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シルさんと狩り やる気を出して、ここからここから
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シルさんがさらっと言った。
「それは、そうだね。この狩りはすごく効率的だからね。あ、そういえば、さっきLv.10に上がったよ」
え?! 今?!
俺は驚きながら目の前のゴブリンを切った。
結構経験値溜まってたのかな?
もしくは、この狩りがものすごく効率がよくて、1時間もしないうちに、レベルが1つ上がるぐらいの経験値が稼げたのかもな。
もしそうなら、狩りが終わった時に、どれぐらいレベルが上がっているのか、今から楽しみだな。
コルドは、全力の笑顔で言った。
「おめでとう! これで兄貴も、2桁台だな!」
Lv.10ってなんかうれしいよな。
ゲームによっては、新要素が出てきたり、初心者から脱したりするレベルだよな。
まぁ、APOには、Lv.10になったからと言って何か特別なことは何もないんだけどな。
だけど、なんか一区切り感あるよな。
何でなんだろうな。
俺は首をかしげながら、目の前のゴブリンを切った。
ローズが、何でなんだろうと言いたげな声色で言った。
「Lv.10ってなんかうれしいわよね。何か特別な能力が解放される訳でもないのにすごくうれしいのよね」
どうやら、ローズも同じ事を思っていたみたいだ。
そうだよな。
不思議だよなぁ。
俺はうんうんと頷きながら、目の前のゴブリンに『ウィンドランス』を当てた。
シルさんもLv.10なのか。
あと、2レベル上がったら追いつかれるのか。
俺も、もっと頑張らないとな。
俺は、さらっと言った。
「気を抜いてるとすぐに追いつかれちゃうかもしれないな」
俺の発言で、コルドのスイッチが急に入ったみたいだ。
コルドはかなりやる気だな。
今にもゴブリンに突撃しそうな勢いがある。
俺は、コルドを見ながら目の前のゴブリンを切った。
コルドは、メラメラとやる気を燃やしながら言った。
「それはそうだな! 俺達も気合い入れていこう!」
コルドにも、追いつかれたくないというプライドのようなものがあるのかもな。
まぁ、かくいう俺も、自分で言葉にしておいて、少し焦りだしてきた。
なんとなく、素直に追いつかれるのは、嫌だな。
せめて、追いつかれない努力ぐらいはしたいな。
背中を向けて走っていた人には、背中を見せ続けたいよな。
俺はかなりのやる気を出しながら目の前のゴブリンを切った。
俺は、一度、コルドとローズに追いつかれたから、よりそう思うな。
ローズもやる気をにじませた声で言った。
「もう少し頑張ろうかしらね」
ローズも簡単には追いつかれたくはないみたいだな。
まぁ、Lv.10から、Lv.12ヘの道のりは、簡単ではないだろうけど。
少しあがいてみたくなるよな。目の前で追い上げを見せられると。
俺達の目にやる気が宿った。
やる気の宿った目で、捉えたゴブリンを俺は切った。
今まで、意識的には、95%は会話、5%で戦闘だったけど、もう少し戦闘に意識を割こうかな。
そう思っていたら、シルさんが楽しげに言った。
「じゃあ、常時、後10体追加する?」
今の20体から、30体に増やすって事だな。
もっと早いサイクルでゴブリンを倒すなら、30体にしてくれた方がありがたいな。
今の20体のままだと、倒す速度が速すぎて、補充が間に合わなくなるかもしれないしな。
俺達は今それぐらいやる気があるし。
俺的には、全然追加して良いと思っている。
2人はどうなんだろう?
2人のことを考えながら目の前のゴブリンを切った。
コルドはノリノリで言った。
「30体で回すって事だな!」
俺は、短く伝えた。
「いいぞ」
30体か。
今よりもかなりハイペースで倒していっても敵がいなくなる可能性が少ないと言うメリットはあるけど、ヘイト管理とか、前線管理が少しだけ難しくなると言うデメリットがあるな。
まぁ、今までよりも、戦闘に意識を向けるなら、なんてことないデメリットだな。
こっからは、会話50%、戦闘50%の意識の割き方をしようかな。
それぐらいのやる気がある。
俺は、やる気をさらに出しながら目の前のゴブリンに『スラッシュ』を当てた。
ローズもやる気満々な声色で言った。
「いいわ。じゃあ、もう1グループにちょっかいかけるわ」
それから俺達は、会話のペースを落として、少しだけ、戦闘に集中するようになった。
もちろん、会話がなくなったわけではない。
ただ、今までよりは少しだけ間を取って話しているだけだ。
戦闘に割く意識が増したことによって、俺達はより効率よく、敵を攻撃している。
俺は、通常攻撃、いわゆる、ただゴブリンを切るという動作が減り、剣術スキルや、魔術スキル、後は投擲など様々なスキルを駆使して戦う割合が増えていった。
それにより目の前のゴブリンはどんどん減っていった。
コルドも、スキルを使う量が増えているし、ローズも、さっきまでよりも、飛ばしている魔法の量が増えている。それに、飲んでいるポーションの量も増えているようだ。『回転切り』などで、後衛組の様子を確認したときに、ポーションを飲んでいる確率がかなり上がった。
シルさんも、飛ばしている矢の量が明らかに増えた。それに、スキルもたくさん使っているようだ。
矢とかポーションの消耗は大丈夫なのだろうかと、少し不安になるほど、みんな攻撃の頻度を上げている。
俺達が、ハイペースな戦闘と、会話との両立になれてきて、どちらも最適化されてきた頃、俺は気になっていたことを聞いた。
「そういえば、パーティーって何人まで組めるんだ?」
ふと思った。
パーティの限界って何人なのだろうと。
俺達が、組んだパーティーで一番人数が多かったのは、生産体験の時の6人。
それ以上のパーティーはAPOでは未だに組んだことがない。
APOのパーティーって何人までなんだろう?
その疑問を抱えながら目の前のゴブリンに『ウィンドバレット』を当てた。
パーティの表示に、何分の何みたいな表示がないし、もしかして、パーティーの上限がないと言うことなのだろうか?
それなら、ボス戦とかを大人数でやれば、苦戦もしないのではないだろうか?
現実はそうじゃない。みんなボス戦で苦しんでいるみたいだ。
ならば、人数制限があると言うことなのかな?
そう思いながら目の前のゴブリンに『ウィンドランス』を当てた。
すごく気になるな。
コルドが首をかしげながら聞いてきた。
「どうしたんだ急に!」
まぁ、唐突に言ってしまったからそういう反応になったのだろう。
急に言われたらそういう反応になるよな。
俺もそうなると思う。
俺は、そう思いながら目の前のゴブリンに『スラッシュ』を当てた。
俺は、丁寧に言った。
「いやぁ、ふと、パーティって何人までは入れるのかが気になったからさ」
俺は、目の前のゴブリンに『ハイソードアタック』を当てた。
コルドは、そういうことかという顔をして言った。
そんなに、ピンとくるほど新しい情報を言ってないと思うんだけどなぁ。そう思いながらコルドの話を聞いた。
「そうなのか! 確かに、何人までか限界にチャレンジしたことはないな!」
コルドは、ちゃんと俺の言ったことが分かったみたいだな。
と言うことは、コルドは、俺が言ったことが分からなかったのではなく、ただただ、急に何を言っているのだ? と思って「どうしたんだ急に!」と言ったのかもな。
丁寧に説明しろと言うことではなかったのかもしれないな。
急に言うから聞き取れなかったという意味だったのかもな。
真実を知るのは、コルドただ1人。
そう思いながら目の前のゴブリンを切った。
俺は、コルドに話を振った。
「コルドは、そういう情報は攻略サイトでは見ないの?」
コルドは、割と攻略サイトとかを見る派だから、そういう情報を知っていてもおかしくないな。
どうなんだろう?
コルドはこのことについて何か知ってるのかな?
そう思いながらコルドの返答を待った。
コルドの返答を待つ間に、俺は目の前のゴブリンに鉄球を当てた。
コルドは、さらっと言った。
「自分に関係なさそうなところはあまり見ないな! 見る時間が合ったら、寝るか、APOがしたいしな! 特に、APOを始めてからは、開いて重要そうなところを眺めるぐらいしか見てないな!」
確かにそうだな。
正規版配信前は見てたけど、最近はあまり見てないのかもな。
俺が、掲示板とか攻略サイトを見る派だったとしても、同じようにAPOを優先していたと思う。
だってそれぐらいAPOって楽しいから。
それに、APOよりも、攻略サイトが優先されるぐらい行き詰まっているわけでもないし。
確かに最近、コルドから攻略サイトの情報を聞いていなかった気がするな。
忙しくて他の情報を見れてなかったんだな。
俺は、コルドの話に強く共感しながら、目の前のゴブリンに鉄球を当てた。
ローズも強く同意するような声色で言った。
「それはそうね」
俺もそう思う。
俺も、それに続いて、頷きながら言った。
「確かにそうだな」
俺は、そう言いながら目の前のゴブリンを切った。
シルさんも、分かると言いたげな声色で言った。
「なるべくそっちに時間を割きたいよね」
シルさんも、かなりのゲーム好きだから、共感しているみたいだ。
そういえば、シルさんは、βテスターだし、いろんな知識を持っていても、不思議じゃないな。
意外とこういうことは、シルさんが知ってたりするのかな?
俺は、シルさんに話を振った。
「シルさんは知ってるの? パーティーの上限人数」
俺は言いながら目の前のゴブリンに『ウィンドボール』を当てた。
シルさんは、少し自信なさげに言った。
「えっと、β版の時の話で良いなら分かるよ。知り合いから聞いた感じ、確認途中だけど、正規版でもあまり変わってないみたいだよ」
それに食いつくようにコルドが言った。
「教えてくれ! 兄貴!」
「それは、そうだね。この狩りはすごく効率的だからね。あ、そういえば、さっきLv.10に上がったよ」
え?! 今?!
俺は驚きながら目の前のゴブリンを切った。
結構経験値溜まってたのかな?
もしくは、この狩りがものすごく効率がよくて、1時間もしないうちに、レベルが1つ上がるぐらいの経験値が稼げたのかもな。
もしそうなら、狩りが終わった時に、どれぐらいレベルが上がっているのか、今から楽しみだな。
コルドは、全力の笑顔で言った。
「おめでとう! これで兄貴も、2桁台だな!」
Lv.10ってなんかうれしいよな。
ゲームによっては、新要素が出てきたり、初心者から脱したりするレベルだよな。
まぁ、APOには、Lv.10になったからと言って何か特別なことは何もないんだけどな。
だけど、なんか一区切り感あるよな。
何でなんだろうな。
俺は首をかしげながら、目の前のゴブリンを切った。
ローズが、何でなんだろうと言いたげな声色で言った。
「Lv.10ってなんかうれしいわよね。何か特別な能力が解放される訳でもないのにすごくうれしいのよね」
どうやら、ローズも同じ事を思っていたみたいだ。
そうだよな。
不思議だよなぁ。
俺はうんうんと頷きながら、目の前のゴブリンに『ウィンドランス』を当てた。
シルさんもLv.10なのか。
あと、2レベル上がったら追いつかれるのか。
俺も、もっと頑張らないとな。
俺は、さらっと言った。
「気を抜いてるとすぐに追いつかれちゃうかもしれないな」
俺の発言で、コルドのスイッチが急に入ったみたいだ。
コルドはかなりやる気だな。
今にもゴブリンに突撃しそうな勢いがある。
俺は、コルドを見ながら目の前のゴブリンを切った。
コルドは、メラメラとやる気を燃やしながら言った。
「それはそうだな! 俺達も気合い入れていこう!」
コルドにも、追いつかれたくないというプライドのようなものがあるのかもな。
まぁ、かくいう俺も、自分で言葉にしておいて、少し焦りだしてきた。
なんとなく、素直に追いつかれるのは、嫌だな。
せめて、追いつかれない努力ぐらいはしたいな。
背中を向けて走っていた人には、背中を見せ続けたいよな。
俺はかなりのやる気を出しながら目の前のゴブリンを切った。
俺は、一度、コルドとローズに追いつかれたから、よりそう思うな。
ローズもやる気をにじませた声で言った。
「もう少し頑張ろうかしらね」
ローズも簡単には追いつかれたくはないみたいだな。
まぁ、Lv.10から、Lv.12ヘの道のりは、簡単ではないだろうけど。
少しあがいてみたくなるよな。目の前で追い上げを見せられると。
俺達の目にやる気が宿った。
やる気の宿った目で、捉えたゴブリンを俺は切った。
今まで、意識的には、95%は会話、5%で戦闘だったけど、もう少し戦闘に意識を割こうかな。
そう思っていたら、シルさんが楽しげに言った。
「じゃあ、常時、後10体追加する?」
今の20体から、30体に増やすって事だな。
もっと早いサイクルでゴブリンを倒すなら、30体にしてくれた方がありがたいな。
今の20体のままだと、倒す速度が速すぎて、補充が間に合わなくなるかもしれないしな。
俺達は今それぐらいやる気があるし。
俺的には、全然追加して良いと思っている。
2人はどうなんだろう?
2人のことを考えながら目の前のゴブリンを切った。
コルドはノリノリで言った。
「30体で回すって事だな!」
俺は、短く伝えた。
「いいぞ」
30体か。
今よりもかなりハイペースで倒していっても敵がいなくなる可能性が少ないと言うメリットはあるけど、ヘイト管理とか、前線管理が少しだけ難しくなると言うデメリットがあるな。
まぁ、今までよりも、戦闘に意識を向けるなら、なんてことないデメリットだな。
こっからは、会話50%、戦闘50%の意識の割き方をしようかな。
それぐらいのやる気がある。
俺は、やる気をさらに出しながら目の前のゴブリンに『スラッシュ』を当てた。
ローズもやる気満々な声色で言った。
「いいわ。じゃあ、もう1グループにちょっかいかけるわ」
それから俺達は、会話のペースを落として、少しだけ、戦闘に集中するようになった。
もちろん、会話がなくなったわけではない。
ただ、今までよりは少しだけ間を取って話しているだけだ。
戦闘に割く意識が増したことによって、俺達はより効率よく、敵を攻撃している。
俺は、通常攻撃、いわゆる、ただゴブリンを切るという動作が減り、剣術スキルや、魔術スキル、後は投擲など様々なスキルを駆使して戦う割合が増えていった。
それにより目の前のゴブリンはどんどん減っていった。
コルドも、スキルを使う量が増えているし、ローズも、さっきまでよりも、飛ばしている魔法の量が増えている。それに、飲んでいるポーションの量も増えているようだ。『回転切り』などで、後衛組の様子を確認したときに、ポーションを飲んでいる確率がかなり上がった。
シルさんも、飛ばしている矢の量が明らかに増えた。それに、スキルもたくさん使っているようだ。
矢とかポーションの消耗は大丈夫なのだろうかと、少し不安になるほど、みんな攻撃の頻度を上げている。
俺達が、ハイペースな戦闘と、会話との両立になれてきて、どちらも最適化されてきた頃、俺は気になっていたことを聞いた。
「そういえば、パーティーって何人まで組めるんだ?」
ふと思った。
パーティの限界って何人なのだろうと。
俺達が、組んだパーティーで一番人数が多かったのは、生産体験の時の6人。
それ以上のパーティーはAPOでは未だに組んだことがない。
APOのパーティーって何人までなんだろう?
その疑問を抱えながら目の前のゴブリンに『ウィンドバレット』を当てた。
パーティの表示に、何分の何みたいな表示がないし、もしかして、パーティーの上限がないと言うことなのだろうか?
それなら、ボス戦とかを大人数でやれば、苦戦もしないのではないだろうか?
現実はそうじゃない。みんなボス戦で苦しんでいるみたいだ。
ならば、人数制限があると言うことなのかな?
そう思いながら目の前のゴブリンに『ウィンドランス』を当てた。
すごく気になるな。
コルドが首をかしげながら聞いてきた。
「どうしたんだ急に!」
まぁ、唐突に言ってしまったからそういう反応になったのだろう。
急に言われたらそういう反応になるよな。
俺もそうなると思う。
俺は、そう思いながら目の前のゴブリンに『スラッシュ』を当てた。
俺は、丁寧に言った。
「いやぁ、ふと、パーティって何人までは入れるのかが気になったからさ」
俺は、目の前のゴブリンに『ハイソードアタック』を当てた。
コルドは、そういうことかという顔をして言った。
そんなに、ピンとくるほど新しい情報を言ってないと思うんだけどなぁ。そう思いながらコルドの話を聞いた。
「そうなのか! 確かに、何人までか限界にチャレンジしたことはないな!」
コルドは、ちゃんと俺の言ったことが分かったみたいだな。
と言うことは、コルドは、俺が言ったことが分からなかったのではなく、ただただ、急に何を言っているのだ? と思って「どうしたんだ急に!」と言ったのかもな。
丁寧に説明しろと言うことではなかったのかもしれないな。
急に言うから聞き取れなかったという意味だったのかもな。
真実を知るのは、コルドただ1人。
そう思いながら目の前のゴブリンを切った。
俺は、コルドに話を振った。
「コルドは、そういう情報は攻略サイトでは見ないの?」
コルドは、割と攻略サイトとかを見る派だから、そういう情報を知っていてもおかしくないな。
どうなんだろう?
コルドはこのことについて何か知ってるのかな?
そう思いながらコルドの返答を待った。
コルドの返答を待つ間に、俺は目の前のゴブリンに鉄球を当てた。
コルドは、さらっと言った。
「自分に関係なさそうなところはあまり見ないな! 見る時間が合ったら、寝るか、APOがしたいしな! 特に、APOを始めてからは、開いて重要そうなところを眺めるぐらいしか見てないな!」
確かにそうだな。
正規版配信前は見てたけど、最近はあまり見てないのかもな。
俺が、掲示板とか攻略サイトを見る派だったとしても、同じようにAPOを優先していたと思う。
だってそれぐらいAPOって楽しいから。
それに、APOよりも、攻略サイトが優先されるぐらい行き詰まっているわけでもないし。
確かに最近、コルドから攻略サイトの情報を聞いていなかった気がするな。
忙しくて他の情報を見れてなかったんだな。
俺は、コルドの話に強く共感しながら、目の前のゴブリンに鉄球を当てた。
ローズも強く同意するような声色で言った。
「それはそうね」
俺もそう思う。
俺も、それに続いて、頷きながら言った。
「確かにそうだな」
俺は、そう言いながら目の前のゴブリンを切った。
シルさんも、分かると言いたげな声色で言った。
「なるべくそっちに時間を割きたいよね」
シルさんも、かなりのゲーム好きだから、共感しているみたいだ。
そういえば、シルさんは、βテスターだし、いろんな知識を持っていても、不思議じゃないな。
意外とこういうことは、シルさんが知ってたりするのかな?
俺は、シルさんに話を振った。
「シルさんは知ってるの? パーティーの上限人数」
俺は言いながら目の前のゴブリンに『ウィンドボール』を当てた。
シルさんは、少し自信なさげに言った。
「えっと、β版の時の話で良いなら分かるよ。知り合いから聞いた感じ、確認途中だけど、正規版でもあまり変わってないみたいだよ」
それに食いつくようにコルドが言った。
「教えてくれ! 兄貴!」
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