キメラスキルオンライン

百々 五十六

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1章 スタートダッシュ

進化クエストと2人の強化

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 《進化クエスト》
 《にゃーさんの進化のために》
 《その1 猫を影から眺めよう》


 にゃーさんの故郷である、トリトンタウンを見て回りましょう。
 にゃーさんには、自由気ままに動き回ってもらいましょう。
 にゃーさんは、仲間との再会、成長した体で町中を歩くことで、感じるものがあるかもしれません。
 アロンさん、なーさんは、猫から姿が見えないように隠れながらついて行きましょう。
 2人は、にゃーさんとの出会いのクエストを思い出しながら、ついて行ってください。
 過去を思い出し、現在を知ることが、進化への第一歩です。


 これが、進化クエストの内容か。
 あれだな。
 にゃーさんと出会ったときのクエストと同じような内容だな。
 いろんなものをなぞりながらやっていくのかもな。
 俺は、わくわくしながら言った。

「新しいクエストが始まったな」

「にゃ?!」

「なぁ?!」

「にゃーさんの進化のためのクエストだ」

「にゃ!」

「な!」

「にゃーさんが、町を散歩するのに、俺となーさんはそれについて行くって言うのをする必要があるらしい」

「にゃ?」

「なぁ?」

「これで進化できるのかな?」

「にゃ?」

「なぁ?」

「クエストの前に、2人の分の装備変更と、商号変更をしないとだな」

「にゃ」

「なぁ!」

「じゃあ、まず、称号からやっていくか」

「にゃ!」

「なぁ!」

 俺は、ステータスを開き合成の準備をした。
 まずは、元の称号を2人ともがもっているものからやることにした。
 俺はまず、元称号の詳細を確認した。


 トリトンタウントップ500の冒険者

 スタートダッシュイベントで、トリトンタウンでトップ500に入った者に対して贈られる称号。
 この称号を持つ者は、スタートダッシュイベントで、トップ500に入る実力を見せた者である。

 条件:トリトンタウンからスタートダッシュイベントに参加し、個人ポイント順位(町)で500位以内の順位を取り、報酬を獲得する。

 効果:トリトンタウンの住民からの好感度が少し上がる。買い物をすると何かおまけをしてくれるかもしれない。




 トリトンタウントップ300のパーティー

 スタートダッシュイベントで、トリトンタウンでトップ300に入ったパーティーに参加していた者に対して贈られる称号。
 この称号を持つ者が所属したパーティーは、スタートダッシュイベントで、トップ300に入る実力を見せたパーティーである。

 条件:トリトンタウンからスタートダッシュイベントに参加し、パーティーポイント順位(町)で300位以内の順位を取り、報酬を獲得する。

 効果:称号を獲得したときのパーティメンバーでいると、トリトンタウンの住民からの好感度が上がる。買い物をすると何かおまけをしてくれるはずだ。


 この称号で間違いないな。
 じゃあ、早速合成するか。
 まぁ、俺も同じ合成をしたから、結果は分かりきっているんだけどな。
 いや、そもそも、従魔の称号って、合成できるのか?
 それがまず分からないな。
 それと、従魔の称号の場合は、違う変化をするかもしれない。
 俺が見た称号とは別の称号が出来るかもな。
 俺は、急激にテンションを上げて、とりあえず、やってみようの精神で合成した。


 1.トリトンタウントップ500の冒険者で、トップ300のパーティーメンバー

 スタートダッシュイベントで、トリトンタウンでトップ500に入った者で、トップ300に入ったパーティーに参加していた者に対して贈られる称号。
 この称号を持つ者は、スタートダッシュイベントで、トップ500に入る実力と、トップ300に入るパーティーの一員である。

 条件1:トリトンタウンからスタートダッシュイベントに参加し、個人ポイント順位(町)で500位以内の順位を取り、報酬を獲得する。
 条件2:トリトンタウンからスタートダッシュイベントに参加し、パーティーポイント順位(町)で300位以内の順位を取り、報酬を獲得する。
 条件3:『トリトンタウントップ500の冒険者』に『トリトンタウントップ300のパーティー』を加える形で合成をした。

 効果1:トリトンタウンの住民からの好感度が上がる。買い物をすると何かおまけをしてくれるかもしれない。
 効果2:称号を獲得したときのパーティメンバーでいると、よりトリトンタウンの住民からの好感度が上がる。尊敬の目を向けられる場合もある。


 普通に合成できちゃったな。
 俺の合成能力で、従魔の称号まで合成できるんだな。
 合成能力ってかなり万能なんだな。
 俺は、もう一度同じ合成をした。
 よし、これで2人分の称号合成が完了したな。
 まぁ、この称号は、使わないんだけどな。

「従魔の称号も合成できるんだな」

「にゃ」

「な」

「ということは、従魔のスキルも合成できそうだな」

「にゃ」

「なぁ!」

「2人が呼びスキルを得たときに合成出来そうでよかった」

「にゃ」

「な」

「よし、ここからは、各々違う称号を作っていくぞ」

「にゃ!」

「なぁ!」

 まずは、にゃーさんだな。
 にゃーさんは、パーティー称号と、幹部称号を合成しようと思う。
 なんとなくうまく行きそうな気がするからな。
 俺はとりあえず元の称号を確認した。


 アロンとなーさんとにゃーさん

 スタートダッシュイベントにパーティーで参加した者に与えられる称号。
 この称号を持つ者は、ともにイベントを乗り越える仲間を手にしている。

 条件:スタートダッシュイベントに参加し、パーティーで活動し参加賞を獲得する。

 効果:この時のパーティーメンバー全員で、この称号または、この称号を合成した称号をセットした場合、全員の全てのステータスが10%上昇する。



 猫軍団・軍団幹部

 猫軍団の軍団幹部に与えられる称号。
 この称号を持つ者は、猫軍団の指揮と招集をすることができる。

 条件1:猫であること
 条件2:猫軍団に一定期間以上在籍していること
 条件3:多くの他の猫軍団員から信頼されていること

 効果1:町にいる軍団員を招集できる。※町の外の場合は、一定範囲内にいる軍団員を招集できる。
 効果2:招集した、軍団員を指揮することができる。
 効果3:指揮している軍団員が経験値を得たとき、少量ではあるが、経験値を得る。


 うん、何も問題はないな。
 この2つを組み合わせれば、実戦でも使える称号になりそうだな。
 でもな、俺は、チームの称号を使わないから、チーム称号の部分に関しては、あってもなくても変わらない可能性が高いな。
 まぁ、でも、次の合成能力を得たときには、今使っている称号と、パーティー称号の入った、称号を合成する予定だし、そのときになれば、効果を発揮してくれることだろう。
 俺はそんな希望的観測を乗せて、合成をした。
 出来た称号はこんな感じだった。


 1.猫軍団・軍団幹部 パーティー《アロンとなーさんとにゃーさん》

 スタートダッシュイベントにパーティーで参加した猫軍団の軍団幹部に与えられる称号。
 この称号を持つ者は、ともにイベントを乗り越える仲間を手にし、猫軍団の指揮と招集をすることができる。

 条件1:猫であること
 条件2:猫軍団に一定期間以上在籍していること
 条件3:多くの他の猫軍団員から信頼されていること
 条件4:スタートダッシュイベントに参加し、パーティーで活動し参加賞を獲得する。
 条件5:『猫軍団・軍団幹部』に『アロンとなーさんとにゃーさん』を加える形で合成する。

 効果1:町にいる軍団員を招集できる。※町の外の場合は、一定範囲内にいる軍団員を招集できる。
 効果2:招集した、軍団員を指揮することができる。
 効果3:指揮している軍団員が経験値を得たとき、経験値を得る。
 効果4:この時のパーティーメンバー全員で、この称号または、この称号を合成した称号をセットした場合、全員の全てのステータスが15%上昇する。


 うん、良い感じの称号になったな。
 満足満足。
 じゃあ、次は、なーさんだな。
 なーさんの場合は、パーティー称号と、軍団員称号を合成してもらう。
 まぁ、軍団幹部であんな感じだったから、似たような称号の軍団員を合成して出来る称号もなんとなく予想できているんだけどな。
 まずは、元の称号の確認からだな。


 アロンとなーさんとにゃーさん

 スタートダッシュイベントにパーティーで参加した者に与えられる称号。
 この称号を持つ者は、ともにイベントを乗り越える仲間を手にしている。

 条件:スタートダッシュイベントに参加し、パーティーで活動し参加賞を獲得する。

 効果:この時のパーティーメンバー全員で、この称号または、この称号を合成した称号をセットした場合、全員の全てのステータスが10%上昇する。



 猫軍団・軍団員

 猫軍団の軍団員に与えられる称号。
 この称号を持つ者は、猫軍団に所属することができる。

 条件1:猫軍団と一定期間ともにいたこと
 条件2:多くの他の猫軍団員から入団の許可を得たこと
 ※条件:条件1,2をクリアしていなくても、《町中クエスト》《猫を追いかけて》を完了させれば、称号を受け取ることができる。

 効果1:軍団の招集の合図を聞くことができる。
 効果2:招集した、軍団幹部の指揮下に入ることができる。
 効果3:指揮下に入ると、指揮官の一部の能力が共有され、指揮官から付与されるバフは増大する。


 後は、これを合成するだけだな。
 こちらもまた、しばらくの間パーティー称号が効果を発揮しないけど、近いうちに使うことになるだろうし、問題ないな。
 俺は、軽ーくそんなことを考えながら合成をした。
 俺は、合成をした称号をすぐに確認した。


 1.猫軍団・軍団員 パーティー《アロンとなーさんとにゃーさん》

 スタートダッシュイベントにパーティーで参加した猫軍団の軍団員に与えられる称号。
 この称号を持つ者は、ともにイベントを乗り越える仲間を手にし猫軍団に所属することができる。

 条件1:猫軍団と一定期間ともにいたこと
 条件2:多くの他の猫軍団員から入団の許可を得たこと
 ※条件:条件1,2をクリアしていなくても、《町中クエスト》《猫を追いかけて》を完了させれば、称号『猫軍団・軍団員』を受け取ることができる。
 条件3:スタートダッシュイベントに参加し、パーティーで活動し参加賞を獲得する。
 条件4:『猫軍団・軍団員』に『アロンとなーさんとにゃーさん』を加える形で合成する。

 効果1:軍団の招集の合図を聞くことができる。
 効果2:招集した、軍団幹部の指揮下に入ることができる。
 効果3:指揮下に入ると、指揮官の一部の能力が共有され、指揮官から付与されるバフは増大する。
 効果4:スタートダッシュイベント参加時のパーティーメンバー全員で、この称号または、この称号を合成した称号をセットした場合、全員の全てのステータスが15%上昇する。


 にゃーさんの称号と似たような称号になったけど、良い感じの称号だな。
 これもまた実戦用だな。
 俺はうんうんと頷きながら言った。

「良い称号が出来たな」

「にゃ」

「な」

「さっきの称号ではなくて、こっちの方の称号をセットしておくぞ」

「にゃ」

「な」

「称号の方向性が全然違うから、1次称号同士の合成はやめておくぞ」

「にゃ」

「な」

「じゃあ、次は、装備の変更だな」

「にゃ!」

「なぁ!」

 次は装備の変更だな。
 報酬としてもらったもののうち、人数分もらった装備がいくつかある。
 それらのうち、2人に装備できるものを装備更新していこう。
 なーさんは、装備のアクセサリーの枠が少ないから、変更で、にゃーさんはまだ枠が余っているから、追加という形になる。
 まずは、変更前のにゃーさんの装備から見ていこう。


 変更前

 幸運の鈴

 ランダムバフ付与確率:小
 潜伏能力減少:中
 装備枠:アクセサリー
 耐久値:100/100

 装備条件1:鳥系モンスターであること
 装備条件2:従魔であること

 鳥系のモンスターが使用するアクセサリー。
 鈴の音が幸運を呼ぶと言われている。
 鈴の音を聞いた見方に、ランダムでバフを付与することがある。
 鈴の音は相手にも届くため、この装備を持つ者は姿を隠し潜伏するのが困難になる。
 従魔を助けるために研究され尽くしたアクセサリー。


 なーさんは、この装備を外してつけるアクセサリー、にゃーさんは単純に追加するアクセサリー。
 それを見ていくことにしよう。


 チームリング

 付与バフ強化(小)
 被付与強化(小)
 パーティー内で、チームリングをつけている数に応じて、効果が高まる。
 適応変化
 装備枠:アクセサリー
 耐久値:100/100

 同じ装備をする仲間の数だけ、バフが強化されるアクセサリー。
 チームとして統一感をもつことで、強くなっていくアクセサリー。
 適応変化で、誰がつけても、その人に会った形に変化することができる。
 チームとして戦う、チームとして活動するためのアクセサリー。


 これで、2人とも、バフ関連の能力がグッと上がったな。
 3人ともチームリングを装備したことで、効果も高まっているだろうし、良い感じにパーティー戦力が強化されたんじゃないかな。
 なーさんに関しては、装備の変更は以上かな。
 にゃーさんに関しては、もう1つ、いじっておこう。
 先ほどはただの追加だったけれど、今回は、変更だな。
 変更前の装備はこれだな。


 普通の蝶ネクタイ・猫用

 アクセサリーの効果上昇:小
 DEX上昇:2
 装備枠:アクセサリー
 装備条件:猫系の従魔であること

 猫系のモンスターが使用するアクセサリー
 他のアクセサリーの効果を増加させる。
 このアクセサリーの効果は重複しない。
 DEXも上昇させてくれる。
 従魔を助けるために研究され尽くしたアクセサリー。


 この装備を変更する。
 変更後の装備はこんな感じだ。


 ダッシュリング

 成長率増加(小)
 移動速度上昇(中)
 適応変形

 装備枠:アクセサリー
 耐久値:100/100

 移動速度と成長速度を上げるアクセサリー。
 移動速度と成長率に補正が入る。
 装備車に適応してサイズが変化していくアクセサリー。
 様々な事を駆け抜けていくためのリング


 良い装備変更が出来たんじゃないかな。
 他には変更するものはない。
 これで終わりだな。
 満足満足。
 称号の合成も、装備の更新も出来た。
 これで、スタートダッシュイベント後の処理は終わりだな。
 長かったな。
 達成感がある。
 これを終えたことで、一気に強くなった気がするな。
 次のダンジョンチャレンジは、5層に行ってみようかな。
 俺は、上機嫌に言った。

「よし、変更はこれで終わりだな」

「にゃ!」

「な」

「じゃあ、早速、にゃーさんの進化クエストやっていくか」

「にゃ」

「なぁ!」











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