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豪邸の新生活と、騎士の戸惑い
第36話 凋落は止まらず
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王都カイロネスの冒険者ギルドは、今日も活気に満ちていた。依頼を探す者、ダンジョン帰りで祝杯をあげる者、情報交換に勤しむ者。
そんな喧騒の中、一際目立つパーティが依頼ボードの前で言い争いをしていた。
「だから! あのルートは危険だって言ったでしょうが!」
「うるさい! リーダーは俺だ! 俺の指示に従っていれば問題なかった!」
怒鳴り声を上げているのは、パーティ「ダンジョンシーカー」のリーダー、戦士ガイノス。
彼に食って掛かっているのは、最近パーティに加入したばかりの美しき女剣士マレニアだ。長く美しい金髪をポニーテールにし、勝気な光を宿したアメジストの瞳で、マレニアは一歩も引かずにガイノスを睨みつけている。
「問題なかったですって? 貴方の無謀な指示のせいで、シルヴィさんが危うく罠に掛かるところだったのよ!」
「ぐっ……それは、シルヴィの注意不足だ!」
「いいえ、貴方が先行して安全確認を怠ったからです!」
マレニアの的確な指摘に、ガイノスは言葉に詰まる。
その隣では、魔法使いリリアが扇子で口元を隠して冷ややかに二人を見ており、神官コルトは「ガイノス様の判断はいつも正しいですわ!」 と擁護にもならない擁護を繰り返している。
エルフの弓使いシルヴィは、壁に寄りかかり、我関せずといった様子で矢の手入れをしていた。
アランを追放し、鳴り物入りでマレニアを加えたダンジョンシーカー。
ガイノスは「これで戦力は完璧! Aランクは目前!」 と豪語していたが、現実は厳しかった。
確かにマレニアの剣技は確かに素晴らしいもので、パーティの純粋な戦闘力は以前より上がったかもしれない。
彼女が加入した最初の頃は、その目覚ましい活躍にガイノスも上機嫌だった。
しかし、ダンジョン攻略を重ねるうちに、パーティが抱える根本的な問題が再び露呈してきたのだ。
アランが担っていた後方支援――的確な消耗品の管理、安全な野営地の確保、栄養バランスの取れた食事、ルート選定、罠の事前察知――それら全てが、今のパーティには欠けていた。
浅い階層で日帰りするようなクエストなら、そうした問題はなんとか無視できるが、ダンジョンの深い階層に行くにしたがって大きな障害になってくる。
その結果、戦闘に集中できず、消耗も激しくなった。食事は味気ないレーションばかりで、メンバーの士気は上がらない。夜の見張りも以前より遥かに手薄だ。
パーティに参加してマレニアは、このパーティが、評判とはまったく違っていることをいやというほど実感していた。
リーダーのガイノスは傲慢で独善的、他のメンバーは実力はあるのかもしれないが、プロ意識に欠け、仲間への配慮もない。そして何より、パーティ全体の運営があまりにも杜撰すぎる。
(これで本当にAランクを目指しているというの……? 信じられない……)
マレニアは内心で何度も溜息をついた。彼女は元々が清廉な性格だ。ガイノスの横暴な指示や、リリアたちの馴れ合いのような態度には我慢がならず、ことあるごとに意見したが、ガイノスがそれを聞き入れることはほとんどなかった。
(……前にいたというポーター……アランとか言ったかしら。彼がよほど有能だったのか、それとも……)
アラン追放の経緯についても、ガイノスたちの説明には不自然な点が多く、マレニアは疑問を感じ始めていた。
そして、今日もまた、彼らはダンジョン攻略に失敗したのだ。目標達成どころか、中層にすら辿り着けずに撤退。
原因は、ガイノスの無謀な突進と、それに伴う連携ミス、そして消耗品の不足だった。マレニアがどれだけ奮戦しても、パーティ全体が機能不全に陥っていてはどうにもならない。
「だいたい、マレニア! お前ももっと俺の指示通りに動け! 勝手な行動が多すぎるんだ!」
自分の非を認められないガイノスは、矛先をマレニアに向けた。
「貴方の指示が非効率的だからです! あのまま進んでいたら全滅していました!」
マレニアも敢然と言い返す。
「なんですって! この新入りの小娘が!」
「ガイノス様に口答えするなんて、生意気ですわ!」
リリアとコルトがガイノスに加勢する。
「……やれやれ」
シルヴィが、聞こえるか聞こえないかの声で呟いた。
ギルドに戻っても、彼らの周りには冷ややかな視線が注がれていた。
かつての「期待の星」は、今や「内輪揉めの絶えないトラブルメーカー」として認識され始めている。依頼の成功率も低下し、パーティランクの降格すら囁かれ始めていた。
「くそっ! くそっ! なんでだ! なんで上手くいかないんだ!」
酒場に戻っても、ガイノスの怒りは収まらない。ジョッキをテーブルに叩きつけ、荒れた声を上げる。
マレニアはそんなガイノスを一瞥すると、黙って席を立った。これ以上、この不毛な言い争いに付き合う気はなかった。
(……もう、このパーティも限界かもしれない……)
彼女は、ギルドの出口に向かいながら、静かに決意を固め始めていた。
一方、ガイノスはまだ現実から目を背けていた。
(何かがおかしい……俺の実力はこんなものじゃないはずだ……そうだ、アランだ! あいつが何かしたに違いない!)
自分の失敗を認められない彼は、全ての原因を追放したアランになすりつけようと考え始めていた。
ガイノスの澱んだ瞳に、どす黒い嫉妬と逆恨みの炎が揺らめいていた。
ダンジョンシーカーの凋落は、まだ止まりそうにない。
そんな喧騒の中、一際目立つパーティが依頼ボードの前で言い争いをしていた。
「だから! あのルートは危険だって言ったでしょうが!」
「うるさい! リーダーは俺だ! 俺の指示に従っていれば問題なかった!」
怒鳴り声を上げているのは、パーティ「ダンジョンシーカー」のリーダー、戦士ガイノス。
彼に食って掛かっているのは、最近パーティに加入したばかりの美しき女剣士マレニアだ。長く美しい金髪をポニーテールにし、勝気な光を宿したアメジストの瞳で、マレニアは一歩も引かずにガイノスを睨みつけている。
「問題なかったですって? 貴方の無謀な指示のせいで、シルヴィさんが危うく罠に掛かるところだったのよ!」
「ぐっ……それは、シルヴィの注意不足だ!」
「いいえ、貴方が先行して安全確認を怠ったからです!」
マレニアの的確な指摘に、ガイノスは言葉に詰まる。
その隣では、魔法使いリリアが扇子で口元を隠して冷ややかに二人を見ており、神官コルトは「ガイノス様の判断はいつも正しいですわ!」 と擁護にもならない擁護を繰り返している。
エルフの弓使いシルヴィは、壁に寄りかかり、我関せずといった様子で矢の手入れをしていた。
アランを追放し、鳴り物入りでマレニアを加えたダンジョンシーカー。
ガイノスは「これで戦力は完璧! Aランクは目前!」 と豪語していたが、現実は厳しかった。
確かにマレニアの剣技は確かに素晴らしいもので、パーティの純粋な戦闘力は以前より上がったかもしれない。
彼女が加入した最初の頃は、その目覚ましい活躍にガイノスも上機嫌だった。
しかし、ダンジョン攻略を重ねるうちに、パーティが抱える根本的な問題が再び露呈してきたのだ。
アランが担っていた後方支援――的確な消耗品の管理、安全な野営地の確保、栄養バランスの取れた食事、ルート選定、罠の事前察知――それら全てが、今のパーティには欠けていた。
浅い階層で日帰りするようなクエストなら、そうした問題はなんとか無視できるが、ダンジョンの深い階層に行くにしたがって大きな障害になってくる。
その結果、戦闘に集中できず、消耗も激しくなった。食事は味気ないレーションばかりで、メンバーの士気は上がらない。夜の見張りも以前より遥かに手薄だ。
パーティに参加してマレニアは、このパーティが、評判とはまったく違っていることをいやというほど実感していた。
リーダーのガイノスは傲慢で独善的、他のメンバーは実力はあるのかもしれないが、プロ意識に欠け、仲間への配慮もない。そして何より、パーティ全体の運営があまりにも杜撰すぎる。
(これで本当にAランクを目指しているというの……? 信じられない……)
マレニアは内心で何度も溜息をついた。彼女は元々が清廉な性格だ。ガイノスの横暴な指示や、リリアたちの馴れ合いのような態度には我慢がならず、ことあるごとに意見したが、ガイノスがそれを聞き入れることはほとんどなかった。
(……前にいたというポーター……アランとか言ったかしら。彼がよほど有能だったのか、それとも……)
アラン追放の経緯についても、ガイノスたちの説明には不自然な点が多く、マレニアは疑問を感じ始めていた。
そして、今日もまた、彼らはダンジョン攻略に失敗したのだ。目標達成どころか、中層にすら辿り着けずに撤退。
原因は、ガイノスの無謀な突進と、それに伴う連携ミス、そして消耗品の不足だった。マレニアがどれだけ奮戦しても、パーティ全体が機能不全に陥っていてはどうにもならない。
「だいたい、マレニア! お前ももっと俺の指示通りに動け! 勝手な行動が多すぎるんだ!」
自分の非を認められないガイノスは、矛先をマレニアに向けた。
「貴方の指示が非効率的だからです! あのまま進んでいたら全滅していました!」
マレニアも敢然と言い返す。
「なんですって! この新入りの小娘が!」
「ガイノス様に口答えするなんて、生意気ですわ!」
リリアとコルトがガイノスに加勢する。
「……やれやれ」
シルヴィが、聞こえるか聞こえないかの声で呟いた。
ギルドに戻っても、彼らの周りには冷ややかな視線が注がれていた。
かつての「期待の星」は、今や「内輪揉めの絶えないトラブルメーカー」として認識され始めている。依頼の成功率も低下し、パーティランクの降格すら囁かれ始めていた。
「くそっ! くそっ! なんでだ! なんで上手くいかないんだ!」
酒場に戻っても、ガイノスの怒りは収まらない。ジョッキをテーブルに叩きつけ、荒れた声を上げる。
マレニアはそんなガイノスを一瞥すると、黙って席を立った。これ以上、この不毛な言い争いに付き合う気はなかった。
(……もう、このパーティも限界かもしれない……)
彼女は、ギルドの出口に向かいながら、静かに決意を固め始めていた。
一方、ガイノスはまだ現実から目を背けていた。
(何かがおかしい……俺の実力はこんなものじゃないはずだ……そうだ、アランだ! あいつが何かしたに違いない!)
自分の失敗を認められない彼は、全ての原因を追放したアランになすりつけようと考え始めていた。
ガイノスの澱んだ瞳に、どす黒い嫉妬と逆恨みの炎が揺らめいていた。
ダンジョンシーカーの凋落は、まだ止まりそうにない。
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