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第1章・アルテミラ
第8話:第2階層 その2
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ゆるやかにカーブしながら、つづら折りに続く岩道を行く。
足場が悪く、大小様々な石が転がっており、転びそうになる。
それでも魔物の奇襲を許すまいと、俺は【広範囲トラップ・魔物探知】で周囲を索敵しながら進んだ。
「ウェイド。ここ、どっちに行けばいい?」
岩道の分岐点にさしかかり、三叉路だった。
地図と現在地、それから索敵のスキルで得た情報でどちらに進めばいいのか判断する。
「左は平坦な道だけど、障害物が多い。
右はゆるやかな登りの後、激しい傾斜の上り坂に出るな」
「むー。どっちに行くか困るね」
「左にしよう。障害物コースのほう3階層へ続く階段に近道だし、魔物を警戒すればいいだけだ」
俺の言葉に、ミレニスが「オッケ」と頷いた。
三叉路を左に行き、2人はしばらく道を進んだ。
すると、道の遙か先に大きな岩が要塞のように君臨している場所へ出た。
そこに至るまでの道はひたすら真っ直ぐで他に目立った障害物もない。
直線にして100メートルはある。
魔物があの大きな岩陣地に居座れば、この直線通路を行く俺たちのことを簡単に狙撃できる。
「あれ……どう考えても狙撃ポイントだよね」
「トーチカだな。間違いなく」
【広範囲トラップ・魔物探知】を使えば、案の上ダークエルフとエルフスナイパーが2体ずついて、攻撃の態勢を整えていた。
エルフスナイパーはさっきも出てきたとおり、弓矢で遠距離狙撃を狙う魔物。
ダークエルフは耐久力は低いが、強力な闇の魔法を操る魔物だ。
また、前進してトーチカごと潰すにしても、エルフ全般の特徴として攻撃や魔法の射程圏が長い。
この直線通路を策もなしに行けば、弓矢と攻撃魔法が嵐のように飛びかかってくるだろう。
天帝の塔攻略初の、難所に出くわした。
「さて。どう攻略するか」
「真っ正面からゴー! じゃ突破できない?」
「お前の【パリィング】と俺の【バブルオートガード】を頼りにか?
それでもいいが、ちょっと無策すぎないか?」
「ダメかー」
別に魔法の性能とミレニスのスキルを信用してないわけじゃないが、トーチカに立てこもっている魔物に対し、正面から殴り込みをかけるのは策がない。
俺が考え得る方法で、とれる戦法は3つ。
1、後衛職――つまり俺とエルフスナイパーのことだが、両者が遠距離から威嚇射撃し合いながら俺が空間を制圧。その後、前衛職の突撃力を信じてトーチカを突破する。
2、ミレニスが陽動となって動き、敵の攻撃を引きつける。その間に本命の俺が、魔法でトーチカごと殲滅できる距離まで詰め寄る。
3、敵陣地を壊すために、地中から魔法攻撃でトンネルを掘り進めて、陣地破壊を仕掛ける。
…………。
1は確実性がある。
2はミレニスに危険が及ぶが、確実性がより増す。
3は時間がかかる。
「ミレニス、どれがいいと思う?」
俺の策をミレニスに伝えると、彼女は断言する。
「2、の陽動作戦が一番かな。
正面から私が先行して派手に動き回るから、側面から回り込む感じでウェイドがアタックをお願い」
「大丈夫か? 1人で陽動はわりと鬼門だぞ」
「大丈夫。私だって、冒険者だよ?
ちゃんと活躍しなきゃ、ここにいる意味ないし」
ミレニスは瞳に力強い光を溜めて、俺を見据えた。
「……分かった。陽動で行こう。
防衛用に【バブルオートガード】はつけておいてやる。
俺の魔法で防げない分の攻撃は、自分でケツを拭けよ」
「やだぁもう。男性冒険者って言葉が汚い」
「言ってる場合か」
俺とミレニスはニヤリと笑って、拳を突き合わせる。
「行くぞ」
「あいっ!」
「「ゴー!!」」
その言葉を皮切りに、ミレニスが直線通路を突っ込んでいく。
タタタタッと、軽快なリズムでミレニスがダッシュし、エルフスナイパーたちが反応する。
魔物の射程距離に入った途端、風の矢が嵐のようにミレニスめがけて飛んできた。
「ふっ……!」
それをミレニスが細剣を巧みに操り、防御行動を行う。
俊敏なステップを小刻みに踏んで矢を避け、どうしても回避できない矢はスキルの【パリィング】で撃ち落とす。
見事な足捌き、剣捌きだったが、それでもいくつかの矢はミレニスの身体を打ち抜かんとガードをくぐり抜けて命中した――かに思えた。
しかし、俺が発動していた防御魔法【バブルオートガード】が発動する。
頭や心臓を狙うような急所は、水の泡が何重にもガードを敷いて矢の攻撃を通さない。
ミレニスが善戦しているうちに、俺は古代スキル【身体能力強化】、【マジックカウンター】を発動させて、エルフの狙撃に耐えるミレニスを迂回する形で敵陣地に詰め寄った。
そんな俺に対しても、陣地の中からブラックエルフの攻撃魔法が飛んでくる。
闇の矢だった。
空中を疾駆して、闇の矢が俺に到達せんとしたところで――。
スキル【マジックカウンター】の発動。
魔物が放ったダークネスアローの魔法に、俺のカウンター魔法が反応し、雷の【スパークス】が発動される。
広範囲用の、雷の攻撃魔法だ。
天上の雷が、虚空から無数に地上めがけて撃ち落とされる。
ガガガンッ! という音を立てて、辺り一帯の地上に雷が斉射され、ダークエルフが放った闇の矢が叩き潰された。
しかし、残念なことに、敵トーチカはカウンターの範囲外だった。
飛んできた闇の矢を圧殺するに限った。
手持ちの火力は十分だが、射程距離外から攻撃されることに弱い。
ここはこれから要改善だ。
【スパークス】の効果によって、発動した場所の地盤が沈下するほどの圧力がかかったが、俺はクレーターのようになった場所をさらに迂回してトーチカへと突き進む。
闇の矢は依然として続くが、【マジックカウンター】の【スパークス】が撃ち落とす。
ミレニスがエルフスナイパー2体の攻撃を別の場所で引き受けてくれることも助けとなっている。
俺は【身体能力強化】で敏捷性が上昇したダッシュで、無傷でトーチカに到達した。
そのままトーチカごと4体の魔物をすべて薙ぎ払う、風の古代魔法【フィルストーム】を発動させる。
ゴゴゴゴゴッ!! と、すべてを蹂躙する強い嵐が、トーチカごと魔物を上空に巻き上げる。
嵐に飲み込まれた魔物は、その中で砕かれ回転する大岩に激しくぶつかる。
エルフたちが悲鳴を上げながら消滅していった。
「おー、たまーやー」
「違うけどな」
少し離れたところで嵐に打ち上げられた魔物の最後を見て、ミレニスは感慨深げに言った。
嵐の魔法の後には、ダークエルフたちがドロップしたアイテムが残された。
『ダークエルフの魔石』2個、『岩塩』2個、『エルフの弓』2個。
エルフの弓は1500ゴールドで売れるから、魔石2500、岩塩2000で、合計で1万2千ゴールドの稼ぎだ。
「これは大きいね! さすがお金稼ぎ階層!」
「だな。ミレニスも陽動をよくやってくれた」
「へへへ。ウェイドに褒められちゃった」
2階層での収益を決算するときが楽しみだ。
「先を急ごう」
「ゴーゴー!」
俺とミレニスは引き続き攻略していった。
足場が悪く、大小様々な石が転がっており、転びそうになる。
それでも魔物の奇襲を許すまいと、俺は【広範囲トラップ・魔物探知】で周囲を索敵しながら進んだ。
「ウェイド。ここ、どっちに行けばいい?」
岩道の分岐点にさしかかり、三叉路だった。
地図と現在地、それから索敵のスキルで得た情報でどちらに進めばいいのか判断する。
「左は平坦な道だけど、障害物が多い。
右はゆるやかな登りの後、激しい傾斜の上り坂に出るな」
「むー。どっちに行くか困るね」
「左にしよう。障害物コースのほう3階層へ続く階段に近道だし、魔物を警戒すればいいだけだ」
俺の言葉に、ミレニスが「オッケ」と頷いた。
三叉路を左に行き、2人はしばらく道を進んだ。
すると、道の遙か先に大きな岩が要塞のように君臨している場所へ出た。
そこに至るまでの道はひたすら真っ直ぐで他に目立った障害物もない。
直線にして100メートルはある。
魔物があの大きな岩陣地に居座れば、この直線通路を行く俺たちのことを簡単に狙撃できる。
「あれ……どう考えても狙撃ポイントだよね」
「トーチカだな。間違いなく」
【広範囲トラップ・魔物探知】を使えば、案の上ダークエルフとエルフスナイパーが2体ずついて、攻撃の態勢を整えていた。
エルフスナイパーはさっきも出てきたとおり、弓矢で遠距離狙撃を狙う魔物。
ダークエルフは耐久力は低いが、強力な闇の魔法を操る魔物だ。
また、前進してトーチカごと潰すにしても、エルフ全般の特徴として攻撃や魔法の射程圏が長い。
この直線通路を策もなしに行けば、弓矢と攻撃魔法が嵐のように飛びかかってくるだろう。
天帝の塔攻略初の、難所に出くわした。
「さて。どう攻略するか」
「真っ正面からゴー! じゃ突破できない?」
「お前の【パリィング】と俺の【バブルオートガード】を頼りにか?
それでもいいが、ちょっと無策すぎないか?」
「ダメかー」
別に魔法の性能とミレニスのスキルを信用してないわけじゃないが、トーチカに立てこもっている魔物に対し、正面から殴り込みをかけるのは策がない。
俺が考え得る方法で、とれる戦法は3つ。
1、後衛職――つまり俺とエルフスナイパーのことだが、両者が遠距離から威嚇射撃し合いながら俺が空間を制圧。その後、前衛職の突撃力を信じてトーチカを突破する。
2、ミレニスが陽動となって動き、敵の攻撃を引きつける。その間に本命の俺が、魔法でトーチカごと殲滅できる距離まで詰め寄る。
3、敵陣地を壊すために、地中から魔法攻撃でトンネルを掘り進めて、陣地破壊を仕掛ける。
…………。
1は確実性がある。
2はミレニスに危険が及ぶが、確実性がより増す。
3は時間がかかる。
「ミレニス、どれがいいと思う?」
俺の策をミレニスに伝えると、彼女は断言する。
「2、の陽動作戦が一番かな。
正面から私が先行して派手に動き回るから、側面から回り込む感じでウェイドがアタックをお願い」
「大丈夫か? 1人で陽動はわりと鬼門だぞ」
「大丈夫。私だって、冒険者だよ?
ちゃんと活躍しなきゃ、ここにいる意味ないし」
ミレニスは瞳に力強い光を溜めて、俺を見据えた。
「……分かった。陽動で行こう。
防衛用に【バブルオートガード】はつけておいてやる。
俺の魔法で防げない分の攻撃は、自分でケツを拭けよ」
「やだぁもう。男性冒険者って言葉が汚い」
「言ってる場合か」
俺とミレニスはニヤリと笑って、拳を突き合わせる。
「行くぞ」
「あいっ!」
「「ゴー!!」」
その言葉を皮切りに、ミレニスが直線通路を突っ込んでいく。
タタタタッと、軽快なリズムでミレニスがダッシュし、エルフスナイパーたちが反応する。
魔物の射程距離に入った途端、風の矢が嵐のようにミレニスめがけて飛んできた。
「ふっ……!」
それをミレニスが細剣を巧みに操り、防御行動を行う。
俊敏なステップを小刻みに踏んで矢を避け、どうしても回避できない矢はスキルの【パリィング】で撃ち落とす。
見事な足捌き、剣捌きだったが、それでもいくつかの矢はミレニスの身体を打ち抜かんとガードをくぐり抜けて命中した――かに思えた。
しかし、俺が発動していた防御魔法【バブルオートガード】が発動する。
頭や心臓を狙うような急所は、水の泡が何重にもガードを敷いて矢の攻撃を通さない。
ミレニスが善戦しているうちに、俺は古代スキル【身体能力強化】、【マジックカウンター】を発動させて、エルフの狙撃に耐えるミレニスを迂回する形で敵陣地に詰め寄った。
そんな俺に対しても、陣地の中からブラックエルフの攻撃魔法が飛んでくる。
闇の矢だった。
空中を疾駆して、闇の矢が俺に到達せんとしたところで――。
スキル【マジックカウンター】の発動。
魔物が放ったダークネスアローの魔法に、俺のカウンター魔法が反応し、雷の【スパークス】が発動される。
広範囲用の、雷の攻撃魔法だ。
天上の雷が、虚空から無数に地上めがけて撃ち落とされる。
ガガガンッ! という音を立てて、辺り一帯の地上に雷が斉射され、ダークエルフが放った闇の矢が叩き潰された。
しかし、残念なことに、敵トーチカはカウンターの範囲外だった。
飛んできた闇の矢を圧殺するに限った。
手持ちの火力は十分だが、射程距離外から攻撃されることに弱い。
ここはこれから要改善だ。
【スパークス】の効果によって、発動した場所の地盤が沈下するほどの圧力がかかったが、俺はクレーターのようになった場所をさらに迂回してトーチカへと突き進む。
闇の矢は依然として続くが、【マジックカウンター】の【スパークス】が撃ち落とす。
ミレニスがエルフスナイパー2体の攻撃を別の場所で引き受けてくれることも助けとなっている。
俺は【身体能力強化】で敏捷性が上昇したダッシュで、無傷でトーチカに到達した。
そのままトーチカごと4体の魔物をすべて薙ぎ払う、風の古代魔法【フィルストーム】を発動させる。
ゴゴゴゴゴッ!! と、すべてを蹂躙する強い嵐が、トーチカごと魔物を上空に巻き上げる。
嵐に飲み込まれた魔物は、その中で砕かれ回転する大岩に激しくぶつかる。
エルフたちが悲鳴を上げながら消滅していった。
「おー、たまーやー」
「違うけどな」
少し離れたところで嵐に打ち上げられた魔物の最後を見て、ミレニスは感慨深げに言った。
嵐の魔法の後には、ダークエルフたちがドロップしたアイテムが残された。
『ダークエルフの魔石』2個、『岩塩』2個、『エルフの弓』2個。
エルフの弓は1500ゴールドで売れるから、魔石2500、岩塩2000で、合計で1万2千ゴールドの稼ぎだ。
「これは大きいね! さすがお金稼ぎ階層!」
「だな。ミレニスも陽動をよくやってくれた」
「へへへ。ウェイドに褒められちゃった」
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