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27話 川と海を女神は憧れる
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カリーナ達が冒険者試験に無事……板挟みにあった若干一名の魔女っ子が半泣きに追い込まれた事を除けば合格になってから3日が経った。
早速、王都に行ってダンジョンに行く為の試験を受けたいとカリーナとエンティが強く要望したが、冒険者試験の時の連携の欠片も感じさせない無様な戦い方をした事を理由に太助が首を縦に振らない。なので、太助の指示でしばらく連携と呼べるレベルの戦い方が出来るまでは近場の依頼を処理するように言われてブツブツと太助に文句を言いながらもやっている。
そして、今日の3日目は太助の指示で休暇を取るように言われて4人はそれぞれの行動を取っていた。
勿論、戦闘をメインにした依頼を受けている事もあるが慣れないパーティ活動でいつも以上に疲れが溜まると太助に言われたからであった。
カリーナとエンティはかなり不満があるようだが、しかし、少しは精神的な疲れを感じているようで渋々、応じた形であった。
それぞれのオフの使い方はカリーナはまだ制御力に難がある事は自覚があるようで太助に教わった事を反復練習、エンティはテツの下に行き、修行三昧だ。
意外と真面目という思いもあるが、太助自身は休んでくれというのが本音だが言うと余計に意固地になると黙る事にしていた。
テルルはロスワイゼの店を手伝う良い子なのに、と太助は溜息を洩らしているようだ。
当の本人である太助は冒険者試験が合格と分かってから更にペースを上げて金策に打ち込んでいた。
カリーナ達の王都行きを止めた裏テーマが『旅の費用の捻出が厳しい』であった。太助1人であれば、無費用と言える程度で行って帰ってこれるがさすがにカリーナ達には無理な相談で貸し馬車などの費用がどうしてもかかる。
だから、この3日の太助は家に居る時はポーション製作をしているか、寝るぐらいしかしていない。テルル辺りにご飯を食べてるのか、と心配されるほど太助がゆっくりしている姿はない。
そして、今日も朝からいない太助に不満一杯なのはチビッコであるティカ達であった。
「タスケはなってないのだ! アタチと遊ぶという崇高な使命をもう3日もしてないのだ!」
地団太を踏むティカはカリーナと初めて会った大きな木があるだけで何もないあのデコボコの広場でウガァーと雄叫びをあげる。
ティカの後ろには困ったように眉をハの字にするリンとビクついてリンの後ろに隠れるアコ、そして洗濯が済んで全ての仕事は完了した気になっている暇を持て余すミンティアがいた。
そんなティカを見て、小さな口から溜息を洩らすリンは寂しそうに言う。
「ボクもタスケ兄ちゃんと遊べないのは寂しいデシ……でもタスケ兄ちゃん、とっても大変そうだったデシ」
ティカ達の中で唯一、この3日間で太助を見かけたのはリンだけである。しかも夜中にオシッコがしたくなって起きた時に蝋燭一本の灯りでポーション作りをする背中を見て、それに気付いた太助がトイレの同行を申し出たのを断った短い時間だけであった。
そんなリンを見て、ブスッと顰めっ面してそっぽ向くティカであるが本気で太助がティカ達を蔑ろにしてない事は分かっているがやっぱり構ってくれないのは寂しいらしい。
何か負けた気分にされたティカがアコに詰め寄る。
「むむむぅ! アコはアタチの味方なのだ? タスケが怠慢なのだ!」
「あぅ……タ―お兄ちゃん、まだ良く分からないの……ティカちゃんはどうしてそんなに構って欲しいの?」
「それはティカ、ボクにとってもタスケ兄ちゃんはヒーローだからデシ!」
どこか誇らしげに言うリンに頷くティカを見て目を丸くするアコ。
自慢げに語るティカの言葉の装飾をした箇所を抜いていくとドラゴンテイルにやってきたのはティカもリンも同時期であり、同じ年頃、正確に言うとティカは女神としての年齢という意味であるがきかん坊で言う事を聞かないティカと人間不信気味であったリンは一緒に勝手に家から離れていた場所へと出歩いていた。
いつものように出て慣れが出て調子に乗ったティカが城壁の小さな穴を見つけてダンガの外へと2人は出てしまう。
今からすればその穴があった事とそこから出た事で起こり得た事件ではあった。
しばらく歩いた2人が遭遇したのは野犬の群れ、20匹程いる集団にぶつかった。
当然、2人が成人していれば何とでもなる程のスペックを持ち合わせるが現在は4歳児、勝てる見込みどころか逃げ出す事も不可能であった。
追い詰められた時、ティカが癇癪を起こすのに合わせるようにティカの体が輝きだし、その光に包まれた周りにいた野犬達を一瞬で瀕死に追い込む。
同じようにリンにも被害があったが小柄で弾き飛ばされたので野犬達よりは軽傷であったが草むらから飛び出て来た子犬、おそらく野犬達の中の子供だろうが光の中にいる親犬に向かおうとする。
それを掴まえて抱き抱えるリンが逃げようとした時にはティカの光は目前に迫っていた。
もう駄目だと思った時、太助が現れ、光に飛び込みティカを抱き締めて懐から取り出した銃を掲げると周りにあった光は銃に吸い込まれる。
そして、全てを吸い込むと銃の引き金を引くと空に描かれるティカとリンが泣いていたのに安心して笑っているような稚拙な絵。
そこから振り降りる光の粒子が瀕死の野犬達に降り注ぐと傷が癒え、尻尾を股に挟むようにしてクウゥゥンと情けない声を洩らしてゆっくりと林の奥へと消えた。
という話をティカは英雄に救われた聖女やお姫様が自分のように語るのを聞かされたアコが感心したように言う。
「ティカちゃんは女神の力を行使した事があるの?」
「当然なのだ。私はスーパー女神なのだ!」
「違います。ティカがしたのは力の暴走、オーバーヒートさせただけです」
それまで終始、黙り続けていたミンティアが話に割り込んでくる。
ミンティアに口を挟まれたティカが口をパクパクさせるのを見て明後日の方向に目を向けながら言ってくる。
「ティカ、貴方は気付いてないようですが、一歩、いえ、それがキッカケで悪神、邪神と呼ばれる存在になっていた。それを太助が救ってくれた行動は英雄扱いされてもいい話」
神の力は無闇やたらに使うモノではないが、逆に使わずに溜め込むのは不味い。神の力は人の願いなどから生まれる力を媒体にして身に宿すが願いというのは純粋なものばかりではなく、程良く発散しなくてはいけない。
だから、普通の神はその不純物を時には自然災害などに変換したり、人に試練を与えたりしていた。
だが、能力的に駄女神とされるティカやアコのような存在はそれを吐き出す術がない。それを補助するモノとしてティカの木箱などを使って放出させている訳だがあくまでこれは緩和処置。根本的な解決にはなってはいない。
ミンティアの言っている意味を理解し切れてないのかふくれっ面になるティカに言う。
「まあ、タスケもこんなチンチクリンでは助けがいがなかったでしょうけど」
「もうもう、なのだっ!!」
シレっとした顔をしてそっぽ向くミンティアにティカは奥義『駄々っ子パンチ【連打】』をぶちこみ捨て台詞をすると中央にある大きな木を目指して走る。それを追いかけるリンとアコを見送るミンティアは羨ましげに目を細める。
ミンティアには他の女神には見えない繋がりというべきか、想いの光の川のような物が見える。
木に向かって走るティカ、リンには強く大きな光の川がここにはいない少年へと繋がる物がはっきりと見える。
傍にいるアコからも薄らであるが同じ方向に延びる川が見える。
アコも本人が思っているより太助を意識しているのがミンティアには分かる。
当然のようにロスワイゼ、テルルも強い光の川を太助へと向けている。カリーナもロスワイゼ達程ではないが強い。おそらく本人も意識している事は自覚しているだろうが決して認めはしないだろうが。
あの敵対心全開のようなエンティですらアコと同程度の川を繋げている。
ミンティアはそう川が向かう先の人物を海と表現していた。
海である太助にはコミュニティ以外からも沢山の川が流れ込んでいる。
しかし、エンティは自分の胸の辺りを見つめて悲しげに眉を寄せる。
「やはり私には見えない……しょうがない、私の魂に宿る咎がそうさせない」
ミンティアは一瞬辛そうに顔を顰めるがすぐに無気力ないつもの顔に戻ると大きな木の下で遊び出すティカ達を目指して歩き出した。
早速、王都に行ってダンジョンに行く為の試験を受けたいとカリーナとエンティが強く要望したが、冒険者試験の時の連携の欠片も感じさせない無様な戦い方をした事を理由に太助が首を縦に振らない。なので、太助の指示でしばらく連携と呼べるレベルの戦い方が出来るまでは近場の依頼を処理するように言われてブツブツと太助に文句を言いながらもやっている。
そして、今日の3日目は太助の指示で休暇を取るように言われて4人はそれぞれの行動を取っていた。
勿論、戦闘をメインにした依頼を受けている事もあるが慣れないパーティ活動でいつも以上に疲れが溜まると太助に言われたからであった。
カリーナとエンティはかなり不満があるようだが、しかし、少しは精神的な疲れを感じているようで渋々、応じた形であった。
それぞれのオフの使い方はカリーナはまだ制御力に難がある事は自覚があるようで太助に教わった事を反復練習、エンティはテツの下に行き、修行三昧だ。
意外と真面目という思いもあるが、太助自身は休んでくれというのが本音だが言うと余計に意固地になると黙る事にしていた。
テルルはロスワイゼの店を手伝う良い子なのに、と太助は溜息を洩らしているようだ。
当の本人である太助は冒険者試験が合格と分かってから更にペースを上げて金策に打ち込んでいた。
カリーナ達の王都行きを止めた裏テーマが『旅の費用の捻出が厳しい』であった。太助1人であれば、無費用と言える程度で行って帰ってこれるがさすがにカリーナ達には無理な相談で貸し馬車などの費用がどうしてもかかる。
だから、この3日の太助は家に居る時はポーション製作をしているか、寝るぐらいしかしていない。テルル辺りにご飯を食べてるのか、と心配されるほど太助がゆっくりしている姿はない。
そして、今日も朝からいない太助に不満一杯なのはチビッコであるティカ達であった。
「タスケはなってないのだ! アタチと遊ぶという崇高な使命をもう3日もしてないのだ!」
地団太を踏むティカはカリーナと初めて会った大きな木があるだけで何もないあのデコボコの広場でウガァーと雄叫びをあげる。
ティカの後ろには困ったように眉をハの字にするリンとビクついてリンの後ろに隠れるアコ、そして洗濯が済んで全ての仕事は完了した気になっている暇を持て余すミンティアがいた。
そんなティカを見て、小さな口から溜息を洩らすリンは寂しそうに言う。
「ボクもタスケ兄ちゃんと遊べないのは寂しいデシ……でもタスケ兄ちゃん、とっても大変そうだったデシ」
ティカ達の中で唯一、この3日間で太助を見かけたのはリンだけである。しかも夜中にオシッコがしたくなって起きた時に蝋燭一本の灯りでポーション作りをする背中を見て、それに気付いた太助がトイレの同行を申し出たのを断った短い時間だけであった。
そんなリンを見て、ブスッと顰めっ面してそっぽ向くティカであるが本気で太助がティカ達を蔑ろにしてない事は分かっているがやっぱり構ってくれないのは寂しいらしい。
何か負けた気分にされたティカがアコに詰め寄る。
「むむむぅ! アコはアタチの味方なのだ? タスケが怠慢なのだ!」
「あぅ……タ―お兄ちゃん、まだ良く分からないの……ティカちゃんはどうしてそんなに構って欲しいの?」
「それはティカ、ボクにとってもタスケ兄ちゃんはヒーローだからデシ!」
どこか誇らしげに言うリンに頷くティカを見て目を丸くするアコ。
自慢げに語るティカの言葉の装飾をした箇所を抜いていくとドラゴンテイルにやってきたのはティカもリンも同時期であり、同じ年頃、正確に言うとティカは女神としての年齢という意味であるがきかん坊で言う事を聞かないティカと人間不信気味であったリンは一緒に勝手に家から離れていた場所へと出歩いていた。
いつものように出て慣れが出て調子に乗ったティカが城壁の小さな穴を見つけてダンガの外へと2人は出てしまう。
今からすればその穴があった事とそこから出た事で起こり得た事件ではあった。
しばらく歩いた2人が遭遇したのは野犬の群れ、20匹程いる集団にぶつかった。
当然、2人が成人していれば何とでもなる程のスペックを持ち合わせるが現在は4歳児、勝てる見込みどころか逃げ出す事も不可能であった。
追い詰められた時、ティカが癇癪を起こすのに合わせるようにティカの体が輝きだし、その光に包まれた周りにいた野犬達を一瞬で瀕死に追い込む。
同じようにリンにも被害があったが小柄で弾き飛ばされたので野犬達よりは軽傷であったが草むらから飛び出て来た子犬、おそらく野犬達の中の子供だろうが光の中にいる親犬に向かおうとする。
それを掴まえて抱き抱えるリンが逃げようとした時にはティカの光は目前に迫っていた。
もう駄目だと思った時、太助が現れ、光に飛び込みティカを抱き締めて懐から取り出した銃を掲げると周りにあった光は銃に吸い込まれる。
そして、全てを吸い込むと銃の引き金を引くと空に描かれるティカとリンが泣いていたのに安心して笑っているような稚拙な絵。
そこから振り降りる光の粒子が瀕死の野犬達に降り注ぐと傷が癒え、尻尾を股に挟むようにしてクウゥゥンと情けない声を洩らしてゆっくりと林の奥へと消えた。
という話をティカは英雄に救われた聖女やお姫様が自分のように語るのを聞かされたアコが感心したように言う。
「ティカちゃんは女神の力を行使した事があるの?」
「当然なのだ。私はスーパー女神なのだ!」
「違います。ティカがしたのは力の暴走、オーバーヒートさせただけです」
それまで終始、黙り続けていたミンティアが話に割り込んでくる。
ミンティアに口を挟まれたティカが口をパクパクさせるのを見て明後日の方向に目を向けながら言ってくる。
「ティカ、貴方は気付いてないようですが、一歩、いえ、それがキッカケで悪神、邪神と呼ばれる存在になっていた。それを太助が救ってくれた行動は英雄扱いされてもいい話」
神の力は無闇やたらに使うモノではないが、逆に使わずに溜め込むのは不味い。神の力は人の願いなどから生まれる力を媒体にして身に宿すが願いというのは純粋なものばかりではなく、程良く発散しなくてはいけない。
だから、普通の神はその不純物を時には自然災害などに変換したり、人に試練を与えたりしていた。
だが、能力的に駄女神とされるティカやアコのような存在はそれを吐き出す術がない。それを補助するモノとしてティカの木箱などを使って放出させている訳だがあくまでこれは緩和処置。根本的な解決にはなってはいない。
ミンティアの言っている意味を理解し切れてないのかふくれっ面になるティカに言う。
「まあ、タスケもこんなチンチクリンでは助けがいがなかったでしょうけど」
「もうもう、なのだっ!!」
シレっとした顔をしてそっぽ向くミンティアにティカは奥義『駄々っ子パンチ【連打】』をぶちこみ捨て台詞をすると中央にある大きな木を目指して走る。それを追いかけるリンとアコを見送るミンティアは羨ましげに目を細める。
ミンティアには他の女神には見えない繋がりというべきか、想いの光の川のような物が見える。
木に向かって走るティカ、リンには強く大きな光の川がここにはいない少年へと繋がる物がはっきりと見える。
傍にいるアコからも薄らであるが同じ方向に延びる川が見える。
アコも本人が思っているより太助を意識しているのがミンティアには分かる。
当然のようにロスワイゼ、テルルも強い光の川を太助へと向けている。カリーナもロスワイゼ達程ではないが強い。おそらく本人も意識している事は自覚しているだろうが決して認めはしないだろうが。
あの敵対心全開のようなエンティですらアコと同程度の川を繋げている。
ミンティアはそう川が向かう先の人物を海と表現していた。
海である太助にはコミュニティ以外からも沢山の川が流れ込んでいる。
しかし、エンティは自分の胸の辺りを見つめて悲しげに眉を寄せる。
「やはり私には見えない……しょうがない、私の魂に宿る咎がそうさせない」
ミンティアは一瞬辛そうに顔を顰めるがすぐに無気力ないつもの顔に戻ると大きな木の下で遊び出すティカ達を目指して歩き出した。
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