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6章 誘う、森の民が住まう大樹へ
113話 俺、男だからっ!
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モンスターの波状攻撃に耐え続ける俺にカラスの待望のセリフが届けられる。
『主、来るぞ! 娘達の準備は済ん……だ?』
「お、おうぅ? 何故、歯切りが悪いんだ、カラス」
カラスの物言いに言い知れない恐怖が募る俺。
待って、カラスちゃん。なんか想定外な感じでどうしようって困ってるみたいな感じになるのホントにやめて?
『あ、主! モンスターの攻撃は多少は貰うのを覚悟して全力で背後からくる魔法に備えるのだぁ!!』
「んん? 勿論、そのつもりだが、俺も痛いのは嫌だから」
『違うのだ、主。そんな低い次元の問題ではないのだ』
切羽詰まるようなカラスの言葉に背筋には冷たい汗が流れ、俺は生唾を飲み込む。
モンスターに応戦する俺の剣戟の音だけが支配するような沈黙の中でカラスが告げる。
『あの双子の小娘の姉のマリーだったか? あの女の水浴びを覗きに行ったとバレた時より酷い目に遭うぞ?』
そう言われた瞬間、俺の全身の血は一気に下がる。
あかん、それマジであかんヤツやん!?
マリーが水浴びをする時間と場所を教えた本人のSの双子の妹の方がまさかのルナと美紅に密告するという事をやらかされた事件があった。
バレて折檻するという理由で2人に3日3晩追いかけられた事がある。
遂には、10mはあろうかという大きな滝まで追い詰められた俺は2択を迫られた。
おとなしくルナと美紅の魔法を一身に受けるか、一か八かで滝壺に飛び込むかである。
俺はイケメンになって男らしく滝壺に飛び込んだ。
本気で死んだかと思った体験をさせられたが……
「待て待て、今回、滝もないし逃げ場ないんだけど……言ったよな? 大丈夫だって?」
『……』
「黙んなよっ!!」
更に文句を言おうとした俺であるがカラスじゃなくても2人の魔力が高まり、発射間際だと嫌でも教えてくる。
俺はカラスとアオツキを地面に突き刺して踏ん張り、炎の翼を生みだして周りにいたモンスターを弾き飛ばして炎の翼で自分を覆うようにする。
「信じてるからな、相棒!」
『悪い、主、相棒は明日からにしてくれるだろうか?』
そういうカラスをアオツキより少しに前に出す。カラスから悲鳴のような声が響くが敢えて聞こえないフリをする俺はダンディ。
そして前方にいるモンスターを掻き消すように飛び込んでくる風の火のコラボレーションされた極悪の魔法が飛び込んできて俺を巻き込む。
うおおおぉぉ!! マジ、半端ない圧力なんですけどぉ!!
吹き飛ばされそうになるのを必死に耐える俺が叫んでるのかカラスが叫んでるのか分からないまま、俺達はモンスターごと2人の魔法に包まれた。
俺は自分の荒い息に気付いて、やっと自分が無事である事を認識する。
両手に握るカラスとアオツキの刀身もいつも通りである事にホッとすると話しかける。
「おう、無事か?」
『ああ……我もアオツキも欠けるかと思ったが無事だ』
周りを見渡すとモンスターの姿は遠くにあり逃げ出しているようだ。良く見ると俺の周辺にはモンスターらしき何かが炭になって転がっている。
うん、モンスターもさすがにこれを見せられたら逃げるよね?
でも、この中心にいたの俺なんだよ、俺。
はっはは、と乾いた笑みを浮かべる俺の前方から冒険者達の集団が走って来て俺を通り過ぎる。
「さすがAランク、無事で何より」
「今回はさすがにお前でも死ぬと思ったぞ?」
「しぶといな、お前」
などと言ったり、肩を叩いて過ぎ去っていく。
その最後尾にいたダンさんが俺を見て両手を合わせてくる。
「あんちゃん、本当の恐怖はこれからだ。無事に再会出来るのを楽しみにしてる!」
そう言うと逃げるように去っていくダンさんを呼び止めようとしたがすぐに止める。
何故なら背後からくるプレッシャーが俺に声を止めさせた。
「徹ぅ~」
「トオル君?」
まるで心臓を鷲掴みにするような声に俺は顔から落ちる汗が止まらない。
う、後ろからドラゴンより怖いなんかが……おかあぁ――ちゃ――ん!!
脱兎の如く逃げる俺は右手に握る相棒に告げる。
「おい、相棒。こういう時は『俺を置いて、お前は先に行け』とか言うところとちゃうんかい!」
『我はただの刀のようだ……』
「馬鹿野郎! そんな使い古されたネタで騙されるかよ!!」
生にしがみ付く俺は必死に逃げ、先に向かっていたダンさん達を追いかける。
追いかけられてる事に気付いたダンさん達が叫ぶ。
「こっちくるな! 俺達を巻き込むなぁ!!」
「つれない事言わんと!? 俺達、クラウドの冒険者仲間だろっ!」
「身の安全がお前との縁の切れ目だぁぁぁ!!」
俺達は仲良く最強のモンスターから逃げる為にエルフの村へと徒競走に勤しんだ。
なんとかエルフの村へと生還した俺はそこに集まる村人の前にやってきた。
すると、そこから老人のエルフが前に出てくる。
「やっと助けが来てくれたか……まあいい。さっさと私達を避難させてくれ」
「それはいいんだが、ここにいる人が全員か?」
俺が辺りを見渡すと30人ぐらい村人を見て思う。
もうちょっと居てもいいんじゃないか?
そう思っていると苛立った様子の老人が言う。
「50人程の若者が村を守る為に殉死した。ここにいるのが全員……そういえば2人程、旅人が村の離れにいたような……」
「はい、村長。姉妹のような年の頃の2人がいたはずです」
それを後ろにいた壮年のエルフに言われたが「所詮はよそ者、ほっとけ」というとすぐに避難させろと騒ぎ始める。
ああっ!! こんな時に村の者かどうかが重要じゃないだろ!!
頭を掻き毟る俺に詰め寄る村長に頭に来た俺はデコとデコを強めにぶつけて黙らせる。
「ちょっと煩い! お前達を避難させる。だが、その子達も見捨てるのとは話が別だろ! 俺が連れてくるから特徴を教えろ!」
そう言うと俺は振り返ってダンさんに引き続いて冒険者の指示と村人の避難をお願いする。
ダンさんは快諾してくれ、安堵した俺が前を向くと全力で不満そうにする村長に苛立った俺は再びヘッドバットする動きを見せると慌てて話し出す。
「良家のお嬢様風の10歳程度の子供とお前さんと同じぐらいの……」
俺は最後まで聞かずに村長を押し退けると村の外れを目指して走り出す。
突然の行動に驚いたルナと美紅も声を上げて追いかけてくる。
「ど、どうしたの! 徹!」
「落ち着いてください、トオル君!」
2人の言葉に振り返りもしない俺にカラスが訝しげに聞いてくる。
『本当にどうしたのだ、主』
「馬鹿野郎! さっきの村長の説明を聞いて分からなかったのかよ!」
俺の言葉に困った様子イメージを浮かべるカラスに村長の言葉を復唱してみろという。
唸るカラスが渋々といった様子で言ってくる。
『良家のお嬢様風の10歳程度の子供とお前さんと同じぐらいの……ビキニアーマーを着る若い女』
「それだっ!」
『どれだっ!』
困った声を出すカラスに駄目だこりゃ、と思わされる。
まったくカラスも俺の相棒を自負するならこれぐらいのイージーな問題ぐらい即答して欲しいものだ。
本気で分かってなさそうなカラスに言ってやる。
「あのな、ビキニアーマーってのはオッパイが大きい子じゃないと普通は着れない選ばれた装備なんだ!」
『それだっ! でも、なんだ! でもないと思うぞ、主』
溜息を吐くカラスは後方から追いかけてくるルナと美紅に意識を向けながら再び溜息を洩らす。
『主は本当に懲りる事を知らんのだな』
「ビキニアーマー万歳っ! うひゃっほい!!」
俺は夢一杯、胸一杯で先程の命の危機も忘れて楽園を信じて走り続けた。
『主、来るぞ! 娘達の準備は済ん……だ?』
「お、おうぅ? 何故、歯切りが悪いんだ、カラス」
カラスの物言いに言い知れない恐怖が募る俺。
待って、カラスちゃん。なんか想定外な感じでどうしようって困ってるみたいな感じになるのホントにやめて?
『あ、主! モンスターの攻撃は多少は貰うのを覚悟して全力で背後からくる魔法に備えるのだぁ!!』
「んん? 勿論、そのつもりだが、俺も痛いのは嫌だから」
『違うのだ、主。そんな低い次元の問題ではないのだ』
切羽詰まるようなカラスの言葉に背筋には冷たい汗が流れ、俺は生唾を飲み込む。
モンスターに応戦する俺の剣戟の音だけが支配するような沈黙の中でカラスが告げる。
『あの双子の小娘の姉のマリーだったか? あの女の水浴びを覗きに行ったとバレた時より酷い目に遭うぞ?』
そう言われた瞬間、俺の全身の血は一気に下がる。
あかん、それマジであかんヤツやん!?
マリーが水浴びをする時間と場所を教えた本人のSの双子の妹の方がまさかのルナと美紅に密告するという事をやらかされた事件があった。
バレて折檻するという理由で2人に3日3晩追いかけられた事がある。
遂には、10mはあろうかという大きな滝まで追い詰められた俺は2択を迫られた。
おとなしくルナと美紅の魔法を一身に受けるか、一か八かで滝壺に飛び込むかである。
俺はイケメンになって男らしく滝壺に飛び込んだ。
本気で死んだかと思った体験をさせられたが……
「待て待て、今回、滝もないし逃げ場ないんだけど……言ったよな? 大丈夫だって?」
『……』
「黙んなよっ!!」
更に文句を言おうとした俺であるがカラスじゃなくても2人の魔力が高まり、発射間際だと嫌でも教えてくる。
俺はカラスとアオツキを地面に突き刺して踏ん張り、炎の翼を生みだして周りにいたモンスターを弾き飛ばして炎の翼で自分を覆うようにする。
「信じてるからな、相棒!」
『悪い、主、相棒は明日からにしてくれるだろうか?』
そういうカラスをアオツキより少しに前に出す。カラスから悲鳴のような声が響くが敢えて聞こえないフリをする俺はダンディ。
そして前方にいるモンスターを掻き消すように飛び込んでくる風の火のコラボレーションされた極悪の魔法が飛び込んできて俺を巻き込む。
うおおおぉぉ!! マジ、半端ない圧力なんですけどぉ!!
吹き飛ばされそうになるのを必死に耐える俺が叫んでるのかカラスが叫んでるのか分からないまま、俺達はモンスターごと2人の魔法に包まれた。
俺は自分の荒い息に気付いて、やっと自分が無事である事を認識する。
両手に握るカラスとアオツキの刀身もいつも通りである事にホッとすると話しかける。
「おう、無事か?」
『ああ……我もアオツキも欠けるかと思ったが無事だ』
周りを見渡すとモンスターの姿は遠くにあり逃げ出しているようだ。良く見ると俺の周辺にはモンスターらしき何かが炭になって転がっている。
うん、モンスターもさすがにこれを見せられたら逃げるよね?
でも、この中心にいたの俺なんだよ、俺。
はっはは、と乾いた笑みを浮かべる俺の前方から冒険者達の集団が走って来て俺を通り過ぎる。
「さすがAランク、無事で何より」
「今回はさすがにお前でも死ぬと思ったぞ?」
「しぶといな、お前」
などと言ったり、肩を叩いて過ぎ去っていく。
その最後尾にいたダンさんが俺を見て両手を合わせてくる。
「あんちゃん、本当の恐怖はこれからだ。無事に再会出来るのを楽しみにしてる!」
そう言うと逃げるように去っていくダンさんを呼び止めようとしたがすぐに止める。
何故なら背後からくるプレッシャーが俺に声を止めさせた。
「徹ぅ~」
「トオル君?」
まるで心臓を鷲掴みにするような声に俺は顔から落ちる汗が止まらない。
う、後ろからドラゴンより怖いなんかが……おかあぁ――ちゃ――ん!!
脱兎の如く逃げる俺は右手に握る相棒に告げる。
「おい、相棒。こういう時は『俺を置いて、お前は先に行け』とか言うところとちゃうんかい!」
『我はただの刀のようだ……』
「馬鹿野郎! そんな使い古されたネタで騙されるかよ!!」
生にしがみ付く俺は必死に逃げ、先に向かっていたダンさん達を追いかける。
追いかけられてる事に気付いたダンさん達が叫ぶ。
「こっちくるな! 俺達を巻き込むなぁ!!」
「つれない事言わんと!? 俺達、クラウドの冒険者仲間だろっ!」
「身の安全がお前との縁の切れ目だぁぁぁ!!」
俺達は仲良く最強のモンスターから逃げる為にエルフの村へと徒競走に勤しんだ。
なんとかエルフの村へと生還した俺はそこに集まる村人の前にやってきた。
すると、そこから老人のエルフが前に出てくる。
「やっと助けが来てくれたか……まあいい。さっさと私達を避難させてくれ」
「それはいいんだが、ここにいる人が全員か?」
俺が辺りを見渡すと30人ぐらい村人を見て思う。
もうちょっと居てもいいんじゃないか?
そう思っていると苛立った様子の老人が言う。
「50人程の若者が村を守る為に殉死した。ここにいるのが全員……そういえば2人程、旅人が村の離れにいたような……」
「はい、村長。姉妹のような年の頃の2人がいたはずです」
それを後ろにいた壮年のエルフに言われたが「所詮はよそ者、ほっとけ」というとすぐに避難させろと騒ぎ始める。
ああっ!! こんな時に村の者かどうかが重要じゃないだろ!!
頭を掻き毟る俺に詰め寄る村長に頭に来た俺はデコとデコを強めにぶつけて黙らせる。
「ちょっと煩い! お前達を避難させる。だが、その子達も見捨てるのとは話が別だろ! 俺が連れてくるから特徴を教えろ!」
そう言うと俺は振り返ってダンさんに引き続いて冒険者の指示と村人の避難をお願いする。
ダンさんは快諾してくれ、安堵した俺が前を向くと全力で不満そうにする村長に苛立った俺は再びヘッドバットする動きを見せると慌てて話し出す。
「良家のお嬢様風の10歳程度の子供とお前さんと同じぐらいの……」
俺は最後まで聞かずに村長を押し退けると村の外れを目指して走り出す。
突然の行動に驚いたルナと美紅も声を上げて追いかけてくる。
「ど、どうしたの! 徹!」
「落ち着いてください、トオル君!」
2人の言葉に振り返りもしない俺にカラスが訝しげに聞いてくる。
『本当にどうしたのだ、主』
「馬鹿野郎! さっきの村長の説明を聞いて分からなかったのかよ!」
俺の言葉に困った様子イメージを浮かべるカラスに村長の言葉を復唱してみろという。
唸るカラスが渋々といった様子で言ってくる。
『良家のお嬢様風の10歳程度の子供とお前さんと同じぐらいの……ビキニアーマーを着る若い女』
「それだっ!」
『どれだっ!』
困った声を出すカラスに駄目だこりゃ、と思わされる。
まったくカラスも俺の相棒を自負するならこれぐらいのイージーな問題ぐらい即答して欲しいものだ。
本気で分かってなさそうなカラスに言ってやる。
「あのな、ビキニアーマーってのはオッパイが大きい子じゃないと普通は着れない選ばれた装備なんだ!」
『それだっ! でも、なんだ! でもないと思うぞ、主』
溜息を吐くカラスは後方から追いかけてくるルナと美紅に意識を向けながら再び溜息を洩らす。
『主は本当に懲りる事を知らんのだな』
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