和製切り裂きジャック

九十九光

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#24ー6

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 私の質問にそう答えた氷川さんは、ホーム画面の隅っこにあった歯車マークのアイコンをクリックし、そこからログイン、ログアウト履歴の画面に飛んでいった。
「このゲームは過去一週間分のログインとログアウトの履歴がここで確認できるんだよ。俺は犯行当日、午後六時から翌日の午前一時までずっとこのゲームで遊んでたんだ。つまり、この時間にこのゲームにログインして遊んでたすべての人が、俺のアリバイの証人になるってこと。君のお父さんも納得してくれたよ。コンセントなしに動かせないデスクトップを持って外を出歩くわけもないし」
「それマジか! すげーな!」
 氷川さんの淡々とした口調での説明に、小暮さんは感嘆の声を上げた。どうやら私と違って、この発言に疑いを持っている様子ではなさそうだ。
「ノートパソコンはどうなんです? それならどこにいてもログインもログアウトもできますし……」
 私は続けて氷川さんに質問する。
「それも大丈夫。俺、パソコンはデスクトップって決めてるから、ノーパソは買ったこともないんだよ。スペックが違うからな。警察も、愛知県中の店を調べれば俺がそんなもの買ってないってことくらいすぐにわかるよ」
 氷川さんは私の疑問に対して、すぐに自分の無実を証明する発言をした。感情の起伏が見えない、堂々とした受け答えだった。
「どうしたの、湯浅ちゃーん? もしかしてこいつのこと疑ってんの? こいつ、ゴキブリ殺せないから勝手にどっか行くまでほったらかすような奴だぜ? そんな奴に人なんか殺せねえよ」
 横にいた小暮さんが私に肩を回しながら、殺人事件に関する話をしているという緊張感を茶化すようなことを言ってくる。
 確かに氷川さんは、普通に働いて、時間がある時に仲間と遊んで、自分の時間を思い通りに使うことに頭を使う、どこにでもいそうな現代の若者というイメージが強かった。障がい者の支援団体に入っていることを考えれば、それなりにちゃんとした大学を出ていることも想像できる。今の日本では捜し出すのに時間はかからない、普通の若者という雰囲気しかしない人だった。
 私は肩を回している小暮さんの腕に自分の腕を絡ませた。当然小暮さんは驚いた様子で私の顔を見下ろして、「え? なんかしんないけど釣れちゃった?」という表情を見せた。
「ちょっと一緒に来てください」
そう言って私は小暮さんの腕を引っ張った。声をかけてきた氷川さんには、「少し家の中で待っててください」と釘を刺して、私たちについてこないようにした。
 私は理解が追いついていない様子の小暮さんを連れて、向かいのアパートの駐車場まで出た。そこで氷川さんが追ってきていないことを確認すると、ここでようやく小暮さんの
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