セフレはバツイチ上司

狭山雪菜

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番外編 すっぽんぽんで過ごす5日間 投稿8ヶ月記念小説 セフレ上司

これは、まだ2人がセフレだった頃のお話。


**************



優奈ゆうな今度のGWゴールデンウィーク何か予定ある?」
はぁはぁっと、荒い息の彼ーー峰崎みねざきは、ベッドに両手を広げて仰向けになりしばしの休息をしていた。
「予定…ですか?うーん、今の所ないですね」
と彼の左腕を枕にして、彼の胸元に身体を寄せて答える私の息も若干上がっている。何故かと言うと今日は会社終わりに彼と会う日で会社から駅で5駅離れたビジネスホテルに挨拶もそこそこに数日ぶりの逢瀬に盛り上がってしまい、休憩もなく求め合った結果…間もなく日付けが変わる頃だからだ。

「良かったら、GW一緒に過ごさないか?」
「…私は大丈夫ですけど」
しょうがないなぁ、と言いつつ、彼と過ごす休みを楽しみにしていた。



**************


って、どこかに行くのかと思ったら、10時に私の家まで迎えに来た彼と向かった先はスーパーだった。2段あるカートにかごを上と下に置き、手あたり次第に野菜、魚、精肉をぽんぽん入れていく彼の後をついていく。
「あの…係長?」
ペットボトルなどが売っている飲み物コーナーにくると、私は我慢出来ずに彼に聞いた。
「どうした?」
誰も居ないのをいい事に、2人で立ち止まって話をする。
「何でこんなに買い込んでるんですか?」
「ああ、このGWは引き篭もろうと思ってね」
「どこにですか?」
「俺の家…だが…嫌か?」
キョトンとする彼に私は、今まで何処かへ出かけると勘違いして、係長に聞いていなかったと思い出した。
「嫌じゃ…ないです」
と言ってカートを押していた彼の側へ寄り、彼の右腕に自分の腕を絡めた。彼の腕を引いて彼の顔が私の顔に近づくと、私は彼の耳元へと囁いた。
「…篭るって、私を離さない感じですか?」
甘く期待を込めて彼の右腕に胸を押しつけると、彼の腕がピクっと反応した。今日の服装はTシャツとロングスカートというシンプルな装いだったので、柔らかな胸が少しだけ形を変える。
ーー気がつくかな…
Tシャツの下は、ブラジャーの機能が付いているキャミソールで、いつも付けているワイヤー入りのブラとは違い少し当たるだけで形が変わる。
「ああ」
と一段と低くなった係長の顔から笑みが消え、熱のこもった眼差しを私に向けた。
「そう、ですか」
と言って買い物を始めたはいいけれど、商品を選んでいる彼に時折わざと彼の腕に胸を押しつけたり、彼も私の胸に肘を動かし触れていた。ビールも買うか、と売り場へ行こうとする彼の腕を引き、早く2人きりになりたいと、甘えた声を出すと、彼は何故かビールは通販で注文しとくと言って、そそくさとレジへと向かった。

買い物したレジ袋が6つほどになり、彼のマンションへと向かうと、レジ袋をキッチンへと置いた。ガサガサッとレジ袋の中身を取り出し生物などを冷蔵庫へとしまっていると、私の背後に彼が立ち、背後から抱きしめられる。
「あっ」
短い声を上げてしまった私は一度手を止めたが、まだ購入した商品が目の前にあったので、片付ける事にした。
彼はそんな私を気にせず、私の身体のラインをなぞり背後から胸を揉む。
「っ、まだ、冷蔵庫にっ」
入れたいと言うと、彼は
「俺はここに入れたい」
と私の腰を掴み私のお尻に、ジーパン越しに彼の昂りを押し付けられる。
「ちょっ、親父ギャグッ…っ」
「だから早く荷物しまって」
そう言われたら手を動かすしかなくて、彼のジーパンをお尻に感じつつ商品を、先程よりも早く少しだけ乱暴に冷蔵庫に詰めた。レジ袋から商品がなくなり冷蔵庫に入れる作業が終わると、私は彼の方を振り向き彼の首の後ろへと腕を回し、彼を引き寄せた。いきなり舌が絡まる濃厚なキスをしていると、彼は私の腰を掴んだまま数歩足を前に出し私をキッチンのシンクへと押した。口を塞がれたまま顔の角度を何度も変えては、慣れた手つきで私のロングスカートをたくし上げ、私の右太ももに手を置いて持ち上げた。私も彼の首から腕を下ろして、彼のジーパンのボタンを外しチャックに触れた。チャック越しでもわかる彼の昂り。一度彼のお腹から下へ撫でてジーパンのチャックが、下着に咬まないように下着とジーパンに左手を入れて、隙間を作って外側から右手でチャックを下ろしていく。彼の昂りがぴくぴくと私の手の甲に反応して動く。
「ん、っ、ん」
彼も手を止めずに、私の右太ももを腰に掛けるようにうしろへと伸ばさせ、足の付け根にある下着に手をつけた。蜜壺の上付近にある下着をズラし、何度か蜜壺の縁をぐるりと触り、彼の指がヌチュッと容易く中へ埋まっていく。
「…濡れてる、すごいっ、ぎゅうぎゅうで狭くて指が千切れそうだ」
耳朶を甘噛みしながら、彼の声が直接私の耳に入る。
「あっ、言わないっ…で、っ」
彼のジーパンと下着を少しズラしたところで、彼の指が私の蜜壺に入ってしまったのでこれ以上はもう何にも出来ない。スーパーで身体を押し付けた時から、期待をしている身体はすでに火照り、彼を受け入れたいと願っている。
無意識に彼の指を締め付け、足りない太さを求めて腰が前後に動いてしまう。ぐちゅっぐちゅっと、蜜壺の中の蜜を掻き出すように彼の指が動き、引いてもう一度蜜壺の中へと戻るときにはもう1本増やされる。
「もっ、欲しっ、っぁ」
指だけじゃ満たされないと知っている身体は、本物が欲しいと要求する。落ちないように彼の首のうしろへと腕を回すと、彼の指が蜜壺から抜けてすぐに代わりに彼の昂りが蜜壺へとあてがわれる。
「ん、っおっき…い、っぁ」
下着をズラした隙間からズンッズンッと入る昂りは、ぱんぱんに膨らんでいる。
「っ、つ」
彼の苦しそうな声は、もう感じている声だと知っている。ピタリと下半身が結合すると、お互いの口を求め荒々しい舌の絡まるキスが始まる。前戯もそこそこにしたためか馴染むように待つ彼を、早く突いて欲しいと彼の昂りをぎゅうっと締め付ける。
「すごいっ…気持ち、いっ、久しぶりなのに俺のこれ・・忘れていたのか」
久しぶりと言っても日曜日に身体を重ねたきりで、GW前の忙しさに会う時間がなかなか取れなくて、職場には人目もあるから接点のない2人が話していたら怪しまれてしまう。だから今日は、やっと本当に2人きりだ。
私の腰を掴み、下から突き上げるように緩やかに動き出した彼の昂りは、だんだんと早くなっていく。
「ん、ぁぅっ、ん、ん」
腕の力も入らなくなり腕を下ろして、彼の肩に頭を載せて彼のシャツを握った。背中にキッチンがあり思うように動けないが、彼からの突き上げが激しくなるにつれお尻が棚に当たる。ただただ喘ぐ事と片脚だけじゃ彼の腰に掛ける事が出来なくなり、彼の腰の横にだらんとぶら下がっている。とにかく一度イク事しか考えていない繋がりは、性急に快感を掻き立てていく。
「ん、んんんっ」
彼の腕の中に顔を押し付けて、ぎゅっと身体が強張り絶頂訪れたと同時に、彼も一度膨らんだ昂りが弾けて私の蜜壺へと注いだ。蜜壺へと証を塗り込むように彼は、腰を前後に動かし昂りを蜜壺の側面へと押しつける。私は彼の肩から顔を上げて、彼の首筋へと唇を寄せた。丹念に舌を這わして、ちゅうと吸い、まだ私の蜜壺から出る気配のない彼の昂りが中に入ったまま、彼から上半身を離した。彼のシャツの裾を掴み上へとあげると、彼の服を脱がした。その間に器用にジーパンを下ろし、下着も脱ぐ彼。
今度は私の番らしく、私のTシャツと中に着ているブラキャミソールをまとめて脱がし、床へと落とす。私は腰のところにあるロングスカートの留め具を外したけど、繋がったままじゃ脱げない。
まぁいいか、と生まれた時の姿になった私達は、自然と身体が近寄り口づけが始まったのだった。


**************


キッチンからリビングのソファーへ、そのあとはお互いお風呂に入って、求め合った。疲れて眠っては、起きたら求め合う。最初はいちいち情事が終わる度シャツを着ていたが、だんだんと面倒になり裸で過ごした。
お腹空いたと言っては順番で作り、料理している人にちょっかいをかけては、我慢出来なくなりキッチンで煮込む間に熱く繋がった。
GWの後半にもなると、料理をするよりも繋がっていたい欲に駆られ、ほぼ出前となっていた。
感想 1

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