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出張3日目最終日3
「うん、お疲れ、今日はこの報告書で上がっていいよ」
「…はい、お疲れ様でした、お先に失礼します」
そう上司に
挨拶をして、自分の机にあったキャリーバッグと上着を取り、同僚に声かけて会社を出た
時刻は14時を過ぎた所
会社から出て、携帯を取り出すとメッセージが届いていた
『18時までには終わらせる』
何を、と言わなくても分かる、仕事だ
『一旦家に帰って荷物置きます』
とメッセージを送るとすぐに既読になり、
『わかった』
とひと言だけ
携帯を閉じて家へと急いだ
****************
お風呂に入り、身体をよく洗い
お気に入りの膝丈のワンピースに着替えて
たいして使わなかったキャリーケースの中身の整理をしていたら、
ピリリリリリッと鳴る通話を知らせる携帯を取り出すと、峰崎係長だった
通話ボタンを押し、「はい」と答えた
「今、平気?この後さ…」
と待ち合わせ場所と時刻を告げられ了承すると
切れた電話
携帯の時計を見ると、17時30分で
「早く終わったのね」
と独り言が出た、峰崎係長は仕事の鬼と言われてる程に仕事熱心でいつも最後まで残業していた
そんな係長が出張帰りとはいえ、みんな驚いた事だろう
ーー帰ると伝えた時の部署内の様子を見たかったなぁ
なんて考えていると、約束の時間まであと少しだと気がついた
慌てて大きなバッグの中に財布と鍵、薬と下着、一応着替えを詰め込む
バッグを持って玄関に向かった
エレベーターを待っている時に何となく、携帯を取り出すとメッセージを知らせる表示がされていたので、開くと
『地下駐車場に来て』
係長からのメッセージが入っていた
ーー地下駐車場?ココにそんなのあったんだ
と思いながらもエレベーターに乗り地下へと降りた
地下駐車場に着くと、黒いSUVがヘッドライトをチカチカ光らせた
近寄ると運転席に居たのは
「かっ係長」
びっくりして、係長の前に立つと
ウィンドウを下げた係長が、
「乗って」
と言ったので、助手席側に回り座った
シートベルトをして係長の方を向くと、ニヤニヤと笑っていて
「…なんで私の住所を知っているのですか?」
素朴な疑問が口から出ると
「職権濫用」
と言葉が帰ってきた
ぷぷっと2人で笑い合い、車が発進した
「どこ行くんですか?」
と流れる街並みを見ながら聞くと
「ん~まだ決めてないんだよね、どこ行きたい?」
と逆に聞かれた
「…うーん…どこでも」
とすぐに行きたい場所が出てこないので、係長にお任せする事にした
とりあえず飲み物でも、とコンビニに寄り
温かい紅茶とブラックコーヒーを買って来てくれた
運転席が開き、入ってくる彼から紅茶を受け取り、お礼に頬にキスをした
「ありがとうございます」
と固まっている彼の首に腕を回すと
「それ、ズルいね」
と顔を近づけた彼の唇を私から塞いだ
「…はい、お疲れ様でした、お先に失礼します」
そう上司に
挨拶をして、自分の机にあったキャリーバッグと上着を取り、同僚に声かけて会社を出た
時刻は14時を過ぎた所
会社から出て、携帯を取り出すとメッセージが届いていた
『18時までには終わらせる』
何を、と言わなくても分かる、仕事だ
『一旦家に帰って荷物置きます』
とメッセージを送るとすぐに既読になり、
『わかった』
とひと言だけ
携帯を閉じて家へと急いだ
****************
お風呂に入り、身体をよく洗い
お気に入りの膝丈のワンピースに着替えて
たいして使わなかったキャリーケースの中身の整理をしていたら、
ピリリリリリッと鳴る通話を知らせる携帯を取り出すと、峰崎係長だった
通話ボタンを押し、「はい」と答えた
「今、平気?この後さ…」
と待ち合わせ場所と時刻を告げられ了承すると
切れた電話
携帯の時計を見ると、17時30分で
「早く終わったのね」
と独り言が出た、峰崎係長は仕事の鬼と言われてる程に仕事熱心でいつも最後まで残業していた
そんな係長が出張帰りとはいえ、みんな驚いた事だろう
ーー帰ると伝えた時の部署内の様子を見たかったなぁ
なんて考えていると、約束の時間まであと少しだと気がついた
慌てて大きなバッグの中に財布と鍵、薬と下着、一応着替えを詰め込む
バッグを持って玄関に向かった
エレベーターを待っている時に何となく、携帯を取り出すとメッセージを知らせる表示がされていたので、開くと
『地下駐車場に来て』
係長からのメッセージが入っていた
ーー地下駐車場?ココにそんなのあったんだ
と思いながらもエレベーターに乗り地下へと降りた
地下駐車場に着くと、黒いSUVがヘッドライトをチカチカ光らせた
近寄ると運転席に居たのは
「かっ係長」
びっくりして、係長の前に立つと
ウィンドウを下げた係長が、
「乗って」
と言ったので、助手席側に回り座った
シートベルトをして係長の方を向くと、ニヤニヤと笑っていて
「…なんで私の住所を知っているのですか?」
素朴な疑問が口から出ると
「職権濫用」
と言葉が帰ってきた
ぷぷっと2人で笑い合い、車が発進した
「どこ行くんですか?」
と流れる街並みを見ながら聞くと
「ん~まだ決めてないんだよね、どこ行きたい?」
と逆に聞かれた
「…うーん…どこでも」
とすぐに行きたい場所が出てこないので、係長にお任せする事にした
とりあえず飲み物でも、とコンビニに寄り
温かい紅茶とブラックコーヒーを買って来てくれた
運転席が開き、入ってくる彼から紅茶を受け取り、お礼に頬にキスをした
「ありがとうございます」
と固まっている彼の首に腕を回すと
「それ、ズルいね」
と顔を近づけた彼の唇を私から塞いだ
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