琉球お爺いの綺談

Ittoh

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お爺ぃの今昔

父様、母様、ゴトゴトと、

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○chのニュー速では、国の擬人化で男女入り混じっておりましたが、琉球お爺ぃでは、全部女性としました。

 シオンちゃんは、

石を積んだらゴトゴトと、壁を作りに行きましょね。
 父様、母様、ゴトゴトと、ここはあたしの家だよね。アメリアちゃん

 冥府魔道に落とされる様に国を追われて、放浪の旅に出かけることとなった。国境に建設された壁は、2008年にパレスちゃんが壊してしまった。結果として行き来ができるようになったのだけれど、今度は、アメリアちゃんが今年の冬にパレスちゃんと共有していた土地を、シオンちゃんの土地と言ってしまって、パレスちゃんが抗議活動を始めたのでした。

「ねぇ、シオンちゃん。パレスちゃんと仲良くなろうよ」
「あら、サクラちゃん。それはできない相談ね」
「昔は、そんなに仲が悪くなかったじゃない」
「ふん。サクラは、ずっと変わらないからそんなことが言えるのよ。家を追われて、凍えるような生き方をしてきたあたしとは違うわ」
「パレスちゃんも、抗議だけじゃなくて、話し合おうよ」
「あたしが餓死するのも構わずに、壁を造ったような女に、抗議すること以外に言うことはありませんわ」
「困ったなぁ、、、sigh」
 どうしていいかわからず、オロオロしているサクラの後ろから、
「サクラちゃんは、あんまり気にしないで良いのよ」
「あ、アメリアちゃん」
アメリアちゃんは、孤児として生まれて、親戚である共和家と民主家に交互に養子として暮らしています。今は、トランプ叔父さんの養女となっています。それぞれの家が定めた家訓に従って行動するアメリアちゃんですが、最近は、叔父さんの影響を受けて、過激にお話しすることが増えているのです。サクラは、そのたびに困ったなぁと言いながらも、サクラは、アメリアちゃんと一緒に行動するのでした。
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