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24.告白
その日は朝から大忙しだった。マラケス辺境伯の子息・ローランド将軍が、長らく防衛していた要塞での隣国との戦いに敗北した。命からがら城に逃げ帰ってきた兵士たちの治療に城の者たちは総勢で取り掛かっていた。
シノンは薬では治せない重症者の治療にあたる。魔法ならば、身体の内部の深い傷も癒すことができる。魔力の使いすぎでフラフラになっても、シノンが休んでいる間にも、目の前でうめき声をあげる兵士たちの命は失われてしまうかもしれないと思うと、手を止めることはできなかった。
ヘリオスも治療を手伝っている。廊下にまで溢れる怪我人たちの寝床を用意し、治療師の指示に従い薬や治療を施していた。
夕方になり、何人の命を救ったのかわからないくらいにひたすらに魔法を使い続けて、ついにシノンは倒れた。意識がなくなり、シノンが次に目覚めたのは、自室のベッドの上だった。
目覚めてもしばらく頭がクラクラしていたが、魔力の使いすぎで倒れたのかと気がつき、誰がここまで運んでくれたんだろうとぼんやりと思っていた。
不意に扉が静かに開く音が聞こえてきた。現れたのはヘリオスで、ヘリオスはシノンが目を開けていることに気がつき駆け寄ってきた。
ヘリオスの服は血や土で汚れている。おそらく治療の際に傷ついた兵士たちのものが付着したのだろう。
ヘリオスは食事を手にしていた。忙しい合間を縫ってシノンの様子を見に来てくれたようだ。
シノンは申し訳ない気持ちでいっぱいだ。今は城の危機だ。こんなときこそ、頑張らないといけないのに、倒れて足を引っ張るような真似をするなんてダメだ。
「シノン、起きたかっ?」
「ごめんなさい、すぐに戻るから」
シノンがベッドから起き上がり、立ち上がろうとすると、ヘリオスがそれを制する。シノンはベッドに上半身を起こして座ったまま、ヘリオスと向かい合った。
「顔色が悪い。ここで休んでいろ。シノンはもう十分働いた」
「でも……っ!」
「いいから俺の話を聞け」
ヘリオスはやけに真剣な顔だ。その様子から切実に何かをシノンに伝えようとしているのがわかる。
「今からお前に聞くことは、本当に大事なことだ。だから決して嘘をつくんじゃないぞ」
「なに……?」
真剣さが反対に怖い。ヘリオスは何を言おうとしているのか、シノンには皆目検討もつかない。
「シノン、お前が契約しているのは水の精霊ではないな?」
ヘリオスの言葉にシノンは息を呑む。なぜそれを、と思ったが、それは声にならなかった。
「死の精霊だろ?」
反論の言葉がなかった。変な汗が浮かんできて、動悸がする。
ヘリオスに嘘をついていたことがバレてしまった。
そして醜い死の精霊と契約を結んでいたことを言い当てられてしまった。
シノンはごくりと唾を飲み込んだあと、静かに頷いた。
「七年前、薄れる意識の中、俺は見たんだ。シノンが人の三倍はあろうかというモンスターを光で打ち払ったところを。見間違いかと思ったが、その後、俺たちを救出してくれた人たちの話を聞いていて、あれはやっぱりシノンの仕業としか思えなかった」
七年前、死の森でヘリオスを庇ってシノンがモンスターと対峙したときのことを、ヘリオスは微かに覚えていたとは知らなかった。
「あの森には、死の精霊がいる。あのときお前の声が聞こえた気がしたんだ。『契約する』と。どうだ? これは俺の勘違いではあるまい」
ヘリオスの射抜くような視線。
ここまで言われて、嘘をつくことはできなかった。
「そうだよ、俺は死の精霊と契約を交わした」
はっきりと告げると、ヘリオスは顔を顰めた。可哀想だと思われたのか、軽蔑されたのか、よくわからなかった。
「ではもうひとつ聞く」
ヘリオスの抑揚のない声が、ズシリとシノンの胸にのしかかる。
「シノン、お前は何を代償に契約を交わしたのだ? 魔法を使えるようになる代わりに何を失った?」
ヘリオスの鋭い追及に、今すぐ逃げ出したくなる。
真実を知ったら、ヘリオスはどう思う?
シノンの短い生涯に同情して泣くのだろうか。まさか、自分を責めたりはしないだろうか。
「まさか髪の色だけではないだろう? お前が死の精霊から奪われたものはなんだ?」
黙ってはいられなかった。
夫であるヘリオスには、それを知る権利があるのではないかとふと思ったからだ。
このことを、嘘をついてまで黙っているのはヘリオスへの裏切り行為だとも思った。自分が逆の立場ならば、ヘリオスに正直に伝えてほしい。残り僅かな時間しかないのなら、そのことを知っていたいと思う。
「寿命だよ。俺は、自分の寿命の半分と引き換えに魔力を手に入れたんだ」
真っ直ぐにヘリオスを見つめて言った。ヘリオスは目を見開いた。深碧色の双眼がキラリと光ったようだった。
「人の二倍の速さで、死に向かっている。俺の寿命を俺と精霊とで共有しているような状態かな。今の時点で七年の寿命を失っている。更に、魔法を使うたびに命を削られていて、それでどのくらいの命を使っているのかは、わからないんだ。だから俺はもう長くは生きられな——」
言葉の途中で、ヘリオスが抱きしめてきた。
骨が軋むくらいに強く抱きしめられた。一瞬、息が止まりそうになる。
「なんで、なんで、そんな大切なことを黙っていたんだ! もっと早く知っていれば……!」
ヘリオスは抱きしめたシノンの背を叩く。悔しさをそこにぶつけているようだった。
「俺はこの先ずっと、お前と過ごす未来を思っていたのに! なのに、なのにお前は何も言わずに……今日だけでどれだけの魔法を使ったっ? お前の命はどれだけ失われたんだ!」
「ごめん……」
「こんな代償を払ってるとは知らずに、お前に魔法を使わせて、俺は、俺は、シノンを死に追いやろうとしていたんだ……」
ヘリオスが肩を震わせ泣いている。ヘリオスが知らなかったのは、シノンが黙っていたせいなのに、優しいヘリオスは自分を責めている。
「シノンは、自分がいなくなったらすぐに次の妻を迎えろと俺に伝えてきた。それを父上にわざわざ封書で送ったのも、全部、全部この契約のせいだったんだな」
「うん……ヘリオスには幸せになってもらいたいから。独り身でいる必要はないよ。ヘリオスなら引くてあまただ。こんなに素敵な人は他にいない。俺は今までヘリオスより素敵な人に会ったことがない」
シノンはヘリオスの背中をさする。頼もしくて愛おしい背中だ。シノンの最愛の人は、いつもそばにいてくれる。この人を幸せにしたくて頑張ってきたんだと、本人に言ってやりたいくらいだ。
「嫌だ。俺はシノンと生きていくんだ。この先子どもが生まれたらどうする? 成長を見守りたいと思わないのか?」
「それは無理だよ。そのころ俺はこの世にいない。前にも言ったけど乳母を雇ってね。ヘリオスひとりで子守りをするのは大変だよ」
言いながら涙が溢れてくる。
本当は大きくなるまで、自分の手で育ててみたかった。でも、シノンの寿命は長く見積もって十年程度だと思う。下手をしたら、明日死ぬかもしれない身だ。
「死なせない。シノンを死なせるものか。俺にはシノンしかいない。お前以外は愛せない。俺の生涯でこんなにも惹かれる相手は他にいないんだ」
ヘリオスはシノンを抱きしめ離さない。
「うん……俺も、ずっと一緒にいたかった……」
シノンはヘリオスの首筋に頬をうずめる。するとヘリオスがシノンのうなじを撫でてきた。
ヘリオスの気持ちが嬉しい。
長くは生きられないが、この残された時間はヘリオスと過ごしたい。
ヘリオスとたわいもないことを語り合って、美味しいものを食べて、ヘリオスと共にこの辺境の地のために働く。夜はヘリオスと抱き合って一日を終える。そのように過ごしていれば、いつ命を失っても惜しくはない人生だったと思えるだろう。
「シノン。地下室へ来い」
「え……? 地下室……?」
「今すぐだ。こうしている間にも、お前の寿命が失われていく。歩けるか? 歩けないなら俺が担いでいく」
「だ、大丈夫。歩けるよ」
ヘリオスの手を借りてベッドから立ち上がり、ヘリオスの腕にしがみつきながら、地下室へと続く扉を開放する。ひんやりとした空気が漂うその先の階段を、一段一段下りていく。
シノンは薬では治せない重症者の治療にあたる。魔法ならば、身体の内部の深い傷も癒すことができる。魔力の使いすぎでフラフラになっても、シノンが休んでいる間にも、目の前でうめき声をあげる兵士たちの命は失われてしまうかもしれないと思うと、手を止めることはできなかった。
ヘリオスも治療を手伝っている。廊下にまで溢れる怪我人たちの寝床を用意し、治療師の指示に従い薬や治療を施していた。
夕方になり、何人の命を救ったのかわからないくらいにひたすらに魔法を使い続けて、ついにシノンは倒れた。意識がなくなり、シノンが次に目覚めたのは、自室のベッドの上だった。
目覚めてもしばらく頭がクラクラしていたが、魔力の使いすぎで倒れたのかと気がつき、誰がここまで運んでくれたんだろうとぼんやりと思っていた。
不意に扉が静かに開く音が聞こえてきた。現れたのはヘリオスで、ヘリオスはシノンが目を開けていることに気がつき駆け寄ってきた。
ヘリオスの服は血や土で汚れている。おそらく治療の際に傷ついた兵士たちのものが付着したのだろう。
ヘリオスは食事を手にしていた。忙しい合間を縫ってシノンの様子を見に来てくれたようだ。
シノンは申し訳ない気持ちでいっぱいだ。今は城の危機だ。こんなときこそ、頑張らないといけないのに、倒れて足を引っ張るような真似をするなんてダメだ。
「シノン、起きたかっ?」
「ごめんなさい、すぐに戻るから」
シノンがベッドから起き上がり、立ち上がろうとすると、ヘリオスがそれを制する。シノンはベッドに上半身を起こして座ったまま、ヘリオスと向かい合った。
「顔色が悪い。ここで休んでいろ。シノンはもう十分働いた」
「でも……っ!」
「いいから俺の話を聞け」
ヘリオスはやけに真剣な顔だ。その様子から切実に何かをシノンに伝えようとしているのがわかる。
「今からお前に聞くことは、本当に大事なことだ。だから決して嘘をつくんじゃないぞ」
「なに……?」
真剣さが反対に怖い。ヘリオスは何を言おうとしているのか、シノンには皆目検討もつかない。
「シノン、お前が契約しているのは水の精霊ではないな?」
ヘリオスの言葉にシノンは息を呑む。なぜそれを、と思ったが、それは声にならなかった。
「死の精霊だろ?」
反論の言葉がなかった。変な汗が浮かんできて、動悸がする。
ヘリオスに嘘をついていたことがバレてしまった。
そして醜い死の精霊と契約を結んでいたことを言い当てられてしまった。
シノンはごくりと唾を飲み込んだあと、静かに頷いた。
「七年前、薄れる意識の中、俺は見たんだ。シノンが人の三倍はあろうかというモンスターを光で打ち払ったところを。見間違いかと思ったが、その後、俺たちを救出してくれた人たちの話を聞いていて、あれはやっぱりシノンの仕業としか思えなかった」
七年前、死の森でヘリオスを庇ってシノンがモンスターと対峙したときのことを、ヘリオスは微かに覚えていたとは知らなかった。
「あの森には、死の精霊がいる。あのときお前の声が聞こえた気がしたんだ。『契約する』と。どうだ? これは俺の勘違いではあるまい」
ヘリオスの射抜くような視線。
ここまで言われて、嘘をつくことはできなかった。
「そうだよ、俺は死の精霊と契約を交わした」
はっきりと告げると、ヘリオスは顔を顰めた。可哀想だと思われたのか、軽蔑されたのか、よくわからなかった。
「ではもうひとつ聞く」
ヘリオスの抑揚のない声が、ズシリとシノンの胸にのしかかる。
「シノン、お前は何を代償に契約を交わしたのだ? 魔法を使えるようになる代わりに何を失った?」
ヘリオスの鋭い追及に、今すぐ逃げ出したくなる。
真実を知ったら、ヘリオスはどう思う?
シノンの短い生涯に同情して泣くのだろうか。まさか、自分を責めたりはしないだろうか。
「まさか髪の色だけではないだろう? お前が死の精霊から奪われたものはなんだ?」
黙ってはいられなかった。
夫であるヘリオスには、それを知る権利があるのではないかとふと思ったからだ。
このことを、嘘をついてまで黙っているのはヘリオスへの裏切り行為だとも思った。自分が逆の立場ならば、ヘリオスに正直に伝えてほしい。残り僅かな時間しかないのなら、そのことを知っていたいと思う。
「寿命だよ。俺は、自分の寿命の半分と引き換えに魔力を手に入れたんだ」
真っ直ぐにヘリオスを見つめて言った。ヘリオスは目を見開いた。深碧色の双眼がキラリと光ったようだった。
「人の二倍の速さで、死に向かっている。俺の寿命を俺と精霊とで共有しているような状態かな。今の時点で七年の寿命を失っている。更に、魔法を使うたびに命を削られていて、それでどのくらいの命を使っているのかは、わからないんだ。だから俺はもう長くは生きられな——」
言葉の途中で、ヘリオスが抱きしめてきた。
骨が軋むくらいに強く抱きしめられた。一瞬、息が止まりそうになる。
「なんで、なんで、そんな大切なことを黙っていたんだ! もっと早く知っていれば……!」
ヘリオスは抱きしめたシノンの背を叩く。悔しさをそこにぶつけているようだった。
「俺はこの先ずっと、お前と過ごす未来を思っていたのに! なのに、なのにお前は何も言わずに……今日だけでどれだけの魔法を使ったっ? お前の命はどれだけ失われたんだ!」
「ごめん……」
「こんな代償を払ってるとは知らずに、お前に魔法を使わせて、俺は、俺は、シノンを死に追いやろうとしていたんだ……」
ヘリオスが肩を震わせ泣いている。ヘリオスが知らなかったのは、シノンが黙っていたせいなのに、優しいヘリオスは自分を責めている。
「シノンは、自分がいなくなったらすぐに次の妻を迎えろと俺に伝えてきた。それを父上にわざわざ封書で送ったのも、全部、全部この契約のせいだったんだな」
「うん……ヘリオスには幸せになってもらいたいから。独り身でいる必要はないよ。ヘリオスなら引くてあまただ。こんなに素敵な人は他にいない。俺は今までヘリオスより素敵な人に会ったことがない」
シノンはヘリオスの背中をさする。頼もしくて愛おしい背中だ。シノンの最愛の人は、いつもそばにいてくれる。この人を幸せにしたくて頑張ってきたんだと、本人に言ってやりたいくらいだ。
「嫌だ。俺はシノンと生きていくんだ。この先子どもが生まれたらどうする? 成長を見守りたいと思わないのか?」
「それは無理だよ。そのころ俺はこの世にいない。前にも言ったけど乳母を雇ってね。ヘリオスひとりで子守りをするのは大変だよ」
言いながら涙が溢れてくる。
本当は大きくなるまで、自分の手で育ててみたかった。でも、シノンの寿命は長く見積もって十年程度だと思う。下手をしたら、明日死ぬかもしれない身だ。
「死なせない。シノンを死なせるものか。俺にはシノンしかいない。お前以外は愛せない。俺の生涯でこんなにも惹かれる相手は他にいないんだ」
ヘリオスはシノンを抱きしめ離さない。
「うん……俺も、ずっと一緒にいたかった……」
シノンはヘリオスの首筋に頬をうずめる。するとヘリオスがシノンのうなじを撫でてきた。
ヘリオスの気持ちが嬉しい。
長くは生きられないが、この残された時間はヘリオスと過ごしたい。
ヘリオスとたわいもないことを語り合って、美味しいものを食べて、ヘリオスと共にこの辺境の地のために働く。夜はヘリオスと抱き合って一日を終える。そのように過ごしていれば、いつ命を失っても惜しくはない人生だったと思えるだろう。
「シノン。地下室へ来い」
「え……? 地下室……?」
「今すぐだ。こうしている間にも、お前の寿命が失われていく。歩けるか? 歩けないなら俺が担いでいく」
「だ、大丈夫。歩けるよ」
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