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Kapitel 02:日常
日常 05
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朝。疋堂家。
大抵は、一番早く目覚めて活動を開始するのは白だ。朝食の支度をする為にキッチンで忙しなくクルクルと動き回る。
起きてきた天尊がテーブルに着くと、白は忙しそうに動いていたはずなのに、タイミングを見計らったように天尊の前にホットコーヒーを置いた。
「ブラック? ミルクと砂糖使う?」
「ブラック」
「半熟? 完熟?」
「完熟」
白はクルリと方向転換してキッチンへ戻った。
天尊がコーヒーを口へ運ぶと、香しい匂いと共にジューッというフライパンの焼ける音が聞こえ始める。毎朝このように規則正しく目が覚めるのは久し振りだった。自分の為の朝食が用意されていることを考えれば目覚めないわけにもゆかない。自分の為に誰かが場所と食事を用意してくれているというのは存外居心地の良いものだ。
天尊は朝のコーヒーでホッと一息吐いたあと、ダイニングテーブルから立ち上がってマグカップを片手にリビングへ移動した。
リビングに配置されたサイドテーブルの上に箱があることに気付いた。その箱に蓋はなく、中には書類のような紙が数枚入っている。その箱は白のお手製。銀太は学園で配布された書類を紛失しないようにこの箱へ投入するのが疋堂家のルールだ。
天尊は興味本位で一番上の書類を手に取ってみた。
「〝保護者の皆様へ。下記の日程にて保護者授業参観を実施致します〟……??」
天尊は声に出して読み上げはしたが内容はサッパリだ。
「アキラ。コレは何だ」
「あ。飲んだり食べたりは座ってすること。銀太が真似するでしょ」
天尊は食卓テーブルのほうへ戻りながら自分が読んだ書類を白にヒラヒラと見せた。
「それは学校からのお手紙」
白は天尊のほうをろくに見もせずに答えた。
朝は時間に追われて忙しない。朝食の支度をして銀太にも食事と出掛ける支度をさせ、定刻までに家を出なければならない。悠長に天尊のお喋りに付き合っている暇はない。
食卓テーブルに戻ってきた天尊は、腰を落ち着けて今一度書類に目を落とした。
「ジュギョウサンカンというのは何だ? 今日の日付だ。面白いか?」
「ティエンには面白くないんじゃないかなあ」
天尊は、そうか、と答えて書類をテーブルの上に置いた。
そこへパジャマ姿の銀太が寝惚け眼を擦りながら食卓テーブルにやって来た。
「おはよーアキラ。おはよーティエン」
天尊は「オウ」と応えて銀太の頭をぐりぐりと撫でた。
銀太は天尊の隣の椅子によじ登って座り、大きな欠伸をした。
「お前まだちゃんと起きてないだろう。顔を洗ってこい。アキラに叱られるぞ」
「ティエンなにこれ」
銀太はようやく目をパチッと開け、天尊がテーブルに置いた書類を覗きこんだ。漢字だらけの文面は銀太には難解だ。
「ジュギョウサンカンとは何だ」
「んー。オレももうすぐあるよ」
「俺は、これは何だと訊いている」
コトン、と天尊と銀太の前にはそれぞれの朝食が乗った皿が置かれた。銀太の前には付け加え牛乳も置かれた。
「ティエンまだそんなの見てるの」と白。
「ジュギョウサンカンとは何だ」
「何だ何だって、言葉覚えたての子どもですかキミは」
白はクスッと笑い、ようやっと椅子に腰掛けた。
天尊のような立派な図体をした大人の男が、無知な子どものように素直に質問するのはなんだか少々可愛らしく見えた。
「授業参観っていうのは、お父さんやお母さんが学校に行って子どもの授業風景を見る行事」
(お父さんやお母さんが、か。じゃあこの家には用の無いものじゃないか)
天尊はマグカップを食卓テーブルの上に置いて頬杖を突いた。
「面白いのかソレは」
「授業参観は楽しいとはちょっと違うけど、ボクは銀太のお遊戯会を見るの楽しいよ。写真撮ったり動画撮ったりする」
天尊は、自分の隣ではぐはぐとトーストを頬張る銀太を見た。このこませた銀太が同年代の子どもたちと同じように「こどものように」お遊戯に勤しんでいる姿など想像できない。どうせ、半分冷め切った顔をしつつ悪目立ちしない程度にそつなくこなしているのだろう。
見る側では楽しめるのならば見られる側ではどうだ。と、問う前に天尊は口を噤んだ。白から返ってくる答えを何となく予想できる。いつからかは知らないが、この家に親は無い。白は銀太の親代わりだから、見られる側になったことがないのだなと問わずとも理解した。
朝食後。
白が朝食の後片付けをしている間に、銀太は「ちょっときて」と天尊をこっそりと手招きした。天尊を自分の部屋に招き入れ、白に気取られないように慎重にドアを閉めた。
天尊は銀太のベッドの上に足を組んで座った。
銀太はパジャマのボタンを外して幼稚園の制服に着替えつつ口を開いた。
「ティエン。アキラのジュギョウサンカンにいけ」
これは唐突な発言。天尊は豪快に眉を顰めた。
「のっけから命令口調だな、お子様。何故俺が」
「どーせティエンはヒマだろ」
天尊はヒクッと口の端を引き攣らせた。
頼み事をするならもう少々言い方というものを考えてほしいものだが、お子様にオブラートを期待しても無駄だ。
「時間ならあるが……それはアキラのガッコに行けということだろう。俺は構わんが、アキラのほうが嫌がるぞ。ガッコのヤツに俺を見られるのは色々とマズイだろう。ただでさえココに親戚なんて苦しい嘘を吐いているんだぞ」
「そっか……」
銀太は着替える手を停めてひどくガッカリした様子で項垂れた。
天尊は、ふむと腕組みをした。幼子にそのような顔をされるのは、自分が苛めたわけでなくとも少々気が引ける。
「どうした。どうしても行ってほしい理由でもあるのか」
「アキラのジュギョウサンカンにはだれもこないから」
だろうな、と天尊は思った。この家の状況を考えれば当たり前に考え至る。白の素振りからしてそれほど深刻に考えるほどのことでもないと思っていた。
「誰も行かないと何かマズイのか?」
「わかんない」
天尊は「はあ」と息を吐いてベッドの上に横になった。
天尊は幼子との会話を放りかけたが、銀太は至って真剣だ。天尊が自分の話を真剣に聞いてくれるように、天尊の顔の近くで話し続ける。
「だけどオレのトモダチはみんなきてる。アキラのトモダチだってきっときてる。オレのときはアキラはぜったいきてくれるんだ。だれもこないとサビシイでしょって。サビシイってカナシイってことだろ」
「まあ、似たようなモンだ」
「オレ、アキラがカナシイのはイヤだぞ。アキラのジュギョウサンカンにいきたいけど、オレはようちえんからでられない……」
「お前にとってあそこは監獄か何かか」
天尊は自分の腕を枕にしてハハハと笑った。
「だからギンタの代わりに俺に行けと? ギンタの気持ちも分からんでもないが、アキラの都合を考えるとどっちがいいか」
「オレがいってることってアキラのメーワクになるか?」
ガチャリ。――天尊がどう答えたものかと思惟していると、部屋のドアノブが回った。
天尊と銀太は相談を中断してドアのほうを見た。
白がドアを押し開いて部屋を覗きこんできた。
「銀太。用意できた? そろそろ家を出る時間だよ。……あれ、まだ着替えてない」
銀太の着替えは、制服のシャツに袖を通したところで停まっていた。
白は銀太の中途半端な姿を見て困ったように溜息を吐いた。室内に入ってきて銀太の前に両膝を突いた。苛立った様子はなく、こっち向いて、と言って制服のボタンをひとつずつ留めてあげる。
「ティエンとおしゃべりしてた? 遅刻しちゃうよー」
天尊はベッドに横になったまま、よくできた姉と幼い弟を眺めた。
何の見返りも報酬も要求せずに、常に穏やかで心優しく最上の愛情を以て接してしてくれる。確かにこのように献身されれば何かを返したいと、報いてやりたいと思うのは当然だ。子どもであってもそうであったというだけだ。
銀太はボタンを留めてくれる白の頭頂部を見ながら、アキラ、と呼びかけた。
「なあに? 銀太」
「アキラは……」
白は顔を上げて「ん?」と首を傾げた。
「……ううん、なんでもない」
――アキラはカナシくないか?
名前を呼んで目線が合ったのに、銀太はその一言を言えなかった。そのようなことを言えば泣かせてしまうんじゃないかと、恐くなった。大切な、大好きな、掛け替えのない姉には笑っていてほしい。自分と同じくらい幸せでいてほしい。
「ボク、カバン取ってくるね。銀太も帽子かぶってカバン用意しててね」
白は銀太の制服のボタンを留め終え、よいしょ、と立ち上がった。
白が部屋から出て行き、銀太は天尊を振り返った。いつも怒らせている眉を八の字にして。
「やっぱりオレがいってることってアキラのメーワクなのかな。オレ、ワガママなのか……」
白の為に何かをしてやりたくとも子どもの自分では考えが足りない。かえって白の迷惑になることだけは避けたい。しかし、最適解を導き出すにはまだ幼すぎる。
天尊はベッドに寝転がった体勢のまま銀太に手を伸ばし、やや項垂れた銀太の頭を撫でてやった。
「子どもはワガママを言うものだ」
――お前はそれでいいんだよ。そうやって大人になってゆけばいい。人が人を想うのは貴いことだから。
誰かを大切に想うお前はとても正しい。お前はその正しさを信じて大人になってゆけばよい。お前が今の想いをそのままに育ってゆけたなら、それはとても素晴らしいことだ。
大抵は、一番早く目覚めて活動を開始するのは白だ。朝食の支度をする為にキッチンで忙しなくクルクルと動き回る。
起きてきた天尊がテーブルに着くと、白は忙しそうに動いていたはずなのに、タイミングを見計らったように天尊の前にホットコーヒーを置いた。
「ブラック? ミルクと砂糖使う?」
「ブラック」
「半熟? 完熟?」
「完熟」
白はクルリと方向転換してキッチンへ戻った。
天尊がコーヒーを口へ運ぶと、香しい匂いと共にジューッというフライパンの焼ける音が聞こえ始める。毎朝このように規則正しく目が覚めるのは久し振りだった。自分の為の朝食が用意されていることを考えれば目覚めないわけにもゆかない。自分の為に誰かが場所と食事を用意してくれているというのは存外居心地の良いものだ。
天尊は朝のコーヒーでホッと一息吐いたあと、ダイニングテーブルから立ち上がってマグカップを片手にリビングへ移動した。
リビングに配置されたサイドテーブルの上に箱があることに気付いた。その箱に蓋はなく、中には書類のような紙が数枚入っている。その箱は白のお手製。銀太は学園で配布された書類を紛失しないようにこの箱へ投入するのが疋堂家のルールだ。
天尊は興味本位で一番上の書類を手に取ってみた。
「〝保護者の皆様へ。下記の日程にて保護者授業参観を実施致します〟……??」
天尊は声に出して読み上げはしたが内容はサッパリだ。
「アキラ。コレは何だ」
「あ。飲んだり食べたりは座ってすること。銀太が真似するでしょ」
天尊は食卓テーブルのほうへ戻りながら自分が読んだ書類を白にヒラヒラと見せた。
「それは学校からのお手紙」
白は天尊のほうをろくに見もせずに答えた。
朝は時間に追われて忙しない。朝食の支度をして銀太にも食事と出掛ける支度をさせ、定刻までに家を出なければならない。悠長に天尊のお喋りに付き合っている暇はない。
食卓テーブルに戻ってきた天尊は、腰を落ち着けて今一度書類に目を落とした。
「ジュギョウサンカンというのは何だ? 今日の日付だ。面白いか?」
「ティエンには面白くないんじゃないかなあ」
天尊は、そうか、と答えて書類をテーブルの上に置いた。
そこへパジャマ姿の銀太が寝惚け眼を擦りながら食卓テーブルにやって来た。
「おはよーアキラ。おはよーティエン」
天尊は「オウ」と応えて銀太の頭をぐりぐりと撫でた。
銀太は天尊の隣の椅子によじ登って座り、大きな欠伸をした。
「お前まだちゃんと起きてないだろう。顔を洗ってこい。アキラに叱られるぞ」
「ティエンなにこれ」
銀太はようやく目をパチッと開け、天尊がテーブルに置いた書類を覗きこんだ。漢字だらけの文面は銀太には難解だ。
「ジュギョウサンカンとは何だ」
「んー。オレももうすぐあるよ」
「俺は、これは何だと訊いている」
コトン、と天尊と銀太の前にはそれぞれの朝食が乗った皿が置かれた。銀太の前には付け加え牛乳も置かれた。
「ティエンまだそんなの見てるの」と白。
「ジュギョウサンカンとは何だ」
「何だ何だって、言葉覚えたての子どもですかキミは」
白はクスッと笑い、ようやっと椅子に腰掛けた。
天尊のような立派な図体をした大人の男が、無知な子どものように素直に質問するのはなんだか少々可愛らしく見えた。
「授業参観っていうのは、お父さんやお母さんが学校に行って子どもの授業風景を見る行事」
(お父さんやお母さんが、か。じゃあこの家には用の無いものじゃないか)
天尊はマグカップを食卓テーブルの上に置いて頬杖を突いた。
「面白いのかソレは」
「授業参観は楽しいとはちょっと違うけど、ボクは銀太のお遊戯会を見るの楽しいよ。写真撮ったり動画撮ったりする」
天尊は、自分の隣ではぐはぐとトーストを頬張る銀太を見た。このこませた銀太が同年代の子どもたちと同じように「こどものように」お遊戯に勤しんでいる姿など想像できない。どうせ、半分冷め切った顔をしつつ悪目立ちしない程度にそつなくこなしているのだろう。
見る側では楽しめるのならば見られる側ではどうだ。と、問う前に天尊は口を噤んだ。白から返ってくる答えを何となく予想できる。いつからかは知らないが、この家に親は無い。白は銀太の親代わりだから、見られる側になったことがないのだなと問わずとも理解した。
朝食後。
白が朝食の後片付けをしている間に、銀太は「ちょっときて」と天尊をこっそりと手招きした。天尊を自分の部屋に招き入れ、白に気取られないように慎重にドアを閉めた。
天尊は銀太のベッドの上に足を組んで座った。
銀太はパジャマのボタンを外して幼稚園の制服に着替えつつ口を開いた。
「ティエン。アキラのジュギョウサンカンにいけ」
これは唐突な発言。天尊は豪快に眉を顰めた。
「のっけから命令口調だな、お子様。何故俺が」
「どーせティエンはヒマだろ」
天尊はヒクッと口の端を引き攣らせた。
頼み事をするならもう少々言い方というものを考えてほしいものだが、お子様にオブラートを期待しても無駄だ。
「時間ならあるが……それはアキラのガッコに行けということだろう。俺は構わんが、アキラのほうが嫌がるぞ。ガッコのヤツに俺を見られるのは色々とマズイだろう。ただでさえココに親戚なんて苦しい嘘を吐いているんだぞ」
「そっか……」
銀太は着替える手を停めてひどくガッカリした様子で項垂れた。
天尊は、ふむと腕組みをした。幼子にそのような顔をされるのは、自分が苛めたわけでなくとも少々気が引ける。
「どうした。どうしても行ってほしい理由でもあるのか」
「アキラのジュギョウサンカンにはだれもこないから」
だろうな、と天尊は思った。この家の状況を考えれば当たり前に考え至る。白の素振りからしてそれほど深刻に考えるほどのことでもないと思っていた。
「誰も行かないと何かマズイのか?」
「わかんない」
天尊は「はあ」と息を吐いてベッドの上に横になった。
天尊は幼子との会話を放りかけたが、銀太は至って真剣だ。天尊が自分の話を真剣に聞いてくれるように、天尊の顔の近くで話し続ける。
「だけどオレのトモダチはみんなきてる。アキラのトモダチだってきっときてる。オレのときはアキラはぜったいきてくれるんだ。だれもこないとサビシイでしょって。サビシイってカナシイってことだろ」
「まあ、似たようなモンだ」
「オレ、アキラがカナシイのはイヤだぞ。アキラのジュギョウサンカンにいきたいけど、オレはようちえんからでられない……」
「お前にとってあそこは監獄か何かか」
天尊は自分の腕を枕にしてハハハと笑った。
「だからギンタの代わりに俺に行けと? ギンタの気持ちも分からんでもないが、アキラの都合を考えるとどっちがいいか」
「オレがいってることってアキラのメーワクになるか?」
ガチャリ。――天尊がどう答えたものかと思惟していると、部屋のドアノブが回った。
天尊と銀太は相談を中断してドアのほうを見た。
白がドアを押し開いて部屋を覗きこんできた。
「銀太。用意できた? そろそろ家を出る時間だよ。……あれ、まだ着替えてない」
銀太の着替えは、制服のシャツに袖を通したところで停まっていた。
白は銀太の中途半端な姿を見て困ったように溜息を吐いた。室内に入ってきて銀太の前に両膝を突いた。苛立った様子はなく、こっち向いて、と言って制服のボタンをひとつずつ留めてあげる。
「ティエンとおしゃべりしてた? 遅刻しちゃうよー」
天尊はベッドに横になったまま、よくできた姉と幼い弟を眺めた。
何の見返りも報酬も要求せずに、常に穏やかで心優しく最上の愛情を以て接してしてくれる。確かにこのように献身されれば何かを返したいと、報いてやりたいと思うのは当然だ。子どもであってもそうであったというだけだ。
銀太はボタンを留めてくれる白の頭頂部を見ながら、アキラ、と呼びかけた。
「なあに? 銀太」
「アキラは……」
白は顔を上げて「ん?」と首を傾げた。
「……ううん、なんでもない」
――アキラはカナシくないか?
名前を呼んで目線が合ったのに、銀太はその一言を言えなかった。そのようなことを言えば泣かせてしまうんじゃないかと、恐くなった。大切な、大好きな、掛け替えのない姉には笑っていてほしい。自分と同じくらい幸せでいてほしい。
「ボク、カバン取ってくるね。銀太も帽子かぶってカバン用意しててね」
白は銀太の制服のボタンを留め終え、よいしょ、と立ち上がった。
白が部屋から出て行き、銀太は天尊を振り返った。いつも怒らせている眉を八の字にして。
「やっぱりオレがいってることってアキラのメーワクなのかな。オレ、ワガママなのか……」
白の為に何かをしてやりたくとも子どもの自分では考えが足りない。かえって白の迷惑になることだけは避けたい。しかし、最適解を導き出すにはまだ幼すぎる。
天尊はベッドに寝転がった体勢のまま銀太に手を伸ばし、やや項垂れた銀太の頭を撫でてやった。
「子どもはワガママを言うものだ」
――お前はそれでいいんだよ。そうやって大人になってゆけばいい。人が人を想うのは貴いことだから。
誰かを大切に想うお前はとても正しい。お前はその正しさを信じて大人になってゆけばよい。お前が今の想いをそのままに育ってゆけたなら、それはとても素晴らしいことだ。
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