キメラスキルオンライン

百々 五十六

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幕話

新人類(プレイヤー)が現れる直前キメラスキルオンライン内の世界各地の反応 ※会話だけ回

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《整地にて》


「神託が下りました」

「新人類が、この世界に降り立ったそうです」

「複数の都市に別れて活動を始めたそうです」

「神が使わした新しい人類が、ようやく来たと言うことですね」

「そうですね。ようやく来ました。彼らが、この世界を変えてくれることを祈りましょう」


「聖女様が、新人類の登場を宣言なされた」

「「「「「うぉおおおおお」」」」」

「神が使わしてくださった、新人類の方々を歓迎しようではないか」

「「「「「「うぉおおお」」」」」

「その前に、神様に感謝の祈りを捧げることにしよう」

「祈りましょう。神様への感謝を。祈りましょう。新人類の活躍を願って。祈りましょう。この世界の変化を望んで」


「彼らはこの世界を変えてくれるでしょうか?」

「変えてくれることを願いましょう」

「そうですね。神様が使わしてくださったのです。何かしら成果を上げてくれるはずですよね」

「世界が変わっていくのだとしたら、それに我らが置いて行かれないようにしないとですね」

「そうですね。変わっていく世界で、埋もれていかないようにしないといけませんね」

「じゃあ、もう1度祈りに行きましょうか」

「そうしましょう。新人類が来ることを願って」


《ダンジョンの最奥にて》


「この鼓動……ようやく来たか。新しい人類。歓迎しよう。ダンジョンも喜んでいる」

「新人類の歓迎のために、ダンジョンの出力を表層と上層あたりだけ上げておくか」

「新人類よ。楽しみにしている。派手に暴れて、私を楽しませてくれ」

「クックックックックック……」


《とある国の謁見の間にて》


「国王、どうやら、新人類が続々と誕生しているようです」

「そうかそうか」

「めでたいことですね」

「これでさらに、ダンジョンが開拓され、さらに国が繁栄していく」

「よきことですね」

「そうだ。ギルドの方に言って、何か新人類を歓迎するようなイベントを開かせられないか?」

「出来ると思いますが、そこまでする必要がありましょうか?」

「この国のために働いてくれる人々が来たのだ、歓迎してやるのが礼儀というものだ。それに、これは、恩赦でもなければ、ただの歓迎の宴ではない。これは投資なんだよ」

「国王がそう言うのなら、そうなのでしょう。すぐに、ギルドに指示を出しましょう」

「頼むぞ」

「ははぁ」


「新人類か」

「この国はどうなっていくのだろうな」

「新人類がもたらした変化を生かすも殺すも、わし次第だな」

「ここから難しい舵取りになりそうだな」

「さすがに、この舵取りをまだ若い息子に任せる訳にはいかないな」

「もう少しだけ、王として頑張るとするか」

「明るい未来を息子達に残していくためだ。頑張るか」


《とあるギルドのギルド長室にて》


「ギルド長! ダンジョンの活性化を確認しました!」

「新しい人類が来るという忙しい時期に、ダンジョンの活性化だと?! 事務的に忙しいところに、実働的に忙しい者を重ねるなよ!」

「文句を言っていてもどうしようもありません。どうやって対処しましょう」

「ダンジョンの活性化は、どんな活性化なんだ?!」

「観測できている範囲ですと、表層を中心とした活性化です。表層から上層にかけて、モンスターの数が通常の倍程度に増えているようです」

「表層から上層か。上級の冒険者を動かすような案件じゃないな。よし、じゃあ、それの対処を新しい人類の冒険者にやらせよう」

「良いんですか? 新しく来る人類って戦闘に関しては初心者なんじゃなかってでしたっけ?」

「それなら、ランク制限で、冒険者ランク5以上とかにしておけ」

「分かりました、そのように調整します」

「ギルド長! 本部より連絡です!」

「どうした?!」

「ダンジョンの活性化を新人類強化に使用せよということです」

「そうか、本部の連中も同じようなことを考えるんだな」

「ということは、ギルド長は既に、ダンジョン活性化の活用方法を考えていたのですか?」

「あぁ、そうだな」

「さすがギルド長ですね。ただ、申し訳ないんですけど、本部からイベントクエストのパッケージごと来ているので、独自のを取りやめて、こちらにあわせるようにしてください」

「そうか、さすが本部だな。仕事が速い。じゃあ、さっき言っていたのは取りやめだ。本部から来たパッケージ通りに動いてくれ!」

「分かりました」

「表層上層でも、一応、活性化だからな。何人か上級冒険者をギルドに待機させておけ」

「はい」

「よし、活性化と、新人類到来を乗り切るぞ!」

「「はい!」」

「待ってろ新人類!」
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