魔法学園

古明地蒼空

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真実

魔法学園

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次の日、

アリス 「咲良くん、起きて。遅刻するわよ?」

咲良 「うわっ。もうこんな時間?!急がなきゃ。」

アリス 「私はもう準備終わってるからね。」

咲良 「先行っててもいいよ。」

アリス 「やだ。昨日もう離さないって言ってくれたじゃないの///」

咲良 「わかってるよ。冗談冗談。」

そうして私達は教室前に瞬間移動した。

咲良 「ごめん。遅刻しそうだったからつい...」

アリス 「帰りは一緒に帰りましょう?」

咲良 「うん。」

ガラッ

咲良 「おはよう!」

アリス 「おはよう。」

魔理沙 「遅かったな。あっ咲良、これ。」

咲良 「わーい♡サイダーだ!」

八橋 「アリス?昨日結局あの後どうしたの?」

アリス 「疲れてたから早めに寝たわよ?なんで?」

八橋 「いや、ただなんとなく。」

諏訪子 「はい、皆席着いてー。ちょっと今日は重大な話がある。」

咲良 「なんだろ。」

魔理沙 「なんかあったのか?」

諏訪子 「あのね...昨日、3年生が入院した。2年にやられたと言っていたんだけど
     なんか知ってる人いる?いたら後で私のところに来て。それから、今後ここでは学校
     の外で戦闘に魔法を使うのは校則違反になるから。気をつけるように。以上。」

魔理沙 「おい...」

八橋 「うるさい。」

咲良 「ちょっと...今日はもう、帰るね。」

アリス 「ちょっと...」

咲良 「ごめん。先生にに言っておいて。」

アリス 「......。」

魔理沙 「いいのか?止めなくて。」

アリス 「ええ...。」

アサギ 「なんだ?あいつ体調でも悪いのか?」

八橋 「あ、ああそうだよ。」

霊夢 「あとで見舞いに行ってやらなきゃね。」

アリス 「......。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は部屋に帰ってきていた。

咲良 「あーあ...また人を傷つけちゃった...。」

咲良 「ごめんね。幽々子。約束、守れなかったな...」

さて、じゃあ荷物まとめて立ち去るとするかな。皆に迷惑はかけられないしね。

咲良 「なんだろ、これ...」

出てきたのは一枚の封筒。宛名は...

咲良 「私の...名前?なんだろう...」

その頃学園では...

霊夢 「嘘?!」

魔理沙 「シっ!声がでかい。」

八橋 「嘘だろ...?」

魔理沙 「私が今さっきこの耳で聞いてきたことだ。マズいぞ...」

アリス 「咲良くんに伝えなきゃね。」

アサギ 「そうするべきだろうな。」

魔理沙 「この...私たちの魔法が...戦争に使われるなんて...たまったもんじゃねぇ。」

霊夢 「どうしよう...。」

アリス 「私、咲良くんに伝えてくるっ!」

八橋 「ああ、気をつけてな。」

アサギ 「一応これ持ってけ。なんかあったら連絡して。」

アリス 「わかったわ。ありがとう。」

今魔法を使うのはマズい。走っていかなきゃ。
私は彼の居る部屋を目指して走るのだった...

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、そして、そして...。

ガチャッ

アリス 「咲良くん!」

アリス 「?!咲良くん!!」

彼は後頭部から血を流して倒れていた。

アリス 「魔理沙!!急いできて!!咲良くんが、咲良くんが!!」



魔理沙 「どうした?!おい!!返事しろ!」

八橋 「今すぐ皆で向かおう。」

アサギ 「そうするか。じゃあ皆一応これ持って。通信機とナイフ。」

霊夢 「銃刀法違反...」

魔理沙 「今もうそんな事気にしてる場合じゃないだろ!行くぞ!」

相楽 「へえ...どこに行くって?」

魔理沙 「お、お前!!」

八橋 「あのときの?!なんで居るんだ?!今入院してるって...」

相楽 「俺の親は権力あるからなぁ。ちょっとした情報操作ってとこかな。」

霊夢 「あんた!それで咲良は...!!」

相楽 「へえこのチビそういう名前なんだぁ。おっと?今俺に攻撃しようもんなら...
    この二人...どうなるかわかるな?」

ドサッ

魔理沙 「アリスっ!!」

八橋 「咲良!!」

相楽 「お前らはこの学園から逃げることは出来ないんだよ。忘れたか?ここ、孤島だぞ?」

アサギ 「てめえ...」

相楽 「学園内での戦闘のための魔法の使用を禁ずる。だよな?」

咲良 「そろそろ縄といてくれる?痛いんだけど。」

相楽 「ちっしぶといやつめ。」

アリス 「私もまだ全然意識ありますけど?」

魔理沙 「ぷっもしかしてお前、すっげー弱いんじゃないか?」

相楽 「んなわけ。こいつらがしぶとすぎるだけだ。」

咲良 「ふ~ん。君、ほんっと学ばないね。」

相楽 「あん?」

アリス 「ほんっと馬鹿みたい。」

咲良 「ちなみに私、先生には気に入られてるんでね。私だけ校則違反を免れられること
    よくあるんだよね。となると~?」

相楽 「ただのお気に入りと権力のあるやつ、どっちが上だと思う?」

咲良 「正義を主張できるのは勝った側だって。」

相楽 「ちなみにその縄、魔法が使えなくなる効果付きだから。」

咲良 「ムキュー...」

相楽 「じゃあな雑魚共。」

アリス 「なによ!痴漢!変態!」

相楽 「うるせえ!!」

咲良 「む~ん...」


魔理沙 「二人とも連れて行かれちまったな...。」

アサギ 「当然行くよな?」

八橋 「でもどうやって?あいつ瞬間移動したんだぞ?」

アサギ 「俺は技術者なんでね。」

そう言って見せてきたのが...

霊夢 「GPS発信器ね。」

魔理沙 「行くか!」

八橋 「ああ!」

諏訪子 「ん~~!ん~!!」

八橋 「先生!!」

先生は猿轡を噛まされ縛りあげられていた。

八橋 「今外しますよ。」

諏訪子 「本当にごめんなさい!!」

外すとすぐ先生は私達に謝罪をした。
まあ要するに圧力をかけられて...とのことだった。

魔理沙 「じゃあ聞くが、魔法が人殺しに使われるってのは嘘か?」

諏訪子 「それは...真実よ。」

魔理沙 「わかっちゃいたが...実際聞くとなんかなあ。」

諏訪子 「私もね、そんなのはおかしいって抗議したんだけど...。」

八橋 「政府は聞き入れてくれなかったってことか。」

霊夢 「なら...私達がそれを阻止しましょう。」

魔理沙 「魔法の威力、見せつけてやるぜ!」

諏訪子 「私にも協力させてください!お願いします!」

八橋 「いいんじゃない。」

アサギ 「なら...ちょっと買い物にでも行ってきてくれよ。先生。」

諏訪子 「わかりました。ありがとうございます。」

霊夢 「あと、この中では敬語禁止。堅苦しいから。」

諏訪子 「うん。ありがとう。」

魔理沙 「じゃあ、取り敢えず咲良とアリスの救出急ぐぞ!!」

全員 「おーーっ!!」



あとがき:ここまで読んでいただきありがとうございます!!

     好評だったら続き書きます。
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