推しの正体が幼馴染でした~人気実況者に溺愛されています~

はじめアキラ@テンセイゲーム発売中

文字の大きさ
14 / 28

<14・超えて、熱帯夜。>

 余裕がない。
 あった、と思っていたはずのものがどんどん削られていく。それは鑢で削るような残酷さではなく、柔らかく消しゴムでそっと擦られて落とされていくかのような形で。
 そこそこ値が張るであろう大きくてふかふかのソファー。女性としてはやや体格が大きめな千鶴が仰向けで寝転がってもびくともしなかった。汚してしまったらどうしよう、と思考の隅で思う。こんなに息が上がっているのに、まだそんなことを考えられる自分に少しだけ驚いた。いつの間にか二人仲良く、生まれたままの姿になっている。ズボンと下着を降ろされる時も、身動き一つできなかった。

「ちーちゃん、まだなんか考えてる」
「え」
「人が上の空になってる時ってなんとなくわかるんだよ、知ってた?視線がね、あさっての方向見るから。意外だな、そんなに余裕なんだ」
「べ、別に余裕なんかじゃ」

 むしろ、余裕がないからこそ他のことを考えて気を散らそうとしただけ、と言いたかった。しかし遥はそんな言い訳を許してくれるつもりもないらしい。ちょっと不機嫌そうに眉を寄せて、悔しいんですけど、と拗ねたような声を上げる。

「ちーちゃんは、俺のことが本当に好きなのか、恋愛か友情かを確かめてくれるんじゃなかったの?……俺のことだけ見ててよ。俺のことだけ考えて……」

 最後の言葉だけ、妙に男らしく響いて。その声で、感じた。お腹の底がどんどん重くなっていく。あの大人気ユーチューバーのレイヤードが。こんなキラキラしたイケメンに成長した遥が今、自分に独占欲を向けている。優越感なのか、高揚感なのか、なんにせよドキドキして仕方ない。
 めちゃくちゃかっこいい。ああ、自分がもう少し語彙の豊富な女だったら、今の色気たっぷりな彼の顔を、声を、なんと表現しただろうか。

「もっともっと、俺のことしか考えられなくしてあげる」
「あ、ちょ、駄目だって!シャワー浴びてないしっ!汗掻いてるし!……ああっ!」

 今の時期は初夏。涼しい部屋にいたとはいえ、やっぱり多少なりに汗は搔いている。何よりさっきから体が火照って仕方ない。汗が浮いてそれなりに臭いはずなのに、彼は躊躇いなく千鶴の右の乳房に舌を這わせた。

――こ、こ、これやばい、やばいっ!

 れろ、れろ、れろ、と優しく舐め上げられる。乳房だけでこんなに気持ちよいのに、乳首なんて吸われたらどうなってしまうのだろう。怖い、と思うと同時にどこかで期待してもいる。一番感じるところに触れて欲しい、吸って欲しい。もっともっと、何も考えられないくらい高みへ連れていってほしい。
 腰が揺れていることに気付いたのか、遥が笑った気配があった。次の瞬間、胸から望んだ喜悦が落ちてくる。

「ひんっ!あ、ああっ、あっ」

 人よりちょっと大きめで、コンプレックスだった乳首。飴玉でも舐めるように舐め上げられ、腰が勝手に跳ねた。自分で自分の体がコントロールできなくなる。しかも何が凄いって、彼は器用に右乳首を甘噛みしながら、左の乳首も指でころころと転がし始めたことだ。
 キモチイイ、キモチイイ、キモチイイ。
 虐められているのは胸なのに、どんどん気持ちよさはお腹の中へと落ちていく。まだ何もされていない股間がどんどん湿っていく。びくびくと物欲しげにお腹の中が震えているのがわかる。
 前の彼氏としたセックスも気持ちよいものだったけれど、こんなにたっぷり胸を愛して貰ったことはなかった気がする。弱いと自覚はあったが、まさかここまでだったとは。

「ん、んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんっ!」

 少し強く噛まれた瞬間、耐えられなくなって呻いていた。どろ、と股間から本気汁が漏れた感触があって顔が熱くなった。今、胸だけで――イッた。

「はあ、はあ、はあ……」
「ちーちゃん、可愛い。好き、大好き……ねえ、ちーちゃんは?ちーちゃんは俺のこと、好き?」
「は、はる、か……」
「ねえ、次はどうしてほしい?本当は足らないよね?ずっと腰揺れてたの、気づかないとでも思った?」
「ば、ばかっ」

 強がりでそんなことを言っても、結局のところ掌の上で転がされているのは自分の方だ。情けないことだが多分、遥が上手いというより――千鶴が感じすぎているのが原因なのだろう。快楽に弱すぎる。それとも、相手が遥だから安心して体を任せたいと思えているのだろうか。
 次どうして欲しいかなんて、わかりきっている。何で男の人って、わざわざ恥ずかしいことを言わせたいのだろう。ベッドの上でだけ、ちょっと鬼畜みたいな物言いをするなんて反則だ。人を焦らして、女が余裕をなくすのを楽しんで。むしろどうしてそんなに元気が残っているのか、こっちの方が信じられないくらいなのに。

「元々はキスだけ、だったんだもんね。もうすでに行き過ぎてるし、ここでやめよっか。俺達、まだ、友達……だもんね」

 ああもう、サイアク、サイアクだ。こんなに出来上がってしまっているのがわかっていないはずがない。ここでやめられたら、耐えられないのは確実に千鶴の方で。

「や、やめない、で……最後まで、して」
「最後まで、って?」
「さ、触って」
「どこに?」
「だ、だからぁっ……!」

 口にするのはどうしても恥ずかしくて、気づけば彼の右手首を掴んでいた。そして、その手を無理やり自分の股間の方へ持っていく。なんて色気もへったくれもない、と思ったが本当に余裕がないのだ。
 遥の指が触れた途端、ぐちゃり、と生々しい水音がした。足を大きく開いた途端、風が通ってすうすうと冷たくなる。思わず頭を上げて見てしまって後悔した。派手にぬるぬるとした糸を引いている。ヘアーに露が絡んで、人工の明かりにキラキラ光っている。
 リビングの電気を普通につけっぱなしだったことに、今更気づくなんてどうかしている。何もかもはっきり見えてあまりにも恥ずかしい。今更そんなことに思い至るなんて。

「すごい、大洪水」
「い、言わないで……!お、お願い、本当にダメだから……!欲しいから!」
「……わかったよ、ちーちゃん。我慢させちゃってごめんね」
「ひゃうっ!」

 ヘアに埋もれていた陰核を、指でくりくりと転がされた。針で刺すような快感。気持ちよい。気持ちよいが、今欲しいのはそれではなかった。

「お、お願い!ナカ、して……。い、いっつも、ナカでしてる、から……」

 正気とは思えないオネダリをしてしまう。遥がごくん、と唾を飲み込んだ音が聞こえた気がした。彼の指が、そっと陰核を通り過ぎて下へ下へと降りていく。ずぷ、と花びらを割って沈み込むのがわかった。

「あああっ!」

 ずっと欲しかった直接的な刺激。まだ一本。多分中指だろう。たった一本、彼の女性のように繊細な指を食んでいるだけなのに、腰の震えが止まらない。膣が勝手に、指をきゅんきゅんと美味しそうに食べてしまう。もっと奥に誘い込むように壁が勝手に動いていくことに気付き、羞恥で顔がさらに熱くなった。
 いつも中で一人遊びをしている上、既にこれだけドロドロに溶かされているのだ。一本では足りないと気づいてか、すぐに指が二本に増やされる。増えた異物感を喜び、股間がじゅんじゅんと、さらに汁気を帯びた。くちゃ、くちゃ、くちゃ、とねばついた音で掻きまわされる。お願いだから、と。耐え切れなくなって口にしていた。

「お願い、お願い……遥が、欲しいよおっ!」
「煽りすぎ。……俺が本当に余裕だったと思ってるの?ちーちゃん。マジで、手加減できなくなるよ?」

 それでもいい。もう痛いくらいでいい。これ以上焦らされるくらいなら、欲望のまま激しく抱いてほしい。アピールするように腰を揺らすと、ゆっくりと彼の指が抜けていった。
 荒い息遣いの中、彼が自分の指を舐めているのが見える。掌のあたりまで、えっちな汁でどろどろになってしまっていた。どれだけ感じていたのだろう、自分は。
 ソファーの近くで、何かをごそごそといじっている音が聞こえる。どうやらちゃんと避妊具をつけてくれるつもりらしい。これから激しく虐めます、みたいな宣言をしておいてちゃんと彼は紳士だった。少し息が落ち着いてきたところで、ようやく股間にひたりと熱いものが押し当てられる。
 熱くて、硬くて、びくびくしている。

「好き、ちーちゃん」
「うん、私も……好き」

 その言葉が悩むより先に自然と出た瞬間、ゆっくりと花びらを割って、千鶴の中に彼が入り込んできた。ぐしょぐしょに濡れている上、散々広げられた中に痛みは一切ない。ずるずるずる、と腹の中を遡ってくる感触。あまりの気持ちよさに、背中がのけぞった。

「ああ、ああああああああああっ!」

 ごつん、とお腹の奥の奥まで入れられる。入れられただけで極めた。欲しがっていたものをやっと手に入れて、膣が涎を垂らして喜んでしまっているのがわかる。きゅうきゅうと美味しそうに食むその感触に気付いてか、はあ、と遥が興奮したように息を吐いた。

「俺、ちーちゃんとセックス、してるんだ。……どうしよう、こんな幸せなこと、ある?俺、死んじゃうんじゃないかな」
「も、もう……ここにきて、なんでそんな弱気なこと言うかな。もうちょっと、自信持って……あんっ……いいと、思うんだけどっ!何度も言うけど、遥は、めっちゃかっこいいんだから」
「うん……」

 入れたまま動かず、肩に、首にとキスを落とされる。耳元で、少し泣きそうな声で囁かれた。

「ちーちゃんが、さっき言ったことは……ほんと?俺のこと、好き?そういう意味で?」
「欲しがりなんだから、もう」

 強請るように、意図的にきゅ、きゅ、と股間を締める。

「好きだよ。きっと……本当は、もう好きになってた。……お願い、動いて、夜は、これから……でしょ」
「うん。……一緒に、気持ちよくなろ」

 彼の腰が緩やかに動き始める。熱に浮かされて、流れるように体を繋げてしまった二人。でも、きっとこれは間違った選択ではなかったのだろう。
 遥なら、全てを見せてもいい。そう思えた時点できっと、千鶴の中でも答えは出ていたのだから。
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)

便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC” 謎多き噂の飛び交う外資系一流企業 日本内外のイケメンエリートが 集まる男のみの会社 そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在 唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話 中山加恋(20歳) 二十歳でトオルの妻になる 何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛 中山トオル(32歳) 17歳の加恋に一目ぼれ 加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する 加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる 会社では群を抜くほどの超エリートが、 愛してやまない加恋ちゃんに 振り回されたり落ち込まされたり… そんなイケメンエリートの ちょっと切なくて笑えるお話

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

うちの幼馴染がデレすぎてて俺の理性はもう限界。でも毎日が最高に甘いからもうどうでもいいや

静内燕
恋愛
相沢悠太の日常は、規格外の美少女である幼馴染、白石葵によって完全に支配されている。 朝のモーニングコール(ベッドへのダイブ付き)から始まり、登校中の腕組み、そして「あーん」が義務付けられた手作り弁当。誰もが羨むラブラブっぷりだが、悠太はこれを「家族愛」だと頑なに誤解(無視)している。 「ゆーたは私の運命の相手なんだもん!」と、葵のデレデレは今日も過剰の一途。周囲の冷やかしや、葵を狙う男子生徒のプレッシャーが高まる中、悠太の**「幼馴染フィルター」**はついに限界を迎える。 この溺愛っぷり、いつまで「家族」で通せるのか? 甘すぎる日常が、悠太の鈍感な理性を溶かし尽くす――最初からクライマックスの、超高濃度イチャイチャ・ラブコメ、開幕!

一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました

由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。 ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。 遠い存在になったはずの彼。 けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。 冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。