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磐越西線
戦争にも屈しない会津の魂と誇り
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江戸時代末期(幕末)になると、長州藩士などの幕府に反対する勢力も増し、京都の治安が悪化していた。
会津藩は将軍家に忠節な家訓、家風を突かれて、京都の治安を回復のために徳川幕府の京都守護職を押しつけられた。京都守護職についた会津藩は孝明天皇に忠節を尽くしながら、天皇家と徳川家を中心にした武家とを合体させた新しい体制で政治を行おうした為に、長州藩士に中心とした幕府に反対する勢力と対立関係となる。
会津藩を中心とした京都守護職は京都の治安回復に努めると、長州藩士を中心とした反対勢力は会津藩に対して憎しみの感情を抱くようになる。会津藩側が忠節を尽くした孝明天皇の突然の崩御(幕府に反対する勢力よる毒殺とも言われている)により状況は次第に幕府に反対する勢力が有利になって、行き江戸幕府は崩壊の道へと進んでしまい戊辰戦争が勃発してしまう。
戊辰戦争は会津藩も含めた幕府勢力よりも、イギリスなどから当時としては高性能な新しい武器を大量に買い込んでいた長州、薩摩藩士達を中心とした幕府に反対する勢力が圧倒的に有利だった。
いざという時に備えて、日頃から武芸や戦などの訓練もされていた会津藩の武士達も敵わないほどであった。長州藩を中心とした藩士達の勢力による、会津藩に対する憎しみも大いに加わった攻撃及び戦後処理は本当に凄まじいものであった。
会津地方も戊辰戦争に巻き込まれ幕府に反対する勢力の幕府勢力である会津藩への攻撃により、会津藩の兵はもとより武士町人百姓や老若男女関係なく会津の人々は無差別に攻撃されまくり、婦女子は襲われ犯され、お金に換えられる家財道具なども多く盗まれるなど、会津若松を中心に会津地方は地獄と荒廃化とした。
戊辰戦争の中のバトルに敗れた16~17歳の少年達からなる白虎隊が退却の際、戦争により燃えさかり地獄化とする城下を見て鶴ヶ城が落城したと勘違いしたことにより、地獄化とした飯盛山など戦争の爪痕は会津若松を中心に会津地方のあちこちに残された。
会津藩の本拠地の鶴ヶ城は会津藩士達が籠城しながら抗戦したことにより1ヶ月間持ちこたえたが、当時の藩主容保公の決断により開城された。開城直前に後述するのちの新島八重さんにより詠まれた
「明日の夜は 何国の誰か ながむらん なれし御城に 残す月影」
の名句は
「最後まで忠節を尽くしたのに…」
という会津藩士達の無念さをよく表している。
その鶴ケ城や藩校の日新館など
「自分達を倒した敵に使われてなるものか!」
と戦後自分達の手によって壊した建物もあった。これも先述したように幕府や光明天皇への忠節を尽くした会津藩の誇りであろう。
おまけに戦後処理は会津地方と比べものにならないくらい殆ど穀物が獲れない斗南(青森県下北半島)などへの転封だった。
それらに加えて京都守護職に就いて以来最も孝明天皇へ忠節をつくしたにも関わらず、会津藩を「賊軍」みなしてそれを史記に残し、それを明治時代に入ってからの学校教育などにも利用した。
正しく「勝てば官軍、負ければ賊軍」である。
戦後と言えば私のように広島、長崎への原爆投下も含めた太平洋戦争を思い浮かべる方が多いかと思うが会津地方では戊辰戦争を思い浮かべる方々も多いと聞くがそのことも、戊辰戦争が残した傷の深さを表しているに違いない。
会津側から
「幕末の薩摩、長州の藩士達を中心として明治政府を樹立した勢力は徳川幕府に反攻したテロリスト集団だ」
という声も150年以上経った今日でもよくあるそうだ。その話だけでも、長州を中心とした藩士達の勢力による戊辰戦争の時の会津藩への仕打ちと、それらの仕打ちによって会津藩にゆかりのある方々が受けた傷や憎しみの凄まじさは、ここだけではとても書ききれないことをよく表しているのではないか。
戦後、明治時代に入っても東京帝国大学(現在の東京大学)の総長にも歴任した山川健次郎さんや、日清、日露戦争にて従軍看護師としても活躍し2011年のNHK大河ドラマの主人公にもなった新島八重さんなど、会津藩からも数々の著名人が世の中に輩出された。言論が自由でしかも松平家が治める時代が終わり150年以上も経っている今日でも、会津の方々から
「(会津)松平家あっての我々だ」
という意味の声があちこちでよく聞かれる。
鶴ケ城の天守閣や武家屋敷、先述した会津藩校日新館など現存する会津藩の史跡は、戊辰戦争の影響で近年再建されたものも多い。
会津若松市では近年、地域や学校や家庭での教育の指針として「什の誓い」の現代版「会津っこ宣言」が策定された。会津若松市内の小学校では毎朝「会津っこ宣言」を唱和したり、市内のあちこちには「宣言」が書かれた高札が掲げられている。市民に受け入れられていることがよく分かる。いじめ抑制にも効果を示したそうた。
また市内に留まらず会津若松市とその周辺の会津地方の多くの幼稚園や小学校のお遊戯会で子供達が「白虎隊」踊るなど数々の行事やイベントが行われているという。それらを通じて歴史を知ることにより会津藩を中心に培われて来た伝統や魂が自然に受け継がれているように思える。
先述しているように江戸時代に250年以上も続いた江戸幕府に忠誠を尽くして世の中を支えた会津藩が培ってきた儒教を基にした魂は明治以降も著名人に限らず会津藩出身の方々に限らず会津地方を中心に生き続けていると言える。勿論これからも生き続けて欲しい!
会津藩は将軍家に忠節な家訓、家風を突かれて、京都の治安を回復のために徳川幕府の京都守護職を押しつけられた。京都守護職についた会津藩は孝明天皇に忠節を尽くしながら、天皇家と徳川家を中心にした武家とを合体させた新しい体制で政治を行おうした為に、長州藩士に中心とした幕府に反対する勢力と対立関係となる。
会津藩を中心とした京都守護職は京都の治安回復に努めると、長州藩士を中心とした反対勢力は会津藩に対して憎しみの感情を抱くようになる。会津藩側が忠節を尽くした孝明天皇の突然の崩御(幕府に反対する勢力よる毒殺とも言われている)により状況は次第に幕府に反対する勢力が有利になって、行き江戸幕府は崩壊の道へと進んでしまい戊辰戦争が勃発してしまう。
戊辰戦争は会津藩も含めた幕府勢力よりも、イギリスなどから当時としては高性能な新しい武器を大量に買い込んでいた長州、薩摩藩士達を中心とした幕府に反対する勢力が圧倒的に有利だった。
いざという時に備えて、日頃から武芸や戦などの訓練もされていた会津藩の武士達も敵わないほどであった。長州藩を中心とした藩士達の勢力による、会津藩に対する憎しみも大いに加わった攻撃及び戦後処理は本当に凄まじいものであった。
会津地方も戊辰戦争に巻き込まれ幕府に反対する勢力の幕府勢力である会津藩への攻撃により、会津藩の兵はもとより武士町人百姓や老若男女関係なく会津の人々は無差別に攻撃されまくり、婦女子は襲われ犯され、お金に換えられる家財道具なども多く盗まれるなど、会津若松を中心に会津地方は地獄と荒廃化とした。
戊辰戦争の中のバトルに敗れた16~17歳の少年達からなる白虎隊が退却の際、戦争により燃えさかり地獄化とする城下を見て鶴ヶ城が落城したと勘違いしたことにより、地獄化とした飯盛山など戦争の爪痕は会津若松を中心に会津地方のあちこちに残された。
会津藩の本拠地の鶴ヶ城は会津藩士達が籠城しながら抗戦したことにより1ヶ月間持ちこたえたが、当時の藩主容保公の決断により開城された。開城直前に後述するのちの新島八重さんにより詠まれた
「明日の夜は 何国の誰か ながむらん なれし御城に 残す月影」
の名句は
「最後まで忠節を尽くしたのに…」
という会津藩士達の無念さをよく表している。
その鶴ケ城や藩校の日新館など
「自分達を倒した敵に使われてなるものか!」
と戦後自分達の手によって壊した建物もあった。これも先述したように幕府や光明天皇への忠節を尽くした会津藩の誇りであろう。
おまけに戦後処理は会津地方と比べものにならないくらい殆ど穀物が獲れない斗南(青森県下北半島)などへの転封だった。
それらに加えて京都守護職に就いて以来最も孝明天皇へ忠節をつくしたにも関わらず、会津藩を「賊軍」みなしてそれを史記に残し、それを明治時代に入ってからの学校教育などにも利用した。
正しく「勝てば官軍、負ければ賊軍」である。
戦後と言えば私のように広島、長崎への原爆投下も含めた太平洋戦争を思い浮かべる方が多いかと思うが会津地方では戊辰戦争を思い浮かべる方々も多いと聞くがそのことも、戊辰戦争が残した傷の深さを表しているに違いない。
会津側から
「幕末の薩摩、長州の藩士達を中心として明治政府を樹立した勢力は徳川幕府に反攻したテロリスト集団だ」
という声も150年以上経った今日でもよくあるそうだ。その話だけでも、長州を中心とした藩士達の勢力による戊辰戦争の時の会津藩への仕打ちと、それらの仕打ちによって会津藩にゆかりのある方々が受けた傷や憎しみの凄まじさは、ここだけではとても書ききれないことをよく表しているのではないか。
戦後、明治時代に入っても東京帝国大学(現在の東京大学)の総長にも歴任した山川健次郎さんや、日清、日露戦争にて従軍看護師としても活躍し2011年のNHK大河ドラマの主人公にもなった新島八重さんなど、会津藩からも数々の著名人が世の中に輩出された。言論が自由でしかも松平家が治める時代が終わり150年以上も経っている今日でも、会津の方々から
「(会津)松平家あっての我々だ」
という意味の声があちこちでよく聞かれる。
鶴ケ城の天守閣や武家屋敷、先述した会津藩校日新館など現存する会津藩の史跡は、戊辰戦争の影響で近年再建されたものも多い。
会津若松市では近年、地域や学校や家庭での教育の指針として「什の誓い」の現代版「会津っこ宣言」が策定された。会津若松市内の小学校では毎朝「会津っこ宣言」を唱和したり、市内のあちこちには「宣言」が書かれた高札が掲げられている。市民に受け入れられていることがよく分かる。いじめ抑制にも効果を示したそうた。
また市内に留まらず会津若松市とその周辺の会津地方の多くの幼稚園や小学校のお遊戯会で子供達が「白虎隊」踊るなど数々の行事やイベントが行われているという。それらを通じて歴史を知ることにより会津藩を中心に培われて来た伝統や魂が自然に受け継がれているように思える。
先述しているように江戸時代に250年以上も続いた江戸幕府に忠誠を尽くして世の中を支えた会津藩が培ってきた儒教を基にした魂は明治以降も著名人に限らず会津藩出身の方々に限らず会津地方を中心に生き続けていると言える。勿論これからも生き続けて欲しい!
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