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6 手紙
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「何? 有馬、どうした?」
佐久間は有馬に挑戦的な顔をする。そしてなぜか俺の背中に腕を回して、肩を抱いた。
それを見て、有馬の眉がぴくりと動く。
てか、なんで佐久間は急に俺の肩を抱くっ? そしてなんで有馬にケンカ腰なのっ?
「七沢、手紙ありがとな! あとでゆっくり読ませてもらうよ」
「えっ?」
お前手紙読んだだろ、なんなら俺に返却しようとしてたとこじゃんと思うのに、佐久間はベンチから立ち上がり、俺に笑顔を見せる。
「たしかに。よく見ると七沢って可愛い」
佐久間は俺の顔を覗き込んで、俺の頬を掴んでふにふにしてくる。
「あ、え、ぅあっ?」
なにこれ、急に、佐久間どうしたのっ?
「おい」
俺が動揺しているところに、乱入してきたのは有馬だ。
「気安く触るな」
有馬はすっげぇ怖い顔で佐久間を睨む。
なんで?
佐久間も変だけど、有馬もなんなんだっ?
「なに? 有馬。お前に関係ないだろ?」
うっわ。なんで佐久間は有馬にケンカ腰っ?
「関係なくねぇし」
やばい、有馬が本気で怒ってる。言葉遣いめっちゃ悪っ!
「へぇ。そうなんだ。関係終わってんのかと思ってたよ」
佐久間は、有馬に水色の封筒を押しつける。
「これ、お前が捨てといて」
それ以上の説明はなく、佐久間はさっさと立ち去っていく。手紙を押しつけられ、おいてけぼりにされた有馬は眉をひそめつつ、水色の封筒へと視線を落とす。
やばい。
あれは、俺の有馬への想いが恥ずかしいくらいに書かれてるやつだ。
俺は立ち上がり、有馬の持っている手紙を奪いにかかる。
「あ、有馬っ! それ、俺が捨てるから……!」
有馬に見られたら終わる。マジで終わる。
はっきりと「無理」って言われてんのに、今さら有馬に気持ちを知られたくない!
「俺宛て……?」
遅かった。
あと一歩のところで有馬に封筒の宛名を見られた!
「有馬それ、返して!」
俺が手を伸ばしても、有馬は後ろに隠してそれを阻止してくる。
「これ、佐久間じゃなくて七沢のものなの?」
「あ、あの、えーっと……」
「七沢が、俺宛てに書いた手紙?」
そのとおりだよ。だからお願い読まずに返して……!
「と、とにかく俺が捨てるからっ」
「見ていい?」
「あの、それはちょっと……」
俺が有馬の背中から手紙を奪おうとすると、有馬はひらりと身体を半回転させて逃げた。そのままスタスタと歩きながら水色の封筒を開封しようとする。
「待てって!」
俺が追いかけると有馬も逃げる。有馬は俺から逃げるために階段へと逃げた。
「くっそ!」
俺も有馬の背中を追って、階段を降りる。有馬は、階段を降りきったあとの踊り場の端っこにいた。
しかも手紙は開封済み。中身の便箋を開いて見ちゃってる!
佐久間は有馬に挑戦的な顔をする。そしてなぜか俺の背中に腕を回して、肩を抱いた。
それを見て、有馬の眉がぴくりと動く。
てか、なんで佐久間は急に俺の肩を抱くっ? そしてなんで有馬にケンカ腰なのっ?
「七沢、手紙ありがとな! あとでゆっくり読ませてもらうよ」
「えっ?」
お前手紙読んだだろ、なんなら俺に返却しようとしてたとこじゃんと思うのに、佐久間はベンチから立ち上がり、俺に笑顔を見せる。
「たしかに。よく見ると七沢って可愛い」
佐久間は俺の顔を覗き込んで、俺の頬を掴んでふにふにしてくる。
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なにこれ、急に、佐久間どうしたのっ?
「おい」
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「気安く触るな」
有馬はすっげぇ怖い顔で佐久間を睨む。
なんで?
佐久間も変だけど、有馬もなんなんだっ?
「なに? 有馬。お前に関係ないだろ?」
うっわ。なんで佐久間は有馬にケンカ腰っ?
「関係なくねぇし」
やばい、有馬が本気で怒ってる。言葉遣いめっちゃ悪っ!
「へぇ。そうなんだ。関係終わってんのかと思ってたよ」
佐久間は、有馬に水色の封筒を押しつける。
「これ、お前が捨てといて」
それ以上の説明はなく、佐久間はさっさと立ち去っていく。手紙を押しつけられ、おいてけぼりにされた有馬は眉をひそめつつ、水色の封筒へと視線を落とす。
やばい。
あれは、俺の有馬への想いが恥ずかしいくらいに書かれてるやつだ。
俺は立ち上がり、有馬の持っている手紙を奪いにかかる。
「あ、有馬っ! それ、俺が捨てるから……!」
有馬に見られたら終わる。マジで終わる。
はっきりと「無理」って言われてんのに、今さら有馬に気持ちを知られたくない!
「俺宛て……?」
遅かった。
あと一歩のところで有馬に封筒の宛名を見られた!
「有馬それ、返して!」
俺が手を伸ばしても、有馬は後ろに隠してそれを阻止してくる。
「これ、佐久間じゃなくて七沢のものなの?」
「あ、あの、えーっと……」
「七沢が、俺宛てに書いた手紙?」
そのとおりだよ。だからお願い読まずに返して……!
「と、とにかく俺が捨てるからっ」
「見ていい?」
「あの、それはちょっと……」
俺が有馬の背中から手紙を奪おうとすると、有馬はひらりと身体を半回転させて逃げた。そのままスタスタと歩きながら水色の封筒を開封しようとする。
「待てって!」
俺が追いかけると有馬も逃げる。有馬は俺から逃げるために階段へと逃げた。
「くっそ!」
俺も有馬の背中を追って、階段を降りる。有馬は、階段を降りきったあとの踊り場の端っこにいた。
しかも手紙は開封済み。中身の便箋を開いて見ちゃってる!
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