この旅の夜空は楽園に繋がっている

まっさ

文字の大きさ
1 / 18

一 陽射しの強い港町

しおりを挟む
 日干し煉瓦の建物の間を疾走する。乾燥した空気に肌がひりつき、陽光は刺さるほどに強い。ハクロは走りながら腰に引っかけていた布を広げて、頭から首元を隠すように巻いた。
「また置いてけぼりかぁ?」
「協会長に呼ばれてんのによッ」
 人の混雑する市場に通りがかった。日常的な風景に説明はいらず、香辛料売りの男が呑気に声をかけ、ハクロはここにはいない男への怒気を返す。薄めの肌の色と布の端から垂れる束ねた白髪は目立ち、琥珀色の瞳はとどめだ。市場の商人達は、目敏くハクロを見つけ、口々に声をかけてくる。
「昼過ぎに西の丘方向で見たわよ、多分『花園』んとこじゃない?」
「助かる!」
「首に縄がいるならうちのが丈夫だぜ」
「そのまま絞めたくなるから止めとく!」
 行く先が確定し、ひらりと甕を持つ女を避けてハクロは丘側へと方向転換した。
 その進行方向で、青果売りの中年女性が、よく熟れたザクロの籠を差し出している。
「娼館の客を手ぶらで引っ張ろうってのかい?」
「商売上手だよなっ、ホントに!」
 腰に付けた布袋から硬貨を何枚か掴みだし、商品台へと叩きつけてから籠を受け取った。赤い果実が突然の加速に不安定に揺れるが、走り出しを越えると一つたりとも落ちずおさまった。

 その店の売りは、広々とした庭だ。オアシスを彷彿とさせる水場と、狭さは感じさせない程度に視界を遮る緑の壁が、客同士の秘密を守りつつ開放感を演出している。
 そんな密やかな空間を荒々しく突っ切って、ハクロは声を上げた。
「ヴィダー」
 怒鳴りたいのを押さえつける声音は、必要以上に低くなった。
 木陰に設えられた楕円形の桶の中、足をはみ出させて横になっていた顎髭の男――ヴィダーが、眉間に皺を寄せて顔を向けてくる。
「おい、庭から来る馬鹿がいるか」
「こんな昼間っからサカってんのはアンタぐらいだよ」
 女でさえ支度前の日の高い時間、庭を横切っても見かけるのは掃除や準備の小間使いと見習いばかりだ。
 ヴィダーは桶の縁に腕を組んで伏せ、ため息を吐く。
「仕方ないだろ、暑いんだから」
「娼館で水浴びするぐらいなら川にでも飛び込んどけ」
「川は汚い」
「万年金欠男がなに贅沢言ってやが――!」
 怒声も半ば、涼やかな音が耳に入ってハクロは言葉を止めた。目を向けた建物の方から、目にも華やかな桃色の衣装を纏った女が近づいてくる。肌の露出度は市場で見る人々と大差ないのに、上質な光沢の薄絹は内側の肉体を蠱惑的に包むばかりで隠す意図などないようだ。肉感的な曲線は花のつぼみに似て、ハクロは怯んだ。
「久しぶりだったのに、お早いお迎えね?」
 女が動くとその体を飾る金属の装飾品が揺れ、澄んだ音が耳に心地よく響く。
 ヴィダーは近くに立った女の手を取った。
「野暮な奴もいたもんだ」
 ヴィダーが女の指先に唇を寄せる。ふわりと微笑んだ女はヴィダーの両頬に手を添え、身を屈めると額へと口づけを返した。
 漂う濃密な空気にハクロは硬直する。逃げ帰りたい心理になりながらも、ヴィダーと女が視線を合わせて意味深に笑うのに、逆に大声で叫んで全てをぶち壊したい心境にもなる。
「……協会長が呼んでる、から」
 全ての感情を持て余したあげく、逆に冷静になった。近づいて、抱えていた籠を差し出す。女が綺麗に笑うのがむず痒く、手渡しながらも視線を逸らしてヴィダーを睨み付ける。
 日の光を反射する水面の奥、男の白い体は無防備に晒されている。暑すぎる気温に頭から水をかぶったのか、銀色の頭髪は束になり毛先から水滴を落としていた。雫が鍛えられた体躯を滑って落ち、水面を波打たせる。ハクロが女相手に戸惑う様を眺める青い瞳は、夜空を思い起こさせる深い色で愉快げだ。
 ハクロは殴りたくなった。
「痛ッ」
「さっさと服着てこい、クソジジイ」
 頭を押さえるヴィダーと、冷たく言い放つハクロを目にして、女はふふと声を零した。


 さすがの緊急事態か、ハクロとヴィダーが応接室で待っていると、協会長はすぐさま現れた。
「すまん、面倒事だ」
 第一声の悪い知らせに、ヴィダーは前置きを断る手を頭の上でひらひらと揺らす。
「係留中の商船が一隻、乗っ取られた。商船の持ち主である商人が運悪く居合わせて作業中だった何人かの従業員と一緒に人質になってる」
「相手の数は?」
「八人。多分ここのとこうるさくしてた余所者どもだ。仕事を受けるでもないから何やってんのかと思えば船強盗だ。頭ゆだってんじゃねぇか」
「要求は?」
「二つ向こうの港に行くための水と食料。それから……」
「面倒たる所以か?」
「商人のここでの現地妻が異国の美女だったって噂を聞いたのか、その娘を商人との交換で寄越せだとよ」
「……担保にしては豪勢で、航海の暇つぶしにしちゃ悪趣味だな」
 ここに来てようやくヴィダーの顔に真剣味が増した。ハクロは会話には一切加わらず、事の進展をただ受け止める。
「で、俺達三人で制圧しろって?」
「人数を増やすと警戒される」
「アンカル見たら一発で警戒すると思うぞ」
「そこはお前がうまくやってくれると信じてる」
「高くつくぞ」
「商人に全部ふっかける。ここらで一番の大商人だ。売った恩の回収には釣りが来る」
 躊躇わない協会長の宣言に、ハッとヴィダーは呼気を放った。それを聞いて、ハクロはヴィダーがやる気になったのを感じる。
「船の見取り図」
「おいッ、休暇中の乗組員探して船の見取り図一枚描かせろ! 一枚きりで漏洩はさせんなよ!」
「油断させるだけの充分な物資と、それを見える場所まで運ぶ人手」
「船出前のとこから物資と人引っ張ってこい!」
「それから箱入り娘らしい豪奢で勿体ぶった衣装」
「商人とこの娘から良い服借りて――って、衣装だけでいいのか?」
 ヴィダーの言葉を聞く側から階下への指示に変えて飛ばしていた協会長が、疑問に室内を振り返る。
「中身は自前で用意する」
 そう言って自分相手に笑うヴィダーに、ハクロは嫌悪を滲ませた顔で応えた。


    *  *


 賊達にとって、他人の資産は奪うためにある。船というのはその点優れていて、資産としての価値は高く、同時に移動手段として都合が良い。櫂で漕ぐ人力船では限界があるが、今主流の帆船であれば最低人数での運行も可能で、風さえ読めば逃走は容易だ。港を離れてきちんと付き合いのある海賊のねぐらに売り込めば、良い資金にもなる。
 だから後の要求は戯れだ。
 大量の物資が運び込まれた後、甲板へと降り立った娘を賊達は口笛を吹いて囃し立てた。見える露出は指先程度で、纏った薄絹が幾重にもその姿を隠し、下卑た男達には憧れの高級娼館の天蓋を思い起こさせる。深く被ったベールの下に、ほっそりとした顎先だけは見て取れた。異国の血が入っているだけあって、その肌の色は見慣れたものより白い。
 今すぐにでもその邪魔な布を取り払いたいのに、それにはもっと大きな邪魔があった。
「なんだ、てめぇ」
「彼女の護衛さ」
 異国の風貌をした男が、娘を背にして立ちはだかる。鍛えられた体躯は充分に警戒に値するもので、賊達は荷運びの人足にも向けていた剣呑な眼差しを男に送った。
 色の濃さに男らしさを見る賊達にとって、男の白い肌は違和感しか覚えない。軟弱者と誹る特徴なのに、妙な威圧感を覚えるのは男の頭髪まで白っぽいせいだろう。
 異様の男に、賊達の視線は吸い寄せられる。
 その影で娘はこっそりと、人質の商人に向けて口元で人差し指を立てていた。
「へっ、護衛対象を引き渡しにきたのかよ」
「父親を助けようって勇気を俺はたたえる」
「腰抜けが」
「腰が引けてるのはどっちだかな」
「ぁあんッ?」
 怯まぬ男は周囲に視線を配った後、娘を抱き寄せてその耳元で何事か囁いた。
 自分達を差し置いて繰り広げられる演劇じみた情景に、賊達の苛立ちが募る。
「おい! 金持ちの遊びで乗せてやるんじゃねぇぞ!」
「親父さんを先に寄越しな」
「お前らに交渉の余地はねぇんだよ!」
 腕を男が解くと、おぼつかない足取りで娘が頭目の元へと近づいてくる。ようやくの引き渡しに頭目は喜ぶが、男への警戒を緩めるわけにも行かなかった。手の届く距離を意識しながら、何度も娘と男とで視線を往復させる。
 そうして、この娘が想像より大きいことに遅れて気づいた。男の身長が高かったのだろう。改めて意識すれば、成人男性に届くほどか。女だってのに異国の血ってのは変わったのを産むもんだと、危機感薄く捉える。警戒心が男の方に傾きすぎていた。
 ベールが手に届くという位置ですぐさま、頭目は手を上げた。娘の顔を見る前に、ふわりと咲いた布の花に視界が覆われる。
「くたばれよ、ゲス」
 綺麗に顎へと入った蹴りに、頭目は一撃で沈黙した。
 一番近距離の敵が沈んだのを確認して、娘――を装っていたハクロは視界を邪魔していたベールを片手で剥いだ。頭目の傍らにいた人質の商人を確保し、足下では大きさの合わない女物の靴を脱ぎ捨てる。
「なんだってめぇ!」
「敵だよ」
 騒ぎ出す他の輩に冷たく吐き捨てる。
 襲いかかろうとした二人の賊は、発砲音と共に倒れた。
「銃!?」
「物知りで結構。加えて遺物だ、垂涎の品だろ? 弾だけならいくらでもお見舞いしてやる」
 たるみの多い服の中から取り出した二丁の銃型遺物を手に、ヴィダーは笑みを浮かべた。
「こんなことして、下の人質がどうなるか!」
「そっちならもう」
 丁寧に答えてやろうとしたヴィダーは、聞こえた音に言葉を止める。船室へと繋がる階段から重い足音がする。近づく予感に誰もが動きを止めていれば、乱暴に扉は叩き開けられた。
 現れたのは大柄な褐色の肌の男だった。長身であるヴィダーも及ばぬその体は筋骨隆々としており、小さなドアをくぐるように出てくる。肩には体躯に見合った大きな槍が担がれており、当たり前だが扉の出る動作にあちこちにぶつかった。普段は燃えるように波打つ束ねた赤髪は、今は水気を吸って重く体に張り付いている。
「お前は、俺が自然界ならどこでも好むと勘違いしてるな」
 発声は体に見合った低い声で、恨み言が行く先はヴィダーだった。鮮やかな緑の瞳に含まれる険は濃い。
「違ったか?」
「俺は陸生生物専門であって、海中仕様はない」
「でも泳げたんだろ? 船長室の窓が小さいのが一番の難関かと思ってたが、うまくいったようで何より」
 どさりと、重く下にいたであろう賊二人の体を、大男――アンカルは甲板に捨てた。
「次はお前が行け」
「体格の適材適所だったんだ。そう怒るなよ」
 機嫌が最悪な仲間二人相手に、ヴィダーは肩をすくめてみせる。
 それから残った賊三人を振り返った。見世物を披露した劇作家のように手を広げて、小首を傾げる。
「――で、どうする?」
 軽妙な仕草とは裏腹に、夕暮れにも揺るがぬ濃い青の瞳は容赦なく残党を射貫いた。


    *  *


 酒場で今夜一晩の奢りを店中に宣言し、女とも男とも親しげにもみくちゃになってご機嫌に呑みきった男を、ハクロは乱暴に寝台へと投げた。
「アンタは何考えてんだァ、ぁあ?」
 金銭的な謝礼はこの一瞬で消え去った。先に男がほうぼうに作っているツケの分を抜いておいて良かったという安堵は心底だ。横にいながらも撤回は叶わなかった。ヴィダーの沽券への配慮ではない。問題は周囲の盛り上がりようだ。あれを覆す勇気はハクロにはなかった。腹立たしさが介護の乱暴さに出る。
「一日楽しかったろ?」
「何をどう見て女装するハメになった俺が楽しめたと思ってやがんだ、アンタ」
「それは俺が楽しかった」
「ぶん殴る」
「船の損傷も少なくて商人の覚えもめでたしめでたしってな」
「ホントにアンタが楽しんだだけじゃねぇか!?」
 アンカルの姿はいつも通り、宿の一室にはない。自然主義な大男は人里からできるだけ距離を置く。不機嫌に去って行った体の濡れたアンカルに同情を働かせば、ハクロの怒りには余計に火がついた。
「これだけやって全部酒場にばらまきやがって、明日からどうやって――」
 胸ぐらを掴む勢いのハクロの唇に、ヴィダーが人差し指を当てる。
「餞別だ、ケチるもんじゃない」
 ピンとこない言い回しに、ハクロは訝しく眉を寄せて説明を乞う。
「話がついた。明日、あの商人が持ってる別の船でここを出るぞ」
 急すぎる話にハクロは目を見張った。
 二年、この町で暮らした。育った地とは何もかも違うこの町に、ヴィダーによって連れてこられた。未知への恐怖に引きこもりがちなハクロを諭したのは、目の前の男だ。男は、自身も異色であるその身を持って町に染まる方法を示した。
 緩んだハクロの拳から服の襟を抜き、ヴィダーは寝台に仰向けになる。
「お前もいっぱしになったし、そろそろ旅を再開してもいい頃だと思ってな」
「……契約を解きに、北の『楽園』に行くってやつか?」
「海が荒れる季節の前に船が見つかったのは僥倖だ」
 それも無料の船旅だと、ヴィダーは喜ぶ。
 ハクロは表情を曇らせる。人として生きることと、人と生きることを、この街で習った。優しい世界を知った。知って、しまった。
「……怖いか?」
 胸中を見透かしたように笑う男が、ハクロは恨めしかった。泣きそうな、睨みたそうな、変に目力だけは強い顔に、ヴィダーは余計に声を上げて笑う。
 両腕を上げて、ハクロの体をヴィダーは引き寄せる。
「負の感情はな、デカすぎて時々行き先が迷子になってる。怖い、憎い、腹が立つ。何が、何に。心が騒ぐ先を見極めろ。正体を暴けば案外、笑っちまうぐらいくだらないことも多い」
 ヴィダーはハクロの怯えを正確に理解している。ハクロの抱く恐怖が未来ではなく、この町に来るまでの負の記憶から来ることを。
 だから子供を慰める仕草で、優しく抱きしめる。
「見極めてもどうしようもないなら、逃げてもいい。旅ってのはその最たるもんだ。留まるも、過ぎ去るも、全部お前の自由だ」
 抱きしめられ、頭の上から静かに言葉が届く。体の温もりと心の温もりが同時に分け与えられる一時。久しぶりの感覚に、居心地の良さと悪さが同時に湧いてハクロは身じろぐ。
 その動きに腕に納めるには成長した体を感じたのか、ヴィダーは少し力を緩めた。
「少し前まで抱えて寝てやってたのに、ぐんぐんデカくなったな。二倍ぐらいになってないか?」
「……何もかも足りてなかったんだよ」
「一番は愛情か」
 知った口で言い切られて、ハクロは惑っていた手を恐る恐るヴィダーの背に回す。
「……ここにいたいなら残ってもいいぞ。俺の不始末は俺が手配を」
「――嫌だ、一緒に行く」
 先程まで弱々しい態度だったのが、即座に強く言い切るのに、ヴィダーは喉の奥で笑う。
「自分がいるから大丈夫だって、昔みたいに言わないのか?」
「俺に担保しなくても、お前はもう充分強いだろ」
「……俺、強くなったか?」
 頭に触れている顎先が、コクンと振動で頷きを伝える。ハクロはそのことに、喜びを抱く。
 そんな空気を壊すように、ヴィダーはまぁと呟きを落とした。
「女にはまだ弱いみたいだがな」
「それとこれとは別だろが、エロジジイ!」
 からかうヴィダーに腹が立ち、顎先を掌で押し退けてハクロは体を離した。向かいの寝台へと移動する。
「出向は明日の朝だ。別れは手紙でするといい。船旅はすることがないから、夜更かしして昼寝にはちょうどいい」
 振り返れば、ランプの明かりを避けてヴィダーが寝返りを打っている。
 直接会うと余計に別れはつらくなる。配慮があるのかないのか分からない唐突さを恨めしく一睨みしながらも、ハクロはサイドテーブルで紙と羽ペンを用意した。
 一度眠るとヴィダーはなかなか起きない。朝出発というなら、徹夜明けで起こしてやることになるかもしれない。
 字を書くのは苦手だった。それでも、この街で世話になった人達のためにハクロは一晩中手紙を書いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完結|好きから一番遠いはずだった

七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。 しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。 なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。 …はずだった。

給餌行為が求愛行動だってなんで誰も教えてくれなかったんだ!

永川さき
BL
 魔術教師で平民のマテウス・アージェルは、元教え子で現同僚のアイザック・ウェルズリー子爵と毎日食堂で昼食をともにしている。  ただ、その食事風景は特殊なもので……。  元教え子のスパダリ魔術教師×未亡人で成人した子持ちのおっさん魔術教師  まー様企画の「おっさん受けBL企画」参加作品です。  他サイトにも掲載しています。

【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。

きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。 自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。 食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

ヤンデレ王子と哀れなおっさん辺境伯 恋も人生も二度目なら

音無野ウサギ
BL
ある日おっさん辺境伯ゲオハルトは美貌の第三王子リヒトにぺろりと食べられてしまいました。 しかも貴族たちに濡れ場を聞かれてしまい…… ところが権力者による性的搾取かと思われた出来事には実はもう少し深いわけが…… だって第三王子には前世の記憶があったから! といった感じの話です。おっさんがグチョグチョにされていても許してくださる方どうぞ。 濡れ場回にはタイトルに※をいれています おっさん企画を知ってから自分なりのおっさん受けってどんな形かなって考えていて生まれた話です。 この作品はムーンライトノベルズでも公開しています。

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

【完結】君を上手に振る方法

社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」 「………はいっ?」 ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。 スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。 お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが―― 「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」 偽物の恋人から始まった不思議な関係。 デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。 この関係って、一体なに? 「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」 年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。 ✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧ ✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧

処理中です...