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肥薩線
「はやとの風」に乗って〜薩摩おこじょ〜
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吉松駅から鹿児島中央駅まで特急「はやての風」に乗った。特急列車なのにかつて全国各地のローカル線を走っていたディーゼルカーのような車両で、しかも車両の中はリクライニングシートに加えてテーブル付きの窓側に向いた座席の展望席が設けられていた。展望席のみならずリクライニングシートも含めて、内装では木材が多く使われており懐かしさと温かさを同時に感じる事ができる。
駅舎がずっと肥薩線開業当時(明治時代)のままでありレトロな雰囲気が味わえる途中の大隅横川駅と嘉例川駅にもそれぞれ約5分程停車するなど、移動しながらリラックスもできる列車である。
嘉例川駅のレトロな駅舎からもローカル線の風情を感じて、さらに日豊本線に入り展望席から錦江湾の向こうに桜島を望むとやはり
「はるばる鹿児島まで来た!」
と思えた。特に竜ヶ水-鹿児島間で見た桜島は12年ぶりに見ても雄太なままであった。
そもそも初めてのツーリングで九州を縦断して以来12年ぶりに鹿児島に来たのは、昔美容室に勤めていたかみさんが大変お世話になった先輩が鹿児島出身の方で、今は独立して鹿児島市内に美容院を開いている。かみさんが彼女に会いにそれで私も久々に鹿児島へ旅に行ってみたいと夫婦2人で鹿児島に行った。
鹿児島中央駅に着いて泊まる宿に荷物を置いた後、かみさんの先輩のお店が終わるまで時間があったので、鹿児島港付近のドルフィンポートで当時NHK大河ドラマで宮崎あおいさん主演の「篤姫」が放送されていたのに合わせて開かれていた「篤姫館」に足を運んだ。篤姫は島津家に生まれ徳川13代将軍家定公に嫁いだ。嫁いで僅か1年9ヶ月で家定公が急死してしまうが篤姫は落飾・出家し「天璋院(てんしょういん)」と称した後も、ずっと大奥から徳川家を支えた続けた。明治時代になり江戸幕府が解体されても、薩摩からの援助も受けずに徳川家に仕えており嫁いで以来薩摩に帰郷することはなかったという。このことも儒教を中心とした倫理を基に江戸幕府を250年以上も運営させた、名実共にした徳川家の格式の高さが明治時代になってもずっと続いていた事と、同時に篤姫の意志というか芯の強さもよく表していると言える。
薩摩出身の男性は昔からよく勇猛果敢で剛健気質で行動的で頑固な武士の気質を持っていた「薩摩隼人(はやと)」と呼ばれ、女性は男より早く起床し遅く床につくのが当たり前など万事男を立てていたなど優しく気立てが良いが芯の強い「薩摩おこじょ」と呼ばれていた。篤姫の芯の強さも薩摩出身の女性ならでは性格であると言える。薩摩藩には他藩よりも武家が桁違いに多かったと聞くがそれは今日でも火山活動が続いている霧島連山や桜島など複数の火山によるシラス台地のような稲作にあまり適さない火山性の土地柄で、他藩より米作りがあまり盛んでなかったことに加えて、大和朝廷の時代から戦国時代も経て江戸時代までの日本史の中で、常に関西や関東にあった政権の中心地から離れている位置が関係しているのもあり、中央からもしくは中央への攻撃に備える必要がある期間が長かったからなのではないか。戊辰戦争で薩摩藩士も含めた明治政府軍が江戸幕府軍を倒す時には、江戸総攻撃を防ぎ江戸城の無血開城させたのは、徳川家に仕えていた篤姫の影響がかなり大きいとよく言われている。今日の日本の首都東京の繁栄があるのは故郷を離れて、しかも夫にあたる家定公を結婚して早々に亡くしているのにも関わらず、長い間徳川家に立派に忠義を尽くした芯の強い「薩摩おこじょ」篤姫を生んだ薩摩のお陰でもあると言えるかも知れない。
「篤姫館」に行った後港から桜島が大きく望める筈のお店でお茶をした。その日の天気は下り坂で肥薩線に乗っていた時からどんよりしており、鹿児島市に着いてからは雨が降っていた。そのお店には翌々日に帰京する為の鹿児島空港行きのバスに乗る直前にも天気が良いのでもう一度寄ったが、青空をバックに間近で見た桜島はやはり見事であった。鹿児島市周辺の方々は今なお活火山である桜島の噴火にも慣れ、他の地域なら騒ぎにもなり得る噴火の度に、降って来る火山灰も傘をさして平然と歩くなど雨の如く生活の一部なのだと言う。
「篤姫館」とお茶の後に、夕方市内にあるかみさんの先輩のお店である美容院へ向かった。美容師は会社勤めのサラリーマンとはまた一味違い、指名してくれるお客様がついてなんぼの厳しい世界である。お客様が多くついてくる美容師で独立をしてお店を持つ方々も多いと聞く。仕事を真面目にするかみさんさえ途中でリタイアして医療事務に転職した程だ。その厳しい世界でのかみさんにとってのかつての恩師とも言える先輩に黒豚のしゃぶしゃぶや芋焼酎など鹿児島の料理やお酒が美味そうな店に連れて行って貰えた。
その他にもあの時お土産で買ったさつま揚げなど鹿児島県でも美味しいものが多く食べられる。それらを味わいに鹿児島市内を中心に県内でお店や工場などを探す旅も楽しそうである。
豚しゃぶなどはとても美味しく、かみさんもかつての恩師と4時間くらい話したりできてとても楽しかったと言っていた。
夫婦2人で「はやとの風」に乗って、篤姫とかみさんのかつての恩師と、2人の薩摩おこじょに随分良くして貰った旅であった。
駅舎がずっと肥薩線開業当時(明治時代)のままでありレトロな雰囲気が味わえる途中の大隅横川駅と嘉例川駅にもそれぞれ約5分程停車するなど、移動しながらリラックスもできる列車である。
嘉例川駅のレトロな駅舎からもローカル線の風情を感じて、さらに日豊本線に入り展望席から錦江湾の向こうに桜島を望むとやはり
「はるばる鹿児島まで来た!」
と思えた。特に竜ヶ水-鹿児島間で見た桜島は12年ぶりに見ても雄太なままであった。
そもそも初めてのツーリングで九州を縦断して以来12年ぶりに鹿児島に来たのは、昔美容室に勤めていたかみさんが大変お世話になった先輩が鹿児島出身の方で、今は独立して鹿児島市内に美容院を開いている。かみさんが彼女に会いにそれで私も久々に鹿児島へ旅に行ってみたいと夫婦2人で鹿児島に行った。
鹿児島中央駅に着いて泊まる宿に荷物を置いた後、かみさんの先輩のお店が終わるまで時間があったので、鹿児島港付近のドルフィンポートで当時NHK大河ドラマで宮崎あおいさん主演の「篤姫」が放送されていたのに合わせて開かれていた「篤姫館」に足を運んだ。篤姫は島津家に生まれ徳川13代将軍家定公に嫁いだ。嫁いで僅か1年9ヶ月で家定公が急死してしまうが篤姫は落飾・出家し「天璋院(てんしょういん)」と称した後も、ずっと大奥から徳川家を支えた続けた。明治時代になり江戸幕府が解体されても、薩摩からの援助も受けずに徳川家に仕えており嫁いで以来薩摩に帰郷することはなかったという。このことも儒教を中心とした倫理を基に江戸幕府を250年以上も運営させた、名実共にした徳川家の格式の高さが明治時代になってもずっと続いていた事と、同時に篤姫の意志というか芯の強さもよく表していると言える。
薩摩出身の男性は昔からよく勇猛果敢で剛健気質で行動的で頑固な武士の気質を持っていた「薩摩隼人(はやと)」と呼ばれ、女性は男より早く起床し遅く床につくのが当たり前など万事男を立てていたなど優しく気立てが良いが芯の強い「薩摩おこじょ」と呼ばれていた。篤姫の芯の強さも薩摩出身の女性ならでは性格であると言える。薩摩藩には他藩よりも武家が桁違いに多かったと聞くがそれは今日でも火山活動が続いている霧島連山や桜島など複数の火山によるシラス台地のような稲作にあまり適さない火山性の土地柄で、他藩より米作りがあまり盛んでなかったことに加えて、大和朝廷の時代から戦国時代も経て江戸時代までの日本史の中で、常に関西や関東にあった政権の中心地から離れている位置が関係しているのもあり、中央からもしくは中央への攻撃に備える必要がある期間が長かったからなのではないか。戊辰戦争で薩摩藩士も含めた明治政府軍が江戸幕府軍を倒す時には、江戸総攻撃を防ぎ江戸城の無血開城させたのは、徳川家に仕えていた篤姫の影響がかなり大きいとよく言われている。今日の日本の首都東京の繁栄があるのは故郷を離れて、しかも夫にあたる家定公を結婚して早々に亡くしているのにも関わらず、長い間徳川家に立派に忠義を尽くした芯の強い「薩摩おこじょ」篤姫を生んだ薩摩のお陰でもあると言えるかも知れない。
「篤姫館」に行った後港から桜島が大きく望める筈のお店でお茶をした。その日の天気は下り坂で肥薩線に乗っていた時からどんよりしており、鹿児島市に着いてからは雨が降っていた。そのお店には翌々日に帰京する為の鹿児島空港行きのバスに乗る直前にも天気が良いのでもう一度寄ったが、青空をバックに間近で見た桜島はやはり見事であった。鹿児島市周辺の方々は今なお活火山である桜島の噴火にも慣れ、他の地域なら騒ぎにもなり得る噴火の度に、降って来る火山灰も傘をさして平然と歩くなど雨の如く生活の一部なのだと言う。
「篤姫館」とお茶の後に、夕方市内にあるかみさんの先輩のお店である美容院へ向かった。美容師は会社勤めのサラリーマンとはまた一味違い、指名してくれるお客様がついてなんぼの厳しい世界である。お客様が多くついてくる美容師で独立をしてお店を持つ方々も多いと聞く。仕事を真面目にするかみさんさえ途中でリタイアして医療事務に転職した程だ。その厳しい世界でのかみさんにとってのかつての恩師とも言える先輩に黒豚のしゃぶしゃぶや芋焼酎など鹿児島の料理やお酒が美味そうな店に連れて行って貰えた。
その他にもあの時お土産で買ったさつま揚げなど鹿児島県でも美味しいものが多く食べられる。それらを味わいに鹿児島市内を中心に県内でお店や工場などを探す旅も楽しそうである。
豚しゃぶなどはとても美味しく、かみさんもかつての恩師と4時間くらい話したりできてとても楽しかったと言っていた。
夫婦2人で「はやとの風」に乗って、篤姫とかみさんのかつての恩師と、2人の薩摩おこじょに随分良くして貰った旅であった。
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