180 / 243
第180話 グレイベア村侵攻4
しおりを挟む
上空を見上げると、ルカことレッドドラゴンが夜鬼たちを相手に苦戦していた。苦戦と言っても、空中を飛び回る夜鬼に攻撃がなかなかヒットしないので苛立っている感じだ。
これが数体の夜鬼相手なら、ルカは一瞬で葬り去っていただろう。だが何せ数が多いので、攻撃対象に狙いを定めた瞬間に、背後から別の夜鬼が襲ってきて邪魔している。
とはいえ夜鬼たちの槍攻撃では、レッドドラゴンにほとんどダメージを与えることができない。にもかかわらず、レッドドラゴンの周りをでブヨのように飛び回る夜鬼たちはどうして攻撃を続けているんだろう。
ルカの足止めかな?
と思った瞬間、ルカが夜鬼たちを振り切ろうと、急降下を始めた。
その時――
ザシュッ!
地上から巨大な槍が何本も伸びて来て、そのひとつがルカを貫いた。
ドラゴンの身体から激しい光が周囲に広がる。
「ルカァァァァッ!」
俺は喉が潰れるくらいの大声を上げた。
不安が俺の心臓を鷲掴みにする。
やがて光が消えると、
レッドドラゴンの姿も消えていた。
~ ドラゴン墜つ ~
ドラゴンを貫いたのはショゴタンの触手槍だった。
ショゴタンを乗せた5つの橇は、森の黒山羊たちによって様々な方向を向いていた。そのうち二つの橇は、森の黒山羊の太い触腕が橇を傾けて角度を付けている。
それを見て、俺はすぐに彼らの意図することがわかった。橇はショゴタンを運ぶだけのものではなかったのだ。
ショゴタンの触手槍攻撃は、実際に発動するまでに時間が掛る。しかも、最初に決めた目標の位置は変更できない。
そのため、開けた場所でショゴタンの触手攻撃を受けても、常に移動し続けていれば回避するのは簡単だ。
ましてや空中を飛び回るドラゴンに、ショゴタンの触手が命中することはまず
ないだろう。
そこで神聖帝国軍が考えたのは、ショゴタンから触手を出始めたら、ショゴタン自体を動かして触手の方向を敵に向けること。
橇に乗ったショゴタンの触手を、森の黒山羊が橇を動かして、攻撃位置を調整していたのだ。
そのことに気が付いて森の黒山羊を改めて見てみる。すると、その頭部に当たる部分に小さな台座が設置されていて、そこに魔族兵が乗っているのが見えた。
あの魔族兵が森の黒山羊に指示を出して、ショゴタンの橇を動かしているのだろう。
ショゴタンと森の黒山羊がドラゴン対策だったということか。
いや、そんなことよりルカは!?
おそらくさっきの光は賢者の石を使った変身だろう。
なら今はどこに……
そのとき、どこからかルカの声が聞こえた気がした。
「痛った……」
ビカッ!
強烈な光
そして――
「いじゃろうがぁあああああああ!」
レッドドラゴンが、敵陣の中央に姿を現した。
地表スレスレだったので、もしかするともう少しで幼女の姿のまま地面に激突するところだったのかもしれない。
バサッ! バサッ! バサッ!
飛翼を振るうごとに少しずつドラゴンの身体が上昇していく。
その足元には、例の腕の妖異「深淵の黒腕」がワラワラと集まって来ていた。
深淵の黒腕は、上空に飛び去ろうとするドラゴンに掴みかかろうと、長い胴体を持ち上げる。
見た目が前腕そのものの妖異が、芋虫のように状態を起こす様は、かなり正気度を削られそうな光景だった。
ガシッ!
深淵の黒腕がドラゴンの尻尾に掴みかかろうとしたところを、尻尾をくるっと丸めて回避。
ショゴタンの槍でルカを地面に落とした後は、奴らが群がって押さえる算段だったのかもしれない。
深淵の黒腕は、ちょうど人間の掌に当たる部分に巨大な口がついている。その悍ましい口が開かれると、ギザギザの牙がむき出しになった。
この妖異たちの中では、ショゴタンや森の仔山羊より、コイツが一番ヤバイ。
ショゴタンと森の仔山羊は、ルカとグレイちゃんで大丈夫だろう。
ルカは再び夜鬼との戦いに入っていたが、今度はグリフォンのグリッちが加勢に入ったので、少しずつではあるが夜鬼の数が削られ始めている。
ドシン、ドシンと山が歩いているかのような地響きが近づいてくる。
その間、俺は【索敵】マップの表示を確認して、奴らに【幼女化】が一発で効くことを確認。
地響きが止まったかと思うと、俺の身体が巨大な爪につままれて、巨大な熊の頭頂部に降ろされた。
「あの気持ち悪い手みたいな奴をやる! グレイちゃん!」
ルカを傷つけられてグレイちゃんの全身が怒りに震えていた。
「ぐるるるぅぅうううう!」
足元からグレイベアの唸り声が響き、俺の全身を震わせる。
「グレイちゃん、あの手の前に俺を運んでくれ! だがその前に……」
俺は息を肺一杯に吸った後、全身全霊で叫ぶ。
「薙ぎ払えぇぇぇ!」
グレイベアの巨体が、正面の森の黒山羊に向って突進を始める。
「ぐおぉおおおおおおおおおんん!」
グレイベアの巨大な爪が、同じくらい巨大な森の黒山羊を胴体から引き裂いた。グレイちゃんはそのまま止まることなく進み、今度はショゴタンを踏み付ける。普段のグレイちゃんならエンガチョ扱いの妖異が、ブシャッと音を立てて潰れる。
今の状態のショゴタンを踏み潰しても、また元に戻ってしまうのだろうが、そんなことおかまいなしにグレイちゃんは進みんだ。
ブチ切れていても、ちゃんと俺のお願いを最優先してくれている。
そしてグレイちゃんが腹の下で魔族兵を押しつぶしながら、前に倒れ込んだとき、
俺はグレイちゃんの頭に立っていて。
そのすぐ目の前には、深淵の黒腕たちがいた。
「【幼女化ビィィィィィム!】」
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
その一瞬で5人の幼女が現れて、
ポンッ! ポンッ! ポンッ! ポンッ! ポンッ!
その一秒後には5体の深淵の黒腕が、瀕死の状態で地面でピクピクと身体を振るわせていた。
これが数体の夜鬼相手なら、ルカは一瞬で葬り去っていただろう。だが何せ数が多いので、攻撃対象に狙いを定めた瞬間に、背後から別の夜鬼が襲ってきて邪魔している。
とはいえ夜鬼たちの槍攻撃では、レッドドラゴンにほとんどダメージを与えることができない。にもかかわらず、レッドドラゴンの周りをでブヨのように飛び回る夜鬼たちはどうして攻撃を続けているんだろう。
ルカの足止めかな?
と思った瞬間、ルカが夜鬼たちを振り切ろうと、急降下を始めた。
その時――
ザシュッ!
地上から巨大な槍が何本も伸びて来て、そのひとつがルカを貫いた。
ドラゴンの身体から激しい光が周囲に広がる。
「ルカァァァァッ!」
俺は喉が潰れるくらいの大声を上げた。
不安が俺の心臓を鷲掴みにする。
やがて光が消えると、
レッドドラゴンの姿も消えていた。
~ ドラゴン墜つ ~
ドラゴンを貫いたのはショゴタンの触手槍だった。
ショゴタンを乗せた5つの橇は、森の黒山羊たちによって様々な方向を向いていた。そのうち二つの橇は、森の黒山羊の太い触腕が橇を傾けて角度を付けている。
それを見て、俺はすぐに彼らの意図することがわかった。橇はショゴタンを運ぶだけのものではなかったのだ。
ショゴタンの触手槍攻撃は、実際に発動するまでに時間が掛る。しかも、最初に決めた目標の位置は変更できない。
そのため、開けた場所でショゴタンの触手攻撃を受けても、常に移動し続けていれば回避するのは簡単だ。
ましてや空中を飛び回るドラゴンに、ショゴタンの触手が命中することはまず
ないだろう。
そこで神聖帝国軍が考えたのは、ショゴタンから触手を出始めたら、ショゴタン自体を動かして触手の方向を敵に向けること。
橇に乗ったショゴタンの触手を、森の黒山羊が橇を動かして、攻撃位置を調整していたのだ。
そのことに気が付いて森の黒山羊を改めて見てみる。すると、その頭部に当たる部分に小さな台座が設置されていて、そこに魔族兵が乗っているのが見えた。
あの魔族兵が森の黒山羊に指示を出して、ショゴタンの橇を動かしているのだろう。
ショゴタンと森の黒山羊がドラゴン対策だったということか。
いや、そんなことよりルカは!?
おそらくさっきの光は賢者の石を使った変身だろう。
なら今はどこに……
そのとき、どこからかルカの声が聞こえた気がした。
「痛った……」
ビカッ!
強烈な光
そして――
「いじゃろうがぁあああああああ!」
レッドドラゴンが、敵陣の中央に姿を現した。
地表スレスレだったので、もしかするともう少しで幼女の姿のまま地面に激突するところだったのかもしれない。
バサッ! バサッ! バサッ!
飛翼を振るうごとに少しずつドラゴンの身体が上昇していく。
その足元には、例の腕の妖異「深淵の黒腕」がワラワラと集まって来ていた。
深淵の黒腕は、上空に飛び去ろうとするドラゴンに掴みかかろうと、長い胴体を持ち上げる。
見た目が前腕そのものの妖異が、芋虫のように状態を起こす様は、かなり正気度を削られそうな光景だった。
ガシッ!
深淵の黒腕がドラゴンの尻尾に掴みかかろうとしたところを、尻尾をくるっと丸めて回避。
ショゴタンの槍でルカを地面に落とした後は、奴らが群がって押さえる算段だったのかもしれない。
深淵の黒腕は、ちょうど人間の掌に当たる部分に巨大な口がついている。その悍ましい口が開かれると、ギザギザの牙がむき出しになった。
この妖異たちの中では、ショゴタンや森の仔山羊より、コイツが一番ヤバイ。
ショゴタンと森の仔山羊は、ルカとグレイちゃんで大丈夫だろう。
ルカは再び夜鬼との戦いに入っていたが、今度はグリフォンのグリッちが加勢に入ったので、少しずつではあるが夜鬼の数が削られ始めている。
ドシン、ドシンと山が歩いているかのような地響きが近づいてくる。
その間、俺は【索敵】マップの表示を確認して、奴らに【幼女化】が一発で効くことを確認。
地響きが止まったかと思うと、俺の身体が巨大な爪につままれて、巨大な熊の頭頂部に降ろされた。
「あの気持ち悪い手みたいな奴をやる! グレイちゃん!」
ルカを傷つけられてグレイちゃんの全身が怒りに震えていた。
「ぐるるるぅぅうううう!」
足元からグレイベアの唸り声が響き、俺の全身を震わせる。
「グレイちゃん、あの手の前に俺を運んでくれ! だがその前に……」
俺は息を肺一杯に吸った後、全身全霊で叫ぶ。
「薙ぎ払えぇぇぇ!」
グレイベアの巨体が、正面の森の黒山羊に向って突進を始める。
「ぐおぉおおおおおおおおおんん!」
グレイベアの巨大な爪が、同じくらい巨大な森の黒山羊を胴体から引き裂いた。グレイちゃんはそのまま止まることなく進み、今度はショゴタンを踏み付ける。普段のグレイちゃんならエンガチョ扱いの妖異が、ブシャッと音を立てて潰れる。
今の状態のショゴタンを踏み潰しても、また元に戻ってしまうのだろうが、そんなことおかまいなしにグレイちゃんは進みんだ。
ブチ切れていても、ちゃんと俺のお願いを最優先してくれている。
そしてグレイちゃんが腹の下で魔族兵を押しつぶしながら、前に倒れ込んだとき、
俺はグレイちゃんの頭に立っていて。
そのすぐ目の前には、深淵の黒腕たちがいた。
「【幼女化ビィィィィィム!】」
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
その一瞬で5人の幼女が現れて、
ポンッ! ポンッ! ポンッ! ポンッ! ポンッ!
その一秒後には5体の深淵の黒腕が、瀕死の状態で地面でピクピクと身体を振るわせていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる