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第二章 彼女との出会い
第九話
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私たちはAの運転の練習に付き合うため三浦海岸を目指して車を走らせた。
到着する頃には一時を回っているだろう、そう思って私は再び目を瞑る。
小さい頃家族で行った湘南の海が頭の中に浮かぶ、その私の記憶は夢の中へと吸い込まれていった。
三十分ほど経っただろうか。
「水木、着いたよ」
Bの声で私は目が覚めた。
道路が空いていたこともあって、私の予想よりも早く目的地に到着したようだ。私は黙って窓を見る。ぼやける私の視界に藍色の海が広がっていた。
Aは海沿いのコンビニに車を停めると、一人でタバコを買いに出ていった。
私とBは彼に先に行くと伝え、石の階段を下り砂浜へと向かった。
深夜のその海岸に、空と同化した真っ黒な波と、サラサラの一面の砂浜が私たちの目の前に広がる。その光景は私を、人の存在しない別の惑星に一人で取り残されたような不安な気持ちにさせた。
地平線の遠くから発生する自然のパワーが等間隔で私たちの足元に訪れ、道路に車の姿がなくなると波の大きな音だけが私の心臓によく響いた。
その音は、私の胸だけでなく頭の片隅にある日々の悩みを和らげる感覚と、衝撃を私に与え続けた。私とBはその自然の力に圧倒され、一言も発することなく、ただ呆然とその海を眺めていた。
後ろからAが階段から降りてくる音が聞こえた。Aは買ったタバコに火を灯し煙をふかし、階段に腰を下ろしてその海を眺めていた。私たちは三人はしばらくの間、その海の迫力に圧倒され自然の力に身を任せていた。
その瞬間は、私の日々の生活への悩みと勉強に対するだらしない態度を掻き消してくれる様な、そんな気がした。
五月にしては少し冷たい海風が、時折私たちの髪をなびかせる。
その何とも言い難い心地よさに、私は時間を忘れ、五感の神経を研ぎ澄まし森羅万象に向き合っていた。
何分か経った頃、タバコの吸い終わったAが私たちのもとへやってくる。
「向こうの方に行ってみようぜ」
私たちは砂浜をゆっくりと歩いた。靴から入る細やかな砂が、私の足取りを重くする。
Aはそのまま暗闇の海に近づいて行き、写真を撮り始めた。
完全に闇と同化したその世界は、足元がまともに見えないので波の音を頼りに後ろへ下がるのだが、その波がどこまで到達するのかわからないので私たちの靴はビショビショに濡れてしまった。
「ここならドラゴンがいても不思議じゃないね」
私は独り言のようにそう呟いた。
「なんだよ。この前はあんなにいないって言ってたのに。もう気が変わったのか?」
Aは私をからかうように私にそう言う。
「別に本当にいるとは言ってないだろ。いても不思議じゃないって言っただけで、比喩表現だよ」
私はAを見つめてそう言った。
Aは笑っていた。
彼のその笑顔は中学の頃から変わらない、大きな口から歯を覗かせる豪快なものだった。
その時私は彼とは何が起ころうとも決して切れることはない太い糸が形成された様な気がした。彼と出会ってからその糸は何度も切れては修復しより強固なものに成長していったのだが、今日の出来事が彼との糸をより一層強くする忘れられない思い出になるだろう、
といつまでも波を打ち続ける海を背に私はそう感じていた。
トイレを済ませ車内に戻ると私たちは疲れて眠ってしまった。
全員が起きた時には、地平線から太陽が現れて、窓から光を差し込んでいた。
時刻は五時十五分。
このまま家に帰ろうと私がそう言いかけたその時。
「帰りに根岸に寄ってみようよ。ドラゴンはいるかわからないけど、朝の散歩にはちょうどいいんじゃないか」
助手席のBが言った。
「俺はいいけど、後ろの誰かさんはどう思うかな?」
Aはバックミラー越しに私をいじるように見つめそう言った。
「好きにしろよ!」
私のその声と共にAはエンジンをかけ、飛ばし気味に道路へ出た。
彼は車の全ての窓を開きボリュームを上げる。
窓の開いた車内にはやや潮の香りがする強風が巻き起こった。
もうどうにでもなれ
私は身を乗り出して海を見る。太陽に照らされた海水は、光の屈折でダイヤモンドのように輝き私の瞳に飛び込んでくる。
私は風と海を独り占めしたような、そんな気がした。
やがて、スピーカーから若者に人気のアーティストが歌う、二十年前に流行ったリバイバルが流れる。私はバブル期に流行った聞き馴染みのあるそのバラードが大好きだった。
*
早朝の根岸に人はいなかった。
私たちは駐車場に車を止め、芝生広場へとつながる階段を降りる。
一面に広がる芝生とそれを囲むように植えられた木々は、太陽に照らされ生き生きとしていた。
私たちは芝生を囲む石レンガの遊歩道をゆっくりと歩いた。
広々とした草原に八十年前までは沢山の競走馬が走っていたのか、
と薄緑色の芝生を見つめ私はそんな情景を頭に思い浮かべる。
その時、観覧席に立つ観衆と土埃を上げながら必死に前へと進む一頭の競走馬が私の目に映った。
見物客の激しい雄叫びと競走馬の隆々とした筋肉の荒々しい動きが私の心を震わせる。その馬は最終コーナーを曲がるとぐんぐんとスピードを上げ、他の競走馬を寄せ付けずに私の目の前を通り過ぎていった。一着でゴールしたその馬は、大歓声の巻き起こる見物客のいる観覧席の方へと近づいて行き…
「おーい聞いてるのか。水木。おーい」
Aのその声で私はようやく幻覚から目を覚ました。
「ごめん、何の話だっけ?」
私は自分の妄想に浸りすぎて、彼らとの会話の内容をすっかり忘れてしまっていた。
「だから、ドラゴンを見つけた時に何をお願いするのかって話だよ」
Bが笑いながらそう言う。
「うーん、そうだなー。……Aは何をお願いするの?」
私はAにそう尋ねる。
「おい、さっき言っただろ。彼女ができますようにって。俺はもういいから次はBな」
「ちょっと待てよ。お前彼女が欲しいって、もしかして好きな人でもいるのか?」
私は彼のその願いに興味が湧いた。
その好きな人とは、中学時代彼が好きだった同じクラスのあの子のことではないだろうか。
私はそんな気がしていた。
「……」
Aは黙ったまま私たちに目を合わせず、まっすぐ前を向いていた。
私は彼のそのまっすぐとした眼差しを見て、中学時代の彼の顔を思い出した。
部活を引退した三年の秋、彼は同じクラスの四番の伊藤に好意を寄せていた。
私もBも彼とは別のクラスっだったのではっきりとした確証はないのだが、伊藤を見る彼の目が他とは明らかに違っていたし、引退してからの彼は何か浮ついていて、それまでのバレーボールに対する情熱がすっかり消えてしまったかのような、そんなフワフワとした態度が現れていたのだった。
しかし、秋が過ぎて十二月になると彼はいつも通りのスポーツマンに戻っていた。私とBは公立高校を受験するため日々勉強に勤しんでいたが、Aは推薦で県外の強豪校に決まり、部活にも毎日のように顔を出していた。
その彼の表情に、一ヶ月前の浮ついた感情は一才感じられなかった。
冬が過ぎ春が訪れる。卒業式が終わった後、私たちは部員同士で集まって記念写真を撮っていた。そこに伊藤が現れて
「これからみんなで打ち上げすることになってるんだけど、水木たちも行かない?」
と言う。私も他の部員も特に予定はなかったので行く趣旨を彼女に伝えた。
「Aも行くだろ?俺は歌が下手だから順番が来たら盛り上げてくれよ」
私は携帯をいじる彼にそう言った。
「俺は…いいよ。気分悪いから…先帰る」
その時私は見たのだ。
悲しくも嬉しくもないその中間の何とも言い難い彼の横顔を。
その三年前と全く同じ表情をして彼は私の目の前に立っているのだ。
「そんなのいないに決まってるだろ。これから作るんだよ、これから。あーあ、バイト先に絶世の美女でも現れてくれないかなー」
Aは笑いながらそう言った。
その笑顔が作り物だと言うことを、私もBもなんとなく勘付いていた。
「もう俺の話はいいから、水木は何にするんだよ」
Aはその話題を私に移した。
「そうだなー やっぱり志望校合格かな」
私はここ最近の出来事を振り返る。
浪人という立場から、やはりお願いするべきことは大学合格だろう、
そう考えて私は無意識に斜め上の空を見上げた。
芝生広場を半周した私たちの目に、密集した木々が横並びにずらりと広がる。
その木々の上には三棟の観覧席が頭を覗かせていた。
遠くから見てもやはり威圧感のあるそれは、私にあの日の恍惚とした好奇心を思い出させた。
やはりあの建物に入ってみたい
私はその時、確かにそう感じたのだ。
朝の太陽に照らされた三棟の廃墟は私たちを上から見下ろすかのように、冷たい視線を送り続ける。
その時、大きな風が公園に巻き起こる。
風は公園一帯の木々をガサガサと勢いよく揺らし、
鳥たちは一斉に飛び立っていく。
そんな木々の様子など物ともせず、廃墟はじっと私を見つめていた。
到着する頃には一時を回っているだろう、そう思って私は再び目を瞑る。
小さい頃家族で行った湘南の海が頭の中に浮かぶ、その私の記憶は夢の中へと吸い込まれていった。
三十分ほど経っただろうか。
「水木、着いたよ」
Bの声で私は目が覚めた。
道路が空いていたこともあって、私の予想よりも早く目的地に到着したようだ。私は黙って窓を見る。ぼやける私の視界に藍色の海が広がっていた。
Aは海沿いのコンビニに車を停めると、一人でタバコを買いに出ていった。
私とBは彼に先に行くと伝え、石の階段を下り砂浜へと向かった。
深夜のその海岸に、空と同化した真っ黒な波と、サラサラの一面の砂浜が私たちの目の前に広がる。その光景は私を、人の存在しない別の惑星に一人で取り残されたような不安な気持ちにさせた。
地平線の遠くから発生する自然のパワーが等間隔で私たちの足元に訪れ、道路に車の姿がなくなると波の大きな音だけが私の心臓によく響いた。
その音は、私の胸だけでなく頭の片隅にある日々の悩みを和らげる感覚と、衝撃を私に与え続けた。私とBはその自然の力に圧倒され、一言も発することなく、ただ呆然とその海を眺めていた。
後ろからAが階段から降りてくる音が聞こえた。Aは買ったタバコに火を灯し煙をふかし、階段に腰を下ろしてその海を眺めていた。私たちは三人はしばらくの間、その海の迫力に圧倒され自然の力に身を任せていた。
その瞬間は、私の日々の生活への悩みと勉強に対するだらしない態度を掻き消してくれる様な、そんな気がした。
五月にしては少し冷たい海風が、時折私たちの髪をなびかせる。
その何とも言い難い心地よさに、私は時間を忘れ、五感の神経を研ぎ澄まし森羅万象に向き合っていた。
何分か経った頃、タバコの吸い終わったAが私たちのもとへやってくる。
「向こうの方に行ってみようぜ」
私たちは砂浜をゆっくりと歩いた。靴から入る細やかな砂が、私の足取りを重くする。
Aはそのまま暗闇の海に近づいて行き、写真を撮り始めた。
完全に闇と同化したその世界は、足元がまともに見えないので波の音を頼りに後ろへ下がるのだが、その波がどこまで到達するのかわからないので私たちの靴はビショビショに濡れてしまった。
「ここならドラゴンがいても不思議じゃないね」
私は独り言のようにそう呟いた。
「なんだよ。この前はあんなにいないって言ってたのに。もう気が変わったのか?」
Aは私をからかうように私にそう言う。
「別に本当にいるとは言ってないだろ。いても不思議じゃないって言っただけで、比喩表現だよ」
私はAを見つめてそう言った。
Aは笑っていた。
彼のその笑顔は中学の頃から変わらない、大きな口から歯を覗かせる豪快なものだった。
その時私は彼とは何が起ころうとも決して切れることはない太い糸が形成された様な気がした。彼と出会ってからその糸は何度も切れては修復しより強固なものに成長していったのだが、今日の出来事が彼との糸をより一層強くする忘れられない思い出になるだろう、
といつまでも波を打ち続ける海を背に私はそう感じていた。
トイレを済ませ車内に戻ると私たちは疲れて眠ってしまった。
全員が起きた時には、地平線から太陽が現れて、窓から光を差し込んでいた。
時刻は五時十五分。
このまま家に帰ろうと私がそう言いかけたその時。
「帰りに根岸に寄ってみようよ。ドラゴンはいるかわからないけど、朝の散歩にはちょうどいいんじゃないか」
助手席のBが言った。
「俺はいいけど、後ろの誰かさんはどう思うかな?」
Aはバックミラー越しに私をいじるように見つめそう言った。
「好きにしろよ!」
私のその声と共にAはエンジンをかけ、飛ばし気味に道路へ出た。
彼は車の全ての窓を開きボリュームを上げる。
窓の開いた車内にはやや潮の香りがする強風が巻き起こった。
もうどうにでもなれ
私は身を乗り出して海を見る。太陽に照らされた海水は、光の屈折でダイヤモンドのように輝き私の瞳に飛び込んでくる。
私は風と海を独り占めしたような、そんな気がした。
やがて、スピーカーから若者に人気のアーティストが歌う、二十年前に流行ったリバイバルが流れる。私はバブル期に流行った聞き馴染みのあるそのバラードが大好きだった。
*
早朝の根岸に人はいなかった。
私たちは駐車場に車を止め、芝生広場へとつながる階段を降りる。
一面に広がる芝生とそれを囲むように植えられた木々は、太陽に照らされ生き生きとしていた。
私たちは芝生を囲む石レンガの遊歩道をゆっくりと歩いた。
広々とした草原に八十年前までは沢山の競走馬が走っていたのか、
と薄緑色の芝生を見つめ私はそんな情景を頭に思い浮かべる。
その時、観覧席に立つ観衆と土埃を上げながら必死に前へと進む一頭の競走馬が私の目に映った。
見物客の激しい雄叫びと競走馬の隆々とした筋肉の荒々しい動きが私の心を震わせる。その馬は最終コーナーを曲がるとぐんぐんとスピードを上げ、他の競走馬を寄せ付けずに私の目の前を通り過ぎていった。一着でゴールしたその馬は、大歓声の巻き起こる見物客のいる観覧席の方へと近づいて行き…
「おーい聞いてるのか。水木。おーい」
Aのその声で私はようやく幻覚から目を覚ました。
「ごめん、何の話だっけ?」
私は自分の妄想に浸りすぎて、彼らとの会話の内容をすっかり忘れてしまっていた。
「だから、ドラゴンを見つけた時に何をお願いするのかって話だよ」
Bが笑いながらそう言う。
「うーん、そうだなー。……Aは何をお願いするの?」
私はAにそう尋ねる。
「おい、さっき言っただろ。彼女ができますようにって。俺はもういいから次はBな」
「ちょっと待てよ。お前彼女が欲しいって、もしかして好きな人でもいるのか?」
私は彼のその願いに興味が湧いた。
その好きな人とは、中学時代彼が好きだった同じクラスのあの子のことではないだろうか。
私はそんな気がしていた。
「……」
Aは黙ったまま私たちに目を合わせず、まっすぐ前を向いていた。
私は彼のそのまっすぐとした眼差しを見て、中学時代の彼の顔を思い出した。
部活を引退した三年の秋、彼は同じクラスの四番の伊藤に好意を寄せていた。
私もBも彼とは別のクラスっだったのではっきりとした確証はないのだが、伊藤を見る彼の目が他とは明らかに違っていたし、引退してからの彼は何か浮ついていて、それまでのバレーボールに対する情熱がすっかり消えてしまったかのような、そんなフワフワとした態度が現れていたのだった。
しかし、秋が過ぎて十二月になると彼はいつも通りのスポーツマンに戻っていた。私とBは公立高校を受験するため日々勉強に勤しんでいたが、Aは推薦で県外の強豪校に決まり、部活にも毎日のように顔を出していた。
その彼の表情に、一ヶ月前の浮ついた感情は一才感じられなかった。
冬が過ぎ春が訪れる。卒業式が終わった後、私たちは部員同士で集まって記念写真を撮っていた。そこに伊藤が現れて
「これからみんなで打ち上げすることになってるんだけど、水木たちも行かない?」
と言う。私も他の部員も特に予定はなかったので行く趣旨を彼女に伝えた。
「Aも行くだろ?俺は歌が下手だから順番が来たら盛り上げてくれよ」
私は携帯をいじる彼にそう言った。
「俺は…いいよ。気分悪いから…先帰る」
その時私は見たのだ。
悲しくも嬉しくもないその中間の何とも言い難い彼の横顔を。
その三年前と全く同じ表情をして彼は私の目の前に立っているのだ。
「そんなのいないに決まってるだろ。これから作るんだよ、これから。あーあ、バイト先に絶世の美女でも現れてくれないかなー」
Aは笑いながらそう言った。
その笑顔が作り物だと言うことを、私もBもなんとなく勘付いていた。
「もう俺の話はいいから、水木は何にするんだよ」
Aはその話題を私に移した。
「そうだなー やっぱり志望校合格かな」
私はここ最近の出来事を振り返る。
浪人という立場から、やはりお願いするべきことは大学合格だろう、
そう考えて私は無意識に斜め上の空を見上げた。
芝生広場を半周した私たちの目に、密集した木々が横並びにずらりと広がる。
その木々の上には三棟の観覧席が頭を覗かせていた。
遠くから見てもやはり威圧感のあるそれは、私にあの日の恍惚とした好奇心を思い出させた。
やはりあの建物に入ってみたい
私はその時、確かにそう感じたのだ。
朝の太陽に照らされた三棟の廃墟は私たちを上から見下ろすかのように、冷たい視線を送り続ける。
その時、大きな風が公園に巻き起こる。
風は公園一帯の木々をガサガサと勢いよく揺らし、
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