201 / 379
you're never coming backー4
しおりを挟む
するとシャルルの前にワープゲートが現れる。そこから十二勇士がゆっくりと出てきて、遅れて穂花が走って出てきて遊大の足元で転がった。
「……! まずなんでお前が2人もいるのか教えろ!」
遊大がシャルルに迫る。彼女はにこやかにしながらこう説明した。
「僕は忙しいんだ。体一つで7、80年の寿命じゃとてもやりたいことをすべてやりきるのは不可能。そこで僕は自分のユニゾンで、僕の分身となるアンドロイドを複数作ったのさ。ちなみにこのワープ装置も、ロイドも自作さ」
《シャルル 本名:野良竹輪 ユニゾン名:ニナ……非常に高い知能指数を持ち、未知の物質や現在の科学では再現不可能な機械を作成できる。ただし即興では作れない。》
「つまり、ここや千葉の貴様をとらえようが殺そうが、本人は別にいるから何ら影響はないと」
立ち上がってライターを構える穂花がまとめる。シャルルはそれに、「作るのに時間がかかるから、できるだけやってほしくないけどね」と答えた。
穂花は息を大きく吸うと、静かなドーム全体に聞こえるように叫んだ。
「今からここは戦場になる! 巻き込まれたくなければ警備員の誘導にしたがってすぐにドームから離れろ!」
その言葉に会場はパニックになり、観客たちは我先にと出口へ走っていった。
「ふ、再火隊長! そんな言い方したらパニックになるのは当たり前じゃないですか! 兵士が巡回してる訳でもないのに!」
「わざとパニックにしたんだ。これに乗じれば群衆に紛れて逃げれるだろ」
穂花は遊大に自分の策を説明する。遊大は一部白くなった翼を出して、群衆に飛び込もうとする。
「遠距離持ちと飛行ユニゾン持ち」
シャルルが十二勇士に指示を出す。
下から遊大に向かって銃弾、舌、水のカッターが飛んできて、正面にはローランとジラールが立ちふさがる。
「下からの攻撃は気合いでかわせ!」
穂花がライターの炎を燃え上がらせて宙に舞う。そのまま回転し、炎の鞭で飛行ユニゾン持ちに攻撃する。
「ああっ! あっちいな、クソ女!」
ジラールが半分溶けた歯車を見て叫ぶ。
「……! まずなんでお前が2人もいるのか教えろ!」
遊大がシャルルに迫る。彼女はにこやかにしながらこう説明した。
「僕は忙しいんだ。体一つで7、80年の寿命じゃとてもやりたいことをすべてやりきるのは不可能。そこで僕は自分のユニゾンで、僕の分身となるアンドロイドを複数作ったのさ。ちなみにこのワープ装置も、ロイドも自作さ」
《シャルル 本名:野良竹輪 ユニゾン名:ニナ……非常に高い知能指数を持ち、未知の物質や現在の科学では再現不可能な機械を作成できる。ただし即興では作れない。》
「つまり、ここや千葉の貴様をとらえようが殺そうが、本人は別にいるから何ら影響はないと」
立ち上がってライターを構える穂花がまとめる。シャルルはそれに、「作るのに時間がかかるから、できるだけやってほしくないけどね」と答えた。
穂花は息を大きく吸うと、静かなドーム全体に聞こえるように叫んだ。
「今からここは戦場になる! 巻き込まれたくなければ警備員の誘導にしたがってすぐにドームから離れろ!」
その言葉に会場はパニックになり、観客たちは我先にと出口へ走っていった。
「ふ、再火隊長! そんな言い方したらパニックになるのは当たり前じゃないですか! 兵士が巡回してる訳でもないのに!」
「わざとパニックにしたんだ。これに乗じれば群衆に紛れて逃げれるだろ」
穂花は遊大に自分の策を説明する。遊大は一部白くなった翼を出して、群衆に飛び込もうとする。
「遠距離持ちと飛行ユニゾン持ち」
シャルルが十二勇士に指示を出す。
下から遊大に向かって銃弾、舌、水のカッターが飛んできて、正面にはローランとジラールが立ちふさがる。
「下からの攻撃は気合いでかわせ!」
穂花がライターの炎を燃え上がらせて宙に舞う。そのまま回転し、炎の鞭で飛行ユニゾン持ちに攻撃する。
「ああっ! あっちいな、クソ女!」
ジラールが半分溶けた歯車を見て叫ぶ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる