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「我」貫き通せー5
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「遠夏月光の声で悪口を言われる!」
その瞬間、太陽の耳に一連の言葉が飛び込んでくる。それも亡くなった自身の兄、月光の声で。
「俺の下位互換」
「現状お前が一番足引っ張ってんじゃねえか?」
「よくもまあぬけぬけと生きてられるな」
「早く楽になっちまえよ、両親に見放された身なんだから」
その言葉の一言一言は、確実に太陽の心をえぐっていった。
動きの止まる太陽。そこにテュルパンの舌が首を絞めに来る。
絡まるテュルパンの舌。その間も太陽は月光の声による悪口を受け続ける。
「槍を放せ! 心を折れ!」
テュルパンが訴えた次の瞬間だった。
太陽は槍を握る手をより力強くし、舌を叩き斬った。
「よくも兄貴の声にこんなこと言わせたな……!」
月光の声による悪口は、かえって太陽の怒りの線に触れたのだった。
「てめえはおれがぶっ潰す!」
その瞬間、太陽の耳に一連の言葉が飛び込んでくる。それも亡くなった自身の兄、月光の声で。
「俺の下位互換」
「現状お前が一番足引っ張ってんじゃねえか?」
「よくもまあぬけぬけと生きてられるな」
「早く楽になっちまえよ、両親に見放された身なんだから」
その言葉の一言一言は、確実に太陽の心をえぐっていった。
動きの止まる太陽。そこにテュルパンの舌が首を絞めに来る。
絡まるテュルパンの舌。その間も太陽は月光の声による悪口を受け続ける。
「槍を放せ! 心を折れ!」
テュルパンが訴えた次の瞬間だった。
太陽は槍を握る手をより力強くし、舌を叩き斬った。
「よくも兄貴の声にこんなこと言わせたな……!」
月光の声による悪口は、かえって太陽の怒りの線に触れたのだった。
「てめえはおれがぶっ潰す!」
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