。
「っうらぁっ!!」
必死の思いで僕は近くにあった椅子を投げる。
「そんなものでっ! 倒せるわけないでしょうう!」
化け物が肥大化した腕で難なく振り払う。
その隙に僕は化け物の足元まで近寄る。
「なっっ、いつの間に足元にッ!」
化け物が驚いたように声を出す。
僕はそのままの勢いで足払いをし、化け物を転ばせる。──が化け物は左腕を地面につけ、僕の方を見てにやっと笑う。
僕はそのまま、化け物の顔を目掛けて拳を振るう。
「ぁあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
今まで出したことの無いような雄叫びをあげ、拳は化け物の顔へと向かう。
──刹那、ブランから花弁が舞う
拳は化け物の顔に当たる─── 前に化け物の右腕によって難なく防がれる。
「ふんっっ!」
そんな掛け声と共に化け物が左腕を振るい僕の身体は反対側の壁まで吹き飛ばされる。
「かはっ、」
血を吐き、地面に倒れ起き上がれない僕を見て化け物は不敵な笑みを浮かべる。
「ぐふふ、後天的か、──少しだけヒヤリとしましたが......やはりまだ子供ですねぇえ...」
痛い、息ができない、死にたくない。そんなに思考が僕の頭の中を埋め尽くす。
そんな中、隣から声が聞こえる。
「大丈夫か? 青年」
僕が目を向けると、そこには長い白髪を束ねて、赤い綺麗な瞳をした男がいた。
そんな中、化け物が口を開く。
「ぐふふ、誰ですかあなたは?」
そんな風に問う化け物。
それを聞いて男は不敵な笑みを浮かべ答える。
「俺? 俺は神喰隊の"グラン"だ」
その返答を聞いて化け物は嬉しそうに答える。
「ぐふっ、ぐふふふふ、あ"ー神喰隊の方でしたかぁーこれは実に潰しがいがありそうですねぇぇえ」
そんな言葉を話しながら化け物はグラン目掛けて左腕を振りかざす。
グランはそれを右腕で難なく受け止める。
化け物がその事実に驚いている間にグランは化け物に瞬時に近ずき化け物の脇腹に手を置く。そして──
「ごめんね。」
そんな優しい声と共に、化け物の身体は半分以上が消し飛びそのまま体の全てが花弁になり散っていく。
そして、少し悲しそうな顔をしたグランはすぐにブランの方を向き声をかける。
「怪我は、してるね......大丈夫かい?」
僕はその問いに答えることが出来なかった。目の前で起きた事が信じられず、思考の整理が着いてなかったからだ。
命を救われた安堵感からか涙も止まらなかった。話すのも辛いまま僕は声を出す。
「あ"あのっ、ぼ、僕も! 神喰隊に"はい"れ"まずがっ!!」
ボロボロの声で必死に問う。
そんな様子を見たグランは優しい声で話す。
「来月、入隊試験がある。君ならきっと受かると思うよ」
その言葉を聞いて安堵したのかブランはそのまま眠るように気絶してしまった。
そんなブランの様子を見てグランは優しく言葉を漏らす。
「頑張ってね、君は私の可愛い───」
そんな言葉を漏らしながらグランはブランとスーロスくんを担いで
教室を後にするのだった。
「ねぇママ」
母親が優しい笑顔で答える。
「ふふ、なぁに?」
「ぼくね、将来かんばみたい? になりたいの!」
母親が少し嬉しそうに答える
「あら、どーして?」
「テレビでね!かんばみたいは悪い人からみんなを守るってやってたの!」
母親が少し意地悪な笑顔で答える。
「じゃあ私は神喰隊に退治されちゃうのかしら?」
子供が悲しそうな声で問う
「どうして......?」
母親が少し悲しそうな声で言う
「んー、そうねぇ……私はね、絶対に許されないことをしたの」
母親を心配したのか子供が母親に抱きつき言う
「ママはママだよ......?」
「ふふ、ありがとう、でも」
ごめんね。
その言葉が掠れるように視界が暗転していく。
風景は変わり青年が息を切らしながらベットから飛び起きる。
「ハァ......ハァ......ハァ......ッ...ッ...あ"ー...またあの夢か」
青年が疲れ果てたように言葉を漏らす。
青年が時計を見ると7:50分を回っていた。
「やばい! 学校遅刻する!!」
慌てて用意をし、玄関へと向かう。
その時、ふと隣の畳部屋にある仏壇へと目が向く。
「お母さん、行ってきます」
そう言って優しく笑う青年は家を後にするのだった。
◇◇◇
「ハァ......ハァ......間に合ったぁ...」
息を切らしながら教室に入り、机にへたり込む青年。
そんな青年にニタニタ笑いながら近寄って来る人がいた。
「あれぇ~朝から随分とお疲れですねぇブランくん」
そんな性格の悪そうな顔をしているこいつがスーロス。
「うるせー」
酸欠で頭が回らないのか適当な返事をする。
「そういえば、今朝のニュース見ましたか!?」
わくわくしながらそう問うて来るスーロス、彼はそのまま続けて。
「神喰隊が西区に出た才花人を即時拘束したっていう話です! しかも、5mはあるかのような巨大化の才能を持った敵を一撃で伸してしまったみたいです!」
その後も永遠と神喰隊について話すスーロス。
そう、こいつは何を隠そう神喰隊オタクなのである。ちょっとキモイね。
「スーロスって本当に神喰隊が好きだよね...!」
そう言うとスーロスくんは嬉しそうに答える。
「当たり前です!!ぼくは昔、神喰隊の人に命を救われてますから...! いつか神喰隊に入ってみたいです……!」
「そう言うブランくんも神喰隊、好きでしょう?」
そう言って笑うスーロスに少し悲しそうな声でブランは答える。
「うん……好きだよ、でも入るのは流石に怖くて無理かな……」
スーロスはブランの言葉を聞いて少ししょんぼりした様子を見せている。
そんなスーロスを見てブランは口を開く。
「スーロス君は神喰隊に入るのって怖くないの? 」
ブランが疑問をぶつけるようにスーロスに問う。
するとスーロスは自信満々な笑顔で答える。
「怖いですよ~……でも、昔助けられた事が忘れられなくて……!」
「スーロス君は凄いなぁ……」
そんな話をしていると突如として教室前の扉が勢いよく開く。
扉を開けたのは先生だった。
「ハァ...ハァ...学校にっ 才花人が──」
ぐしゃっ
耳に残りそうな嫌な音をたて2mはあるかのような巨大化で太い腕が先生を叩き潰した。
「ぐふふふふ、やはり人を潰すのは楽しいですねぇ...質感や音ッ!全てが素晴らしい......」
そう呟きながら教室に入ってきたソレは人の体をしているのに左腕だけが大きく肥大化した化け物だった。
一同がパニックに陥る中、化け物は続けてこう言った。
「おやおや、これはこれはとても潰しがいがありそうな人達ですねぇえ」
その化け物がこちらを見て言う。
それを聞いて周りの学生たちはより一層パニックに陥ったようで皆、後方の出口から逃げようとしている。
そんな様子を見て僕もスーロスくんに言葉をかける。
「スーロス!逃げるよ!!」
僕の言葉を聞いて床に座り青ざめているスーロスくんは震えた声で言う。
「で、でもここ、腰が抜けちゃって、」
「はあぁ?」
スーロスくんの言葉を聞いた僕は驚きのあまり間の抜けた声が出た。
それと同時に色々な考えが脳裏を駆け巡る。死にたくない、怖い、逃げたい、置いていく、置いていけない、どうする、生きたい、怖い
思考の整理が出来ないまま、ある1つの考えにたどり着く。
僕とスーロスくんが助かるためにはこの化け物を倒すしかない。
でもどうする!?
やりようはあるのか?
そんな思いが頭の中を駆け巡る。
でも、やるしかない!!。
「ぐふふふ、おや逃げないのですか?」
化け物がこちらを煽るように問いかける。
「逃げたら、見逃してくれるのですか?」
引きつった笑顔でそう答える。
「ぐふふふふ、面白いことを言う人ですねぇ...それで、何を企んでるんですか」
実に愉快と言う様子で化け物が問う。
実際の所、企みも何もあったものでは無い。でも、不思議な事に僕は今、この状況が楽しいとすら思えてしまう。
どうにもならないかもしれない。
死ぬかもしれない。
それでも逃げるよりはましと思ってしまう。僕はどうなってしまったんだろうか、そんなことを考えるのは後でいい、まずは化け物を倒さなければ。
「っうらぁっ!!」
必死の思いで僕は近くにあった椅子を投げる。
「そんなものでっ! 倒せるわけないでしょうう!」
化け物が肥大化した腕で難なく振り払う。
その隙に僕は化け物の足元まで近寄る。
「なっっ、いつの間に足元にッ!」
化け物が驚いたように声を出す。
僕はそのままの勢いで足払いをし、化け物を転ばせる。──が化け物は左腕を地面につけ、僕の方を見てにやっと笑う。
僕はそのまま、化け物の顔を目掛けて拳を振るう。
「ぁあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
今まで出したことの無いような雄叫びをあげ、拳は化け物の顔へと向かう。
──刹那、ブランから花弁が舞う
拳は化け物の顔に当たる─── 前に化け物の右腕によって難なく防がれる。
「ふんっっ!」
そんな掛け声と共に化け物が左腕を振るい僕の身体は反対側の壁まで吹き飛ばされる。
「かはっ、」
血を吐き、地面に倒れ起き上がれない僕を見て化け物は不敵な笑みを浮かべる。
「ぐふふ、後天的か、──少しだけヒヤリとしましたが......やはりまだ子供ですねぇえ...」
痛い、息ができない、死にたくない。そんなに思考が僕の頭の中を埋め尽くす。
そんな中、隣から声が聞こえる。
「大丈夫か? 青年」
僕が目を向けると、そこには長い白髪を束ねて、赤い綺麗な瞳をした男がいた。
そんな中、化け物が口を開く。
「ぐふふ、誰ですかあなたは?」
そんな風に問う化け物。
それを聞いて男は不敵な笑みを浮かべ答える。
「俺? 俺は神喰隊の"グラン"だ」
その返答を聞いて化け物は嬉しそうに答える。
「ぐふっ、ぐふふふふ、あ"ー神喰隊の方でしたかぁーこれは実に潰しがいがありそうですねぇぇえ」
そんな言葉を話しながら化け物はグラン目掛けて左腕を振りかざす。
グランはそれを右腕で難なく受け止める。
化け物がその事実に驚いている間にグランは化け物に瞬時に近ずき化け物の脇腹に手を置く。そして──
「ごめんね。」
そんな優しい声と共に、化け物の身体は半分以上が消し飛びそのまま体の全てが花弁になり散っていく。
そして、少し悲しそうな顔をしたグランはすぐにブランの方を向き声をかける。
「怪我は、してるね......大丈夫かい?」
僕はその問いに答えることが出来なかった。目の前で起きた事が信じられず、思考の整理が着いてなかったからだ。
命を救われた安堵感からか涙も止まらなかった。話すのも辛いまま僕は声を出す。
「あ"あのっ、ぼ、僕も! 神喰隊に"はい"れ"まずがっ!!」
ボロボロの声で必死に問う。
そんな様子を見たグランは優しい声で話す。
「来月、入隊試験がある。君ならきっと受かると思うよ」
その言葉を聞いて安堵したのかブランはそのまま眠るように気絶してしまった。
そんなブランの様子を見てグランは優しく言葉を漏らす。
「頑張ってね、君は私の可愛い───」
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