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SNSの更新を知らせるタイムラインには毎朝、瑛士の好きなアイドルの撮った写真が流れてくる。自撮りの類いではなく、毎朝行っているジョギングの証明のようなもので、公園の草花や雲の浮かぶ空を切り取っただけの風景写真だった。以前までは。
結婚表明をしてからというもの、投稿される写真は彼の物が増えた。カメラレンズに向かって自然な笑顔を見せる、スポーツウェアに身を包んだ素顔の彼が。
彼のファンでなくともカメラマンが誰なのかすぐにわかる。
彼のファンなら彼の心境の変化を察せられる。
「……いいな」
少し前に発売された彼の新曲はこれまでの彼らしくない、有り体に言えば使い古された陳腐なラブソングだった。彼の持ち味である前衛的なフレーズを求めたファンには酷評されたその曲を、瑛士は好ましく感じた。
SNSに滲み出る彼の変化を感じ取ればそれが彼の幸福に繋がっており、その結果生まれたものだとわかるからだ。
彼はあまり感情表現や会話が得意ではない、何故アイドルとして売り出したのかがわからないキャラクターで、テレビ画面に映る彼の笑顔はいつもぎこちなかった。
そこが良かったと言う人もいるし、瑛士は以前の彼も好きだ。今の彼は見ているだけの瑛士にも幸福を運んでくれる気がした。
少なくとも心境の変化を与えてくれたのは彼だった。
その日も瑛士はバーへ足を向けていた。ドアベルを鳴らして来訪を知らせる瑛士に、いつもならカウンターの中から微笑むバーテンダーは決まりの悪い顔をしている。
カウンターには二人の男が座っていた。極上の男の隣に座り、楽しげに会話する若く綺麗な顔立ちの青年。男の今夜の恋人は彼なのだろうと察せられる。
邪魔をするつもりはないし、相手にされないだろうけれど瑛士の来訪を知らせたくもなくてバーテンダーに目だけで謝る。察しの良い彼はまた来てくれと小さく頷き返してくれた。
飲んで帰るつもりでいた瑛士はどうしたものかと考える。他の店に行ってもいいがこのまま帰って早めに休むか。
足の動くままに進んでいくと駅前の繁華街へ出る。人で溢れるそこで、歌が聴こえてきた。よく聴いた歌が。
瑛士の大好きな歌だった。テクノポップの曲調に電波チックな歌詞で彩られた歌は色物アイドルのデビュー曲だ。
ギターを手に路上で引き語るのは若い女性だった。瑛士のように彼女の前で立ち止まり、聴き入っている存在達に気付いているのかいないのか。
目を閉ざして自分の世界に籠るように歌う彼女の顔は、とても楽しそうだった。
瑛士はバーへ行く頻度が減った。男から誘いのメッセージが来ても断り、たまに一人で飲みに行ってカウンター越しにバーテンダーと会話をする程度になった。
「最近いらっしゃいませんね。浮気ですか?」
「趣味みたいなものが出来て……」
何かと目で問われ、駅前で弾き語りをしている女性の話をする。暇な日は足を向け、彼女が歌っていたら聴衆に徹する瑛士は自然と彼女に認知されていた。
「いつも聴いててくれますよね」
その日。歌が終わると彼女は瑛士に向けて目を合わせた。日に日に聴衆の増える中、真っ直ぐに、瑛士を見つめて。
アイドルのファンだと話すと、途端に彼女の頬が染まる。彼女も同じだった。
好きが高じて触ったこともなかったギターの弾き方を覚え、微塵も考えたことのなかった路上ライブをし始めたのだと語る。一人でも多くの人に彼の歌を聴いて知ってほしい。ただそれだけで。
瑛士の周りにアイドルのことを語れるファンはおらず、それは女性も同じだったようで、彼女が歌い終わると駅前のベンチで語り合うようになった。好きな存在を好きだと語れる彼女との会話は楽しかった。
瑛士の背中を蹴り飛ばす勢いで後押ししてくれたのも彼女、延いては彼だった。
バーからすっかり足が遠退き、弾き語りの女性を知ってから一月程経ったその日。いつもの場所に訪れた彼女は酷く興奮していた。
どうしたのかと思っていると、我慢ならなかった彼女は口を開く。
「私! 悠里くんの事務所でデビュー決まったの!!」
悠里くんというのは件のアイドルの兄という設定の作曲家であり、アイドルと同一人物というのはファンの間では常識だった。
えっ、と驚く瑛士に彼女は経緯を語ってくれる。悠里の所属する事務所で歌手のオーディションがあり、駄目元で受けてみたらしい。熱意が伝わったのか彼女の実力かどちらもか。今日届いた通知には合格の文字が輝いていたという。
「夢みたい……いや、夢だと困るけど」
「良かったね! すごいなぁ……」
小さく拍手を贈る瑛士に、彼女が改まって向かい合う。釣られて姿勢を正す。
「瑛士くんも夢、叶えてみたら?」
「え……」
真っ直ぐに瑛士を見つめる瞳にそらすことが出来なかった。
「瑛士くんは自分のことつまんないって言うけど、私は私と話をしてくれる瑛士くんが好きよ。探せば私と同じ価値観の男の人くらい見つかるわよ」
彼女には瑛士の性的指向と夢を話してしまっていた。ついポロッと。それくらい、いつの間にか信頼していた。
「私。路上ライブなんて初めてで。そんなこと……しようとも思ってなかった。なのに歌を聞いてほしくて。何か言われたらどうしようって思ってたら、いつも静かに聞いてくれる人がいて。すごく嬉しかった」
大好きなアイドルについてあまり話せる友人がいなかったから、瑛士との会話は楽しかった。そう言ってくれる彼女の目から大粒の涙が零れていく。
「オーディション。受けようと思ったのも、瑛士くんのおかげよ」
いつの間にか瑛士は帰宅していた。一人暮らしには手頃な見慣れた1Kの一室、隅に置かれたベッドに腰掛け、スマートフォンを眺めている。
電話帳を開いたまではいいが、わざわざこちらから言うのもどうなのか。そう悩むのはあの男との関係性だった。
男の空いている日に電話やメッセージで会えないかと声が掛かる。彼女と知り合うまでは予定がなければ了承して、バーで落ち合ってしばらく飲んで。その後はホテルで抱かれる。恋人じみた甘さはあっても、寂しさを埋められても。恋人とは絶対に言えないサイクルだった。
それを終わりにする。そう伝える決心をしたものの、いざ電話をしようとなると二の足を踏んでしまう。
そもそも誰か他の人と過ごしている可能性が高い。そんな時にセフレの一人からどうでもいい宣言を聞かされても鬱陶しいだけだろう。
「メッセージでいいや」
アプリを切り替え、文章を打ち込んでいく。簡潔にわかりやすく。
『結婚するのでもう会いません』
別れと感謝の言葉も足して送信する。連絡の取れるツールは全てブロックしてしまう。これでいいとベッドへ寝転んだ瑛士はこれからどうしようと考えた。
「……結婚相手ってどうやって見つけるんだろう」
これが異性相手なら簡単だ。結婚相談所や婚活パーティ、最近流行りのマッチングアプリなど、出会いの補助ツールに溢れている。理想の相手が見つかるかは別として、可能性は高い。
同性のパートナーとなると、いくら同性婚が認められたとはいえ大っぴらに何か催しているわけでもない。同性向けのマッチングアプリはあるがそれこそその場限りの相手探しの為のものというイメージが強い。
明日、バーに行ってバーテンダーに相談してみるか。客との会話を楽しむ彼なら色々な情報を持っているに違いない。
そうしようと決めると睡魔がやって来る。抗わず目を閉ざし意識を沈めていった。
結婚表明をしてからというもの、投稿される写真は彼の物が増えた。カメラレンズに向かって自然な笑顔を見せる、スポーツウェアに身を包んだ素顔の彼が。
彼のファンでなくともカメラマンが誰なのかすぐにわかる。
彼のファンなら彼の心境の変化を察せられる。
「……いいな」
少し前に発売された彼の新曲はこれまでの彼らしくない、有り体に言えば使い古された陳腐なラブソングだった。彼の持ち味である前衛的なフレーズを求めたファンには酷評されたその曲を、瑛士は好ましく感じた。
SNSに滲み出る彼の変化を感じ取ればそれが彼の幸福に繋がっており、その結果生まれたものだとわかるからだ。
彼はあまり感情表現や会話が得意ではない、何故アイドルとして売り出したのかがわからないキャラクターで、テレビ画面に映る彼の笑顔はいつもぎこちなかった。
そこが良かったと言う人もいるし、瑛士は以前の彼も好きだ。今の彼は見ているだけの瑛士にも幸福を運んでくれる気がした。
少なくとも心境の変化を与えてくれたのは彼だった。
その日も瑛士はバーへ足を向けていた。ドアベルを鳴らして来訪を知らせる瑛士に、いつもならカウンターの中から微笑むバーテンダーは決まりの悪い顔をしている。
カウンターには二人の男が座っていた。極上の男の隣に座り、楽しげに会話する若く綺麗な顔立ちの青年。男の今夜の恋人は彼なのだろうと察せられる。
邪魔をするつもりはないし、相手にされないだろうけれど瑛士の来訪を知らせたくもなくてバーテンダーに目だけで謝る。察しの良い彼はまた来てくれと小さく頷き返してくれた。
飲んで帰るつもりでいた瑛士はどうしたものかと考える。他の店に行ってもいいがこのまま帰って早めに休むか。
足の動くままに進んでいくと駅前の繁華街へ出る。人で溢れるそこで、歌が聴こえてきた。よく聴いた歌が。
瑛士の大好きな歌だった。テクノポップの曲調に電波チックな歌詞で彩られた歌は色物アイドルのデビュー曲だ。
ギターを手に路上で引き語るのは若い女性だった。瑛士のように彼女の前で立ち止まり、聴き入っている存在達に気付いているのかいないのか。
目を閉ざして自分の世界に籠るように歌う彼女の顔は、とても楽しそうだった。
瑛士はバーへ行く頻度が減った。男から誘いのメッセージが来ても断り、たまに一人で飲みに行ってカウンター越しにバーテンダーと会話をする程度になった。
「最近いらっしゃいませんね。浮気ですか?」
「趣味みたいなものが出来て……」
何かと目で問われ、駅前で弾き語りをしている女性の話をする。暇な日は足を向け、彼女が歌っていたら聴衆に徹する瑛士は自然と彼女に認知されていた。
「いつも聴いててくれますよね」
その日。歌が終わると彼女は瑛士に向けて目を合わせた。日に日に聴衆の増える中、真っ直ぐに、瑛士を見つめて。
アイドルのファンだと話すと、途端に彼女の頬が染まる。彼女も同じだった。
好きが高じて触ったこともなかったギターの弾き方を覚え、微塵も考えたことのなかった路上ライブをし始めたのだと語る。一人でも多くの人に彼の歌を聴いて知ってほしい。ただそれだけで。
瑛士の周りにアイドルのことを語れるファンはおらず、それは女性も同じだったようで、彼女が歌い終わると駅前のベンチで語り合うようになった。好きな存在を好きだと語れる彼女との会話は楽しかった。
瑛士の背中を蹴り飛ばす勢いで後押ししてくれたのも彼女、延いては彼だった。
バーからすっかり足が遠退き、弾き語りの女性を知ってから一月程経ったその日。いつもの場所に訪れた彼女は酷く興奮していた。
どうしたのかと思っていると、我慢ならなかった彼女は口を開く。
「私! 悠里くんの事務所でデビュー決まったの!!」
悠里くんというのは件のアイドルの兄という設定の作曲家であり、アイドルと同一人物というのはファンの間では常識だった。
えっ、と驚く瑛士に彼女は経緯を語ってくれる。悠里の所属する事務所で歌手のオーディションがあり、駄目元で受けてみたらしい。熱意が伝わったのか彼女の実力かどちらもか。今日届いた通知には合格の文字が輝いていたという。
「夢みたい……いや、夢だと困るけど」
「良かったね! すごいなぁ……」
小さく拍手を贈る瑛士に、彼女が改まって向かい合う。釣られて姿勢を正す。
「瑛士くんも夢、叶えてみたら?」
「え……」
真っ直ぐに瑛士を見つめる瞳にそらすことが出来なかった。
「瑛士くんは自分のことつまんないって言うけど、私は私と話をしてくれる瑛士くんが好きよ。探せば私と同じ価値観の男の人くらい見つかるわよ」
彼女には瑛士の性的指向と夢を話してしまっていた。ついポロッと。それくらい、いつの間にか信頼していた。
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「オーディション。受けようと思ったのも、瑛士くんのおかげよ」
いつの間にか瑛士は帰宅していた。一人暮らしには手頃な見慣れた1Kの一室、隅に置かれたベッドに腰掛け、スマートフォンを眺めている。
電話帳を開いたまではいいが、わざわざこちらから言うのもどうなのか。そう悩むのはあの男との関係性だった。
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それを終わりにする。そう伝える決心をしたものの、いざ電話をしようとなると二の足を踏んでしまう。
そもそも誰か他の人と過ごしている可能性が高い。そんな時にセフレの一人からどうでもいい宣言を聞かされても鬱陶しいだけだろう。
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「……結婚相手ってどうやって見つけるんだろう」
これが異性相手なら簡単だ。結婚相談所や婚活パーティ、最近流行りのマッチングアプリなど、出会いの補助ツールに溢れている。理想の相手が見つかるかは別として、可能性は高い。
同性のパートナーとなると、いくら同性婚が認められたとはいえ大っぴらに何か催しているわけでもない。同性向けのマッチングアプリはあるがそれこそその場限りの相手探しの為のものというイメージが強い。
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