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5章 竜が見る夢
86話 このオッサン、只の変態じゃない
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「その依頼とは?」
コルシアンさんが俺に訪ねてくる。
「エコ帝国の貴族に呪いをかけられた姉を助けて欲しい、という依頼です」
「ああ……大方、妻になれや、愛人になれ、という無茶を言って断られた腹いせか何かかな?」
良くある事なのか、すぐに思い付いた様子のコルシアンさんに俺は頷いてみせる。
あちゃーといった顔をして美紅に目を向けると少し申し訳なさそうにするコルシアンさん。
うん、多分、それがなくても美紅の反応にたいした違いはなかったと思うよ?
男の俺でも普通に怖かったしな。
しかし、それを口にも顔にも出さない俺であったが真面目な顔をしたルナが手を横に振って言う。
「コルシアンさんのは、気持ち悪かっただけだと思うの!」
「そ、そう……?」
少し悲しそうに肩を落とすコルシアンさんにアタフタと慌てる美紅を横目に俺はルナの頭を叩く。
「何でも素直に言えばいいもんじゃないぞ?」
「ポンポン、叩かないで欲しいの! お馬鹿さんになるの!」
「ま、まあまあ、お二人共……」
仲裁に入る美紅であるが、俺に『追撃してますよ?』と言いたげな視線を向けてくる。
良く考えると確かにルナの言葉を肯定してるな……
俺もルナの事を言えた義理じゃなかったようだ。
申し訳ない、と伝わるように頭を掻きながらコルシアンさんの方向に顔を向けるとソファーに寝そべりイジけてるオッサンの姿があった。
「気持ち悪くてゴメンね? ピンクのツナギを着た変態紳士とエコ帝国で有名なコルシアンさんだよぉ?」
こちらをチラチラと見てくるコルシアンさん。
メンドークセェー!
とはいえ、悪いのはこちらだと我慢するとコルシアンさんの気を引くキーワードを口にする。
「初代勇者が消えたと同時に表舞台から消えた初代勇者の武具、その武器の話に興味はありません?」
「ある!! 初代勇者の死が確認された時ですら見つからず、エコ帝国の地下に安置してあると言われる武器はレプリカ……トール君は知っているのかい!?」
俺の言葉に劇的に反応を示して飛び起きる。
さっきまでイジけてたのはポーズだったのか? と疑うレベルで苦笑いが漏れる。
コルシアンさんの話でレプリカを安置してるんだ、と思わされたが、どうでもいいかと流すとコルシアンさんに頷いてみせる。
自信ありげな笑みを見せるとコルシアンさんは目をキラキラさせて前のめりになる。
「その自信ありげな笑みは、もしかして……実物を見たのかい?」
「ええ、ここにありますよ?」
俺の言葉に文字通り飛び上がるコルシアンさんは辺りをキョロキョロ見渡し、「どこに!?」と子供のように騒ぐ。
そのコルシアンさんに俺が腰に差している『カラス』と『アオツキ』を抜いて目の前のテーブルに置いて見せる。
『カラス』と『アオツキ』を目にしたコルシアンさんは落胆したようにソファに座る。
「はぁ……トール君、からかうのが面白いのかもしれないがこれは酷いよ? だって……」
「初代勇者の武器は大剣である、ですか? 知ってますよ」
非難する瞳で俺を見つめるコルシアンさんに笑みを向ける。
笑う俺を見て、からかわれた訳じゃないかもしれないと気付き、俺を見つめるが隣にいる美紅が口を開く。
「依頼で向かった先にいた下級悪魔のインプから聞かされた話です。500年前、初代勇者の依頼でオルデールという魔道師が大剣を再加工し、目の前の二刀、『カラス』と『アオツキ』にしたそうです」
美紅に説明されたコルシアンさんは目の前にある『カラス』達をマジマジと眺める。
「何故、わざわざ打ち直しを? ん? オルデール?」
少し考え込むようにしたコルシアンさんが思い付いたのか弾けるように顔を上げる。
「まさか、あの知識を渇望し、倫理の欠片もないと言われた史上最低の魔道師であり、学者のオルデールかい? 初代勇者と繋がりがあるとは思ってもなかったよ……」
コルシアンさんの話だと何百年も先を行く知識、技術を得たと言われ、今もその研究資料を必死に探す者達がいるそうだが、狂う前のオルデールの研究資料以外、発見されてないらしい。
まあ、その辺りの資料もインプが押さえてる気がするけどな?
コルシアンさん自身はどうやら技術などには興味がないようだが、『カラス』達が初代勇者の武器から作られた事に関心があるようだ。
「どうして初代勇者はそんな事をしたんだい?」
「その辺りの事は俺も分からないんですが、初代勇者はオルデールに『神を殺す力を超える、神の因果を断ち切る力を作って欲しい』と依頼してます」
「うーん、魔神を倒すだけなら、神を殺す力だけで足りるんじゃ……」
そう言うコルシアンさんに俺達も頷いて見せる。
「それはみんな思うところだと思う。そして、ここからが俺だけが知ってる内容になるんだけど……」
俺がそう言うとコルシアンさんだけでなく、ルナと美紅もこちらに体を寄せるようにしてくる。
小声で話すつもりはないんだけどな?
苦笑いを洩らし、この距離で大声は不味いな、と思う俺は少しだけ声量を抑えて話す。
「試練を果たした瞬間、ホワイトアウトする僅かな時間にアイツは現れ、俺に語りかけた」
『お前が疑問に思っている事の大半の謎を知りたければ、俺が残した足跡を辿れ。始まりは『俺が今の俺になった始まりの場所だ』、来る、来ないは好きにしろ』
俺の言葉を聞いた3人は困ったような顔をする。
その気持ちは分かる。俺自身、どう受け取っていいか分かり難いうえ、500年以上前の足跡を辿って何が分かる? というのが本音である。
「大半は足跡を辿れ、と言いたいだけなのは分かるのですが『俺が今の俺になった始まりの場所だ』というのが……召喚された場所を指すのでしょうか?」
「待ってなの。冒険者ギルドに居た時に勇者として祭り上げられた場所かもしれないの!」
そう言い合う2人を見つめる俺だが、一番手っ取り早いのはインプを締めあげる事の気がするが……吐かないかな?
2人の可能性を口にする仲間に参加しないコルシアンさんが不敵な笑みを浮かべているのに気付く。
「トール君、分からないのかい? 僕は分かったよ」
驚く俺達に更に笑みを深くするコルシアンさんは続けて口にする。
「今日、僕達が話してた事にキーワードは一杯あった。歴史書を見る限り、初代勇者の考え、心の動きが大きく変わったポイントが3つある」
立ち上がったコルシアンさんが目の前をうろうろしながら説明を始める。
「まず、最初は召喚されてエコ帝国を逃亡し、現在のクラウドに住み付いた時」
人差し指を立てるコルシアンさんはウンウンと頷きながら俺達の顔を見ながら話す。
へぇ――、初代勇者が冒険者してたのクラウドだったんだ。
「2つ目、エコ帝国に祭り上げられて『勇者』にされてしまった時」
ピースをするように指を立てるコルシアンさんが更にそこに指を1本追加する。
「そして、3つ目。魔神を滅ぼすつもりだったのに、敢えて、封印に切り替えた時」
「つまり、初代勇者が言う始まりの場所というのは……」
コルシアンさんの言葉から理解したらしい美紅が目を見開く。
頭の悪い俺でもこれは理解出来たが、ルナだけが置いてけぼりを食らったようで俺と美紅を交互に見つめ、聞きたそうにしている。
さらば、ルナよ。俺はお利口さんへの道を歩む!
そんな馬鹿なやり取りを心でしてるとコルシアンさんが答えを口にする。
「そう、魔神との最終決戦地、勇者の力で封印される山の地下だよ」
驚く俺達にコルシアンさんはウィンクしてくる。
「封印されている山はエコ帝国の貴族の一部しか知らない事なんだけど……君達には説明不要だよね?」
なんとなく思ってたけどバレてるぅ!!
どうやら最後の封印される山という件も軽いカマかけだったぽい……
俺達はなんて言ったらいいか分からず、弱った笑みを返す事しか出来なかった。
コルシアンさんが俺に訪ねてくる。
「エコ帝国の貴族に呪いをかけられた姉を助けて欲しい、という依頼です」
「ああ……大方、妻になれや、愛人になれ、という無茶を言って断られた腹いせか何かかな?」
良くある事なのか、すぐに思い付いた様子のコルシアンさんに俺は頷いてみせる。
あちゃーといった顔をして美紅に目を向けると少し申し訳なさそうにするコルシアンさん。
うん、多分、それがなくても美紅の反応にたいした違いはなかったと思うよ?
男の俺でも普通に怖かったしな。
しかし、それを口にも顔にも出さない俺であったが真面目な顔をしたルナが手を横に振って言う。
「コルシアンさんのは、気持ち悪かっただけだと思うの!」
「そ、そう……?」
少し悲しそうに肩を落とすコルシアンさんにアタフタと慌てる美紅を横目に俺はルナの頭を叩く。
「何でも素直に言えばいいもんじゃないぞ?」
「ポンポン、叩かないで欲しいの! お馬鹿さんになるの!」
「ま、まあまあ、お二人共……」
仲裁に入る美紅であるが、俺に『追撃してますよ?』と言いたげな視線を向けてくる。
良く考えると確かにルナの言葉を肯定してるな……
俺もルナの事を言えた義理じゃなかったようだ。
申し訳ない、と伝わるように頭を掻きながらコルシアンさんの方向に顔を向けるとソファーに寝そべりイジけてるオッサンの姿があった。
「気持ち悪くてゴメンね? ピンクのツナギを着た変態紳士とエコ帝国で有名なコルシアンさんだよぉ?」
こちらをチラチラと見てくるコルシアンさん。
メンドークセェー!
とはいえ、悪いのはこちらだと我慢するとコルシアンさんの気を引くキーワードを口にする。
「初代勇者が消えたと同時に表舞台から消えた初代勇者の武具、その武器の話に興味はありません?」
「ある!! 初代勇者の死が確認された時ですら見つからず、エコ帝国の地下に安置してあると言われる武器はレプリカ……トール君は知っているのかい!?」
俺の言葉に劇的に反応を示して飛び起きる。
さっきまでイジけてたのはポーズだったのか? と疑うレベルで苦笑いが漏れる。
コルシアンさんの話でレプリカを安置してるんだ、と思わされたが、どうでもいいかと流すとコルシアンさんに頷いてみせる。
自信ありげな笑みを見せるとコルシアンさんは目をキラキラさせて前のめりになる。
「その自信ありげな笑みは、もしかして……実物を見たのかい?」
「ええ、ここにありますよ?」
俺の言葉に文字通り飛び上がるコルシアンさんは辺りをキョロキョロ見渡し、「どこに!?」と子供のように騒ぐ。
そのコルシアンさんに俺が腰に差している『カラス』と『アオツキ』を抜いて目の前のテーブルに置いて見せる。
『カラス』と『アオツキ』を目にしたコルシアンさんは落胆したようにソファに座る。
「はぁ……トール君、からかうのが面白いのかもしれないがこれは酷いよ? だって……」
「初代勇者の武器は大剣である、ですか? 知ってますよ」
非難する瞳で俺を見つめるコルシアンさんに笑みを向ける。
笑う俺を見て、からかわれた訳じゃないかもしれないと気付き、俺を見つめるが隣にいる美紅が口を開く。
「依頼で向かった先にいた下級悪魔のインプから聞かされた話です。500年前、初代勇者の依頼でオルデールという魔道師が大剣を再加工し、目の前の二刀、『カラス』と『アオツキ』にしたそうです」
美紅に説明されたコルシアンさんは目の前にある『カラス』達をマジマジと眺める。
「何故、わざわざ打ち直しを? ん? オルデール?」
少し考え込むようにしたコルシアンさんが思い付いたのか弾けるように顔を上げる。
「まさか、あの知識を渇望し、倫理の欠片もないと言われた史上最低の魔道師であり、学者のオルデールかい? 初代勇者と繋がりがあるとは思ってもなかったよ……」
コルシアンさんの話だと何百年も先を行く知識、技術を得たと言われ、今もその研究資料を必死に探す者達がいるそうだが、狂う前のオルデールの研究資料以外、発見されてないらしい。
まあ、その辺りの資料もインプが押さえてる気がするけどな?
コルシアンさん自身はどうやら技術などには興味がないようだが、『カラス』達が初代勇者の武器から作られた事に関心があるようだ。
「どうして初代勇者はそんな事をしたんだい?」
「その辺りの事は俺も分からないんですが、初代勇者はオルデールに『神を殺す力を超える、神の因果を断ち切る力を作って欲しい』と依頼してます」
「うーん、魔神を倒すだけなら、神を殺す力だけで足りるんじゃ……」
そう言うコルシアンさんに俺達も頷いて見せる。
「それはみんな思うところだと思う。そして、ここからが俺だけが知ってる内容になるんだけど……」
俺がそう言うとコルシアンさんだけでなく、ルナと美紅もこちらに体を寄せるようにしてくる。
小声で話すつもりはないんだけどな?
苦笑いを洩らし、この距離で大声は不味いな、と思う俺は少しだけ声量を抑えて話す。
「試練を果たした瞬間、ホワイトアウトする僅かな時間にアイツは現れ、俺に語りかけた」
『お前が疑問に思っている事の大半の謎を知りたければ、俺が残した足跡を辿れ。始まりは『俺が今の俺になった始まりの場所だ』、来る、来ないは好きにしろ』
俺の言葉を聞いた3人は困ったような顔をする。
その気持ちは分かる。俺自身、どう受け取っていいか分かり難いうえ、500年以上前の足跡を辿って何が分かる? というのが本音である。
「大半は足跡を辿れ、と言いたいだけなのは分かるのですが『俺が今の俺になった始まりの場所だ』というのが……召喚された場所を指すのでしょうか?」
「待ってなの。冒険者ギルドに居た時に勇者として祭り上げられた場所かもしれないの!」
そう言い合う2人を見つめる俺だが、一番手っ取り早いのはインプを締めあげる事の気がするが……吐かないかな?
2人の可能性を口にする仲間に参加しないコルシアンさんが不敵な笑みを浮かべているのに気付く。
「トール君、分からないのかい? 僕は分かったよ」
驚く俺達に更に笑みを深くするコルシアンさんは続けて口にする。
「今日、僕達が話してた事にキーワードは一杯あった。歴史書を見る限り、初代勇者の考え、心の動きが大きく変わったポイントが3つある」
立ち上がったコルシアンさんが目の前をうろうろしながら説明を始める。
「まず、最初は召喚されてエコ帝国を逃亡し、現在のクラウドに住み付いた時」
人差し指を立てるコルシアンさんはウンウンと頷きながら俺達の顔を見ながら話す。
へぇ――、初代勇者が冒険者してたのクラウドだったんだ。
「2つ目、エコ帝国に祭り上げられて『勇者』にされてしまった時」
ピースをするように指を立てるコルシアンさんが更にそこに指を1本追加する。
「そして、3つ目。魔神を滅ぼすつもりだったのに、敢えて、封印に切り替えた時」
「つまり、初代勇者が言う始まりの場所というのは……」
コルシアンさんの言葉から理解したらしい美紅が目を見開く。
頭の悪い俺でもこれは理解出来たが、ルナだけが置いてけぼりを食らったようで俺と美紅を交互に見つめ、聞きたそうにしている。
さらば、ルナよ。俺はお利口さんへの道を歩む!
そんな馬鹿なやり取りを心でしてるとコルシアンさんが答えを口にする。
「そう、魔神との最終決戦地、勇者の力で封印される山の地下だよ」
驚く俺達にコルシアンさんはウィンクしてくる。
「封印されている山はエコ帝国の貴族の一部しか知らない事なんだけど……君達には説明不要だよね?」
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