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魔王様と西の従者
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理解が追いつかなかった。
三下淫魔のシュトリごときに魅了され、さぞ業腹だろう男はただ、シュトリを抱き締めてきた。
「ひっ、なに……っ」
「あぁ、シュトリ。会いたかった」
言葉に嘘はないのかシュトリより大きな体に抱き込まれ、頬を擦り寄せられる。潰されたのかエリザベスの悲鳴が聞こえた。
「どうして人間界にいるんだ? 何かあった?」
「どうしてって……えっと、手紙見てない?」
「知らない」
「私はその、魔王を辞めたんだ」
「……ああ、そうだったのか。そうかそうか、魔王を辞めたか。だが何故だ? 玩具……腕輪が壊れたのは人間界に来るためだろう?」
ベリアルの手がシュトリの手首を持ち上げ、腕輪をはめていた箇所を撫でる。
シュトリは腕輪の秘密を誰にも話していない。奪われるだけだとわかっていたからだ。
何を知っているのかと無言で尋ねるシュトリに、ベリアルは全てだと答えた。
「玩具の力で下僕を募って、俺達を魅了したと思っていたんだろう?」
頷くシュトリに笑う。声を上げて愉しそうに。
「お前、俺にあんな玩具程度で勝てると思うか?」
「正直おかしいとは思ったけど。でも、だって……魅了されたから言うこと聞いてくれたんじゃないの?」
セーレもバアルもヴィネも、目の前のベリアルも。シュトリの力を遥かに凌ぐ極上の男達が細工もなしに自分の言うことを聞くわけがない。
「他の奴らは知ったこっちゃないが、俺がお前を魔王に担ぎ上げたのはお前のことが好きだからだよ」
数多の者どもを虜にしてきた流し目と甘ったるい声で告げた。普通なら感激して股を開くというのに、シュトリの反応は違った。
「またそうやって適当言って。魅了効いてないのに私のこと好きになるわけないだろ。何か企んでただけじゃないの」
自己否定に入る際には見せる大きな自信。本当に心の底から好かれないと思っている。
「ほんとそういうとこ好き」
「え?」
「企みなんかない。本当にお前が好きなだけだよ」
「……えぇ~?」
ベリアルの言葉に揺さぶられ、ベリアルを信じていいのかと考え始めている。
ここで素直に受け入れてしまえばいいのに、長年培われた自己卑下が邪魔をする。どうせ嘘だ、騙そうとしている、なによりシュトリを好きになるわけがない、と。
「俺に魅了は通じないのはわかるな?」
うん、と頷かれる。
自分の考えを頑固に思い込む相手には事実を一から突き付けていくしかない。
「俺は気分屋だが優しくはない。好きでもない相手を嘘でも伴侶などと呼ばない。誰にでも尻尾を振る犬に見えるか?」
「……見えない」
「認めていない相手に臣下の礼は取らない。たとえ企みの一環だとしても、そんなことは俺の矜持が許さない」
「…………」
「何より、俺は気に入った相手としか寝ない。散々奔放だと言われた俺が、お前のものになってから他の者と寝たか?」
「それは知らない。寝てないの?」
「寝てないよ♡」
話し飽きたのかベリアルが再び抱き締めてくる。本当にこの男は自分を好きなんだろうか……と思い始めたシュトリはされるがままになっていた。
「そうだな。シュトリへの愛を証明するために、守ってやろう」
いいことを思い付いたとばかりに話し始める。何をするのかと目で話を促すシュトリにベリアルは言葉を続けた。
「俺は魅了が効かずともシュトリのことが大好きで愛してるから問題なかったが、他の奴らはわからん。魅了が解けてお前に怒ってるかもな」
「だから私は逃げてきたんだよ。殺されると思ったから。人間界まで追ってきたり……しないよね……?」
「わからんぞ。あいつらは涼風のように爽やかで大海の如く広い心の俺と違ってネチネチしてるからな。今も血眼になってお前を探してるかも」
シュトリの顔が青くなる。彼らの本質が恐ろしいことを知っているからだ。
「だから俺が守ってやる。バアルもヴィネもセーレも、お前に害なす者はみんな倒してやろう」
「……ただ単に自分が戦いたいだけじゃないの?」
「それはそれ、これはこれだ」
「……もういいや。ベリアルは私を殺さないんでしょう。それでいいや。よくわかんなくなってきた」
「単純な話だろう」
長い指に顎を持ち上げられ、間抜けな声を出したシュトリの目が合う。いつも飄々とした男の真剣な眼差しと。
「お前は俺の愛を信じていたらいい。それだけだ」
「信じられないからよくわかんないんだろぉ」
せっかくの台詞も台無しにするシュトリにそれでこそだとベリアルが笑っていると、その背中に声がかかった。シュトリを呼ぶ声はレジーのものだ。
「シュトリ!」
「あっ、レジー。忘れてた」
何も言わずに町の外へ逃げてしまったシュトリを探してくれていたのだろう。息を切らせて駆けてくる姿を見ると何故か嬉しくて安心した。
「誰だそいつ」
ベリアルを見て問われ、何と言ったものかと思案する。言葉を言いよどむシュトリに代わり、ベリアルが答えた。
「俺はシュトリの部下だ」
アーロン達とも合流し、ベリアルを紹介すると驚かれた。魔力を感じ取れるジーンは殊更に。
「……魔力の桁が違うんだけど。何故シュトリの部下に?」
強大な力を持った男が人間以下の魔力しかないシュトリに従う。それは異質としか思えなかった。
「面白かったからだ」
あっけらかんと返された答えはふざけているように見えて真実だ。ベリアルに関しては本当にただ面白いから担ぎ上げられた。
「シュトリ、言ってたものね。調子に乗って殺されそうになったって。ベリアルさんが来たのと関係あるんでしょう?」
「ああ。シュトリは狙われているかもしれないから人間界に逃げたんだ。俺はそれを知ってシュトリを守るために駆けつけた忠臣だと思ってくれ」
真実全てを話しはしないが偽りを塗ることもしない。ベリアルらしい言葉選びにため息をつくと、レジーに呼ばれる。
「お前はこれからどうするんだ? 部下が来たなら……」
頼れる存在がいなかったからレジー達に拾われ、ひっついてきただけだった。そこへベリアルが現れたなら彼とともに行動すればいいだけになる。
セーレ達が人に危害を加えないとは言い切れない。レジー達のことを思うならここで礼を言って別れるべきなのだろう。
「あの……私は……」
レジーの目を見るのが怖くて俯く。迷惑な存在を手放せると期待しているのかもしれない。
感謝の言葉と、換金してもらった硬貨をいくらか渡して別れの言葉を言えばいい。そうした方がレジーだって楽になれる。
そうわかってはいるのに、なかなか行動出来ない。
「シュトリ」
名前を呼ばれただけだというのに、魔術でも使われたかのようにシュトリが顔を上げる。神妙な面持ちでシュトリを見つめるレジーを見て、つい本音がこぼれた。
「私はレジーと一緒に旅がしたい」
シュトリを見つけてくれた人。何の価値もないシュトリに優しくしてくれた人達。
シュトリがずっと欲しかったものを与えてくれているような、そんな彼らともう少しだけでも一緒にいたかった。
「うん」
どこか安堵したような顔でレジーが頷いた。
三下淫魔のシュトリごときに魅了され、さぞ業腹だろう男はただ、シュトリを抱き締めてきた。
「ひっ、なに……っ」
「あぁ、シュトリ。会いたかった」
言葉に嘘はないのかシュトリより大きな体に抱き込まれ、頬を擦り寄せられる。潰されたのかエリザベスの悲鳴が聞こえた。
「どうして人間界にいるんだ? 何かあった?」
「どうしてって……えっと、手紙見てない?」
「知らない」
「私はその、魔王を辞めたんだ」
「……ああ、そうだったのか。そうかそうか、魔王を辞めたか。だが何故だ? 玩具……腕輪が壊れたのは人間界に来るためだろう?」
ベリアルの手がシュトリの手首を持ち上げ、腕輪をはめていた箇所を撫でる。
シュトリは腕輪の秘密を誰にも話していない。奪われるだけだとわかっていたからだ。
何を知っているのかと無言で尋ねるシュトリに、ベリアルは全てだと答えた。
「玩具の力で下僕を募って、俺達を魅了したと思っていたんだろう?」
頷くシュトリに笑う。声を上げて愉しそうに。
「お前、俺にあんな玩具程度で勝てると思うか?」
「正直おかしいとは思ったけど。でも、だって……魅了されたから言うこと聞いてくれたんじゃないの?」
セーレもバアルもヴィネも、目の前のベリアルも。シュトリの力を遥かに凌ぐ極上の男達が細工もなしに自分の言うことを聞くわけがない。
「他の奴らは知ったこっちゃないが、俺がお前を魔王に担ぎ上げたのはお前のことが好きだからだよ」
数多の者どもを虜にしてきた流し目と甘ったるい声で告げた。普通なら感激して股を開くというのに、シュトリの反応は違った。
「またそうやって適当言って。魅了効いてないのに私のこと好きになるわけないだろ。何か企んでただけじゃないの」
自己否定に入る際には見せる大きな自信。本当に心の底から好かれないと思っている。
「ほんとそういうとこ好き」
「え?」
「企みなんかない。本当にお前が好きなだけだよ」
「……えぇ~?」
ベリアルの言葉に揺さぶられ、ベリアルを信じていいのかと考え始めている。
ここで素直に受け入れてしまえばいいのに、長年培われた自己卑下が邪魔をする。どうせ嘘だ、騙そうとしている、なによりシュトリを好きになるわけがない、と。
「俺に魅了は通じないのはわかるな?」
うん、と頷かれる。
自分の考えを頑固に思い込む相手には事実を一から突き付けていくしかない。
「俺は気分屋だが優しくはない。好きでもない相手を嘘でも伴侶などと呼ばない。誰にでも尻尾を振る犬に見えるか?」
「……見えない」
「認めていない相手に臣下の礼は取らない。たとえ企みの一環だとしても、そんなことは俺の矜持が許さない」
「…………」
「何より、俺は気に入った相手としか寝ない。散々奔放だと言われた俺が、お前のものになってから他の者と寝たか?」
「それは知らない。寝てないの?」
「寝てないよ♡」
話し飽きたのかベリアルが再び抱き締めてくる。本当にこの男は自分を好きなんだろうか……と思い始めたシュトリはされるがままになっていた。
「そうだな。シュトリへの愛を証明するために、守ってやろう」
いいことを思い付いたとばかりに話し始める。何をするのかと目で話を促すシュトリにベリアルは言葉を続けた。
「俺は魅了が効かずともシュトリのことが大好きで愛してるから問題なかったが、他の奴らはわからん。魅了が解けてお前に怒ってるかもな」
「だから私は逃げてきたんだよ。殺されると思ったから。人間界まで追ってきたり……しないよね……?」
「わからんぞ。あいつらは涼風のように爽やかで大海の如く広い心の俺と違ってネチネチしてるからな。今も血眼になってお前を探してるかも」
シュトリの顔が青くなる。彼らの本質が恐ろしいことを知っているからだ。
「だから俺が守ってやる。バアルもヴィネもセーレも、お前に害なす者はみんな倒してやろう」
「……ただ単に自分が戦いたいだけじゃないの?」
「それはそれ、これはこれだ」
「……もういいや。ベリアルは私を殺さないんでしょう。それでいいや。よくわかんなくなってきた」
「単純な話だろう」
長い指に顎を持ち上げられ、間抜けな声を出したシュトリの目が合う。いつも飄々とした男の真剣な眼差しと。
「お前は俺の愛を信じていたらいい。それだけだ」
「信じられないからよくわかんないんだろぉ」
せっかくの台詞も台無しにするシュトリにそれでこそだとベリアルが笑っていると、その背中に声がかかった。シュトリを呼ぶ声はレジーのものだ。
「シュトリ!」
「あっ、レジー。忘れてた」
何も言わずに町の外へ逃げてしまったシュトリを探してくれていたのだろう。息を切らせて駆けてくる姿を見ると何故か嬉しくて安心した。
「誰だそいつ」
ベリアルを見て問われ、何と言ったものかと思案する。言葉を言いよどむシュトリに代わり、ベリアルが答えた。
「俺はシュトリの部下だ」
アーロン達とも合流し、ベリアルを紹介すると驚かれた。魔力を感じ取れるジーンは殊更に。
「……魔力の桁が違うんだけど。何故シュトリの部下に?」
強大な力を持った男が人間以下の魔力しかないシュトリに従う。それは異質としか思えなかった。
「面白かったからだ」
あっけらかんと返された答えはふざけているように見えて真実だ。ベリアルに関しては本当にただ面白いから担ぎ上げられた。
「シュトリ、言ってたものね。調子に乗って殺されそうになったって。ベリアルさんが来たのと関係あるんでしょう?」
「ああ。シュトリは狙われているかもしれないから人間界に逃げたんだ。俺はそれを知ってシュトリを守るために駆けつけた忠臣だと思ってくれ」
真実全てを話しはしないが偽りを塗ることもしない。ベリアルらしい言葉選びにため息をつくと、レジーに呼ばれる。
「お前はこれからどうするんだ? 部下が来たなら……」
頼れる存在がいなかったからレジー達に拾われ、ひっついてきただけだった。そこへベリアルが現れたなら彼とともに行動すればいいだけになる。
セーレ達が人に危害を加えないとは言い切れない。レジー達のことを思うならここで礼を言って別れるべきなのだろう。
「あの……私は……」
レジーの目を見るのが怖くて俯く。迷惑な存在を手放せると期待しているのかもしれない。
感謝の言葉と、換金してもらった硬貨をいくらか渡して別れの言葉を言えばいい。そうした方がレジーだって楽になれる。
そうわかってはいるのに、なかなか行動出来ない。
「シュトリ」
名前を呼ばれただけだというのに、魔術でも使われたかのようにシュトリが顔を上げる。神妙な面持ちでシュトリを見つめるレジーを見て、つい本音がこぼれた。
「私はレジーと一緒に旅がしたい」
シュトリを見つけてくれた人。何の価値もないシュトリに優しくしてくれた人達。
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