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<19・映画。>
『わたくし、どうしても納得がいきませんの!』
藍色の竜の体にしがみつき、金髪のヒロイン・エリザは涙を流した。
『何故、貴方がこの国を追い出されなければいけませんの?確かに、国の皆さまは、貴方の正体が竜だなんて知らなかった。異形の貴方を見て恐ろしいと思うのもわからないことではありません。ですが、貴方はずっと、この国を影で守り続けてきたではありませんか!恐ろしい外敵が襲い来るたび、たったひとりで、ずっと……!それなのに、ああ、それなのに!』
さっきから、見ているエミルの目は涙でうるみっぱなしだった。あまりにも泣ける話だったからだ。
その映画、『ドラゴンの聖域』は、森の中で迷子になっていた貴族の娘・エリザが、不思議なお屋敷で保護されるところから始まる物語である。
その森には、恐ろしいモンスターがうようよしていた。エリザはモンスターに追われて逃げまどっていたところ、帰る道もわからず、モンスターに殺されそうになってしまうのである。
そこに現れたのが、藍色の髪の美貌の青年、ルア。
彼は泥まみれ、傷だらけのエリザを自らの屋敷に招き入れると、怪我が治るまでここにいていいと言ってくれるのだ。同時に、怪我が治ったら森の出口まで案内してくれるという。
エリザが屋敷に滞在したのは、僅か一週間ばかり。それでもエリザが、ルアに好意を寄せるようになるには十分だった。エリザはルアと別れて家に帰ってからもルアの事が忘れられず、たびたびひそかに森の中のお屋敷を尋ねるようになるのである。今度はちゃんと、護身用の銃を持った上で。
逢瀬は何度も続き、エリザはルアに告げる。貴方が町に住んでくれれば、もっと簡単に会いに行けるようになる。それなのに、どうしてこんな人里離れた森の奥に住んでいるのかと。
ルアはその言葉に、首を横に振る。ルアには秘密があったのだ。彼は太古の昔に恐れられたドラゴンの末裔であった。海の向こうから来る恐ろしいモンスターたちから、ひそかにこの崖の上の森で国を守り続けてきたのである。彼の正体が知られれば、皆が自分を恐れるようになる。同時に、海の向こうの脅威から世界を守れなくなる。それだけは、避けなければいけないと。
――でも、エリザは……秘密を知っても、ドラゴンに変身するルアを知っても心を変えなかった。でも……。
海の向こうの国は、ついに切り札を出してきた。海の魔物クラーケンを使って、大津波でエリザたちの故郷を洗い流してしまおうとしたのである。ルアはやむなくドラゴンの姿になって応戦し、ボロボロになりながらもクラーケンの撃退に成功した。しかし。
『貴方は、この国をクラーケンから守った英雄ではありませんか!それなのに、どうして国外追放なんてことになるのです?ドラゴンだから?人ではないから?それがなんだっていうのよ!』
エリザは当然納得がいかない。ドラゴンだからというだけで、英雄である彼を差別し石を投げる民に、どうして理不尽を感じずにいられるだろう。
しかし、ルアは自らの国外追放を受け入れた。
自分を庇うことで、エリザに迷惑がかかることを知っていたからだ。エリザは名のある貴族の娘。近いうちお見合いも控えている。自分のことなど忘れて、エリザに幸せになってほしい、それが彼の願いだったのだ。――ルアもまた、エリザのことを心から愛するようになっていたがゆえに。
『確かに、理不尽に感じないわけではない』
ドラゴンはそっと、鼻先をエリザの髪に寄せる。
『しかし、忘れてくれるな。私はけして不幸などではない。多くのドラゴンたちが孤独に、ただひたすら役目をはたしてきた中で私は……私だけは出会えたのだ。愛するべき人に。愛してくれる人に。認めあえる、最高のパートナーに。……エリザ、君に出会えた私のどこが不幸であるものか。本当にありがとう。君がいるから私は、大いなる海に旅立つことができる』
『わたくしの、ために?そんなっ……』
『さようなら、エリザ。君をずっと愛している。でも、君はどうか私のことなど忘れて幸せにおなり。……生まれ変わったら、今度は共に歩けることを』
『ま、待って!』
エリザが必死で手を伸ばすものの、彼は崖の下へと落ちてしまう。大きな水飛沫が上がり、その雄大な姿が海の中を泳いで行く姿が見えた。
『いやあああああああああああああ!待って、待ってルア、ルア!わたくしを、わたくしを置いていかないで、ずっと一緒にいて、お願いっ!』
少女の悲痛な声が、どこまでも木霊する。映画館の中は、あちこちからすすり泣く声が木霊したのだった。
『お願い、お願いよルア!貴方さえいればわたくしは何も要らない……何も要らないのに!!』
壮大な音楽と共に、演出が涙を誘う。気づけばエミルも、ハンカチが手放せない状況になっていたのだった。
しかし。
***
「あのラストはちょっとあんまりだと思いません!?」
映画鑑賞後。レストランで、エミルは憤慨していた。
予約したのはパスタ料理の店だ。エミルが「貴族の高級料理はちょっと屋敷で食べ飽きてるから、少し庶民的なお店でもいいですか?」と言ったところ、オスカーが心よくOKしてくれたのである。彼も彼で同じことを思っていたらしい。まあ、ドラゴニスト家のシェフに頼めば、ちょっと庶民的な料理もきっと作ってはくれるのだろうが。
注文したところで、エミルはぽこぽこ怒り始める。原因はさっきの映画だ。
「エリザとルアの感動的な別れ!そこで話終わりで良かったじゃないですか!あのあとのシーン蛇足ですよ蛇足!」
「まあ……」
そんなエミルに、少女にしか見えない装いのオスカーは苦笑する。
「あの後のシーンがないと、“ルアが死んだ”って確実に視聴者に伝えられないから、じゃないですかねえ。……脚本家がやりたい“生まれ変わって二人が再会”にするためには、二人がどっかで死なないといけないでしょうし」
そう。
あの感動的な別れのあとに、余計なオマケがついていたのだ。嘆きながらルアを見送ったエリザ。それでもどうにか気持ちを持ち直して立ち上がった次の瞬間、砲撃の音が木霊するのである。
そう、この国の軍隊が、ルアに向かって攻撃を仕掛けたのだ。
国外追放というのは建前で、実際はルアを処刑するのが目的だった。海にドラゴンの姿で出たところで、軍は戦艦や砲台から一斉射撃を行ったのである。恐らく、ルアもわかってはいたのだろう。無抵抗のままハチの巣にされたドラゴンの血で、海は真っ赤に染まった。あたりには肉片と鱗が散らばり、恐ろしい有様となったのである。それを見てしまったエリザが何を思ったのか、説明するまでもあるまい。
『あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』
彼女は発狂し、そのまま崖から身を投げて死んでしまった。
二人は運命に引き裂かれ、どちらも命を落としてしまったのである。そして。
「確かに!最終的に二人とも近代的な世界に生まれ変わって結ばれるっていうのは素敵だと思います。思いますよ!?けど、わざわざ最後の最後であんなきっつい死に方させる必要ないじゃないですかあ!」
納得いかぬ!とエミルは机を軽く叩いてしまう。
「ついでに、ルアの死に方エグすぎません!?砲撃と炎に巻かれて沈んでいくだけにすればいいところ、なんでバラバラの肉片とか内臓の欠片とか首だけになった姿とかばっちり画面に映すんですか!ドラゴンだったらグロ描いても全年齢で通るとでもおおおおおおお!うおおおおおお納得いかん!!」
「お、落ちついてください、エミルさん!」
「これが落ち着いてられますかあ!」
人前なのでこれでも自重している方なのだ。それはそれとして、エミル自身は自分にも怒っているところなのである。
召喚魔法のヒントになるかもしれないと思って、あの映画をチョイスしたのは自分だ。確かに、終盤まではまさに名作だったし、感動で涙をぼろぼろ流していたのは事実。でも。
あのラストを知っていたら間違いなく、別の映画を選んでいたのに。
「……腹立たしいんです、私。ドラゴンなら傷つけてもいいみたいに、そう言われた気がして。ドラゴンだって生きてるし、彼は人間としても人生を全うしようとしていたのに……」
ごめんなさい、とエミルは頭を下げた。
「オスカーも、嫌でしたよね、あんなの。申し訳ありません。もっと他の映画にしていれば……」
「とんでもない!ヒントになりましたし、とても面白かったですよ。確かにラストシーンに引っ掛からなかったと言えば嘘になりますが」
それに、と彼は頬を染める。
「エミルがそんなに怒ってくれるの、わたくしのためですよね。わたくしがドラゴンの末裔だから、あのルアという青年に重ねてくださってるのですよね。……それが本当に嬉しいのです、と言ったら不謹慎かもしれませんが」
「も、もう……!」
――やばい、可愛すぎる。
そんな風に言われたら、怒りもなんのその、吹っ飛んでしまうではないか。エミルはついもじもじと足を動かしてしまう。なんだろう。あんなにキレていたはずなのに、彼がそう言ってくれるならもうどうでもいいかなという気になってしまう。
――安いなあ、私。
これが惚れた弱みというものなのか。彼の笑顔を見るだけで、自分はもう、それ以上のことは何も必要ないと思えてしまうのだ。
たとえ。
その幸せが今日、終わるかもしれないとわかっていても。
藍色の竜の体にしがみつき、金髪のヒロイン・エリザは涙を流した。
『何故、貴方がこの国を追い出されなければいけませんの?確かに、国の皆さまは、貴方の正体が竜だなんて知らなかった。異形の貴方を見て恐ろしいと思うのもわからないことではありません。ですが、貴方はずっと、この国を影で守り続けてきたではありませんか!恐ろしい外敵が襲い来るたび、たったひとりで、ずっと……!それなのに、ああ、それなのに!』
さっきから、見ているエミルの目は涙でうるみっぱなしだった。あまりにも泣ける話だったからだ。
その映画、『ドラゴンの聖域』は、森の中で迷子になっていた貴族の娘・エリザが、不思議なお屋敷で保護されるところから始まる物語である。
その森には、恐ろしいモンスターがうようよしていた。エリザはモンスターに追われて逃げまどっていたところ、帰る道もわからず、モンスターに殺されそうになってしまうのである。
そこに現れたのが、藍色の髪の美貌の青年、ルア。
彼は泥まみれ、傷だらけのエリザを自らの屋敷に招き入れると、怪我が治るまでここにいていいと言ってくれるのだ。同時に、怪我が治ったら森の出口まで案内してくれるという。
エリザが屋敷に滞在したのは、僅か一週間ばかり。それでもエリザが、ルアに好意を寄せるようになるには十分だった。エリザはルアと別れて家に帰ってからもルアの事が忘れられず、たびたびひそかに森の中のお屋敷を尋ねるようになるのである。今度はちゃんと、護身用の銃を持った上で。
逢瀬は何度も続き、エリザはルアに告げる。貴方が町に住んでくれれば、もっと簡単に会いに行けるようになる。それなのに、どうしてこんな人里離れた森の奥に住んでいるのかと。
ルアはその言葉に、首を横に振る。ルアには秘密があったのだ。彼は太古の昔に恐れられたドラゴンの末裔であった。海の向こうから来る恐ろしいモンスターたちから、ひそかにこの崖の上の森で国を守り続けてきたのである。彼の正体が知られれば、皆が自分を恐れるようになる。同時に、海の向こうの脅威から世界を守れなくなる。それだけは、避けなければいけないと。
――でも、エリザは……秘密を知っても、ドラゴンに変身するルアを知っても心を変えなかった。でも……。
海の向こうの国は、ついに切り札を出してきた。海の魔物クラーケンを使って、大津波でエリザたちの故郷を洗い流してしまおうとしたのである。ルアはやむなくドラゴンの姿になって応戦し、ボロボロになりながらもクラーケンの撃退に成功した。しかし。
『貴方は、この国をクラーケンから守った英雄ではありませんか!それなのに、どうして国外追放なんてことになるのです?ドラゴンだから?人ではないから?それがなんだっていうのよ!』
エリザは当然納得がいかない。ドラゴンだからというだけで、英雄である彼を差別し石を投げる民に、どうして理不尽を感じずにいられるだろう。
しかし、ルアは自らの国外追放を受け入れた。
自分を庇うことで、エリザに迷惑がかかることを知っていたからだ。エリザは名のある貴族の娘。近いうちお見合いも控えている。自分のことなど忘れて、エリザに幸せになってほしい、それが彼の願いだったのだ。――ルアもまた、エリザのことを心から愛するようになっていたがゆえに。
『確かに、理不尽に感じないわけではない』
ドラゴンはそっと、鼻先をエリザの髪に寄せる。
『しかし、忘れてくれるな。私はけして不幸などではない。多くのドラゴンたちが孤独に、ただひたすら役目をはたしてきた中で私は……私だけは出会えたのだ。愛するべき人に。愛してくれる人に。認めあえる、最高のパートナーに。……エリザ、君に出会えた私のどこが不幸であるものか。本当にありがとう。君がいるから私は、大いなる海に旅立つことができる』
『わたくしの、ために?そんなっ……』
『さようなら、エリザ。君をずっと愛している。でも、君はどうか私のことなど忘れて幸せにおなり。……生まれ変わったら、今度は共に歩けることを』
『ま、待って!』
エリザが必死で手を伸ばすものの、彼は崖の下へと落ちてしまう。大きな水飛沫が上がり、その雄大な姿が海の中を泳いで行く姿が見えた。
『いやあああああああああああああ!待って、待ってルア、ルア!わたくしを、わたくしを置いていかないで、ずっと一緒にいて、お願いっ!』
少女の悲痛な声が、どこまでも木霊する。映画館の中は、あちこちからすすり泣く声が木霊したのだった。
『お願い、お願いよルア!貴方さえいればわたくしは何も要らない……何も要らないのに!!』
壮大な音楽と共に、演出が涙を誘う。気づけばエミルも、ハンカチが手放せない状況になっていたのだった。
しかし。
***
「あのラストはちょっとあんまりだと思いません!?」
映画鑑賞後。レストランで、エミルは憤慨していた。
予約したのはパスタ料理の店だ。エミルが「貴族の高級料理はちょっと屋敷で食べ飽きてるから、少し庶民的なお店でもいいですか?」と言ったところ、オスカーが心よくOKしてくれたのである。彼も彼で同じことを思っていたらしい。まあ、ドラゴニスト家のシェフに頼めば、ちょっと庶民的な料理もきっと作ってはくれるのだろうが。
注文したところで、エミルはぽこぽこ怒り始める。原因はさっきの映画だ。
「エリザとルアの感動的な別れ!そこで話終わりで良かったじゃないですか!あのあとのシーン蛇足ですよ蛇足!」
「まあ……」
そんなエミルに、少女にしか見えない装いのオスカーは苦笑する。
「あの後のシーンがないと、“ルアが死んだ”って確実に視聴者に伝えられないから、じゃないですかねえ。……脚本家がやりたい“生まれ変わって二人が再会”にするためには、二人がどっかで死なないといけないでしょうし」
そう。
あの感動的な別れのあとに、余計なオマケがついていたのだ。嘆きながらルアを見送ったエリザ。それでもどうにか気持ちを持ち直して立ち上がった次の瞬間、砲撃の音が木霊するのである。
そう、この国の軍隊が、ルアに向かって攻撃を仕掛けたのだ。
国外追放というのは建前で、実際はルアを処刑するのが目的だった。海にドラゴンの姿で出たところで、軍は戦艦や砲台から一斉射撃を行ったのである。恐らく、ルアもわかってはいたのだろう。無抵抗のままハチの巣にされたドラゴンの血で、海は真っ赤に染まった。あたりには肉片と鱗が散らばり、恐ろしい有様となったのである。それを見てしまったエリザが何を思ったのか、説明するまでもあるまい。
『あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』
彼女は発狂し、そのまま崖から身を投げて死んでしまった。
二人は運命に引き裂かれ、どちらも命を落としてしまったのである。そして。
「確かに!最終的に二人とも近代的な世界に生まれ変わって結ばれるっていうのは素敵だと思います。思いますよ!?けど、わざわざ最後の最後であんなきっつい死に方させる必要ないじゃないですかあ!」
納得いかぬ!とエミルは机を軽く叩いてしまう。
「ついでに、ルアの死に方エグすぎません!?砲撃と炎に巻かれて沈んでいくだけにすればいいところ、なんでバラバラの肉片とか内臓の欠片とか首だけになった姿とかばっちり画面に映すんですか!ドラゴンだったらグロ描いても全年齢で通るとでもおおおおおおお!うおおおおおお納得いかん!!」
「お、落ちついてください、エミルさん!」
「これが落ち着いてられますかあ!」
人前なのでこれでも自重している方なのだ。それはそれとして、エミル自身は自分にも怒っているところなのである。
召喚魔法のヒントになるかもしれないと思って、あの映画をチョイスしたのは自分だ。確かに、終盤まではまさに名作だったし、感動で涙をぼろぼろ流していたのは事実。でも。
あのラストを知っていたら間違いなく、別の映画を選んでいたのに。
「……腹立たしいんです、私。ドラゴンなら傷つけてもいいみたいに、そう言われた気がして。ドラゴンだって生きてるし、彼は人間としても人生を全うしようとしていたのに……」
ごめんなさい、とエミルは頭を下げた。
「オスカーも、嫌でしたよね、あんなの。申し訳ありません。もっと他の映画にしていれば……」
「とんでもない!ヒントになりましたし、とても面白かったですよ。確かにラストシーンに引っ掛からなかったと言えば嘘になりますが」
それに、と彼は頬を染める。
「エミルがそんなに怒ってくれるの、わたくしのためですよね。わたくしがドラゴンの末裔だから、あのルアという青年に重ねてくださってるのですよね。……それが本当に嬉しいのです、と言ったら不謹慎かもしれませんが」
「も、もう……!」
――やばい、可愛すぎる。
そんな風に言われたら、怒りもなんのその、吹っ飛んでしまうではないか。エミルはついもじもじと足を動かしてしまう。なんだろう。あんなにキレていたはずなのに、彼がそう言ってくれるならもうどうでもいいかなという気になってしまう。
――安いなあ、私。
これが惚れた弱みというものなのか。彼の笑顔を見るだけで、自分はもう、それ以上のことは何も必要ないと思えてしまうのだ。
たとえ。
その幸せが今日、終わるかもしれないとわかっていても。
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