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黒犬が置いて行った本は知らない言語で書かれていた。この国の母語でも、隣国の言語でも世界共通語とされる言語でもなく、さまざまな言語を知るメイドも全く読めなかったがユリアは声にしながら読んでいた。
「『輝きを求めて』攻略本」
「読めるのですか!?攻略本とは?」
「んー?ぜんぜんわからない」
ページを巡ると“キャラクター一覧”と書かれていた。
左のページには人物画が描かれていて右のページには詳しく情報が書かれていたのだ。
「メインヒーロー、ミカエラ=ディーバンド第二王子」
「この国の王子と同名なのですね」
「そうだね、すごいぐうぜーん」
「心なしか大人になった王子そっくりの顔立ちなのですが」
名前の隣に18と書かれているので年齢だろう。現在の第二王子は6歳で当然違うのだが、豊かな金の紙に優しそうな青目で甘いマスクで笑みを浮かべている様は王子でなければ親戚の方ではないか、と思う程似ていた。
「まだページあるよ?えーっと悪役令嬢、マリアンヌ=ロジャスティア公爵令嬢」
「次は令嬢ですか。しかもお茶会主催のロジャスティア家の。」
「すごいキレーな人だね!えっと、義理の弟が来たことにより親の関心がより強くなり正妃に強く執着するようになる、だって」
「なんですか、その予言じみた内容は」
ユリアが指でなぞりながら読んでいる部分はほんの一部だった為まだあのような個人情報、しかも隠したくなるようなものがつらつらと書かれていると思うとメイドはその人物を気の毒に思った。
「『輝きを求めて』攻略本」
「読めるのですか!?攻略本とは?」
「んー?ぜんぜんわからない」
ページを巡ると“キャラクター一覧”と書かれていた。
左のページには人物画が描かれていて右のページには詳しく情報が書かれていたのだ。
「メインヒーロー、ミカエラ=ディーバンド第二王子」
「この国の王子と同名なのですね」
「そうだね、すごいぐうぜーん」
「心なしか大人になった王子そっくりの顔立ちなのですが」
名前の隣に18と書かれているので年齢だろう。現在の第二王子は6歳で当然違うのだが、豊かな金の紙に優しそうな青目で甘いマスクで笑みを浮かべている様は王子でなければ親戚の方ではないか、と思う程似ていた。
「まだページあるよ?えーっと悪役令嬢、マリアンヌ=ロジャスティア公爵令嬢」
「次は令嬢ですか。しかもお茶会主催のロジャスティア家の。」
「すごいキレーな人だね!えっと、義理の弟が来たことにより親の関心がより強くなり正妃に強く執着するようになる、だって」
「なんですか、その予言じみた内容は」
ユリアが指でなぞりながら読んでいる部分はほんの一部だった為まだあのような個人情報、しかも隠したくなるようなものがつらつらと書かれていると思うとメイドはその人物を気の毒に思った。
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