14 / 29
アリス
アリス-02
しおりを挟む
思い返せば、この時にもっとちゃんと戦える力を持たせてやれば、結末は違っていたかもしれない。亮平の狂気に充てられ、半端に鍛えてしまったのだ。もう少しやりようはあっただろう。
だが、今となってはすべて後悔でしかない。
いや、心のどこかで結末はわかっていた。結局、あの狂人たちに私は、私と亮平は
踊らされていたのだ。破滅へ向かって、ほの暗いダンスホールをただくるくるとまわる、出来の悪い人形のように。
改めて、彼の日常を壊したランカーでもある”荒川尊史”を今度こそ討ち果たすための戦術を構築するため、まずはこれまでの戦いを振り返り、反省材料を確認していく。まずは直近の、先日敗れたアリーナ戦だ。
-----これは酷い、としか言えない、稚拙な吶喊。また吶喊。
動画を見て、私は唸るしかできなかった。確か、それなりに戦術を整えるため、相手のこれまでの戦いぶりを動画アーカイブにあったアリーナ戦の3戦分くらいは繰り返し確認し、亮平本人も戦術構築をしていたはずの試合だった。
いや、始まって5手くらいは、ほぼ戦術を組んだ通り、相手を翻弄する動きは出来ていた。終始そうしてペースを握っていればまだ勝ち目はあったのだが、軽く被弾したあたりで突然吶喊を繰り返した。
「……この時、キレたんだな」
何とか紡いだ一言を亮平へ向けて放つ。
戦術も何もなく、致命的な被弾をもらわない程度の回避。明らかにまともに狙いを付けていない掃射。
相手からすればいいカモだ。
それなりに亮平の攻撃が命中してはいるが、手数重視の武装であるが故、その威力は小さい。亮平側について言うと、致命的な被弾がなかったとはいえ、当然ダメージは機体に蓄積していく。
そして、徐々に機動力が低下している中、決定打となる被弾してしまう。
右脚部の脆い箇所にまともにライフル弾を被弾し、機動力が格段に下がる。
だが大破まではしていないため、低下した機動力をカバーするように思いきりブースターを吹かせ前進する亮平機。
そこの勝機を逃すほど相手は甘くなく、さらに致命傷となる箇所へ相手は狙い撃ち、そのことごとくを亮平は被弾、試合は亮平機の大破で終了。
これまでの戦績や依頼の遂行率から期待されていた試合は、この上ないほど無様な敗北で終わった。
試合終了のテロップが出たところで動画を止め、わかっていたことだが、あまりの酷い試合から、なんとか改善点を探すべく凝視した目を休めるように瞼を閉じる。
そうしないと、亮平を無意味に叱り飛ばしてしまう自分を自覚したからだ。
いらだちを隠さずに、目頭のあたりをもみつつ、聞いてみた。
「なぜこうなる?」
目の前の男はただ黙って俯くのみ。その様子に私はいらだちを隠さずに問いただす。だが、押し黙り、うつむいたまま答えは返ってこなかった。
「……答えたらどうだ」
自分でも驚くほどに冷ややかで鋭すぎる声音だったと思う。
どう返ってくるかは予測がつくが、当人の口から訊かないことには、次に進めることもしたくない。
いや、ここでそのまま次の過程に進んだところで、ろくな結果にならないと判断したからだ。
「アイツに、荒川に負けてから被弾すると目の前が一気に真っ赤になって、感情の制御が利かなくなる」
ボソッと、だが拗ねたように答える亮平。
なるほど。そういうことだったか。一度シミュレーター訓練でメンタルの動向を
確かめないといけない。これは致命的な部分だ。傭兵は、いや、戦場に立ち戦うものとして、周囲の状況に気を回せない精神状態になるのは非常にまずい。ましてや味方の居ない戦況に立たされることも多いとなれば、被弾した際に周囲の状況を把握できなくなる今の亮平は依頼を受けることも難しくなる。
被弾があれば、冷静に被弾箇所の分析をし、そのうえで戦況と稼働可能であるかを把握し、次にとる行動を決める。
つまり、今の亮平は、LASに新兵として登録された当時以下の状態と言っていい。
「その割には周辺の建物とかにぶつかって擱座したりすることは無いようだから、完全に回りが見えない、ということはなさそうだな。操縦技術そのものは問題ない、と言えるだろうな。」
私が言い放った言葉には全く無反応だった。
戦闘経験の浅さ故、戦場で裏をかかれたりする行動には今一つ後手に回ることが多いが、高速機動の際、ブーストジャンプ時にどこかにつっかけたり、回り込もうとした際に構造物に機体を当ててしまい機動を乱すこともほぼ無かった。
射線上の目標までにある障害はきちんと理解はできている。
ただ、敵からの被弾があると、途端に相手の射線に身を晒しつつ吶喊する、というところが目下の問題だろう。
ひとまず確認することは決まった。
「亮平」
短く彼の名を呼ぶ。その声音は、自分でもひどく冷たく聞こえた。自分を呼ぶその声が亮平の耳に届くと、亮平はゆっくりと、ねめあげるように私へ目を向けてきた。
そこには、とても昏い、厚い遮光カーテンのような黒で塗りつぶされた目が二つ。その虚ろな穴が私に向けれらる。
「わかっていると思うが、改めてシミュレーターで訓練してもらう。先に言っておくが、これはお前の現状を確認するための作業だ。シミュレーターで荒川対策をするものではないと断っておくぞ。」
その目を私に合わせた後、ゆっくりと亮平はうなずいた。その様子を見てひとまずの訓練計画を大まかに立てつつ、私は控室を後にした。
訓練といっても大それたことをするわけではなく、ごく当たり前に何がいけなかったのかどうしたらよりいい一手を叩き込み、勝利を掴めるか。それを過去の試合や、LAS のデータベースにある試合時のロガーを使い、シミュレーターでその対戦を体感したりする、といった方法で動きを磨き上げていく。
そして、FAV を使って動きを確認していく。訓練の合間に、難度が低いと判断した依頼をこなしつつ、FAVの操縦の精度をさらに上げる。そして、被弾によって乱されるメンタルの制御をより重視した訓練も行うことにした。
シミュレーターで私が敵性機体を操作し、対戦する。被弾して依然変わらず無鉄砲に吶喊してくるようであれば、それをいなし、徹底的に叩きのめす。私と相対する前、データロガーを使って対戦時の改善点を洗いつつ戦闘訓練をしてみたが、当然、試合が終わってしまってはその後の戦闘データが無くなる。そのまま続行すればその敵性機体は当時対戦した相手と同一ではないのだ。
そこで、私と対戦することとなったのだ。
亮平の機動のクセは大体わかっている。そして、どうしたら亮平の精神が怒り昂りやすくなるか、それもこれまでの動向から掴めていた。だからこそ、亮平の訓練をするものとして対戦することを決めたのだ。
「……なんでマネージャーなんてやる気になったんだよ。」
「お前の書き込みを見てからだな。」
まだ、亮平と私、そして亮平の父、杉屋公正との関係について教えるわけにはいかない。それを受け止めきって、正気を保っていられるだけの余裕は、亮平には全然ないはずなのだ。だから、言うなれば亮平が杉屋公正の養子である、ということが動機の一つなのだが、それはまだ明かせない。明かせば、亮平の出生からすべてを明らかにしなければならない。
それは今伝えるべきことではない。伝えてしまえば、亮平の精神は崩壊して、最悪の事態に陥る可能性が高い。そうなれば、今度こそこの都市だけでなく、世界が滅ぶ可能性もある。まあ、"管理者"が黙っていないだろうから、世界が崩壊するというのは無いかもしれないが、それでも、"ディアブロ"が置かれている近辺の都市は間違いなく滅ぼされるだろう。
無為の被害を出すような、戦う人を知らない市民を巻き込む様な事態は避けたい。だから、亮平の精神を安定させるため、荒川尊史には生贄になってもらうのだ。
眠れる"悪魔"を起こさないために。
だが、今となってはすべて後悔でしかない。
いや、心のどこかで結末はわかっていた。結局、あの狂人たちに私は、私と亮平は
踊らされていたのだ。破滅へ向かって、ほの暗いダンスホールをただくるくるとまわる、出来の悪い人形のように。
改めて、彼の日常を壊したランカーでもある”荒川尊史”を今度こそ討ち果たすための戦術を構築するため、まずはこれまでの戦いを振り返り、反省材料を確認していく。まずは直近の、先日敗れたアリーナ戦だ。
-----これは酷い、としか言えない、稚拙な吶喊。また吶喊。
動画を見て、私は唸るしかできなかった。確か、それなりに戦術を整えるため、相手のこれまでの戦いぶりを動画アーカイブにあったアリーナ戦の3戦分くらいは繰り返し確認し、亮平本人も戦術構築をしていたはずの試合だった。
いや、始まって5手くらいは、ほぼ戦術を組んだ通り、相手を翻弄する動きは出来ていた。終始そうしてペースを握っていればまだ勝ち目はあったのだが、軽く被弾したあたりで突然吶喊を繰り返した。
「……この時、キレたんだな」
何とか紡いだ一言を亮平へ向けて放つ。
戦術も何もなく、致命的な被弾をもらわない程度の回避。明らかにまともに狙いを付けていない掃射。
相手からすればいいカモだ。
それなりに亮平の攻撃が命中してはいるが、手数重視の武装であるが故、その威力は小さい。亮平側について言うと、致命的な被弾がなかったとはいえ、当然ダメージは機体に蓄積していく。
そして、徐々に機動力が低下している中、決定打となる被弾してしまう。
右脚部の脆い箇所にまともにライフル弾を被弾し、機動力が格段に下がる。
だが大破まではしていないため、低下した機動力をカバーするように思いきりブースターを吹かせ前進する亮平機。
そこの勝機を逃すほど相手は甘くなく、さらに致命傷となる箇所へ相手は狙い撃ち、そのことごとくを亮平は被弾、試合は亮平機の大破で終了。
これまでの戦績や依頼の遂行率から期待されていた試合は、この上ないほど無様な敗北で終わった。
試合終了のテロップが出たところで動画を止め、わかっていたことだが、あまりの酷い試合から、なんとか改善点を探すべく凝視した目を休めるように瞼を閉じる。
そうしないと、亮平を無意味に叱り飛ばしてしまう自分を自覚したからだ。
いらだちを隠さずに、目頭のあたりをもみつつ、聞いてみた。
「なぜこうなる?」
目の前の男はただ黙って俯くのみ。その様子に私はいらだちを隠さずに問いただす。だが、押し黙り、うつむいたまま答えは返ってこなかった。
「……答えたらどうだ」
自分でも驚くほどに冷ややかで鋭すぎる声音だったと思う。
どう返ってくるかは予測がつくが、当人の口から訊かないことには、次に進めることもしたくない。
いや、ここでそのまま次の過程に進んだところで、ろくな結果にならないと判断したからだ。
「アイツに、荒川に負けてから被弾すると目の前が一気に真っ赤になって、感情の制御が利かなくなる」
ボソッと、だが拗ねたように答える亮平。
なるほど。そういうことだったか。一度シミュレーター訓練でメンタルの動向を
確かめないといけない。これは致命的な部分だ。傭兵は、いや、戦場に立ち戦うものとして、周囲の状況に気を回せない精神状態になるのは非常にまずい。ましてや味方の居ない戦況に立たされることも多いとなれば、被弾した際に周囲の状況を把握できなくなる今の亮平は依頼を受けることも難しくなる。
被弾があれば、冷静に被弾箇所の分析をし、そのうえで戦況と稼働可能であるかを把握し、次にとる行動を決める。
つまり、今の亮平は、LASに新兵として登録された当時以下の状態と言っていい。
「その割には周辺の建物とかにぶつかって擱座したりすることは無いようだから、完全に回りが見えない、ということはなさそうだな。操縦技術そのものは問題ない、と言えるだろうな。」
私が言い放った言葉には全く無反応だった。
戦闘経験の浅さ故、戦場で裏をかかれたりする行動には今一つ後手に回ることが多いが、高速機動の際、ブーストジャンプ時にどこかにつっかけたり、回り込もうとした際に構造物に機体を当ててしまい機動を乱すこともほぼ無かった。
射線上の目標までにある障害はきちんと理解はできている。
ただ、敵からの被弾があると、途端に相手の射線に身を晒しつつ吶喊する、というところが目下の問題だろう。
ひとまず確認することは決まった。
「亮平」
短く彼の名を呼ぶ。その声音は、自分でもひどく冷たく聞こえた。自分を呼ぶその声が亮平の耳に届くと、亮平はゆっくりと、ねめあげるように私へ目を向けてきた。
そこには、とても昏い、厚い遮光カーテンのような黒で塗りつぶされた目が二つ。その虚ろな穴が私に向けれらる。
「わかっていると思うが、改めてシミュレーターで訓練してもらう。先に言っておくが、これはお前の現状を確認するための作業だ。シミュレーターで荒川対策をするものではないと断っておくぞ。」
その目を私に合わせた後、ゆっくりと亮平はうなずいた。その様子を見てひとまずの訓練計画を大まかに立てつつ、私は控室を後にした。
訓練といっても大それたことをするわけではなく、ごく当たり前に何がいけなかったのかどうしたらよりいい一手を叩き込み、勝利を掴めるか。それを過去の試合や、LAS のデータベースにある試合時のロガーを使い、シミュレーターでその対戦を体感したりする、といった方法で動きを磨き上げていく。
そして、FAV を使って動きを確認していく。訓練の合間に、難度が低いと判断した依頼をこなしつつ、FAVの操縦の精度をさらに上げる。そして、被弾によって乱されるメンタルの制御をより重視した訓練も行うことにした。
シミュレーターで私が敵性機体を操作し、対戦する。被弾して依然変わらず無鉄砲に吶喊してくるようであれば、それをいなし、徹底的に叩きのめす。私と相対する前、データロガーを使って対戦時の改善点を洗いつつ戦闘訓練をしてみたが、当然、試合が終わってしまってはその後の戦闘データが無くなる。そのまま続行すればその敵性機体は当時対戦した相手と同一ではないのだ。
そこで、私と対戦することとなったのだ。
亮平の機動のクセは大体わかっている。そして、どうしたら亮平の精神が怒り昂りやすくなるか、それもこれまでの動向から掴めていた。だからこそ、亮平の訓練をするものとして対戦することを決めたのだ。
「……なんでマネージャーなんてやる気になったんだよ。」
「お前の書き込みを見てからだな。」
まだ、亮平と私、そして亮平の父、杉屋公正との関係について教えるわけにはいかない。それを受け止めきって、正気を保っていられるだけの余裕は、亮平には全然ないはずなのだ。だから、言うなれば亮平が杉屋公正の養子である、ということが動機の一つなのだが、それはまだ明かせない。明かせば、亮平の出生からすべてを明らかにしなければならない。
それは今伝えるべきことではない。伝えてしまえば、亮平の精神は崩壊して、最悪の事態に陥る可能性が高い。そうなれば、今度こそこの都市だけでなく、世界が滅ぶ可能性もある。まあ、"管理者"が黙っていないだろうから、世界が崩壊するというのは無いかもしれないが、それでも、"ディアブロ"が置かれている近辺の都市は間違いなく滅ぼされるだろう。
無為の被害を出すような、戦う人を知らない市民を巻き込む様な事態は避けたい。だから、亮平の精神を安定させるため、荒川尊史には生贄になってもらうのだ。
眠れる"悪魔"を起こさないために。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる