9 / 11
2021.9 アイドルのお話
ほとぼりが冷めるまで
しおりを挟む
普段SNS中毒の私が1日以上SNSを利用していない。
これは不意に、悪意のない、
むしろ好意的な記事さえも目にしたくないから。
ただの現実逃避である。
世間から二人の結婚の話題が無くなったころに
しれっとSNSの世界へ戻ろうと思っている。
…以前、俳優女優の結婚が報じられた時。
Twitterには「おめでとう!」という言葉であふれかえっていた。
基本的に独り言をつぶやく場所なので発言はもちろん自由だと認識している。
さらにはCMに起用している企業の公式アカウントからも祝福の声が上がっていた。
世間からこの二人の結婚が祝福されているのがよく分かる出来事であったと同時に、
なんて残酷な世界だろうと思った。
もし私がこの二人のどちらかの熱烈なファンだったとしたら、
この祝福の嵐を受け止めることができるだろうか、と。
もちろん素直に祝福しているひとたちばかりなので悪気など一切ない。
でもその発言を見て、祝福の嵐に巻き込まれて
人知れず涙を流している人がいるのではないだろうか、と思うと
何とも言えない気持ちになったのをとても鮮明に覚えている。
今年に入ってからの出来事である。
だから私は発言は控えた。
どこで誰が傷つくかもわからない。
もし自分だったら耐えられない。
だから私は傷つくのを恐れてTwitterにはしばらく戻るつもりはない。
保身に走ってみっともないだろう、
器が狭くて情けないだろう、
でもしょうがないじゃないか。
私の気持ちは私のものであって
誰かにとやかく言われる筋合いはない。
私は私でこの気持ちを大切にしまっておきたい。
13年分の、気持ちを。
これは不意に、悪意のない、
むしろ好意的な記事さえも目にしたくないから。
ただの現実逃避である。
世間から二人の結婚の話題が無くなったころに
しれっとSNSの世界へ戻ろうと思っている。
…以前、俳優女優の結婚が報じられた時。
Twitterには「おめでとう!」という言葉であふれかえっていた。
基本的に独り言をつぶやく場所なので発言はもちろん自由だと認識している。
さらにはCMに起用している企業の公式アカウントからも祝福の声が上がっていた。
世間からこの二人の結婚が祝福されているのがよく分かる出来事であったと同時に、
なんて残酷な世界だろうと思った。
もし私がこの二人のどちらかの熱烈なファンだったとしたら、
この祝福の嵐を受け止めることができるだろうか、と。
もちろん素直に祝福しているひとたちばかりなので悪気など一切ない。
でもその発言を見て、祝福の嵐に巻き込まれて
人知れず涙を流している人がいるのではないだろうか、と思うと
何とも言えない気持ちになったのをとても鮮明に覚えている。
今年に入ってからの出来事である。
だから私は発言は控えた。
どこで誰が傷つくかもわからない。
もし自分だったら耐えられない。
だから私は傷つくのを恐れてTwitterにはしばらく戻るつもりはない。
保身に走ってみっともないだろう、
器が狭くて情けないだろう、
でもしょうがないじゃないか。
私の気持ちは私のものであって
誰かにとやかく言われる筋合いはない。
私は私でこの気持ちを大切にしまっておきたい。
13年分の、気持ちを。
0
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。
音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。
だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。
そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。
そこには匿われていた美少年が棲んでいて……
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる