琉球お爺いの綺談

Ittoh

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お爺の一考

度量衡統一の難しさ

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 座って半畳、寝て一畳という言葉がある。
 人間が生活するにあたって、必要となる大きさを考える上で、大雑把に捉えることができる長さ単位である。
 一人一日三合とすると、千合≒一石で約一年の分量とすることができる。こういった生活に則した度量衡の考え方は、本質的にメートル法の考え方とは異なる。一時期、メートル法への以降が進んだとしても、一間四方≒一坪という考え方は、3.3平方メートルで土地面積を捉えるということで残っているし、大雑把に生活するときの空間を認識する場合に、対応することが容易になる。
 メートル法が発展したSI単位は、自然発生的な生活基準ではなく、論理基準による度量衡制定であった。これは、一定の強制力が無ければ、浸透しない考え方である。

 各地域で、自然発生的に生じる度量衡を、一定の範囲で統一を図ろうとすれば、論理基準による度量衡制定が必要となる。これによって国際交易での障害を防ぐことが必要となる。このため、日本の場合は、彼の国が使っていた度量衡を用いていた。まぁ、最大の交易相手であり、巨大な市場を持つ彼の国を度量衡で無視することはできない。

 和国では、尺貫法を基準として、度量衡が制定されている。

 また、和国では、時間軸上は、午前午後を基準として、日の出から日没までを明時間として、日没から日の出までを暮時間として、不定時法を採用する形態をとっている。
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