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幸福なのは義務なんですー12
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「これで最後か……」
地球が小さく見える宇宙の中。そこに浮かぶ鳥籠の中で遊大は人間の形をした何かを作っていた。遊大はそれに白色のフードつきのマントを被せる。
遊大はベッドの上にいた。床にはハンドスピナーや積み木、メリーゴーランドのミニチュアやプラレール、ドミノの板やビー玉などが散乱しており、上からは赤ちゃん用の吊り下げるタイプのおもちゃがいくつも垂れ下がっている。鳥籠の外は星が見えるだけで基本暗かったが、なぜか籠の中は明るかった。
遊大の周りには、計12人の人型の何かが立っていた。全員がまとっているフードつきのマントには、赤と黒の十字架があしらわれていた。
「みんな楽しんでくれてるかな? きっと楽しんでくれてるよね」
遊大は床に置かれたハンドスピナーを取り上げ、それを指先で回す。
「なんたってこの世界は幸せと笑顔で溢れてるんだから。幸福なのが義務なくらいなんだから」
地球が小さく見える宇宙の中。そこに浮かぶ鳥籠の中で遊大は人間の形をした何かを作っていた。遊大はそれに白色のフードつきのマントを被せる。
遊大はベッドの上にいた。床にはハンドスピナーや積み木、メリーゴーランドのミニチュアやプラレール、ドミノの板やビー玉などが散乱しており、上からは赤ちゃん用の吊り下げるタイプのおもちゃがいくつも垂れ下がっている。鳥籠の外は星が見えるだけで基本暗かったが、なぜか籠の中は明るかった。
遊大の周りには、計12人の人型の何かが立っていた。全員がまとっているフードつきのマントには、赤と黒の十字架があしらわれていた。
「みんな楽しんでくれてるかな? きっと楽しんでくれてるよね」
遊大は床に置かれたハンドスピナーを取り上げ、それを指先で回す。
「なんたってこの世界は幸せと笑顔で溢れてるんだから。幸福なのが義務なくらいなんだから」
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